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第一章 民の狂奔、王の知性――帝国への剣
第13話 頭を抱えてばかりの魔王様
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――――砦陥落後・早朝
砦の責任者である関所長ヴェイパーに、狼煙を上げる連絡員の位置及び定期連絡の手段を聞き出して、イロハとブルックに命じ、それらを素早く抑えに行かせた。
これで、帝都へ報が届くのを少しは遅らせることができる。
ただ、予想外だった五龍将の存在が重くのしかかる。
彼がここにいるということは、帝国の注目を浴びているということ。
定期連絡が途絶えれば不審に思い、調査を行い、この砦の状況を知られることになるだろう。
もっとも、調査の前に降伏した兵士たちによって、その報告はもたらされることになるだろうが……。
五龍将と副官を討ち取られた彼らは、指揮者を失い、命令系統が瓦解。
そのため、兵数は一千と数の上ではルミナを圧倒していたが、降伏の道を選んだ。
その千の兵たちは五龍将ガターを討ち取った広場に集めて、四方から見張りを置いて監視することに。
彼らはもはや抵抗の意思はなく、黙って従い、武装解除状態で広場の中央に座り込んでいる。
我がルミナの精強たる兵士たちは鋭い眼光で睨みを効かせ…………アホなことを行っていた。
一人の兵士が捕虜へがなり立てている。
「いいか、お前ら抵抗するんじゃねぇぞ!」
「……ああ、わかってるさ」
「いいんか、抵抗しなくていいんか? 帝国男児の名が廃っちゃうぞ」
「だから、しないって」
「なんでしないんだよ! しないと斬れねぇだろ」
「え、ええぇ……」
困惑する帝国兵士たち。
また、別の場所では……。
「おおっと、剣を落としてしまった! 拾われて抵抗されたら大変だなぁ」
「…………」
「おんや、鳥かな? よそ見をしてしまったぜ!」
「…………」
「お~い! なんで隙だらけなのに剣を拾わねぇんだよ!」
「拾えるか! 明らかに俺たちを殺す理由を生もうとしてるだろうが!!」
「違う、殺す理由じゃねえ! 剣を交える理由が欲しいだけだ!!」
「同じだろ!!」
「全然違う! 無抵抗な存在を殺すつもりない! 堂々と剣を交え、戦いにこの身を浸したいだけなんだ! ほら、俺に勝てたら逃げていいから!! ねぇ~、ねぇ~ってば~」
「なに、こいつら……ルミナってこんなにやばい連中の集まりなのか……?」
これらのやり取りを見ていた私は頭痛を伴いながら見張りの兵士に話しかけた。
「君たちは何をやっているんだ?」
「あ、アルト王! 聞いてくださいよ! こいつら、抵抗しないんですよ!?」
「抵抗しないことは喜ばしいことだろうが! 無用に事を荒立てようとするな!!」
「だって~、活躍したのはブルック様とイロハちゃんとアルト王だけじゃないですかぁ~。俺たちは消化不良でとにかく暴れたいんですよ~」
「ああ~、もう。どうしたらいいのやら……こんなことならブルックは残しておけばよかった」
頭を抱え、敵の兵士と目が合う。すると……。
「ご心中、お察しします……」
敵兵から同情される始末。
私は気持ちを切り替えて敵兵士の代表を求めた。
「この中で最も古参の兵士、もしくは小隊長クラスの者はいるか?」
「はい、私でございます」
「そうか、では、今から君たちを解放する」
「へ?」
「見ての通り、こちらは少数で見張りもことを欠く様。おまけに……」
離れた味方兵士へ視線を振る。
「抵抗しろや、こらぁ! 千人もいながらヘタレぞろいかぁ。あ~ん?」
至らぬ輩のように表情を捻じ曲げて、挑発を繰り返している兵士から視線を戻す。
「この調子だと、いつ間違いが起こるかもわからないからな。はぁ~」
「な、なるほど。しかし……」
「なんだ?」
「い、いえ、こう申しては何ですが、アルト様は大変紳士的な方なのに、どうして彼らは?」
「私もそこは謎でな。ともかく、監視も大変なんだ。こんなことを監視対象に曝すべき情報ではないのだがな」
「いえ、ご心中、お察しします」
