換金スキルとショップスキルでバグ技大金持ち〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる~

スライム道

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91 一般人ではなかった、個性的な人だ。昭和と平成では個性的かな

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「ええと?
 アームレスリングすか?」

「yes!」

 笑顔で筋肉バキバキにして、握力を高めるけど、常人だったらうっ血してね?
 基本的に握力を込めて握られた場合は力を緩めるだけで、痛みを軽減できる。
 また、呼吸をうまく使えば相手より強い力のように見せることも可能。
 じいちゃん直伝の技で返す。

「wow,you're doing habes bonam workout.」

 解らない単語が出てきた。
 ここからはスキルをオンにしてやろう。
 
「君は良い鍛錬を積んでいるようだね。」

 これは、ラテン語?
 英語に一部ラテン語が加えられている。
 ニカッと笑う彼はとても嬉しそうな顔をしている。
 結構強めに返したけど、体格差は覆せないみたいだ。
 少し残念。
 実際、体格差を覆せるとしたらそれこそスキルか。
 もしくは、執念か。

「あなたの方こそ。」

「君は、独自の技術体系をしているようだね。
 羨ましい限りだよ。
 私の友人にそれをぶつけられるわけだし、 それは時偶流かな。
 口伝のみでしか知らないが流動する良い術だ。
 私もいなされる未来が思わず見えてしまったよ。」

「どうも、次があるならお断りしたいですね。」

 それをリップサービスと取ったのかとても高らかに笑って居た。

「君が居るなら娘は安心そうだ。
 少なくとも同世代で君よりも、強い人物はそうそういない。
 経験は浅いけど、いい立ち回りだ。
 私と対峙を想定しても勝てる算段と1人いや、2人までなら一緒に抱えて逃げ込むだけの実力を持っている。」

 手を握った状態で彼の重心に探りを入れ、重心を崩す算段を整えている。
 彼の体格の都合上、重心がぶれることは間違いない。
 それこそ、出ている腹が筋肉なら流動する重心に成っているからこそ、崩すことは容易ではない。
 容易ではないだけで崩すこと自体は可能。

 ハンマーで叩いてもびくともしないであろう強靭な肉体と思われるが、呼吸はあるからそこを付けばいい。
 もし、何かあっても逃げること自体は出来る。
 最大限筋肉を使った高速移動は出来ると思うけど、この筋肉の総合的な質からみて、高速移動ができる量は多くない。
 瞬発力の高い赤色筋肉が大半を占める感じだ。
 それ以外の持久力の高い青色筋肉は少な目、立つための筋肉が青色筋肉多め、その他はすべて中間にあたるピンク筋肉。

 持久戦が最も苦手と見える。
 筋肉量から、カバー自体は可能だと思うが、長距離からの攻撃はあまり想定していない鍛錬の仕方と思われる。
 
「買いかぶり過ぎですよ。
 私はまだまだ未熟者です。
 あなたの足元にも及びませんよ。」

「色々語学も堪能と来た。
 以前あったときは魅入られていたが、今はだいぶ掌握できていると見る。
 良い心を盛ったようで何より。
 お前さんの今亡き曾祖父が視れば、とても笑顔で殴り掛かってきたことだろう。」

 んな物騒な爺さんが居たとは驚きだ。

「これ、あまり余計なことを話す出ない。
 まだ幹はこちらの世界には来ておらんのじゃ。
 あくまでも一般人じゃ。
 知らなくていいことは教えぬでええ。」

 まだ一般人との境に居られる。
 曾祖父のことを聞けば戻れなくなるというのなら黙ろう。
 普通に成れるチャンスをみすみす見逃すほど、俺はまだ普通を捨てきれない。
 だけれども人とは違う道を歩きたくなるのは冒険心なんだろうか。

 目の前に居る彼女は挑戦をしにこの日本に来た。
 して、俺は挑戦せずに普通を目指している。
 目指しているって言葉を使っている時点で挑戦していないかもしれないが、人の顔色を気にせず否定されたと思う出来事を我を通してこの場に居るのだろう。
 自分とは違う彼女は称賛に値する。

「はじめまして、わたしはエミリーです。
 あなたは?」

「私は刀赤幹です。
 それと彼女はミウス。
 同じ学校に通うことになると思いますので一緒に来ていただいてます。」

「ミウス、よろしく。」

 ミウスさんは主語を言わずに単語のみで会話したようだ。
 これで、伝わるかな。
 雰囲気を読めって言ってる気がして傲慢って思われていないかな。

 礼儀正しい子だって言うのは解る。
 郷に入って郷に従えの精神でその国を文化をよく勉強してから来ている。
 さっきだって礼をしているし、アメリカ産の土産なども持っている。
 言語もたどたどしいがしっかり日本語で話そうとしている。
 翻訳ソフトも使わずに自分の言葉で話している。

 これから数年一緒に暮らす上で必要なこと、飛び級してまで勉強した彼女の為せる努力か。
 こんなに努力をしていては一般人は疲れてしまう。
 彼女を支えるのは並大抵の努力ではないか。

「うん、僕が君にできることはほとんどないと思う。
 でも辛く成ったらいつでも遊びに来ると良いよ。」

 最初の文は日本語で、後の文は英語で。
 日本って言う環境でここまで適応しようとしている人にアドバイスをするのは逆効果、もといお門違いだ。
 だから下手のことは教えずに自分の考えでやって欲しいと思う。
 もしも、日本で覚えることに疲れたら、俺を頼ってくれるように英語で言った。

「ハハハハハハハハ、うん、いい男だ。
 似てるなあ。」

「言うな。
 人の本質を見れるからできる芸当じゃよ。」
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