2 / 54
第一章
レーヴェルランドの女王とベルハルト王国の第二王子 1
しおりを挟む
目の前に浮かべた幻影と何度も切り結ぶ。それはかつての女王達と戦った凄腕の剣士たち。魔法で作り上げたその幻は、傷つきこそしないものの、実体を持って女王に斬り掛かってくる。その幻を今日も全て斬り捨てた女王は、いつもの日課をこなすべく、自室へと戻っていくのだった。
「女王サマ~見て見て!新作ですぅ!今日はこれ着ましょ~」
女王アリシアの寝室に、ノックも挨拶もせずに朝から乱入してきたのは、側近であるセイレーンだ。
肩までの薄水色の髪を揺らし、蒼色の瞳をキラキラとさせ、可愛らしい顔を目一杯笑顔にして、手には何やら新作らしき布の塊を手にしている。
アリシアはちょうど朝の鍛錬を終えて部屋に戻り、軽く湯を浴びさっぱりしたところで、これから着替えようという絶妙なタイミング。
まあ、このタイミングを狙って来たのだろうけど。
チラリとセイレーンの手元に視線を流し、それを認識したアリシアは、軽く首を傾げた。
「ドレス?なんで?」
女王は普段ドレスなんて着ない。シンプルな白いシャツに黒っぽいパンツ姿がデフォだ。
セイレーンは、よくぞ聞いてくれました!とばかりに、にっこり笑って胸を張る。なんだかいちいち可愛らしい。彼女はアリシアよりも2歳ほど上だけど。
「朝食後に、お客様との謁見があるからですよぉ。先程到着されたんですけどね。なんかねえ、柔和な感じの美形なんですぅ。もう、ミーシャ姐さんなんか目の色変えてハンターモード。ベルハルト王国の第二王子様だそうですよぉ」
セイレーンはそう言いながら、手元のドレスを広げて見せる。
シンプルな形の細身のデザインながら、淡い菫色の上質なシルクに少しだけ濃いめの同色の糸で精緻な刺繍が刺され、ところどころに小さな紫水晶が散りばめられている。
浅めに開いたデコルテは上品で、レースで作られた長袖は、女王としての品格を充分に現し、デイドレスとして謁見に相応しいものだった。
他国の王族相手だ。少々窮屈だが仕方がない。
アリシアは一つため息をつくと、大人しくセイレーンに手伝ってもらい、下着とドレスを身に着けていく。
(全く面倒だよなあ、女王って仕事は)
思わず溢したくなる溜息をこらえて、鏡に向き合うと、嬉しそうなセイレーンとバッチリ目があった。
そう、朝からこんな彼女の笑顔を見るのは嫌ではないのだ。むしろ、アリシアも何となく温かい気持ちになるから、まあ良いかとも思ってしまう。面倒なだけで。
セイレーンは、さらにアリシアの金色の髪も複雑に編み込んで、キレイに結い上げてから、その顔に丁寧に化粧を施した。
「はぁ~いつ見てもキレイですねぇ。惚れ惚れしちゃう。たまにしかこうやって着飾らさせてくれないのが、ホントに残念ですぅ。アクセサリーはどれにしようかな~」
セイレーンがうっとりと呟きながら、首元や耳にいくつか首飾りや耳飾りを当てていく。アリシアは、そんな彼女にされるがままだ。
(そろそろお腹空いたなあ……今日の朝食なんだろ?)
