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第二幕
第27話 プチ仕掛け
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――――フォートラム学院・正面右にある建物の事務所
復学の手続きを終えて、寄宿舎の鍵を預かる。
今からその寄宿舎へ荷物を搬入するわけだが、それを行うのはルーレンと手の空いた事務員と学院の設備や環境を整える役目である校務員のおっちゃん。
俺は貴族の令嬢なので力仕事はやらせてもらえない。
自分の荷物なのに、ちょいと悪い気がする。
ルーレンの方もお客様扱いされているらしく、運ぶ荷物は俺の学業ための道具と身の回りの品と軽いものばかり。
嵩張る物は全て校務員のおっちゃんと事務員の役目。
彼らには荷物の入った木箱を部屋の前に置いておくだけで十分と伝え、ルーレンと共に学業用品を預けることのできる個人ロッカーへ向かうことにした。
学院正面玄関を入り、新緑の廊下を歩く。壁は白色で、どこか日本の学校を思わせる雰囲気。
廊下の広さはこちらの方が倍は広いが。
貴族様が通う学校だけあってさぞかし豪華な内装だと思っていたのだが、あまりにも普通過ぎて肩透かしを食らった気分だ。
今は授業中なので校内に人気はない。手続きの説明を受けている間に一度休憩に入ったらしいが、こちらの説明が長引いたため休憩が終わり、再び授業時間になったみたいだ。
二階廊下の途中で、壁際に並ぶ木製のロッカーを見つけた。
廊下には十五列単位で横に並ぶロッカーが両サイドに複数設置してある。
数歩先行していたルーレンが並ぶロッカーの中央でピタリと止まる。
彼女は両手に大きなバッグを持っているので、こちらへ瞳だけを動かした。
「こちらのロッカーがシオンお嬢様専用です」
茶色の木製のロッカー。何の色気も特色もない。
「金属でもなしに、装飾もなし。鍵は安っぽい鉄鍵。貴族が通う学院とは思えない、随分と古臭く安っぽいロッカーですこと」
「見た目はそうですけど、ロッカーに使用されている木材はノルンと言いまして高級木材なんですよ。このロッカー一つで、私のお給金の三か月分の値段はしますし。ですから、ほら、どこか渋味を感じませんか?」
「十代が中心の学生相手に渋味のあるロッカーを与えられても、と思いますが……まぁ、細かい話ですわね。えっと、それでこちらが私のロッカーでして?」
「はい。もう、名札が刺してありますよ」
ルーレンの視線を追って、ロッカーを見る。その上側の表面に紙の名札。どこまでも安っぽい。
「これですわね。では、さっそく荷物を詰め込みましょう」
授業で使う備品類をロッカーに詰めていく。体育の着替えの予備や重い辞書や教科書など。要は公認の置き勉(※教科書やノートなどを持って帰らずに学校に置きっぱなしにすること)ってことか。
置き勉を認めているということは、自習・復習は生徒の裁量に任せているということ。
だがこれは、生徒を信頼しているわけではない。向上心のない者は容赦なく振り落としていくという学院からの厳しいメッセージ。
荷物を詰め込み終えて、扉を閉めて、鍵をかける。先程も言ったが、鍵と言っても安っぽい物で力任せに開ければ簡単に壊れてしまう代物。
ここは貴族様や富豪様が通う学院。不届き者は出ないので、気休め程度の鍵で十分と言ったところか。
閉めた扉の表面を見て、ふとあること思いつく。
俺はかさこそと扉の表面に触れた。
それをルーレンが不思議そうに見ている。
「あの、シオンお嬢様。何をなされているのですか?」
「自分の立場を思い出しまして、仕掛けを~っと、これでよろしいでしょう」
仕掛けを終えた俺へルーレンが小さな声を立てた。
「あ、そのようなことをされるとお困りになるのでは?」
「さて、お困りになるのはどなたになるのでしょうね? では、寄宿舎の部屋へ向かいましょう。校務員の方々が荷物類を置いてくれているでしょうし」
――――寄宿舎へ
外見は学院と同じく白の壁に青い屋根。ただし、学院はコンクリ製でこちらは木造。
しかも、東側の建物よりも古い西側の寄宿舎。
三階の壁には階段の踊り場が丸見えになるくらいの穴があり、水回りの調子も良くないとか。
内部は改装されていて綺麗と聞いたが……。
茶色の木の廊下に白い壁。
壁は塗り直しているようで綺麗に見えるが、如何せん廊下が古臭い。
ワックスを塗ってテカテカにしているのだが、老朽化の雰囲気は誤魔化せてはいない。
俺は畳んだ羽根扇の先端を廊下へ向けて、ルーレンへ一言問い掛ける。
「渋味?」
「はい、渋味です。良い雰囲気じゃありません、古旅館のようで」
「まぁ、ノスタルジックな感じと言えば、そのような感じもしないような……」
これは中身がおっさんだからそう感じるのであって、十代のガキんちょからすればただただ古臭いだけだろうに。
ルーレンの感性は年寄り臭いようだ……年寄り?
