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ジャックフルーツの花言葉は「豪傑」1
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「ふう、今日は二人が来る前に起きれたな」
偶々動画編集が早く終わり日を越す前に眠れたのもあり快眠で起きれた。
まだ来て3日だが住めば都とはよく言ったもので豪邸に慣れてきてしまった自分が居る。
「さてご飯を作っちゃうか」
こんなに女子にお世話されても自分の好きなモノを作りたくなる。
自分で作るのだから自分の好みで作れる。
世の独身たちは偏に貧乏、偏に自分に自信が無いなど様々な理由があるが給料もあって自分に自信を持っていて結婚しない独身者は自分にこだわりを持っているのではないかと思う。
「でも来夢さんのご飯は僕の好みに近かったなあ」
きちんと八丁味噌で味噌汁を作ってくるあたり解っている。
赤味噌麹系の味噌の家系は白味噌だとはっきり言って満足できない。
そして給食は何故か白味噌が多い。
その結果給食で嫌いな食べ物の一つに味噌汁が上がってしまう。
蒼汰も残しこそしなかったが味噌の種類を知るまで学校給食の味噌汁は手抜き味噌汁と称するほど嫌いだった。
「やっぱり食べ慣れてるものが一番かな、その点来夢さんは良い人だよね。しかも公認の許嫁だし……(ボソッ)いいお嫁さんになるだろうなあ」
いくら自分の好きなように作れると言ってもそれでは感動が無い。
誰かに作ってもらうからこそ現れる感動が存在する。
「甘夏さんも家庭料理って感じだったなあ。でも西洋料理だから食べ慣れないのかな?」
「蒼汰さんのおっしゃるとおり基本的な部分は西洋料理がベースなので和食を作るときも出汁の取り方一つとっても間違えてしまうんですよね」
「あ、甘夏さんおはよう」
「おはようございます」
「来夢さんは?」
甘夏さんは無言で玄関廊下への扉を指さす。
「ぐふぇぐへへへいいお嫁さんぐふふふ( *´艸`)」
ほぼ隣にいなければ聞こえないような声で言ったのに3メートルは離れているというのに聞こえる聴力とはいったい?
来夢さんは陶酔した表情でこちらを見ている。
「来夢さん」
朝食もほぼほぼ出来上がっていたので来夢さんに駆け寄る。
「なあにそーたくん」
「よ、幼児退行してる」
眼がとろんとした来夢さんは脳のキャパシティを超えたのか完全に壊れていた。
「蒼汰さん今の来夢さんは危険です!離れてください!!」
「あなただ~れ~?まあいっか~そーたく~ん抱きしめても良い?」
「来夢さん戻ってきて」
「戻る~?来夢は来夢だよ~じゃあもう~抱きしめちゃうね~」
ガバッと蒼汰を抱きしめた。
一切の手加減無しのホールドに成す術が無かった。
「来夢さん話してください!」
「や~だ~それよ~り~そーたくんチューしよう」
「それだけはさせるかあ!!!!!!!」
蒼汰は抱きしめられキスを迫られようとする瞬間にあの某ギャグマンガからバトルマンガに転向したSF交じりの武術系漫画だったのに光弾が飛び交うマンガになってた件の主人公覚醒終わってから歴代屈指の悪役と共闘するシーンでその敵キャラがやってたアレの声が聞こえた。
「Caaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」
甘夏さんは最後の力を振り絞るが威勢で全力で俺の頭をこちらに向けてきた。
そして……
そのまま唇に
「あ~ほかの人と……他の人とキスしてるだと!Guilty(ギルティ:有罪)!甘夏玲菜!貴様の罪を数えろ!!」
正気を取り戻した来夢さんだったがもう甘夏さんは止まらない。
西洋人特有の長い舌で歯茎を挟み込むようにねっとりとしたディープキス
情欲を高められたもう一人の蒼汰は自然と起き上がる。
だがそのもう一人の蒼汰が起き上がったことに気が付くのは全力で抱きしめたままの来夢だった。
「Aaaann、Moudameuzuityauonnnagauzuityausoutakunnsekkususasete」
ピンポンパンポンこれでR指定食らわなかったらそのまま残そうと思ってます。
もはや隠す気のない世界の声に蒼汰も動揺するがそれ以上に甘夏さんは上手いのだ。
来夢さんがまだまだ青いみかんと称するのなら甘夏さんはジャックフルーツ、フルティーな南国の香りと捕まったら最後粘り気のある果肉の前にむしゃぶりつく運命
「ごちそうさまです……と言いたいところですけども来夢さんに当ててるソレ沈めて差し上げますね。大丈夫です真っ白な天井を見ていれば終わります」
「玲菜さん私も手伝うよ。でも蒼汰君のdoteiはまだ取っておいてあげようよ。きちんとしたときにしよ。むしろ私にすべて任せて!」
「いいんですよ来夢さん手伝わなくて私が蒼汰さんのdoteiをもらうんですから!」
バチバチしているうちに抱きしめている来夢さんの柔らかな身体と頭を奪い取っている甘夏さんの蒼汰の頭を載せている天然のクッションがムニュムニュと押し付け続けられた。
「二人ともとりあえず今日は学校あるからさ……」
「でも蒼汰さん辛そうですよ」
「そうそう我慢しないで蒼汰君」
