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大豆の花言葉は「可能性は無限大」
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————おばちゃん、秘密基地貰ったお礼
おや、四葉のクローバーを見つけたのね。
うんこれおばちゃんにあげる
うーんおばちゃんはもう四葉のクローバーが必要にないくらい幸せだから私の娘にあげてもいいかい
いいよおばちゃんにあげたんだもんおばちゃんが渡したい人に渡したらいいよ
ありがとうぼうや
「……ということがあったらしいんですよ」
「秘密基地のおばちゃんが春菊さんだったとは…でもそれは春菊さんが甘夏さんに渡したことであって僕が渡したわけではないよね」
「……いいんです。蒼汰さんが私のモノにさえなれば何でも」
猛禽類のような獰猛な目つきで地面に座る獲物を見つめる狩猟者《ハンター》
「あの、甘夏さん今何しようとしてるのかな?」
「そうですね。既成事実とか婚姻届けにサインをして欲しいとかは微塵も思っていませんが同棲はしたいと思っています。そしてあわよくば同棲する中で全ての事を済ませてしまおうかと」
「それ遅いか早いかの違いだよね」
「ええもちろん!ではもうヤってしまっていいですね!!」
思わず聞いてしまったがために野生動物を興奮させてしまった弱者《ニンゲン》
襲い来る甘夏さんは蒼汰を押し倒し自分の服に手をかけ始め腰を小刻みに降り始めた。
このままでは対象年齢Zまでの行為に及んでしまうかに思えた。
「……あれ?」
甘夏さんは服を脱ごうと制服の第4ボタンにまで手を掛けた時あることに気が付いた。
そう、対象年齢Zに必要なモノが覚醒していないのだ。
健全な妄想系男子高校生ならすでに覚醒していてもおかしくないアレが……
「ま、まさか!」
覚醒しない…つまりは体質か、自分に魅力が無いかもしくは
「ごめん甘夏さんのこと最初から怪しいと思ってたから細工させてもらったよ」
答えはコーヒーの中身
蒼汰の飲んでいたコーヒーはやけに白く濁っていた。ミルクを入れたにしてはあまりに多く、そしてあまりにも大豆臭かった。
「やっぱり豆乳を入れいたんですね!」
「やっぱ動画作成するには雑念があると邪魔だからね」
豆乳、もとい大豆には男性の性欲の元と言える男性ホルモンを抑制する働きがあるのだ。
※個人差はあります。またアレルギー物質にも該当している成分が作用していますのでご飲用の際には十分注意してください。成分名はイソフラボンで別名植物性女性ホルモンと呼ばれており男性が摂り過ぎると体型が女性に近くなる事例も報告されていますのでくれぐれも性欲減退効果のみを目的として服用することのないようにお願いします。また筋肉を膨らませたい方も遠慮することをお勧めします。
「く、でも婚姻届けにサインはしてもらいます!どこに実印がありますか!」
「それ書類偽造だからダメだよ」
すぐさま行動を切り替え通学カバンから必要書類の入ったブツを取り出す甘夏さん
「というか準備してたよね!1日どころか最初から我慢する気なかったよね!?」
「我慢はしていました。隙あらばサインしてもらおうと思っていただけで……なにもこっそりプリントの名前を書こうとしているときにスッと書いてもらおうとなんて思ってないですから」
「確信犯だからね。それになんで僕のことが好きっていうけれどどこが好きなのさ」
この質問を機に反撃してうやむやにしようとしていたのだが……
「蒼汰さんの好きなところですか?そんなの全て……」
全てと口にしたので反撃しようとしたとき
「と言いたいですが、私より二次元の女の子に夢中なこととか科夫さんと仲良くしているところをみるとどうしても嫉妬してしまうことがあります。
ですがそれは私の魅力が二次元の女の子や科夫さんの魅力に勝つための努力をしていないからです。
私は蒼汰さんの良い面しかしりません。
貴方の花に対する真摯な思いや動画作成に向けての真摯な姿勢と創作者に対する敬意、どれをとってもその業界に居る人物なら当たり前と言える心構えかもしれません。
でもそれを全てできる人は中々いません。