ここでふと、ルーレンの年齢が気になった。
考えてみたら、こいつの年を知らない。
見た目は少女だが、人ではない種族ドワーフ。
こいつの年齢はいくつなんだろう?
「あの、ルーレン。今まで尋ねたことがなかったのですが、年はいくつ?」
「十四歳です」
「あら、同じ年でしたの。あ、でも、ドワーフの寿命は?」
「人間より少しだけ長生きです。人間の平均寿命は六十五歳ですが、ドワーフは百歳ですので」
平均の差は三十五歳。だが、人間だって百を超えて生きる奴がいる。
ま、似たり寄ったりで処理するか。わざわざ人間の年齢に換算するなんて面倒だしな。
ルーレンをちらりと見る。
シオンと同じ年齢でありながら、渋味を理解するジジ臭い……ババ臭いか。ババ臭い感性の持ち主でガキとは思えぬ切れ者であり、可愛さの皮を被りつつ殺人を平気で行えることのできる女。
「ルーレンは、すごいですわね」
「え、何故ですか?」
「同じ十四歳と思えないほどしっかりしていますから」
「そ、そんなことありませんよ。私なんてまだまだですし」
何に対するまだまだなのかは知らんが、両手を前に出して振っている照れの仕草は年相応の少女の姿そのもの。
だからこそ俺は――こいつが怖い。
復学の手続きを終えて、寄宿舎の鍵を預かる。
今からその寄宿舎へ荷物を搬入するわけだが、それを行うのはルーレンと手の空いた事務員と学院の設備や環境を整える役目である校務員のおっちゃん。
俺は貴族の令嬢なので力仕事はやらせてもらえない。
自分の荷物なのに、ちょいと悪い気がする。
ルーレンの方もお客様扱いされているらしく、運ぶ荷物は俺の学業ための道具と身の回りの品と軽いものばかり。
嵩張る物は全て校務員のおっちゃんと事務員の役目。
彼らには荷物の入った木箱を部屋の前に置いておくだけで十分と伝え、ルーレンと共に学業用品を預けることのできる個人ロッカーへ向かうことにした。
学院正面玄関を入り、新緑の廊下を歩く。壁は白色で、どこか日本の学校を思わせる雰囲気。
廊下の広さはこちらの方が倍は広いが。
貴族様が通う学校だけあってさぞかし豪華な内装だと思っていたのだが、あまりにも普通過ぎて肩透かしを食らった気分だ。
今は授業中なので校内に人気はない。手続きの説明を受けている間に一度休憩に入ったらしいが、こちらの説明が長引いたため休憩が終わり、再び授業時間になったみたいだ。
二階廊下の途中で、壁際に並ぶ木製のロッカーを見つけた。
廊下には十五列単位で横に並ぶロッカーが両サイドに複数設置してある。
数歩先行していたルーレンが並ぶロッカーの中央でピタリと止まる。
彼女は両手に大きなバッグを持っているので、こちらへ瞳だけを動かした。
「こちらのロッカーがシオンお嬢様専用です」
茶色の木製のロッカー。何の色気も特色もない。
「金属でもなしに、装飾もなし。鍵は安っぽい鉄鍵。貴族が通う学院とは思えない、随分と古臭く安っぽいロッカーですこと」
「見た目はそうですけど、ロッカーに使用されている木材はノルンと言いまして高級木材なんですよ。このロッカー一つで、私のお給金の三か月分の値段はしますし。ですから、ほら、どこか渋味を感じませんか?」
「十代が中心の学生相手に渋味のあるロッカーを与えられても、と思いますが……まぁ、細かい話ですわね。えっと、それでこちらが私のロッカーでして?」
「はい。もう、名札が刺してありますよ」
ルーレンの視線を追って、ロッカーを見る。その上側の表面に紙の名札。どこまでも安っぽい。
「これですわね。では、さっそく荷物を詰め込みましょう」