ガチャ
「ったく二人とも既成事実はしないこと」
「おお春菊さん!」
今ここにメシアが君臨した。
偶々動画編集が早く終わり日を越す前に眠れたのもあり快眠で起きれた。
まだ来て3日だが住めば都とはよく言ったもので豪邸に慣れてきてしまった自分が居る。
「さてご飯を作っちゃうか」
こんなに女子にお世話されても自分の好きなモノを作りたくなる。
自分で作るのだから自分の好みで作れる。
世の独身たちは偏に貧乏、偏に自分に自信が無いなど様々な理由があるが給料もあって自分に自信を持っていて結婚しない独身者は自分にこだわりを持っているのではないかと思う。
「でも来夢さんのご飯は僕の好みに近かったなあ」
きちんと八丁味噌で味噌汁を作ってくるあたり解っている。
赤味噌麹系の味噌の家系は白味噌だとはっきり言って満足できない。
そして給食は何故か白味噌が多い。
その結果給食で嫌いな食べ物の一つに味噌汁が上がってしまう。
蒼汰も残しこそしなかったが味噌の種類を知るまで学校給食の味噌汁は手抜き味噌汁と称するほど嫌いだった。
「やっぱり食べ慣れてるものが一番かな、その点来夢さんは良い人だよね。しかも公認の許嫁だし……(ボソッ)いいお嫁さんになるだろうなあ」
いくら自分の好きなように作れると言ってもそれでは感動が無い。
誰かに作ってもらうからこそ現れる感動が存在する。
「甘夏さんも家庭料理って感じだったなあ。でも西洋料理だから食べ慣れないのかな?」
「蒼汰さんのおっしゃるとおり基本的な部分は西洋料理がベースなので和食を作るときも出汁の取り方一つとっても間違えてしまうんですよね」
「あ、甘夏さんおはよう」
「おはようございます」
「来夢さんは?」
甘夏さんは無言で玄関廊下への扉を指さす。
「ぐふぇぐへへへいいお嫁さんぐふふふ( *´艸`)」
ほぼ隣にいなければ聞こえないような声で言ったのに3メートルは離れているというのに聞こえる聴力とはいったい?
来夢さんは陶酔した表情でこちらを見ている。
「来夢さん」
朝食もほぼほぼ出来上がっていたので来夢さんに駆け寄る。
「なあにそーたくん」
「よ、幼児退行してる」
眼がとろんとした来夢さんは脳のキャパシティを超えたのか完全に壊れていた。
「蒼汰さん今の来夢さんは危険です!離れてください!!」
「あなただ~れ~?まあいっか~そーたく~ん抱きしめても良い?」
「来夢さん戻ってきて」
「戻る~?来夢は来夢だよ~じゃあもう~抱きしめちゃうね~」
ガバッと蒼汰を抱きしめた。
一切の手加減無しのホールドに成す術が無かった。
「来夢さん話してください!」
「や~だ~それよ~り~そーたくんチューしよう」
「それだけはさせるかあ!!!!!!!」
蒼汰は抱きしめられキスを迫られようとする瞬間にあの某ギャグマンガからバトルマンガに転向したSF交じりの武術系漫画だったのに光弾が飛び交うマンガになってた件の主人公覚醒終わってから歴代屈指の悪役と共闘するシーンでその敵キャラがやってたアレの声が聞こえた。
「Caaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!」
甘夏さんは最後の力を振り絞るが威勢で全力で俺の頭をこちらに向けてきた。
そして……
そのまま唇に
「あ~ほかの人と……他の人とキスしてるだと!Guilty(ギルティ:有罪)!甘夏玲菜!貴様の罪を数えろ!!」
正気を取り戻した来夢さんだったがもう甘夏さんは止まらない。
西洋人特有の長い舌で歯茎を挟み込むようにねっとりとしたディープキス
情欲を高められたもう一人の蒼汰は自然と起き上がる。
だがそのもう一人の蒼汰が起き上がったことに気が付くのは全力で抱きしめたままの来夢だった。
「Aaaann、Moudameuzuityauonnnagauzuityausoutakunnsekkususasete」
ピンポンパンポンこれでR指定食らわなかったらそのまま残そうと思ってます。
もはや隠す気のない世界の声に蒼汰も動揺するがそれ以上に甘夏さんは上手いのだ。
来夢さんがまだまだ青いみかんと称するのなら甘夏さんはジャックフルーツ、フルティーな南国の香りと捕まったら最後粘り気のある果肉の前にむしゃぶりつく運命
「ごちそうさまです……と言いたいところですけども来夢さんに当ててるソレ沈めて差し上げますね。大丈夫です真っ白な天井を見ていれば終わります」
「玲菜さん私も手伝うよ。でも蒼汰君のdoteiはまだ取っておいてあげようよ。きちんとしたときにしよ。むしろ私にすべて任せて!」
「いいんですよ来夢さん手伝わなくて私が蒼汰さんのdoteiをもらうんですから!」
バチバチしているうちに抱きしめている来夢さんの柔らかな身体と頭を奪い取っている甘夏さんの蒼汰の頭を載せている天然のクッションがムニュムニュと押し付け続けられた。
「二人ともとりあえず今日は学校あるからさ……」
「でも蒼汰さん辛そうですよ」
「そうそう我慢しないで蒼汰君」
ガチャ
「ったく二人とも既成事実はしないこと」
「おお春菊さん!」
今ここにメシアが君臨した。
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