換金スキルとショップスキルでバグ技大金持ち〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる～

スライム道

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「男女一つ屋根の下、男女まぐわうべきもの！」

いつどこでその言葉を覚えたのか定かではないがはっきりと一切の途切れなく言葉を発する発情期の牛さんがいました。
本来牛の発情期は３週間おきに来るもので５時間から２４時間続くものである。
前回会ったことも踏まえると既に２４時間は超えている。
つまり

此奴は牛を超えたぞ！
まだ見ぬミウスママよ。

真面目にこのためだけに魔力を覚えても良い気がしてきた。
それ相応の覚悟を決したときに魔力を求めるかもしれないがまさかこの瞬間の時に強く求めるようになるとは………
人間必要に駆られて身近に手を伸ばせる便利なものが存在するとぽちりとボタンを押したくなる。
これがネットショッピングマジック。
恐ろしい。

「あ、この魔道具よさそうじゃん。」

魔道具
縛り縄シリーズ
囚人用鎖シリーズ
手錠シリーズ

とにかくこの発情して目が血走っている牛をどうにかするべく目についた便利な道具をとにかく買った。

「よし全部ミウスさんを縛れ。」

と言ったのだが発動したのは一つだけ。
ミウスさんを亀甲縛りにした。
偶々その瞬間扉が開いてしまった。

「あの、幹さん、ミウスさん少し寝る前に……。」

お話ししませんかと明日香は続けたかったのだが言葉を失った。

「ああ、なるほど。」
「な、なにがなるほどなんですか……斎花（さいか）。」
「お嬢様決して幹さんがそういう趣味があるというわけではなくミウスさんが幹さんを襲おうとして咄嗟に防御用の術が発動しただけですよ。
　この家は刀赤さんたちにこそ第六感にあたる力を持っている方はいませんがかつてその力を付与した骨董品が多く見受けられますしこれもその一つでしょう。
　それにしてもお嬢様のそういうことに興味をお持ちになってきたとは……部屋の本にはそういった類は見受けられませんでしたがいつお買い上げなさったんですか。
　交友関係ではそういったことを御耳に入れた覚えはないのですか……。」
「そ、それは秘密です。」
「ああ、駅前のコンビニエンスストアの雑誌ですか。
　立ち読みはいけませんよ。」
「きちんと買いましたもん！
　……は。」

ポカポカと斎花（さいか）さんが殴りつけられているは詩さんのお母さんとだなあと思う一面だった。
やはり子は育てた親に似るか反面教師にして反対の正確になるのかの二択なのだろうか。
しかし誤解らしい誤解は解けて良かったと思っている。

「mou(;´･ω･)」

その光景を後目にミウスさんは汗を掻きながらも必死になって縄を解き俺に襲い掛かろうと攻めあぐねていた。
彼女の腕力ならすぐにでも解ける縄だがまだ力のコントロールが上手くいっていないので家を破壊しない程度の力を調整するのが難しそうだった。
これなら今日は安眠して眠れそうだとほっとしていると待ったの声がかかった。

「幹様。
　流石にこの状態で居させるのは男性としてどうなのでしょうか。
　解いて差し上げてください。
　これは発情を抑える薬です。」

人間用の薬は効かないとわかっているのか何やら怪しげな薬を見せてきた。

「これは第六感とホルモンバランスを正常な状態に戻す作用のある薬ですので気休めですが役には立つかと。」

本当に気休めなのかと思うくらいには毒々しい見た目をしている薬なのだが効果は見た目には影響しないとは思うしとりあえずミウスさんの口にツッコんで効果のほどを見てみる。

「mo!?
momoumou!!」

もがき苦しみ始めた。
人間形態であることを忘れて本能でもがき苦しむ感じなので相当きつい味なのだろうか。
それとも即効性のとても高い飲み薬なのかもしれない。

「これ凄く不味いんですよ。
　象に与えればもう射殺しかないと言われるくらいの不味さですので。」

身悶えているのにこの縄はミシミシと音を鳴らすが千切れそうで千切れない。
この縄凄い頑丈だなとおもい商品ページを見てみると………

グレイプニル☆リード
神獣を縛るならこれ！
縛られたい結び方に自然となってくれるから愛狼のお散歩も楽々。
これを壊したいと思うことなかれ飼い主を殺した方が早い！
もし散歩中にリードを壊してしまうというペット愛好家の方々がいらっしゃるのなら神々御用達のリードはいかがでしょうか。

ゴット価格　１銭

尚このページは紀元前1000年前より更新されていません。
お問い合わせは神式会社かみかみまで

うん、このショップってスキルってほとんどページ内にお店が無いものだと思っていたけどきちんとあるみたいだ。

しかもこれって地球の商品だったんですね。
この時代に銭ってあったかわからないけど神が既に造っているからこっちが先という考えで良いのだけれどもレートは普通の銭と変わらないようだった。

この値段で破格の性能なのだがこれで儲け付くから売れているのか。
それとも忘れているのかは知らないがよく見ると結構価格設定がぶっ壊れているのがいくつもあった。

「幹さん何をご覧になられているんでしょうか。」
「恐らく五覚で何かを近くしているのですよ。
　私はあまり普段使いをできませんので閉じていますがミウスさんの変化を感じ取られているのではないでしょうか。」

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