授業で使う備品類をロッカーに詰めていく。体育の着替えの予備や重い辞書や教科書など。要は公認の置き勉(※教科書やノートなどを持って帰らずに学校に置きっぱなしにすること)ってことか。
置き勉を認めているということは、自習・復習は生徒の裁量に任せているということ。
だがこれは、生徒を信頼しているわけではない。向上心のない者は容赦なく振り落としていくという学院からの厳しいメッセージ。
荷物を詰め込み終えて、扉を閉めて、鍵をかける。先程も言ったが、鍵と言っても安っぽい物で力任せに開ければ簡単に壊れてしまう代物。
ここは貴族様や富豪様が通う学院。不届き者は出ないので、気休め程度の鍵で十分と言ったところか。
閉めた扉の表面を見て、ふとあること思いつく。
俺はかさこそと扉の表面に触れた。
それをルーレンが不思議そうに見ている。
「あの、シオンお嬢様。何をなされているのですか?」
「自分の立場を思い出しまして、仕掛けを~っと、これでよろしいでしょう」
仕掛けを終えた俺へルーレンが小さな声を立てた。
「あ、そのようなことをされるとお困りになるのでは?」
「さて、お困りになるのはどなたになるのでしょうね? では、寄宿舎の部屋へ向かいましょう。校務員の方々が荷物類を置いてくれているでしょうし」
――――寄宿舎へ
外見は学院と同じく白の壁に青い屋根。ただし、学院はコンクリ製でこちらは木造。
しかも、東側の建物よりも古い西側の寄宿舎。
三階の壁には階段の踊り場が丸見えになるくらいの穴があり、水回りの調子も良くないとか。
内部は改装されていて綺麗と聞いたが……。
茶色の木の廊下に白い壁。
壁は塗り直しているようで綺麗に見えるが、如何せん廊下が古臭い。
ワックスを塗ってテカテカにしているのだが、老朽化の雰囲気は誤魔化せてはいない。
俺は畳んだ羽根扇の先端を廊下へ向けて、ルーレンへ一言問い掛ける。
「渋味?」
「はい、渋味です。良い雰囲気じゃありません、古旅館のようで」
「まぁ、ノスタルジックな感じと言えば、そのような感じもしないような……」
これは中身がおっさんだからそう感じるのであって、十代のガキんちょからすればただただ古臭いだけだろうに。
ルーレンの感性は年寄り臭いようだ……年寄り?
ここでふと、ルーレンの年齢が気になった。
考えてみたら、こいつの年を知らない。
見た目は少女だが、人ではない種族ドワーフ。
こいつの年齢はいくつなんだろう?
「あの、ルーレン。今まで尋ねたことがなかったのですが、年はいくつ?」
「十四歳です」
「あら、同じ年でしたの。あ、でも、ドワーフの寿命は?」
「人間より少しだけ長生きです。人間の平均寿命は六十五歳ですが、ドワーフは百歳ですので」
平均の差は三十五歳。だが、人間だって百を超えて生きる奴がいる。
ま、似たり寄ったりで処理するか。わざわざ人間の年齢に換算するなんて面倒だしな。
ルーレンをちらりと見る。
シオンと同じ年齢でありながら、渋味を理解するジジ臭い……ババ臭いか。ババ臭い感性の持ち主でガキとは思えぬ切れ者であり、可愛さの皮を被りつつ殺人を平気で行えることのできる女。
「ルーレンは、すごいですわね」
「え、何故ですか?」
「同じ十四歳と思えないほどしっかりしていますから」
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何に対するまだまだなのかは知らんが、両手を前に出して振っている照れの仕草は年相応の少女の姿そのもの。
だからこそ俺は――こいつが怖い。
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