また、同情された。王が兵士に、しかも投降兵に同情されるなんて前代未聞だろう。
「というわけで、解放するが、武装は解除のままだ」
「はい、当然でしょう」
「見張りはつけないが、食料と水は最小限しか渡すつもりはない。途中で確保の必要性が出るだろうが、それらは各々で確保するように」
「はい」
ここで、隣に立っていた見張り兵士が下卑た笑みを浮かべる。
「ククク、アルト王。こいつらを嬲るつもりですね。水と食料を与えず、山を歩かせるなんて、飢えて死ねと言っているようなもの。いやはや、恐ろしい」
「そんなつもりはない! 誰も与えないとは言っていないだろう! それに、この山間部は荒野ではないし、小川や泉くらいはある!」
「それなら食料渡しちゃえばいいのに……」
「一応、敵兵だからな。そこまでは甘やかすつもりない。それに――」
(管理できないため開放するしかないが、それでも帝国への報告を遅らせるために彼らが飢え死にせず、且つ、時間を食うように仕向けないとな)
「おや、アルト王。どうしました?」
「何でもない。とりあえず、彼らを解放しろ」
「はい……はぁ~、結局消化不良のままか……」
「王の前で不満吐くな。だが、安心しろ。すぐにその胃は満たされ、消化が追いつかなくなる」
「え?」
「この事態を知れば、帝国本体がやってくる。その時は今のような余裕はない。しっかり気を引き締め――」
「帝国の本体!? お前ら、帝国の本体が来るそうだ!!」
「――なに、本当か!?」
「おおおおおお、盛り上がってきたぜ!!」
「規模はどの程度だ。一万? 十万? 百万!?」
「どんな規模だって俺たちより数が多いのは確かさ!」
「そうだよな! へへへ、大暴れしてやるぜぇぇえぇぇぇ!」
「お前ら、行くぞ~!!」
「「「ていこ~く! KO・RO・SE!! KO・RO・SE!! KO・RO・SE!!」」」
絶望的な数の軍がやってくるというのに、この盛り上がりよう。
ある意味頼もしいのだが……。
帝国兵士は異様な盛り上がりを見せるルミナに戦慄を覚える。
「な、なんて連中だ。何十倍、いや何千倍という兵士がやってくるというのに、どうして恐れない?」
「ルミナ、やべぇ」
「こんな蛮族連中が帝国のすぐ隣にいたのか……」
「やだよ、こんな連中と戦うなんて。こえ~よ」
彼らは一様にルミナを恐怖し、心の奥底にそれを刻んでいるようだ。
私は痛みにまみれた頭をきつく押さえた。
「はぁ、ルミナが誤解されていく……」
しばらくして、千の兵士はルミナの兵士たちを化け物を見るかの如く怯え、体を震わせ、砦から去っていった。
砦に残る関所長ヴェイパーに話しかける。
「君とその部下も開放する。だが、こちらの都合があるため、数日後となるがいいかな?」
「いえいえ、敗軍の兵士にそこまでお気を使わなくても。ですが~」
ヴェイパーはルミナの兵士たちを見る。
戦いの矛先を失った兵士たちは、捕虜である砦の兵士たちに標的を変えて挑発を繰り返していた。
「まったく、あいつらは! おい、君たち! 所長ヴェイパーはイロハの知り合いだぞ! もし妙なことを起こせばイロハの逆鱗に触れることになるからな!!」
「――なっ!? イロハちゃんの」
「クッ、仕方がねぇ。ここは見逃してやるか」
「イロハちゃんを怒らせると怖いからなぁ」
彼らはしゅんとした様子で肩を落とす。
「よし、おとなしくなったな」
「フフ」
「ん、どうしたヴェイパー?」
「あ、失礼しました。ただ、イロハ姉は今も昔も皆さんの姉のような存在なんだなと思いまして」
「フフフ、そうかもな。あとは……あの少女の取り扱いだけになるか」
五龍将ガターに襲い掛かった炎を纏った少女。
ヴェイパーや帝国兵士から話を聞き、彼女が豪炎の統禦と称される勇者セッスイの娘だということが分かった。
(これから人間の国カイリと交渉となるわけだが、その交渉道具として使えそうだな……人身取引のようで気分が乗らぬが……とはいえ、そうも言っていられない。王として汚名をかぶり、国と民を守らねば)
その後、連絡員がいた見張り台から戻ってきたブルックとイロハと合流。
砦に六十の兵士をそのまま残し、退路確保のために配置していた二十名の兵士。
