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第一幕
第十話 まずい……
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「無用な報告は必要ない」
この、セルガの短い言葉でザディラ・アズール・ライラの三人は口をキュッと閉じて、これ以上言葉を漏らさず、黙々と食事を取り始めた。
よほど父親が恐ろしいらしい。
まぁ、殺し屋の俺でさえ、この父ちゃんには空恐ろしいものを感じているしな。
ガキどもがビビっても仕方ない。
俺は食事を口に運びつつ、次は自分に話題が振られるのだろうと身構える…………が、来ない? いつまで経っても来ない?
ただ、かちゃりかちゃりと食器音が響くだけ……。
俺は食事を取りながら心の中で驚きの声を上げた。
(もぐもぐって、うっそだろ! 無視かよ!? まさか、俺には問い掛ける価値もないとか? どんだけだよ。もぐもぐ……あんたの娘は崖から落ちて記憶を失ってんだぞ! 大丈夫かの一言もないのか! もぐもぐ)
シオン=ポリトス=ゼルフォビラとは、セルガ=カース=ゼルフォビラにとって会話を行う価値もない存在のようだ。
(もぐもぐ、信じられねぇ。俺の義父は毎日のように暴力を振るってきやがったが、セルガがやっていることはある意味それ以上にひでぇ)
価値のない存在。
完全なる無視。
興味の対象外。
これを十四歳の少女に行う父親。
(こんな仕打ちを毎日のように受けてたのかよ。こいつはたまらんわ。ルーレンには悪いが、シオンが彼女に対して捌け口を求めた気持ちもわかる。何かに感情をぶつけていないと耐えられなかったんだな。もぐもぐ)
家族そろっての食事。
本来ならば暖かな光景のはず。
だが、ここには何もない。
冷たさえない――虚無。
そのような場所に実の母を失った十四歳の少女シオンは投げ出され、虚無という名の責め苦を受け続けていた。
(もぐもぐ、こりゃ、復讐対象の親玉は父親で間違いないな。実の娘でありながらこの仕打ち。他の家族はシオンを庶民の娘と見下し、いじめ、鞭を打つ。親玉は父親だが、この家族、家庭そのものもぶっ壊してやった方がよさそうだ)
ナイフで肉を切り、フォークに刺して、口へ。
(もぐもぐ、それに日記帳にも全部消えてしまえと書いてあったし。たぶん、そういうことだろう。問題はそれを行うためにどうするか。他の連中はともかく、父親はかなり手強い)
殺し屋らしく殺すだけなら底が見えない父セルガ以外ならば簡単にこなせるだろう。
しかし、それを行うと、シオンとしての俺の人生に影を落とす。
ここはこの家を乗っ取り、親兄弟を破滅に追いやる。という路線が良いか?
(もぐもぐ、そのためにはとりあえず一族内での発言権を向上させる方が先か。それにはまず、もぐもぐもぐもぐもぐもぐ――あ~、もう! なんでこんなに不味いんだよ!!)
さっきから頑張って食事を取っていたが――不味い!
いや、正確に言うと味が取っ散らかって訳がわからん!
皿の上に瞳を降ろす。
肉に塗された多種多様な香辛料の山。
香辛料の中身はわからないが、とにかく香辛料をかけていればいいやというような肉料理。
無理をすれば食べられないこともないが、好んで食べたいとは思わない。
俺は他の連中の食事風景に視線をやる。
ザディラは自慢の香辛料がふんだんに使われた料理にご満悦。舌馬鹿なのか?
双子の弟妹のうち、妹ライラの方は時折渋い顔を見せるが黙って食べている。不味いようだ。
母ダリアも同じ様子。
弟アズールの方はふむふむと何かを納得する素振りを見せつつ食事を取る。美味しく感じているのだろうか?
父セルガはというと――表情を一切変えず黙々と食事を続けている。そこから美味いと感じているのか不味いと感じているのかはわからない。
そんなセルガをダリアと妹ライラがちらりちらりと見ている。
この様子から、セルガが何も言わないから二人とも黙って食事を取っているようだ。
――さて、食事についてどうするか?
