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第十四章 ボディボディボディ……体と心
色気は薔薇色の風呂回
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アプフェルの毒牙に掛かり、俺の貞操は喪失寸前。
しかしそこへ、操の防人の声が隣より響いてきた。
ヤバめの話を携えて……。
「いや~、フォレ君! 湯加減はどうかなっ!?」
「あっ、パラディーゾ様! はい、ありがたく頂戴しておりますっ!」
「そう固くなるなっ! しかし、フォレ君っ!」
「何でしょうかっ!」
「立派なモノを持っているなぁ!」
「いえ、パラディーゾ様には敵いません!」
フォレとパラディーゾの声が敷居の壁をぶち破り飛び込んでくる。
声を聞いたアプフェルは固まり、男湯に向けて耳をピンと張る。
パティも敷居側に意識を向け、聞き耳を立てている様子。
二人とも、何故か顔が赤い。
俺はその隙にアプフェルの魔手から脱出して、アマンと合流した。
「何か知らんけど、助かった」
「大丈夫でしたか? 爪を立てられてませんか?」
「うんにゃ。物凄く優しく揉まれて、妙な気分だったけど……」
「もしかして、気持ちよかったんですか?」
「そんなことないっ」
「そんなにムキにならなくても……」
「う~、もういいよ」
頬にお湯の暖かさとは別の熱を乗せて、アプフェルに顔を向ける。
彼女は意識を耳に集中させて、男湯の会話にご執心だ。
それはパティも同様。
男湯からは、パラディーゾの大声が遠慮無用で女湯に響き渡る。
フォレもパラディーゾに合わせるように大声だ。
「しかし、フォレ君っ! 実に大きいな!」
「そ、そんなことはっ! まだまだですっ!」
「たしかに、まだ成長の余地は大いに残っている! ちょっと触れてもいいかなっ!?」
「え? どうぞ!」
彼らの会話にアプフェルとパティは寄り添い、賑わい立てる。
「き、聞いたっ。パティっ! どうしよう、このままじゃフォレ様がっ」
「で、ですが、男湯に乱入するわけも。しかし、しかし、ああ、もうちょっとだけ話を聞いていたい私がいるっ」
「だめだって! フォレ様が届かない場所に行っちゃう」
二人の興奮に呼応するかのように、パラディーゾはさらなる深い話を行う。
「ほほぉ、素晴らしい。見事な硬さだ!」
「はっ、ありがとうございます!」
「だがっ、柔軟性を持たねば傷つきやすく、耐久力の面でも問題があるぞ!」
「はいっ、精進いたします!」
「では、少し後ろを向いてくれ!」
「後ろですかっ? わかりました!」
再び、アプフェルたちは……。
「あわわわ、どうしよう。さすがに止めないと!」
「ですが、アプフェルさん。相手は女子禁制の男湯。私たちではどうすることも……もう、男同士のあい…………友情を見守るしか、ふふ」
「なんであんたちょっと嬉しそうなのっ? お話の上では、そういうの素敵だなって思うけど、現実にそれが行われたら、困るっ。それもフォレ様がこんなことに!」
俺はお湯をバシャバシャ叩き続ける二人から視線を外して、アマンに向ける。
「そろそろ、出ようか?」
「あら、ヤツハさんはお隣の会話に興味が湧かないのですか?」
「いや、あれ、筋肉の話だろ。たぶん、ストレッチみたいなことしてんじゃないの?」
「そうですか、お気づきに。あちらのお二人には教えないんですか?」
「そういうアマンは?」
「くすっ、面白いので」
「わっるいなぁ」
「ふふ、それはお互い様です」
俺とアマンはにんまり笑顔と共にハイタッチを行い、湯船から上がって浴場から出ていく。
後ろからは、敷居の向こうから飛んでくる珍妙な会話と、勘違いで真っ赤に顔を染めつつも興味津々で聞き耳を立てるアプフェルたちの会話が響く。
「フォレ君っ! もう少し、力を抜いてっ!」
「は、はい、痛っ!」
「だから、柔軟性が必要なのだ!」
「いや~、フォレ様が、フォレ様が~」
「あ、安心しなさい、アプフェルさん。男とは、男女の愛と男同士の友情を分けて考えることができると聞き及んだことがありますわ。だから、まだ大丈夫っ」
「大丈夫じゃないよ、こんなのっ。私はそういうの興味ないし! って、なんでパティはちょっとわかってる風なのよっ!?」
二人のやり取りを見ながら、俺たちはぼそりと呟く。
「アホや、あいつら……」
「たしかに。ですが、あとできちんと説明してあげないと。フォレさんがお可哀想ですから……」