そして、気を失っている勇者セッスイの娘――名はアマネと言うそうだ。
その子を砦にあった荷台に乗せて、共にルミナへ戻ることにした。
砦の責任者である関所長ヴェイパーに、狼煙を上げる連絡員の位置及び定期連絡の手段を聞き出して、イロハとブルックに命じ、それらを素早く抑えに行かせた。
これで、帝都へ報が届くのを少しは遅らせることができる。
ただ、予想外だった五龍将の存在が重くのしかかる。
彼がここにいるということは、帝国の注目を浴びているということ。
定期連絡が途絶えれば不審に思い、調査を行い、この砦の状況を知られることになるだろう。
もっとも、調査の前に降伏した兵士たちによって、その報告はもたらされることになるだろうが……。
五龍将と副官を討ち取られた彼らは、指揮者を失い、命令系統が瓦解。
そのため、兵数は一千と数の上ではルミナを圧倒していたが、降伏の道を選んだ。
その千の兵たちは五龍将ガターを討ち取った広場に集めて、四方から見張りを置いて監視することに。
彼らはもはや抵抗の意思はなく、黙って従い、武装解除状態で広場の中央に座り込んでいる。
我がルミナの精強たる兵士たちは鋭い眼光で睨みを効かせ…………アホなことを行っていた。
一人の兵士が捕虜へがなり立てている。
「いいか、お前ら抵抗するんじゃねぇぞ!」
「……ああ、わかってるさ」
「いいんか、抵抗しなくていいんか? 帝国男児の名が廃っちゃうぞ」
「だから、しないって」
「なんでしないんだよ! しないと斬れねぇだろ」
「え、ええぇ……」
困惑する帝国兵士たち。
また、別の場所では……。
「おおっと、剣を落としてしまった! 拾われて抵抗されたら大変だなぁ」
「…………」
「おんや、鳥かな? よそ見をしてしまったぜ!」
「…………」
「お~い! なんで隙だらけなのに剣を拾わねぇんだよ!」
「拾えるか! 明らかに俺たちを殺す理由を生もうとしてるだろうが!!」
「違う、殺す理由じゃねえ! 剣を交える理由が欲しいだけだ!!」
「同じだろ!!」
「全然違う! 無抵抗な存在を殺すつもりない! 堂々と剣を交え、戦いにこの身を浸したいだけなんだ! ほら、俺に勝てたら逃げていいから!! ねぇ~、ねぇ~ってば~」
「なに、こいつら……ルミナってこんなにやばい連中の集まりなのか……?」
これらのやり取りを見ていた私は頭痛を伴いながら見張りの兵士に話しかけた。
「君たちは何をやっているんだ?」
「あ、アルト王! 聞いてくださいよ! こいつら、抵抗しないんですよ!?」
「抵抗しないことは喜ばしいことだろうが! 無用に事を荒立てようとするな!!」
「だって~、活躍したのはブルック様とイロハちゃんとアルト王だけじゃないですかぁ~。俺たちは消化不良でとにかく暴れたいんですよ~」
「ああ~、もう。どうしたらいいのやら……こんなことならブルックは残しておけばよかった」
頭を抱え、敵の兵士と目が合う。すると……。
「ご心中、お察しします……」
敵兵から同情される始末。
私は気持ちを切り替えて敵兵士の代表を求めた。
「この中で最も古参の兵士、もしくは小隊長クラスの者はいるか?」
「はい、私でございます」
「そうか、では、今から君たちを解放する」
「へ?」
「見ての通り、こちらは少数で見張りもことを欠く様。おまけに……」
離れた味方兵士へ視線を振る。
「抵抗しろや、こらぁ! 千人もいながらヘタレぞろいかぁ。あ~ん?」
至らぬ輩のように表情を捻じ曲げて、挑発を繰り返している兵士から視線を戻す。
「この調子だと、いつ間違いが起こるかもわからないからな。はぁ~」
「な、なるほど。しかし……」
「なんだ?」
「い、いえ、こう申しては何ですが、アルト様は大変紳士的な方なのに、どうして彼らは?」
「私もそこは謎でな。ともかく、監視も大変なんだ。こんなことを監視対象に曝すべき情報ではないのだがな」
「いえ、ご心中、お察しします」
また、同情された。王が兵士に、しかも投降兵に同情されるなんて前代未聞だろう。
「というわけで、解放するが、武装は解除のままだ」
「はい、当然でしょう」
「見張りはつけないが、食料と水は最小限しか渡すつもりはない。途中で確保の必要性が出るだろうが、それらは各々で確保するように」