ザディラの報告の中に新たな香辛料の開拓とか珍しい香辛料とかいう言葉が出ていたから、まだまだ香辛料の扱いが確立していないと思われる
そのため、とりあえず使っとけ、という感じになっているのだろう。
この様子だとこいつらよりも俺の方が香辛料の扱いに長けていそうだ。それがたとえ、異世界の見知らぬ香辛料だとしても。
しかし、食事にケチをつければザディラの不興を買う。
すでに、ダリアと双子に喧嘩を売った状況でこれ以上敵を増やすのは得策ではない。
むしろ、この場で一番無能そうなザディラをうまく使い、俺の地位の向上を図る方が良い――が、不味いんだよなぁ、ご飯。
ザディラへ視線をちらり。
黄金色のジュストコールに過多な宝石の装飾品――成金趣味。
父親に対する過度なアピール――虚栄心の塊。
典型的な小物……ということは、多少ケチをつけても、あとでおだてたら何とかなるか?
正直、毎日の夕食でこんな料理を食べさせられるのは勘弁。
せっかく香辛料そのものは多くの種類があるのだから、それらをちゃんと生かして美味い飯が食べたい。
というわけで、動く。ご飯のために……くだらないと思わないでくれ。ご飯は大事。幸せの大元は美味しい食事だと俺は考えている。
その美味しい食事を得るために俺は食事の手を止めて一言。
「香辛料の使い方がなってませんわね。皿を下げていただける?」
この言葉に、ダリア、双子、ルーレン、他のメイドたちが息を詰まらせた。
セルガは相変わらずの沈黙。
ザディラもまたダリアたちと同じく一瞬だけ息を詰まらせたが、すぐに席を立ち、顔を真っ赤にして金切り声のような大声を上げる。
「シオン! いま何と言ったぁぁ!?」
「香辛料の使い方がまるでなっていません。口に合わないから皿を下げなさい。そう言いました」
「貴様! この私が選び抜いた香辛料にケチをつける気か!」
「香辛料にケチをつける気はありませんわよ、お兄様。ただ、扱いが全くなっていないという話です」
「使用方法は私が指導したのだぞ! 貴様の言葉は私に対する侮辱だ! わかっているのか!?」
てめぇがこんな不味い味付けにしたのかよ!? と、思わず素に戻ってツッコみそうになった。
この言葉を無理やりごくりと飲み込み我慢。
すると、不意にセルガが声を上げる。
「シオン、お前ならばこれらの香辛料を扱えると?」
「父上! シオンの言葉なぞ――」
「ザディラ、私が話している」
「あ、あ、はい……」
父の静かなる一言。
たったそれだけでいきり立っていたザディラはしょんぼりと首を落として、椅子に尻を落とす。
セルガは俺へ顔を向ける。
崖から落ちて記憶を失った娘に見向きもしなかった父親が、感情の色が見えない黒の瞳でこちらを見つめてくる。
ただ見られているだけで背筋に冷たいものが走る。
その恐怖にぐっと耐えて、俺は微笑みを返す。
「先ほどの問いですが……ええ、わたくしならば扱えます」
「扱えて、どうする?」
謎の質問――いや、謎ではない。扱える意味を問うている。そしてその意味は商売に結び付く。香辛料は貿易の品。それと今回の出来事をどう結び付けるのかと尋ねている。
言葉が少ないのは、この程度気づけて当然ということなのだろう。
本来、言葉とは、相手に自分の意図を伝えるために生まれたもの。
しかし、上流階級の連中は今しがた見せたような違う使い方をする。
彼らにとって言葉とは、必要最低限の言葉や比喩などで相手の『知力』を計る道具。
今の会話で理解できなければ、話をする価値もない存在というわけだ。
幸い、こちらの中身は四十のおっさんのなので経験則で理解できる。
これを十四歳の少女に求めるこの親父さんはどうかしてる。が、上流階級ではさほど珍しいことではない。面倒な話ではあるが。
とりあえず意図は汲めたので言葉を返せるが……まったく、美味い飯が食べたいがために上げた声なのに、こんなことまで考えないといけないとはなぁ。
しかし、それを愚痴っても意味はない。
さて、どう商売と結びつけるべきか……ま、大した問題じゃないが。
俺はセルガの問いに答えを返す。
「その答えは、食事を改めることでお見せしたいと思います」
「時間は?」
「20分頂ければ」
「長い」
「10分」
「よろしい」
端的なやり取り。それを済ませてすぐに席を立ち、背後に控えるルーレンへ顔を向ける。
「ルーレン! 調理場へ案内を!」
「え、は、はい!」
俺はルーレンを引き連れて調理場へと向かう。
その際、アズールのメイドである真っ赤な長い髪を持つ女が一言声を漏らした。
「へ~、やるじゃん」
俺は思う。
(だから、お前の立ち位置は何なんだよ!?)