と、身体的欲求には抗えず、割とどうでもいいことを考えているのだった。
一方その頃、ベルハルト王国からレーヴェルランドに王国の名代としてやってきた一行は、城の一室で朝食を出され、もてなされていた。
ベルハルト王国からこのレーヴェルランドまで、特別な早馬を飛ばして5日ほど。ほとんど休むことなく、馬を替えながらここまで駆け抜けてきた一行は、早朝の到着という非常識な訪問にも関わらず、国王からの親書のお陰で、スムーズに城に迎え入れられていた。
正確には、国王からの親書のお陰ではなく、女王の側近の一人ミーシャの一存だったのだが。
「女王は3時間後には謁見可能ですわ。それまでは、こちらで旅の疲れを癒してくださいませ。湯を使いたいのでしたら、湯殿への案内もいたしますわ」
緩くウエーブした濃い艷やかな赤い髪を肩の下まで伸ばし、少しつり目気味の大きな緑色の瞳を持つ妖艶な雰囲気の美女が、一行の男性達に艶やかに微笑みかける。
だが、その笑顔に動じることなく、一行の代表であるベルハルト王国の第二王子レオンハルト・サリード・ル・ベルンハルトは、穏やかに微笑みつつも相手を踏み込ませない王族スマイルを浮かべて、感謝を述べた。
「急な訪問にも関わらず、親切な饗しに感謝する。お言葉に甘えて、こちらで女王にお会いする為に恥ずかしくない程度に整えさせて貰う。ええと、君は?」
「ミーシャと申します。私は外に控えておりますので、何かございましたらお呼びくださいませ」
ミーシャと名乗った美女は、そう言うとあっさりと踵を返し部屋から出て行った。
レオンハルトは、扉が閉まると同時に、一行の中の魔法師の男に軽く目配せする。
「防音結界発動」
小さな詠唱に室内に張られた防音結界。
そうしてやっと、男たちは朝食が用意されたテーブルを囲むように腰を下ろした。
「なんていうか……この城、全く油断ならない場所だよな」
レオンハルトの近衛騎士であるリュシアン・ソーヴェリヌが、席につくなり、肩を回しながら言った。
城自体は、縦にというより、低層の建物で横に広がっている印象だ。だだ、非常に入り組んでおり、似たような回廊がいくつもの分岐を経て繋がっている。お陰で自分たちのいる場所がとても認識しづらい。案内無しには、まともに目的地に行けないばかりでなく、延々と迷いそうである。
そして、レーヴェルランドというこの小国自体も、その特殊な成り立ちから女性しか目にすることが無いため、自分達がとてつもなく視線を集めているようで、どうにも居心地が悪い。
「そうだね。でも彼女達にとって僕達は敵じゃない。商談相手だ。見極められているのかも知れないけれど、敵意は感じないよ」
答えるレオンハルトは冷静だ。淡い栗色の髪、琥珀色の瞳の柔和な印象の美形で、緩く浮かべる微笑みは人の油断を誘うが、王国でも三本の指に入る魔法師であり、知略や商才に長けている男だ。この第二王子は、外交面でも高く評価されている。
「そうなんですけどね。なんていうかキレイだったり、可愛かったりの女の子たちがいっぱいなのに、全然隙がなくて、勝てる気がしないのが、ちょっと怖くて。殿下、あのミーシャっていう彼女、めちゃくちゃ強いですよ? 今回の依頼内容を考えれば、当然というかありがたいんですけど、近寄りたくないなあ」
普段は金髪碧眼の整った容姿を活かして、女性達と多くの浮名を流しているリュシアンらしくない一言に、レオンハルトは思わず苦笑する。
「そうだね。まあ、とりあえずはありがたく食事をいただこう。毒は心配しなくて良さそうだ。それから、謁見で失礼のない程度に身嗜みを整えるよ」
テーブルに並べられた料理を一通り感知魔法で調べたレオンハルトは、早速紅茶を口にする。
疲労困憊の体を癒すような、爽やかな香りが素晴らしい。
(本当は一刻も早く女王に謁見して、商談をまとめたいところだけど、焦りは禁物だしね。父上いわく、女王は要注意だってことだし……とりあえず腹が減っては戦はできぬ、って言うからね)
と、レオンハルトはトーストにバターと蜂蜜をたっぷり乗せると、それに齧り付いた。
それを見た王子の護衛である4人の男達も、息をついて食事に手を伸ばすのだった。
そして、廊下に出て応接室の部屋の扉をきっちり閉じたミーシャは、
「う~ん……王子様はちょっとまだ若いなあ。あと2、3年育った方がいいかも。58点。青田買いもありかしら? この際セイレーンかアリシアにどうだろ?