「はい」
ここで、隣に立っていた見張り兵士が下卑た笑みを浮かべる。
「ククク、アルト王。こいつらを嬲るつもりですね。水と食料を与えず、山を歩かせるなんて、飢えて死ねと言っているようなもの。いやはや、恐ろしい」
「そんなつもりはない! 誰も与えないとは言っていないだろう! それに、この山間部は荒野ではないし、小川や泉くらいはある!」
「それなら食料渡しちゃえばいいのに……」
「一応、敵兵だからな。そこまでは甘やかすつもりない。それに――」
(管理できないため開放するしかないが、それでも帝国への報告を遅らせるために彼らが飢え死にせず、且つ、時間を食うように仕向けないとな)
「おや、アルト王。どうしました?」
「何でもない。とりあえず、彼らを解放しろ」
「はい……はぁ~、結局消化不良のままか……」
「王の前で不満吐くな。だが、安心しろ。すぐにその胃は満たされ、消化が追いつかなくなる」
「え?」
「この事態を知れば、帝国本体がやってくる。その時は今のような余裕はない。しっかり気を引き締め――」
「帝国の本体!? お前ら、帝国の本体が来るそうだ!!」
「――なに、本当か!?」
「おおおおおお、盛り上がってきたぜ!!」
「規模はどの程度だ。一万? 十万? 百万!?」
「どんな規模だって俺たちより数が多いのは確かさ!」
「そうだよな! へへへ、大暴れしてやるぜぇぇえぇぇぇ!」
「お前ら、行くぞ~!!」
「「「ていこ~く! KO・RO・SE!! KO・RO・SE!! KO・RO・SE!!」」」
絶望的な数の軍がやってくるというのに、この盛り上がりよう。
ある意味頼もしいのだが……。
帝国兵士は異様な盛り上がりを見せるルミナに戦慄を覚える。
「な、なんて連中だ。何十倍、いや何千倍という兵士がやってくるというのに、どうして恐れない?」
「ルミナ、やべぇ」
「こんな蛮族連中が帝国のすぐ隣にいたのか……」
「やだよ、こんな連中と戦うなんて。こえ~よ」
彼らは一様にルミナを恐怖し、心の奥底にそれを刻んでいるようだ。
私は痛みにまみれた頭をきつく押さえた。
「はぁ、ルミナが誤解されていく……」
しばらくして、千の兵士はルミナの兵士たちを化け物を見るかの如く怯え、体を震わせ、砦から去っていった。
砦に残る関所長ヴェイパーに話しかける。
「君とその部下も開放する。だが、こちらの都合があるため、数日後となるがいいかな?」
「いえいえ、敗軍の兵士にそこまでお気を使わなくても。ですが~」
ヴェイパーはルミナの兵士たちを見る。
戦いの矛先を失った兵士たちは、捕虜である砦の兵士たちに標的を変えて挑発を繰り返していた。
「まったく、あいつらは! おい、君たち! 所長ヴェイパーはイロハの知り合いだぞ! もし妙なことを起こせばイロハの逆鱗に触れることになるからな!!」
「――なっ!? イロハちゃんの」
「クッ、仕方がねぇ。ここは見逃してやるか」
「イロハちゃんを怒らせると怖いからなぁ」
彼らはしゅんとした様子で肩を落とす。
「よし、おとなしくなったな」
「フフ」
「ん、どうしたヴェイパー?」
「あ、失礼しました。ただ、イロハ姉は今も昔も皆さんの姉のような存在なんだなと思いまして」
「フフフ、そうかもな。あとは……あの少女の取り扱いだけになるか」
五龍将ガターに襲い掛かった炎を纏った少女。
ヴェイパーや帝国兵士から話を聞き、彼女が豪炎の統禦と称される勇者セッスイの娘だということが分かった。
(これから人間の国カイリと交渉となるわけだが、その交渉道具として使えそうだな……人身取引のようで気分が乗らぬが……とはいえ、そうも言っていられない。王として汚名をかぶり、国と民を守らねば)
その後、連絡員がいた見張り台から戻ってきたブルックとイロハと合流。
砦に六十の兵士をそのまま残し、退路確保のために配置していた二十名の兵士。
そして、気を失っている勇者セッスイの娘――名はアマネと言うそうだ。
その子を砦にあった荷台に乗せて、共にルミナへ戻ることにした。
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