この、セルガの短い言葉でザディラ・アズール・ライラの三人は口をキュッと閉じて、これ以上言葉を漏らさず、黙々と食事を取り始めた。
よほど父親が恐ろしいらしい。
まぁ、殺し屋の俺でさえ、この父ちゃんには空恐ろしいものを感じているしな。
ガキどもがビビっても仕方ない。
俺は食事を口に運びつつ、次は自分に話題が振られるのだろうと身構える…………が、来ない? いつまで経っても来ない?
ただ、かちゃりかちゃりと食器音が響くだけ……。
俺は食事を取りながら心の中で驚きの声を上げた。
(もぐもぐって、うっそだろ! 無視かよ!? まさか、俺には問い掛ける価値もないとか? どんだけだよ。もぐもぐ……あんたの娘は崖から落ちて記憶を失ってんだぞ! 大丈夫かの一言もないのか! もぐもぐ)
シオン=ポリトス=ゼルフォビラとは、セルガ=カース=ゼルフォビラにとって会話を行う価値もない存在のようだ。
(もぐもぐ、信じられねぇ。俺の義父は毎日のように暴力を振るってきやがったが、セルガがやっていることはある意味それ以上にひでぇ)
価値のない存在。
完全なる無視。
興味の対象外。
これを十四歳の少女に行う父親。
(こんな仕打ちを毎日のように受けてたのかよ。こいつはたまらんわ。ルーレンには悪いが、シオンが彼女に対して捌け口を求めた気持ちもわかる。何かに感情をぶつけていないと耐えられなかったんだな。もぐもぐ)
家族そろっての食事。
本来ならば暖かな光景のはず。
だが、ここには何もない。
冷たさえない――虚無。
そのような場所に実の母を失った十四歳の少女シオンは投げ出され、虚無という名の責め苦を受け続けていた。
(もぐもぐ、こりゃ、復讐対象の親玉は父親で間違いないな。実の娘でありながらこの仕打ち。他の家族はシオンを庶民の娘と見下し、いじめ、鞭を打つ。親玉は父親だが、この家族、家庭そのものもぶっ壊してやった方がよさそうだ)
ナイフで肉を切り、フォークに刺して、口へ。
(もぐもぐ、それに日記帳にも全部消えてしまえと書いてあったし。たぶん、そういうことだろう。問題はそれを行うためにどうするか。他の連中はともかく、父親はかなり手強い)
殺し屋らしく殺すだけなら底が見えない父セルガ以外ならば簡単にこなせるだろう。
しかし、それを行うと、シオンとしての俺の人生に影を落とす。
ここはこの家を乗っ取り、親兄弟を破滅に追いやる。という路線が良いか?
(もぐもぐ、そのためにはとりあえず一族内での発言権を向上させる方が先か。それにはまず、もぐもぐもぐもぐもぐもぐ――あ~、もう! なんでこんなに不味いんだよ!!)
さっきから頑張って食事を取っていたが――不味い!
いや、正確に言うと味が取っ散らかって訳がわからん!
皿の上に瞳を降ろす。
肉に塗された多種多様な香辛料の山。
香辛料の中身はわからないが、とにかく香辛料をかけていればいいやというような肉料理。
無理をすれば食べられないこともないが、好んで食べたいとは思わない。
俺は他の連中の食事風景に視線をやる。
ザディラは自慢の香辛料がふんだんに使われた料理にご満悦。舌馬鹿なのか?
双子の弟妹のうち、妹ライラの方は時折渋い顔を見せるが黙って食べている。不味いようだ。
母ダリアも同じ様子。
弟アズールの方はふむふむと何かを納得する素振りを見せつつ食事を取る。美味しく感じているのだろうか?
父セルガはというと――表情を一切変えず黙々と食事を続けている。そこから美味いと感じているのか不味いと感じているのかはわからない。
そんなセルガをダリアと妹ライラがちらりちらりと見ている。
この様子から、セルガが何も言わないから二人とも黙って食事を取っているようだ。
――さて、食事についてどうするか?
