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第二章 子どもたちの目指す道
第12話 旅路の再開
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俺は、頬に涙の痕を残すカシアに声をかけた。
「大丈夫か?」
「ええ、もう切り替えたから。それで……リリスがなんだって?」
俺は二人へこう伝える。
・宰相アルダダスが、異界の侵略者の存在を把握していること。
・彼を中心に、リリスを含む少数の人々が対抗策を模索していること。
・勇者クルスと国王陛下、さらに主だった支配階級の心が侵略されつつあること。これは魔族側にも、同様の現象が見られるであろうということ。
これらに加え、黒い煤についても話す。
「憑りつかれた奴は、体から黒い煤が漏れ出る。ただし、それを目視できる者は限られていて、目視できた場合、憑りつかれやすいそうだ」
「煤か……それについては初耳だな。俺たちが知る侵略者は、人の姿をしていて魔法が通じない存在。それだけだ」
「戦いの準備をしていたはずなのに、ここにきて新情報……どうやら後手に回っているようだね。おまけに、煤を確認できる人間が限られているなんて。いても、憑りつかれやすいってのは厄介な話だよ」
二人は息を合わせるように俺を見つめる。
「お前は大丈夫なんだろうな?」
「憑りつかれたりしないでよ。あんたが憑りつかれたら……」
「そうならないように気をつけるよ。気をつけ方はわからんがね。そう言ったことも含め、一度アルダダスに会い、詳しい情報を得ようと思っている。その内容いかんによっては、手を組めるかもしれないしな」
「宰相アルダダスが味方か……それは心強いな」
「だけど、今の彼は名ばかり宰相で、大きな力を持っていないと聞くよ」
カシアの言葉に、俺は思わず目を見開いた。
「そうなのか?」
「ええ。ただ、これは外の情報……しかも、王国中央に関する情報だから、裏は取れてないけどね」
「力を失った理由はわかるか?」
「さぁね。でも、もしかすると、宰相アルダダスはわざと宰相の席だけを残して、陛下やクルスから距離を置いているのかも。つまり、異界の侵略者と繋がる者から、意図的に身を引いている……そういうことも考えられる」
「なるほど」
「ま、たとえ名ばかり宰相でも、その肩書きには重みがある。味方になってくれるなら、ありがたいけどね」
そう語ったカシアは、目だけで笑うような仕草を見せ、ちらりとジャレッドを見やった。
その目で見られた彼は、大きな手のひらを頭に当てて、少々疲れた表情を見せる。
この、二人のどこか奇妙なやり取りが気になり、俺は尋ねた。
「どうしたんだ、二人とも?」
「いや、実はな……村長が倒れたんだ」
「なっ!? 昨日まで元気そうだっただろう?」
「ああ、そうなんだが、急に体調を崩したようで……」
「そうか。それで容態は?」
「芳しくない。ヒースの話だと、そう長くないそうだ」
「そんなに悪いのか?」
「もう、年も年だからな。そろそろ九十にも届こうって歳だ。元気そうに見えてたが、急に来たのかもな」
「そうか……しかし、そうなると、アルダダスの件はどうする?」
アルダダスとの会談は重要だ。
その内容次第では、手を組む必要も出てくるだろう。
――では、誰がその判断を行うことになるのか?
通常ならば、他の村の村長たちと協議して決めるところだ。しかし、レナンセラ村の村長は不在。
それついて、ジャレッドに問いかける。
「村長が倒れた今、レナンセラの代表は誰になるんだ?」
「…………俺だよ」
ジャレッドは顔を捻じ曲げて心底嫌そうな素振りを見せた。
そして、こう続ける。
「俺としちゃあ、頭の回るヒースにお願いしたいんだが、あいつは医者という立場があるから、代表という立場まで兼任させられねぇ――で、俺だ」
「あはは、そうか。でも、それなら安心だ」
「本人は不安でいっぱいだぜ。ったく、柄じゃねぇ」
「そう言うな。お前なら安心して村を任せられる。俺も村のみんなも、そう思っているだろうよ」
「はん、どうだかな」
不貞腐れるジャレッドの姿を見た俺は笑いを隠せない。彼の隣にいるカシアもくすくすと笑っている。
そんな俺たちにますます不貞腐れた姿を見せるジャレッド。
さらに、笑いは重なっていく。
――――子どもたち
アデルは疲れ切った様子でアスティとフローラに話しかけるが、答えを返したのはフローラだけ。
「はぁ……泣いてるかーちゃん相手に口喧嘩なんて、もう二度としたくねぇよ」
「クスッ、お疲れ様。でも、カシアさんの気持ちもわかるな」
「俺だってわかってる。それでも……旅を、したいから」
「うん、それもわかる。あーちゃんもそうでしょ?」
「…………」
話しかけられたアスティは、またもやぼんやりと父親を見ていた。
いや、今回は大人たちすべてを、だろうか?