あの、近衛のお兄さんは、見た目と年齢はどストライクなんだけどなあ。でも、ちょっと怖がられちゃったかしら? 76点ってところ? う~ん、猫被って頑張ってみようかな? それとも下僕にしちゃおうかしら?」
室内で防音結界が張られたのをいいことに、好き勝手な事をブツブツと口に出しているのだった。
「女王サマ~見て見て!新作ですぅ!今日はこれ着ましょ~」
女王アリシアの寝室に、ノックも挨拶もせずに朝から乱入してきたのは、側近であるセイレーンだ。
肩までの薄水色の髪を揺らし、蒼色の瞳をキラキラとさせ、可愛らしい顔を目一杯笑顔にして、手には何やら新作らしき布の塊を手にしている。
アリシアはちょうど朝の鍛錬を終えて部屋に戻り、軽く湯を浴びさっぱりしたところで、これから着替えようという絶妙なタイミング。
まあ、このタイミングを狙って来たのだろうけど。
チラリとセイレーンの手元に視線を流し、それを認識したアリシアは、軽く首を傾げた。
「ドレス?なんで?」
女王は普段ドレスなんて着ない。シンプルな白いシャツに黒っぽいパンツ姿がデフォだ。
セイレーンは、よくぞ聞いてくれました!とばかりに、にっこり笑って胸を張る。なんだかいちいち可愛らしい。彼女はアリシアよりも2歳ほど上だけど。
「朝食後に、お客様との謁見があるからですよぉ。先程到着されたんですけどね。なんかねえ、柔和な感じの美形なんですぅ。もう、ミーシャ姐さんなんか目の色変えてハンターモード。ベルハルト王国の第二王子様だそうですよぉ」
セイレーンはそう言いながら、手元のドレスを広げて見せる。
シンプルな形の細身のデザインながら、淡い菫色の上質なシルクに少しだけ濃いめの同色の糸で精緻な刺繍が刺され、ところどころに小さな紫水晶が散りばめられている。
浅めに開いたデコルテは上品で、レースで作られた長袖は、女王としての品格を充分に現し、デイドレスとして謁見に相応しいものだった。
他国の王族相手だ。少々窮屈だが仕方がない。
アリシアは一つため息をつくと、大人しくセイレーンに手伝ってもらい、下着とドレスを身に着けていく。
(全く面倒だよなあ、女王って仕事は)
思わず溢したくなる溜息をこらえて、鏡に向き合うと、嬉しそうなセイレーンとバッチリ目があった。
そう、朝からこんな彼女の笑顔を見るのは嫌ではないのだ。むしろ、アリシアも何となく温かい気持ちになるから、まあ良いかとも思ってしまう。面倒なだけで。
セイレーンは、さらにアリシアの金色の髪も複雑に編み込んで、キレイに結い上げてから、その顔に丁寧に化粧を施した。
「はぁ~いつ見てもキレイですねぇ。惚れ惚れしちゃう。たまにしかこうやって着飾らさせてくれないのが、ホントに残念ですぅ。アクセサリーはどれにしようかな~」
セイレーンがうっとりと呟きながら、首元や耳にいくつか首飾りや耳飾りを当てていく。アリシアは、そんな彼女にされるがままだ。
(そろそろお腹空いたなあ……今日の朝食なんだろ?)