ザディラの報告の中に新たな香辛料の開拓とか珍しい香辛料とかいう言葉が出ていたから、まだまだ香辛料の扱いが確立していないと思われる
そのため、とりあえず使っとけ、という感じになっているのだろう。
この様子だとこいつらよりも俺の方が香辛料の扱いに長けていそうだ。それがたとえ、異世界の見知らぬ香辛料だとしても。
しかし、食事にケチをつければザディラの不興を買う。
すでに、ダリアと双子に喧嘩を売った状況でこれ以上敵を増やすのは得策ではない。
むしろ、この場で一番無能そうなザディラをうまく使い、俺の地位の向上を図る方が良い――が、不味いんだよなぁ、ご飯。
ザディラへ視線をちらり。
黄金色のジュストコールに過多な宝石の装飾品――成金趣味。
父親に対する過度なアピール――虚栄心の塊。
典型的な小物……ということは、多少ケチをつけても、あとでおだてたら何とかなるか?
正直、毎日の夕食でこんな料理を食べさせられるのは勘弁。
せっかく香辛料そのものは多くの種類があるのだから、それらをちゃんと生かして美味い飯が食べたい。
というわけで、動く。ご飯のために……くだらないと思わないでくれ。ご飯は大事。幸せの大元は美味しい食事だと俺は考えている。
その美味しい食事を得るために俺は食事の手を止めて一言。
「香辛料の使い方がなってませんわね。皿を下げていただける?」
この言葉に、ダリア、双子、ルーレン、他のメイドたちが息を詰まらせた。
セルガは相変わらずの沈黙。
ザディラもまたダリアたちと同じく一瞬だけ息を詰まらせたが、すぐに席を立ち、顔を真っ赤にして金切り声のような大声を上げる。
「シオン! いま何と言ったぁぁ!?」
「香辛料の使い方がまるでなっていません。口に合わないから皿を下げなさい。そう言いました」
「貴様! この私が選び抜いた香辛料にケチをつける気か!」
「香辛料にケチをつける気はありませんわよ、お兄様。ただ、扱いが全くなっていないという話です」
「使用方法は私が指導したのだぞ! 貴様の言葉は私に対する侮辱だ! わかっているのか!?」
てめぇがこんな不味い味付けにしたのかよ!? と、思わず素に戻ってツッコみそうになった。
この言葉を無理やりごくりと飲み込み我慢。
すると、不意にセルガが声を上げる。
「シオン、お前ならばこれらの香辛料を扱えると?」
「父上! シオンの言葉なぞ――」
「ザディラ、私が話している」
「あ、あ、はい……」
父の静かなる一言。
たったそれだけでいきり立っていたザディラはしょんぼりと首を落として、椅子に尻を落とす。
セルガは俺へ顔を向ける。
崖から落ちて記憶を失った娘に見向きもしなかった父親が、感情の色が見えない黒の瞳でこちらを見つめてくる。
ただ見られているだけで背筋に冷たいものが走る。
その恐怖にぐっと耐えて、俺は微笑みを返す。
「先ほどの問いですが……ええ、わたくしならば扱えます」
「扱えて、どうする?」
謎の質問――いや、謎ではない。扱える意味を問うている。そしてその意味は商売に結び付く。香辛料は貿易の品。それと今回の出来事をどう結び付けるのかと尋ねている。
言葉が少ないのは、この程度気づけて当然ということなのだろう。
本来、言葉とは、相手に自分の意図を伝えるために生まれたもの。
しかし、上流階級の連中は今しがた見せたような違う使い方をする。
彼らにとって言葉とは、必要最低限の言葉や比喩などで相手の『知力』を計る道具。
今の会話で理解できなければ、話をする価値もない存在というわけだ。
幸い、こちらの中身は四十のおっさんのなので経験則で理解できる。
これを十四歳の少女に求めるこの親父さんはどうかしてる。が、上流階級ではさほど珍しいことではない。面倒な話ではあるが。
とりあえず意図は汲めたので言葉を返せるが……まったく、美味い飯が食べたいがために上げた声なのに、こんなことまで考えないといけないとはなぁ。
しかし、それを愚痴っても意味はない。
さて、どう商売と結びつけるべきか……ま、大した問題じゃないが。
俺はセルガの問いに答えを返す。
「その答えは、食事を改めることでお見せしたいと思います」
「時間は?」
「20分頂ければ」
「長い」
「10分」
「よろしい」
端的なやり取り。それを済ませてすぐに席を立ち、背後に控えるルーレンへ顔を向ける。
「ルーレン! 調理場へ案内を!」
「え、は、はい!」
俺はルーレンを引き連れて調理場へと向かう。
その際、アズールのメイドである真っ赤な長い髪を持つ女が一言声を漏らした。
「へ~、やるじゃん」
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