当の本人の声が浴場をこだまする。
「パラディーゾ様っ! 痛い、痛いです。キツイです~っ!」
しかしそこへ、操の防人の声が隣より響いてきた。
ヤバめの話を携えて……。
「いや~、フォレ君! 湯加減はどうかなっ!?」
「あっ、パラディーゾ様! はい、ありがたく頂戴しておりますっ!」
「そう固くなるなっ! しかし、フォレ君っ!」
「何でしょうかっ!」
「立派なモノを持っているなぁ!」
「いえ、パラディーゾ様には敵いません!」
フォレとパラディーゾの声が敷居の壁をぶち破り飛び込んでくる。
声を聞いたアプフェルは固まり、男湯に向けて耳をピンと張る。
パティも敷居側に意識を向け、聞き耳を立てている様子。
二人とも、何故か顔が赤い。
俺はその隙にアプフェルの魔手から脱出して、アマンと合流した。
「何か知らんけど、助かった」
「大丈夫でしたか? 爪を立てられてませんか?」
「うんにゃ。物凄く優しく揉まれて、妙な気分だったけど……」
「もしかして、気持ちよかったんですか?」
「そんなことないっ」
「そんなにムキにならなくても……」
「う~、もういいよ」
頬にお湯の暖かさとは別の熱を乗せて、アプフェルに顔を向ける。
彼女は意識を耳に集中させて、男湯の会話にご執心だ。
それはパティも同様。
男湯からは、パラディーゾの大声が遠慮無用で女湯に響き渡る。
フォレもパラディーゾに合わせるように大声だ。
「しかし、フォレ君っ! 実に大きいな!」
「そ、そんなことはっ! まだまだですっ!」
「たしかに、まだ成長の余地は大いに残っている! ちょっと触れてもいいかなっ!?」
「え? どうぞ!」
彼らの会話にアプフェルとパティは寄り添い、賑わい立てる。
「き、聞いたっ。パティっ! どうしよう、このままじゃフォレ様がっ」
「で、ですが、男湯に乱入するわけも。しかし、しかし、ああ、もうちょっとだけ話を聞いていたい私がいるっ」
「だめだって! フォレ様が届かない場所に行っちゃう」
二人の興奮に呼応するかのように、パラディーゾはさらなる深い話を行う。
「ほほぉ、素晴らしい。見事な硬さだ!」
「はっ、ありがとうございます!」
「だがっ、柔軟性を持たねば傷つきやすく、耐久力の面でも問題があるぞ!」
「はいっ、精進いたします!」
「では、少し後ろを向いてくれ!」
「後ろですかっ? わかりました!」
再び、アプフェルたちは……。
「あわわわ、どうしよう。さすがに止めないと!」
「ですが、アプフェルさん。相手は女子禁制の男湯。私たちではどうすることも……もう、男同士のあい…………友情を見守るしか、ふふ」
「なんであんたちょっと嬉しそうなのっ? お話の上では、そういうの素敵だなって思うけど、現実にそれが行われたら、困るっ。それもフォレ様がこんなことに!」
俺はお湯をバシャバシャ叩き続ける二人から視線を外して、アマンに向ける。
「そろそろ、出ようか?」
「あら、ヤツハさんはお隣の会話に興味が湧かないのですか?」
「いや、あれ、筋肉の話だろ。たぶん、ストレッチみたいなことしてんじゃないの?」
「そうですか、お気づきに。あちらのお二人には教えないんですか?」
「そういうアマンは?」
「くすっ、面白いので」
「わっるいなぁ」
「ふふ、それはお互い様です」
俺とアマンはにんまり笑顔と共にハイタッチを行い、湯船から上がって浴場から出ていく。
後ろからは、敷居の向こうから飛んでくる珍妙な会話と、勘違いで真っ赤に顔を染めつつも興味津々で聞き耳を立てるアプフェルたちの会話が響く。
「フォレ君っ! もう少し、力を抜いてっ!」
「は、はい、痛っ!」
「だから、柔軟性が必要なのだ!」
「いや~、フォレ様が、フォレ様が~」
「あ、安心しなさい、アプフェルさん。男とは、男女の愛と男同士の友情を分けて考えることができると聞き及んだことがありますわ。だから、まだ大丈夫っ」
「大丈夫じゃないよ、こんなのっ。私はそういうの興味ないし! って、なんでパティはちょっとわかってる風なのよっ!?」
二人のやり取りを見ながら、俺たちはぼそりと呟く。
「アホや、あいつら……」
「たしかに。ですが、あとできちんと説明してあげないと。フォレさんがお可哀想ですから……」
当の本人の声が浴場をこだまする。
「パラディーゾ様っ! 痛い、痛いです。キツイです~っ!」
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