と、身体的欲求には抗えず、割とどうでもいいことを考えているのだった。
一方その頃、ベルハルト王国からレーヴェルランドに王国の名代としてやってきた一行は、城の一室で朝食を出され、もてなされていた。
ベルハルト王国からこのレーヴェルランドまで、特別な早馬を飛ばして5日ほど。ほとんど休むことなく、馬を替えながらここまで駆け抜けてきた一行は、早朝の到着という非常識な訪問にも関わらず、国王からの親書のお陰で、スムーズに城に迎え入れられていた。
正確には、国王からの親書のお陰ではなく、女王の側近の一人ミーシャの一存だったのだが。
「女王は3時間後には謁見可能ですわ。それまでは、こちらで旅の疲れを癒してくださいませ。湯を使いたいのでしたら、湯殿への案内もいたしますわ」
緩くウエーブした濃い艷やかな赤い髪を肩の下まで伸ばし、少しつり目気味の大きな緑色の瞳を持つ妖艶な雰囲気の美女が、一行の男性達に艶やかに微笑みかける。
だが、その笑顔に動じることなく、一行の代表であるベルハルト王国の第二王子レオンハルト・サリード・ル・ベルンハルトは、穏やかに微笑みつつも相手を踏み込ませない王族スマイルを浮かべて、感謝を述べた。
「急な訪問にも関わらず、親切な饗しに感謝する。お言葉に甘えて、こちらで女王にお会いする為に恥ずかしくない程度に整えさせて貰う。ええと、君は?」
「ミーシャと申します。私は外に控えておりますので、何かございましたらお呼びくださいませ」
ミーシャと名乗った美女は、そう言うとあっさりと踵を返し部屋から出て行った。
レオンハルトは、扉が閉まると同時に、一行の中の魔法師の男に軽く目配せする。
「防音結界発動」
小さな詠唱に室内に張られた防音結界。
そうしてやっと、男たちは朝食が用意されたテーブルを囲むように腰を下ろした。
「なんていうか……この城、全く油断ならない場所だよな」
レオンハルトの近衛騎士であるリュシアン・ソーヴェリヌが、席につくなり、肩を回しながら言った。
城自体は、縦にというより、低層の建物で横に広がっている印象だ。だだ、非常に入り組んでおり、似たような回廊がいくつもの分岐を経て繋がっている。お陰で自分たちのいる場所がとても認識しづらい。案内無しには、まともに目的地に行けないばかりでなく、延々と迷いそうである。
そして、レーヴェルランドというこの小国自体も、その特殊な成り立ちから女性しか目にすることが無いため、自分達がとてつもなく視線を集めているようで、どうにも居心地が悪い。
「そうだね。でも彼女達にとって僕達は敵じゃない。商談相手だ。見極められているのかも知れないけれど、敵意は感じないよ」
答えるレオンハルトは冷静だ。淡い栗色の髪、琥珀色の瞳の柔和な印象の美形で、緩く浮かべる微笑みは人の油断を誘うが、王国でも三本の指に入る魔法師であり、知略や商才に長けている男だ。この第二王子は、外交面でも高く評価されている。
「そうなんですけどね。なんていうかキレイだったり、可愛かったりの女の子たちがいっぱいなのに、全然隙がなくて、勝てる気がしないのが、ちょっと怖くて。殿下、あのミーシャっていう彼女、めちゃくちゃ強いですよ? 今回の依頼内容を考えれば、当然というかありがたいんですけど、近寄りたくないなあ」
普段は金髪碧眼の整った容姿を活かして、女性達と多くの浮名を流しているリュシアンらしくない一言に、レオンハルトは思わず苦笑する。
「そうだね。まあ、とりあえずはありがたく食事をいただこう。毒は心配しなくて良さそうだ。それから、謁見で失礼のない程度に身嗜みを整えるよ」
テーブルに並べられた料理を一通り感知魔法で調べたレオンハルトは、早速紅茶を口にする。
疲労困憊の体を癒すような、爽やかな香りが素晴らしい。
(本当は一刻も早く女王に謁見して、商談をまとめたいところだけど、焦りは禁物だしね。父上いわく、女王は要注意だってことだし……とりあえず腹が減っては戦はできぬ、って言うからね)
と、レオンハルトはトーストにバターと蜂蜜をたっぷり乗せると、それに齧り付いた。
それを見た王子の護衛である4人の男達も、息をついて食事に手を伸ばすのだった。
そして、廊下に出て応接室の部屋の扉をきっちり閉じたミーシャは、
「う~ん……王子様はちょっとまだ若いなあ。あと2、3年育った方がいいかも。58点。青田買いもありかしら? この際セイレーンかアリシアにどうだろ?
あの、近衛のお兄さんは、見た目と年齢はどストライクなんだけどなあ。でも、ちょっと怖がられちゃったかしら? 76点ってところ? う~ん、猫被って頑張ってみようかな? それとも下僕にしちゃおうかしら?」
室内で防音結界が張られたのをいいことに、好き勝手な事をブツブツと口に出しているのだった。
10
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】
iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる