22 / 56
第3章 魔導省
固有性質という壁
マーテル魔学区のとある一角にあるビル。あたりは閑散として人の姿もなく、いたって静かだ。
しかしこのビルに直結している地下施設、何mも下にできた人工的な空間ではそんな静かな街とは一変、地面揺れ轟音響く激しい戦闘が行われている真っ最中であった。
ハルトは地下空間を走り回っていた。背後からは長方形のトランプほどのカードが回転しながらカーブを描き、確実にこちらに向かってくる。
「ᚨᛁᚱ ᛒᛚᛟᚹ!」
ハルトの杖先が光ると、ドライヤーほどの風の流れが発生する。すると飛んできたカードは風に流されハルトから少し距離を離す。しかし…
カッ
カードが光を放つと同時に、宙から出現する鋭い氷の柱。息を切らしながらハルトはそれをよける。
(カードそのものは俺のことを追尾しているわけではない、となるとこのコントロールは彼女自身の技術によるものか。風魔術の最下級とはいえこれじゃジリ貧だな)
ぜぇぜぇと苦しそうに息をしながら考えるハルト。魔力切れよりも心配するべきはハルト自身のスタミナ切れのほうのようだ。
「逃げるだけでは私を倒すことなどできませんよ?」
今のハルトに痛い言葉と一緒に再びカードを投げつける二階堂。今度は二枚同時に投げてきたようだ。
「ᚺᛁᚾᛟ ᚺᚨ ᚢᚷᚨᛏᚢ」
「ᚠᚱᚨᛗᛖ ᛚᚨᚾᚲᛖ!」
詠唱とともに現れたのは槍の形を持った灼熱の炎だ。二階堂が放つ二本の氷柱と衝突すると氷柱は音を立てて溶けていく。
しかし炎はあくまで気体。個体である氷柱とぶつけても溶かすことはできるが氷の塊は依然としてハルト目掛けて飛んできている。この氷、よほどの熱を持った炎出ないと相殺できないようだ。
だが相殺できていないにもかかわらずハルトの顔に焦りはなかった。
「これでいい。俺がやりたかったのは相殺じゃない!これが欲しかった!」
そういうとハルトはもう一本出現した炎の槍をある所目掛けて飛ばす。その先にあったのは氷が解けてできた巨大な水たまりだ。
水は灼熱の炎に触れ一瞬にして高温に達し、その性質を個体から気体へと変える。突如として水蒸気と化した水は小規模の爆発を伴い真っ白な霧をあたりに立ち込めさせた。
「水蒸気爆発?いや、本命は目眩しですね。くだらない…」
(見えなければあたり一帯凍てつかせるだけ!)
二階堂が取り出したショートカットは周囲を急速に冷凍する凍結魔術。部屋全体を対象に攻撃するつもりだ。
発動させるための魔力を籠めようとしたその時だった。
「ᚺᚢᛏᚢ ᛗᚢᛃᛟ ᚲᚨᛏᚨᛗᚨᚱᛁ」
「ᛏᛁᚺᚣᛟᚢ ᚾᛟ ᛏᚢᚲᛁᛋᚨᛋᚨᚱᚢ」
(これは!?降りしきる雹嵐の詠唱…。目くらましが効いている隙に中級魔術を放つつもりか!)
「甘いですよ!詠唱の声が居場所を教えているようなものです!」
二階堂は凍結魔術のショートカットをおさめ、先ほど同様氷柱を放ち声の主目掛けて突き刺した。
氷柱はあたりの霧を吹き飛ばしながら地面へと突き刺さる。しかし…
(四宮ハルトがいない!?)
氷柱で少しばかり晴れた視界の先で貫かれていたのは地面だけ、肝心のハルトはどこにもいなかった。
「ᛋᚣᚢᚲᛖᛏᚢ ᛏᚨᚲᛖᚱᚢ ᚺᚣᛟᚲᚨᛁ」
(声は依然聞こえてくる…霧の中を移動しながら詠唱しているのか!)
「小癪な!そんな小細工はいつまでも通用しません!」
数枚ショートカットを取り出し、声の聞こえる方へ氷柱を放つ二階堂。声を聴く限り二階堂の周りを霧に隠れつつ回り込みながら詠唱しているようだ。
二階堂は移動する誤差を修正し声の進行方向より少し前に向かって氷柱を放つ。
しかし詠唱は止まず。手ごたえもない。
「くっ!」
二階堂は懐から媒介である指輪を一つとって右手に装着する。
「ᚨᛁᚱ ᛒᛚᚢᛋᛏ!」
発動した風魔術は二階堂を中心に突風を発生させる。立ち込めていた霧は吹き飛ばされ、ようやく辺りの視界がクリアになってきた。
「!?」
二階堂は目を見張る。霧が晴れハルトの姿が見えるはずなのだが、そこには誰もいなかった!
「馬鹿な!では今聞こえている詠唱はいったい…」
そこで二階堂はようやく理解する。声が聞こえるその先には、丸みを帯びた光の球体がふよふよと浮かんでいるだけだった。
(声送りの魔術!ということは本人は…!!)
ばっと上を向く二階堂。そこには天井に足をつけ逆さにぶら下がり詠唱を終えたハルトがニッと笑みを浮かべていた。
「気づくのがちょっとばかし遅かったな!いくぜ!ᚺᚨᛁᛚ ᛋᛏᛟᚱᛗ!」
ハルトが足をつける天井に、小さな円形の魔法陣がいくつも展開される。パキパキという冷たく乾いた音があちこちから響きだした!
魔法陣から現れた手のひらサイズのとがった雹。その先端はすべて二階堂へと向いている。
(くっ、魔技が全くダメという情報に油断した!魔術センスが皆無というのはあくまで魔眼により魔力保有量が制限されているため、魔力さえあればここまで戦えるのか!)
「悔しいですが…使うしかないですね。『固有性質』」
固有性質を発動させたらしい二階堂だが、外見に変わったところは見当たらない。生成された雹たちはその姿をあらわにし、今まさに降りそそがんとしている。
そしてついに、一斉に雹は二階堂目掛けて飛び出していった!
「ᛒᚢᛏ ᚢᚱᚨᛁ ᛒᛟᚢᚺᛖᚲᛁ!」
対する二階堂が発動させたのは物理防壁魔術。魔力の塊を板状にした盾を降り注ぐ雹に対して斜めに展開する!
(ここで物理防壁!?馬鹿な、二階堂なら中級魔術の降りしきる雹嵐を防ぎようがないことぐらい知っているはず)
二階堂の対処に警戒するハルトだが、すでに攻撃は始まっている。
無数の雹は風を切って二階堂へととびかかった。物理防壁の衝突する音、地面に突き刺さる雹の音、様々な音が交錯する。
すべての雹が降り注がれた。ハルトは地面に降り立つが、その表情は険しい。
「嘘だろ、夢でも見ている気分だ。まさかほんとに降りしきる雹嵐を物理防壁で防ぎ切っちまうなんて…!」
ハルトの視線の先にあるのは、無数に突き刺さる雹の刃。そして中央に立つのは倒れた二階堂ではない。いまだ健在の物理防壁と、その防壁に守られ立っているほかの誰でもない二階堂だった。
「これが私と貴方の差、『壁』です」
「壁…」
「そう。魔眼の力を使って貴方は魔術を使えるという土台に上がることができましたが、それでは足りない。貴方になくて私にあるもの。『固有性質』の壁です」
(やはりそうか。理外の力が働かなきゃ説明がつかない。あれは固有性質により出来たこと…)
ハルトはおおよそ察していた。というより、戦闘開始の前から固有性質を警戒していたのだ。
なぜなら新世代の魔術師は固有性質を軸にして戦うスタイルがほとんど。普通の魔術をメインにするのはよほど稀である。
「まさか私の固有性質を使うことになるとは…貴方は固有性質が使えないのは知っています。私も同じ土俵に上がるため縛っていたのですが…気が変わりました」
「気が変わりましたって…」
ハルトは苦笑いをする。どうやら本気で潰しにかかるようだ。
(どうやらこの戦いに勝つには固有性質の謎を解かなければ到底叶わないようだ)
ふーっとため息をつくハルト。相手が古術師なら固有性質もなければ、そもそも術を吸収できるのだが…相手は魔術師。
攻略法を考えながら打倒するほかないようだ。
「魔術師を相手にするための魔眼じゃないんだけどな…」
ハルトは髪をかきあげた。
「いいだろう。二階堂、お前の固有性質を看破した上でお前を納得させてやる!」
しかしこのビルに直結している地下施設、何mも下にできた人工的な空間ではそんな静かな街とは一変、地面揺れ轟音響く激しい戦闘が行われている真っ最中であった。
ハルトは地下空間を走り回っていた。背後からは長方形のトランプほどのカードが回転しながらカーブを描き、確実にこちらに向かってくる。
「ᚨᛁᚱ ᛒᛚᛟᚹ!」
ハルトの杖先が光ると、ドライヤーほどの風の流れが発生する。すると飛んできたカードは風に流されハルトから少し距離を離す。しかし…