プロ意識ではなく苦労を知ったからこそ理解できるあなたを私は大好きです。
初めは襲撃犯から助けてもらったからかもしれません。しかしキッカケというモノはいつだって不純な動機から起こるものです。
故に私はあなたのことが好きだと言えます。
容姿、仕草、考え方そのどれもが私はあなたの事知り切れていなくともそれを知ることが例えどんなことであっても愛おしく思ってしまうのです。
あなたの耳裏にあるほくろ、あまり手入れをしていない肌や髪を見ればあなたがそんな暇がないほどの努力をしているのではないかと思ってしまう。二次元の女の子が好きなのや科夫さんと仲良くするのだってあなたがどんなことを言われても寄り添ってくれる頼れる存在を見つめた結果、それにたどり着いて満足したあなたも素晴らしい。
そんなあなたを独り占めできる存在に成りたい。例え無理だとしてもあなたの傍で見続けたいと思えるくらいに好きなんです!」
反撃する余地のない純粋な好きの告白
「だから、あなたを愛したい。証なんていりません。あなた、蒼汰を愛したい。Why do not you become my family. Because I’ll stand by you all the time.《私はあなたを支えるためにあなたの家族に成りたいです》告白文化の無い英語圏ではこの言葉が告白に当たるそうですよ。ちなみに私は誰とも付き合ったことはありません。誰にも心が開けなかった、でもあなたは開いてくれたんです!」
こんなにも綺麗な告白はアニメの見過ぎかなと思うくらいにベタ以上のベタでいくら頬っぺたをつねっても夢から醒めない正真正銘のリアル
その告白の答えは
「ごめん、僕は甘夏さんのこと受け入れられない」
「そうですか。じゃあ今日はもう遅いので失礼します」
そういって甘夏さんは出ていった。
部屋には冷めたコーヒーが2杯残った。
「そういえば……」
ふと思い出す。
大豆の花言葉は……
◇◇◇◇
「「必ず来る幸せ」「親睦」「可能性は無限大」ですか。むむむ、今日は失敗でしたがその気にさせる可能性無限大!インフィニティです!!絶対幸せを勝ち取りに行きます!!!」
諦めることを知らない狩猟者は警戒心の強い獲物をひたすらに追いかけていく。
おや、四葉のクローバーを見つけたのね。
うんこれおばちゃんにあげる
うーんおばちゃんはもう四葉のクローバーが必要にないくらい幸せだから私の娘にあげてもいいかい
いいよおばちゃんにあげたんだもんおばちゃんが渡したい人に渡したらいいよ
ありがとうぼうや
「……ということがあったらしいんですよ」
「秘密基地のおばちゃんが春菊さんだったとは…でもそれは春菊さんが甘夏さんに渡したことであって僕が渡したわけではないよね」
「……いいんです。蒼汰さんが私のモノにさえなれば何でも」
猛禽類のような獰猛な目つきで地面に座る獲物を見つめる狩猟者《ハンター》
「あの、甘夏さん今何しようとしてるのかな?」
「そうですね。既成事実とか婚姻届けにサインをして欲しいとかは微塵も思っていませんが同棲はしたいと思っています。そしてあわよくば同棲する中で全ての事を済ませてしまおうかと」
「それ遅いか早いかの違いだよね」
「ええもちろん!ではもうヤってしまっていいですね!!」
思わず聞いてしまったがために野生動物を興奮させてしまった弱者《ニンゲン》
襲い来る甘夏さんは蒼汰を押し倒し自分の服に手をかけ始め腰を小刻みに降り始めた。
このままでは対象年齢Zまでの行為に及んでしまうかに思えた。
「……あれ?」
甘夏さんは服を脱ごうと制服の第4ボタンにまで手を掛けた時あることに気が付いた。
そう、対象年齢Zに必要なモノが覚醒していないのだ。
健全な妄想系男子高校生ならすでに覚醒していてもおかしくないアレが……
「ま、まさか!」
覚醒しない…つまりは体質か、自分に魅力が無いかもしくは
「ごめん甘夏さんのこと最初から怪しいと思ってたから細工させてもらったよ」
答えはコーヒーの中身
蒼汰の飲んでいたコーヒーはやけに白く濁っていた。ミルクを入れたにしてはあまりに多く、そしてあまりにも大豆臭かった。
「やっぱり豆乳を入れいたんですね!」
「やっぱ動画作成するには雑念があると邪魔だからね」
豆乳、もとい大豆には男性の性欲の元と言える男性ホルモンを抑制する働きがあるのだ。
※個人差はあります。またアレルギー物質にも該当している成分が作用していますのでご飲用の際には十分注意してください。成分名はイソフラボンで別名植物性女性ホルモンと呼ばれており男性が摂り過ぎると体型が女性に近くなる事例も報告されていますのでくれぐれも性欲減退効果のみを目的として服用することのないようにお願いします。また筋肉を膨らませたい方も遠慮することをお勧めします。
「く、でも婚姻届けにサインはしてもらいます!どこに実印がありますか!」
「それ書類偽造だからダメだよ」
すぐさま行動を切り替え通学カバンから必要書類の入ったブツを取り出す甘夏さん
「というか準備してたよね!1日どころか最初から我慢する気なかったよね!?」
「我慢はしていました。隙あらばサインしてもらおうと思っていただけで……なにもこっそりプリントの名前を書こうとしているときにスッと書いてもらおうとなんて思ってないですから」
「確信犯だからね。それになんで僕のことが好きっていうけれどどこが好きなのさ」
この質問を機に反撃してうやむやにしようとしていたのだが……
「蒼汰さんの好きなところですか?そんなの全て……」
全てと口にしたので反撃しようとしたとき
「と言いたいですが、私より二次元の女の子に夢中なこととか科夫さんと仲良くしているところをみるとどうしても嫉妬してしまうことがあります。
ですがそれは私の魅力が二次元の女の子や科夫さんの魅力に勝つための努力をしていないからです。
私は蒼汰さんの良い面しかしりません。
貴方の花に対する真摯な思いや動画作成に向けての真摯な姿勢と創作者に対する敬意、どれをとってもその業界に居る人物なら当たり前と言える心構えかもしれません。
でもそれを全てできる人は中々いません。
プロ意識ではなく苦労を知ったからこそ理解できるあなたを私は大好きです。
初めは襲撃犯から助けてもらったからかもしれません。しかしキッカケというモノはいつだって不純な動機から起こるものです。
故に私はあなたのことが好きだと言えます。
容姿、仕草、考え方そのどれもが私はあなたの事知り切れていなくともそれを知ることが例えどんなことであっても愛おしく思ってしまうのです。
あなたの耳裏にあるほくろ、あまり手入れをしていない肌や髪を見ればあなたがそんな暇がないほどの努力をしているのではないかと思ってしまう。二次元の女の子が好きなのや科夫さんと仲良くするのだってあなたがどんなことを言われても寄り添ってくれる頼れる存在を見つめた結果、それにたどり着いて満足したあなたも素晴らしい。
そんなあなたを独り占めできる存在に成りたい。例え無理だとしてもあなたの傍で見続けたいと思えるくらいに好きなんです!」
反撃する余地のない純粋な好きの告白
「だから、あなたを愛したい。証なんていりません。あなた、蒼汰を愛したい。Why do not you become my family. Because I’ll stand by you all the time.《私はあなたを支えるためにあなたの家族に成りたいです》告白文化の無い英語圏ではこの言葉が告白に当たるそうですよ。ちなみに私は誰とも付き合ったことはありません。誰にも心が開けなかった、でもあなたは開いてくれたんです!」
こんなにも綺麗な告白はアニメの見過ぎかなと思うくらいにベタ以上のベタでいくら頬っぺたをつねっても夢から醒めない正真正銘のリアル
その告白の答えは
「ごめん、僕は甘夏さんのこと受け入れられない」
「そうですか。じゃあ今日はもう遅いので失礼します」
そういって甘夏さんは出ていった。
部屋には冷めたコーヒーが2杯残った。
「そういえば……」
ふと思い出す。
大豆の花言葉は……
◇◇◇◇
「「必ず来る幸せ」「親睦」「可能性は無限大」ですか。むむむ、今日は失敗でしたがその気にさせる可能性無限大!インフィニティです!!絶対幸せを勝ち取りに行きます!!!」
諦めることを知らない狩猟者は警戒心の強い獲物をひたすらに追いかけていく。
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