そして、か細い声を漏らす。
「う…………つ……み」
「あーちゃん?」
「え、なになに? どうしたの、フーちゃん?」
「……ねぇ、あーちゃん、本当に大丈夫? さっきもそうだけど、なんだがぼーっとしてるし」
「う~ん、別に体調が悪いとかないけど。寝不足かなぁ?」
「いやいや、お前、俺たちと違ってぐっすり寝てたじゃん!」
そう派手にツッコむアデルのそばで、フローラはアスティの心の内を案じる。
「あの、あーちゃん。初めて誰かを斬ったことで……そのせいで?」
「え? いや、そうだね。嫌な感じだったけど、必死だったから。それは今のところ平気だよ」
「そう? でも、辛かったらすぐに相談してね。力になるから」
「うん、ありがとう。フーちゃん」
――――ヤーロゥ
子どもたちは何やら談笑しているようだが、俺は意識を現在の課題へと集まていた。
ひとまず、俺がアルダダスと会ってから方針を考えるということで話はまとまり、俺たちは旅を続けるということになった。
その前に、二つ、ジャレッドたちに尋ねておく。
「そう言えば、村長の容態について、子どもたちには?」
「話してない。お前さんがクルスとやり合っている最中に話すようなことでもないと思ってな」
「それに村長は、あの子たちにとっておじいちゃんみたいなもんだからねぇ。どう切り出したものかというものあったしね」
「わかった、その件は俺から話しておく。それと、異界の侵略者の存在と、村の存在理由についても子どもたちに伝えておく。その方が良いだろう」
「ああ、憑りつくなんていう力まで持っているなら、予めそのことを知っておいた方がいいだろうな」
「ヤーロゥ、アデルのことを――いえ、子どもたちのことを頼んだよ」
「もちろんだ」
俺は静かに首を縦に振り、子どもたちへ声をかける。
「よ~し、お前ら、ケチはついたが旅を再開するぞ!」
「うん、わかった!」
「よっしゃ! 行こう!」
「はい! あ、ジャレッドさん、カシアさん。パパとママ――っと、父と母によろしく伝えておいてください! わたしは大丈夫だからって!!」
「おう、しっかり伝えておくぜ」
「あはは、フローラはよくできた子だね。ああ、ちゃんと伝えておくよ」
俺たちはジャレッドとカシアに手を振って、旅を再開した。
アデルが次の目的地について尋ねてくる。
「ねぇ、ヤーロゥおじさん。ノーレインの村があんなになっちゃったけど、どうするの? 村も放置でいいの?」
「村の後始末についてはレナンセラ村の者たちが責任をもって行い、遺体も手厚く弔われることだろう。あと、今後の予定だが、当初はあの村を足掛かりにして魔族領域へ入り、アスティの母親を探す予定だったが、その予定が大幅に変更となった」
「どんな風に?」
「宰相アルダダスが俺と会いたがっている。あいつに会うために、合流地点に近い場所にある町『デルビヨ』へ向かうつもりだ」
「宰相アルダダスが? え、なんでそんなことに!?」
不意に飛び出たアルダダスの名に、アデルの声は裏返り、アスティとフローラもまた驚きを隠せずに目を丸くして言葉を失っている。
「ちょっとややこしいことになっていてな。お前たちには全部話す。あと、この件とは別に……良いタイミングがなくて、アスティに伝えそびれていたこともある。それも含めて」
「私に?」
「ああ、俺も旅を出る直前、村長のところに別れの挨拶へ行ったとき、偶然知ったんだが…………」
「何を知ったの、お父さん?」」
「それは――お前の兄弟姉妹についてのことだ」
「大丈夫か?」
「ええ、もう切り替えたから。それで……リリスがなんだって?」
俺は二人へこう伝える。
・宰相アルダダスが、異界の侵略者の存在を把握していること。
・彼を中心に、リリスを含む少数の人々が対抗策を模索していること。
・勇者クルスと国王陛下、さらに主だった支配階級の心が侵略されつつあること。これは魔族側にも、同様の現象が見られるであろうということ。
これらに加え、黒い煤についても話す。
「憑りつかれた奴は、体から黒い煤が漏れ出る。ただし、それを目視できる者は限られていて、目視できた場合、憑りつかれやすいそうだ」
「煤か……それについては初耳だな。俺たちが知る侵略者は、人の姿をしていて魔法が通じない存在。それだけだ」
「戦いの準備をしていたはずなのに、ここにきて新情報……どうやら後手に回っているようだね。おまけに、煤を確認できる人間が限られているなんて。いても、憑りつかれやすいってのは厄介な話だよ」
二人は息を合わせるように俺を見つめる。
「お前は大丈夫なんだろうな?」
「憑りつかれたりしないでよ。あんたが憑りつかれたら……」
「そうならないように気をつけるよ。気をつけ方はわからんがね。そう言ったことも含め、一度アルダダスに会い、詳しい情報を得ようと思っている。その内容いかんによっては、手を組めるかもしれないしな」
「宰相アルダダスが味方か……それは心強いな」
「だけど、今の彼は名ばかり宰相で、大きな力を持っていないと聞くよ」
カシアの言葉に、俺は思わず目を見開いた。
「そうなのか?」
「ええ。ただ、これは外の情報……しかも、王国中央に関する情報だから、裏は取れてないけどね」
「力を失った理由はわかるか?」
「さぁね。でも、もしかすると、宰相アルダダスはわざと宰相の席だけを残して、陛下やクルスから距離を置いているのかも。つまり、異界の侵略者と繋がる者から、意図的に身を引いている……そういうことも考えられる」
「なるほど」
「ま、たとえ名ばかり宰相でも、その肩書きには重みがある。味方になってくれるなら、ありがたいけどね」
そう語ったカシアは、目だけで笑うような仕草を見せ、ちらりとジャレッドを見やった。
その目で見られた彼は、大きな手のひらを頭に当てて、少々疲れた表情を見せる。
この、二人のどこか奇妙なやり取りが気になり、俺は尋ねた。
「どうしたんだ、二人とも?」
「いや、実はな……村長が倒れたんだ」
「なっ!? 昨日まで元気そうだっただろう?」
「ああ、そうなんだが、急に体調を崩したようで……」
「そうか。それで容態は?」
「芳しくない。ヒースの話だと、そう長くないそうだ」
「そんなに悪いのか?」
「もう、年も年だからな。そろそろ九十にも届こうって歳だ。元気そうに見えてたが、急に来たのかもな」
「そうか……しかし、そうなると、アルダダスの件はどうする?」
アルダダスとの会談は重要だ。
その内容次第では、手を組む必要も出てくるだろう。
――では、誰がその判断を行うことになるのか?
通常ならば、他の村の村長たちと協議して決めるところだ。しかし、レナンセラ村の村長は不在。
それついて、ジャレッドに問いかける。
「村長が倒れた今、レナンセラの代表は誰になるんだ?」
「…………俺だよ」
ジャレッドは顔を捻じ曲げて心底嫌そうな素振りを見せた。
そして、こう続ける。
「俺としちゃあ、頭の回るヒースにお願いしたいんだが、あいつは医者という立場があるから、代表という立場まで兼任させられねぇ――で、俺だ」
「あはは、そうか。でも、それなら安心だ」
「本人は不安でいっぱいだぜ。ったく、柄じゃねぇ」
「そう言うな。お前なら安心して村を任せられる。俺も村のみんなも、そう思っているだろうよ」
「はん、どうだかな」
不貞腐れるジャレッドの姿を見た俺は笑いを隠せない。彼の隣にいるカシアもくすくすと笑っている。
そんな俺たちにますます不貞腐れた姿を見せるジャレッド。
さらに、笑いは重なっていく。
――――子どもたち
アデルは疲れ切った様子でアスティとフローラに話しかけるが、答えを返したのはフローラだけ。
「はぁ……泣いてるかーちゃん相手に口喧嘩なんて、もう二度としたくねぇよ」
「クスッ、お疲れ様。でも、カシアさんの気持ちもわかるな」
「俺だってわかってる。それでも……旅を、したいから」
「うん、それもわかる。あーちゃんもそうでしょ?」
「…………」
話しかけられたアスティは、またもやぼんやりと父親を見ていた。
いや、今回は大人たちすべてを、だろうか?
そして、か細い声を漏らす。
「う…………つ……み」
「あーちゃん?」
「え、なになに? どうしたの、フーちゃん?」
「……ねぇ、あーちゃん、本当に大丈夫? さっきもそうだけど、なんだがぼーっとしてるし」
「う~ん、別に体調が悪いとかないけど。寝不足かなぁ?」
「いやいや、お前、俺たちと違ってぐっすり寝てたじゃん!」
そう派手にツッコむアデルのそばで、フローラはアスティの心の内を案じる。
「あの、あーちゃん。初めて誰かを斬ったことで……そのせいで?」
「え? いや、そうだね。嫌な感じだったけど、必死だったから。それは今のところ平気だよ」
「そう? でも、辛かったらすぐに相談してね。力になるから」
「うん、ありがとう。フーちゃん」
――――ヤーロゥ
子どもたちは何やら談笑しているようだが、俺は意識を現在の課題へと集まていた。
ひとまず、俺がアルダダスと会ってから方針を考えるということで話はまとまり、俺たちは旅を続けるということになった。
その前に、二つ、ジャレッドたちに尋ねておく。
「そう言えば、村長の容態について、子どもたちには?」
「話してない。お前さんがクルスとやり合っている最中に話すようなことでもないと思ってな」
「それに村長は、あの子たちにとっておじいちゃんみたいなもんだからねぇ。どう切り出したものかというものあったしね」
「わかった、その件は俺から話しておく。それと、異界の侵略者の存在と、村の存在理由についても子どもたちに伝えておく。その方が良いだろう」
「ああ、憑りつくなんていう力まで持っているなら、予めそのことを知っておいた方がいいだろうな」
「ヤーロゥ、アデルのことを――いえ、子どもたちのことを頼んだよ」
「もちろんだ」
俺は静かに首を縦に振り、子どもたちへ声をかける。
「よ~し、お前ら、ケチはついたが旅を再開するぞ!」
「うん、わかった!」
「よっしゃ! 行こう!」
「はい! あ、ジャレッドさん、カシアさん。パパとママ――っと、父と母によろしく伝えておいてください! わたしは大丈夫だからって!!」
「おう、しっかり伝えておくぜ」
「あはは、フローラはよくできた子だね。ああ、ちゃんと伝えておくよ」
俺たちはジャレッドとカシアに手を振って、旅を再開した。
アデルが次の目的地について尋ねてくる。
「ねぇ、ヤーロゥおじさん。ノーレインの村があんなになっちゃったけど、どうするの? 村も放置でいいの?」
「村の後始末についてはレナンセラ村の者たちが責任をもって行い、遺体も手厚く弔われることだろう。あと、今後の予定だが、当初はあの村を足掛かりにして魔族領域へ入り、アスティの母親を探す予定だったが、その予定が大幅に変更となった」
「どんな風に?」
「宰相アルダダスが俺と会いたがっている。あいつに会うために、合流地点に近い場所にある町『デルビヨ』へ向かうつもりだ」
「宰相アルダダスが? え、なんでそんなことに!?」
不意に飛び出たアルダダスの名に、アデルの声は裏返り、アスティとフローラもまた驚きを隠せずに目を丸くして言葉を失っている。
「ちょっとややこしいことになっていてな。お前たちには全部話す。あと、この件とは別に……良いタイミングがなくて、アスティに伝えそびれていたこともある。それも含めて」
「私に?」
「ああ、俺も旅を出る直前、村長のところに別れの挨拶へ行ったとき、偶然知ったんだが…………」
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