カッ
カードが光を放つと同時に、宙から出現する鋭い氷の柱。息を切らしながらハルトはそれをよける。
(カードそのものは俺のことを追尾しているわけではない、となるとこのコントロールは彼女自身の技術によるものか。風魔術の最下級とはいえこれじゃジリ貧だな)
ぜぇぜぇと苦しそうに息をしながら考えるハルト。魔力切れよりも心配するべきはハルト自身のスタミナ切れのほうのようだ。
「逃げるだけでは私を倒すことなどできませんよ?」
今のハルトに痛い言葉と一緒に再びカードを投げつける二階堂。今度は二枚同時に投げてきたようだ。
「ᚺᛁᚾᛟ ᚺᚨ ᚢᚷᚨᛏᚢ」
「ᚠᚱᚨᛗᛖ ᛚᚨᚾᚲᛖ!」
詠唱とともに現れたのは槍の形を持った灼熱の炎だ。二階堂が放つ二本の氷柱と衝突すると氷柱は音を立てて溶けていく。
しかし炎はあくまで気体。個体である氷柱とぶつけても溶かすことはできるが氷の塊は依然としてハルト目掛けて飛んできている。この氷、よほどの熱を持った炎出ないと相殺できないようだ。
だが相殺できていないにもかかわらずハルトの顔に焦りはなかった。
「これでいい。俺がやりたかったのは相殺じゃない!これが欲しかった!」
そういうとハルトはもう一本出現した炎の槍をある所目掛けて飛ばす。その先にあったのは氷が解けてできた巨大な水たまりだ。
水は灼熱の炎に触れ一瞬にして高温に達し、その性質を個体から気体へと変える。突如として水蒸気と化した水は小規模の爆発を伴い真っ白な霧をあたりに立ち込めさせた。
「水蒸気爆発?いや、本命は目眩しですね。くだらない…」
(見えなければあたり一帯凍てつかせるだけ!)
二階堂が取り出したショートカットは周囲を急速に冷凍する凍結魔術。部屋全体を対象に攻撃するつもりだ。
発動させるための魔力を籠めようとしたその時だった。
「ᚺᚢᛏᚢ ᛗᚢᛃᛟ ᚲᚨᛏᚨᛗᚨᚱᛁ」
「ᛏᛁᚺᚣᛟᚢ ᚾᛟ ᛏᚢᚲᛁᛋᚨᛋᚨᚱᚢ」
(これは!?降りしきる雹嵐の詠唱…。目くらましが効いている隙に中級魔術を放つつもりか!)
「甘いですよ!詠唱の声が居場所を教えているようなものです!」
二階堂は凍結魔術のショートカットをおさめ、先ほど同様氷柱を放ち声の主目掛けて突き刺した。
氷柱はあたりの霧を吹き飛ばしながら地面へと突き刺さる。しかし…
(四宮ハルトがいない!?)
氷柱で少しばかり晴れた視界の先で貫かれていたのは地面だけ、肝心のハルトはどこにもいなかった。
「ᛋᚣᚢᚲᛖᛏᚢ ᛏᚨᚲᛖᚱᚢ ᚺᚣᛟᚲᚨᛁ」
(声は依然聞こえてくる…霧の中を移動しながら詠唱しているのか!)
「小癪な!そんな小細工はいつまでも通用しません!」
数枚ショートカットを取り出し、声の聞こえる方へ氷柱を放つ二階堂。声を聴く限り二階堂の周りを霧に隠れつつ回り込みながら詠唱しているようだ。
二階堂は移動する誤差を修正し声の進行方向より少し前に向かって氷柱を放つ。
しかし詠唱は止まず。手ごたえもない。
「くっ!」
二階堂は懐から媒介である指輪を一つとって右手に装着する。
「ᚨᛁᚱ ᛒᛚᚢᛋᛏ!」
発動した風魔術は二階堂を中心に突風を発生させる。立ち込めていた霧は吹き飛ばされ、ようやく辺りの視界がクリアになってきた。
「!?」
二階堂は目を見張る。霧が晴れハルトの姿が見えるはずなのだが、そこには誰もいなかった!
「馬鹿な!では今聞こえている詠唱はいったい…」
そこで二階堂はようやく理解する。声が聞こえるその先には、丸みを帯びた光の球体がふよふよと浮かんでいるだけだった。
(声送りの魔術!ということは本人は…!!)
ばっと上を向く二階堂。そこには天井に足をつけ逆さにぶら下がり詠唱を終えたハルトがニッと笑みを浮かべていた。
「気づくのがちょっとばかし遅かったな!いくぜ!ᚺᚨᛁᛚ ᛋᛏᛟᚱᛗ!」
ハルトが足をつける天井に、小さな円形の魔法陣がいくつも展開される。パキパキという冷たく乾いた音があちこちから響きだした!
魔法陣から現れた手のひらサイズのとがった雹。その先端はすべて二階堂へと向いている。
(くっ、魔技が全くダメという情報に油断した!魔術センスが皆無というのはあくまで魔眼により魔力保有量が制限されているため、魔力さえあればここまで戦えるのか!)
「悔しいですが…使うしかないですね。『固有性質』」
固有性質を発動させたらしい二階堂だが、外見に変わったところは見当たらない。生成された雹たちはその姿をあらわにし、今まさに降りそそがんとしている。
そしてついに、一斉に雹は二階堂目掛けて飛び出していった!
「ᛒᚢᛏ ᚢᚱᚨᛁ ᛒᛟᚢᚺᛖᚲᛁ!」
対する二階堂が発動させたのは物理防壁魔術。魔力の塊を板状にした盾を降り注ぐ雹に対して斜めに展開する!
(ここで物理防壁!?馬鹿な、二階堂なら中級魔術の降りしきる雹嵐を防ぎようがないことぐらい知っているはず)
二階堂の対処に警戒するハルトだが、すでに攻撃は始まっている。
無数の雹は風を切って二階堂へととびかかった。物理防壁の衝突する音、地面に突き刺さる雹の音、様々な音が交錯する。
すべての雹が降り注がれた。ハルトは地面に降り立つが、その表情は険しい。
「嘘だろ、夢でも見ている気分だ。まさかほんとに降りしきる雹嵐を物理防壁で防ぎ切っちまうなんて…!」
ハルトの視線の先にあるのは、無数に突き刺さる雹の刃。そして中央に立つのは倒れた二階堂ではない。いまだ健在の物理防壁と、その防壁に守られ立っているほかの誰でもない二階堂だった。
「これが私と貴方の差、『壁』です」
「壁…」
「そう。魔眼の力を使って貴方は魔術を使えるという土台に上がることができましたが、それでは足りない。貴方になくて私にあるもの。『固有性質』の壁です」
(やはりそうか。理外の力が働かなきゃ説明がつかない。あれは固有性質により出来たこと…)
ハルトはおおよそ察していた。というより、戦闘開始の前から固有性質を警戒していたのだ。
なぜなら新世代の魔術師は固有性質を軸にして戦うスタイルがほとんど。普通の魔術をメインにするのはよほど稀である。
「まさか私の固有性質を使うことになるとは…貴方は固有性質が使えないのは知っています。私も同じ土俵に上がるため縛っていたのですが…気が変わりました」
「気が変わりましたって…」
ハルトは苦笑いをする。どうやら本気で潰しにかかるようだ。
(どうやらこの戦いに勝つには固有性質の謎を解かなければ到底叶わないようだ)
ふーっとため息をつくハルト。相手が古術師なら固有性質もなければ、そもそも術を吸収できるのだが…相手は魔術師。
攻略法を考えながら打倒するほかないようだ。
「魔術師を相手にするための魔眼じゃないんだけどな…」
ハルトは髪をかきあげた。
「いいだろう。二階堂、お前の固有性質を看破した上でお前を納得させてやる!」
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
俺が悪役令嬢になって汚名を返上するまで (旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
南野海風
ファンタジー
気がついたら、俺は乙女ゲーの悪役令嬢になってました。
こいつは悪役令嬢らしく皆に嫌われ、周囲に味方はほぼいません。
完全没落まで一年という短い期間しか残っていません。
この無理ゲーの攻略方法を、誰か教えてください。
ライトオタクを自認する高校生男子・弓原陽が辿る、悪役令嬢としての一年間。
彼は令嬢の身体を得て、この世界で何を考え、何を為すのか……彼の乙女ゲーム攻略が始まる。
※書籍化に伴いダイジェスト化しております。ご了承ください。(旧タイトル・男版 乙女ゲーの悪役令嬢になったよくある話)
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
戦国転生・内政英雄譚 ― 豊臣秀長の息子として天下を創る
丸三(まるぞう)
ファンタジー
戦国時代に転生した先は、豊臣秀吉の弟にして名宰相――豊臣秀長の息子だった。
現代では中世近世史を研究する大学講師。
史実では、秀長は早逝し、豊臣政権は崩壊、徳川の時代と鎖国が訪れる。
ならば変える。
剣でも戦でもない。
政治と制度、国家設計によって。
秀長を生かし、秀吉を支え、徳川の台頭を防ぎ、
戦国の終わりを「戦勝」ではなく「国家の完成」にする。
これは、武将ではなく制度設計者として天下を取る男の物語。
戦国転生×内政改革×豊臣政権完成譚。
(2月15日記)
連載をより良い形で続けるため、更新頻度を週5回とさせていただきます。
一話ごとの完成度を高めてお届けしますので、今後ともよろしくお願いいたします。
(当面、月、水、金、土、日の更新)