2 / 3
5人の生徒の情報
しおりを挟む
僕はサツキが作ってくれた朝食を食べた後、カバンを持って家を出た。今日から学校生活が始まる。かと言って高校生活を楽しめる余裕はないだろう。学校が終わったら早速担当する家庭教師をする家に向かおう。
「…ってこの住所…!」
僕は予め渡されていた生徒の情報が書かれた紙を見て目を見開いた。なんと担当する3人の住所は一致していたのだ。しかも…
「栄ヶ丘って…。」
栄ヶ丘(えいがおか)。この地域に住む人達は金持ちばかりだ。富豪住宅街とも言われている。しかもほか2人もみんな栄ヶ丘だ。
「まぁ、家庭教師雇うくらいの金があるってことなのかな?」
あまりにも不自然な気もするけど…。まぁ、なんとかなるでしょう。
「とりあえず学校パッパと終わらせますか。」
僕は生徒の情報が書かれた紙を4つ折りにしてポケットに入れた。そして、慣れない通学路を歩くのだった。
学校は比較的に早く終わった。僕は特別進学クラスでもずば抜けていて、毎日学校に来ていれば普通の生徒より早く帰れるらしい。その分自分で頑張れってことなのかもしれない。…いやぁ~。廊下を歩く度にいろんな先生からジロジロ見られたなぁ。前代未聞だったらしい。僕は入試試験250点満点を叩き出した。成績も中学3年間オール5で生徒会長も3年連続で務めた。色々な学校の中、将来と学費免除の面、自由度の高いこの学校を選んだ。
「さて、もう1回生徒達を確認しておきますか。」
僕はポケットに入れていた紙を取り出し1人ずつ見ていった。
「1人目…。緋然 桜(ひぜん さくら)。年齢15歳。我栄学園(がえいがくえん)普通有段(ふつうゆうだん)
住所 栄ヶ丘湖鈴(こりん)地区ジュゼタワーマンション1209。緋然家の長女で、得意科目は英語と国語。中学最後のテストの点数は、国語65 英語60 数学10 理科13 社会39 …。」
我栄学園とは僕が通う高校だ。我栄学園はそれぞれ勉強の能力で段分けされる。僕は最上位の特進栄段(とくしんえいだん)だが、この生徒は最下位の有段のようだ。…まぁ中学最後のテストで10点台2つは致命的だ。入れるのかよそれで。
「ええと次は…。」
「緋然 日葵(ひぜん ひまわり)。年齢15歳。我栄学園普通有段
住所 栄ヶ丘湖鈴(こりん)地区ジュゼタワーマンション1209。緋然家の次女で得意科目は理科と数学。
中学最後のテストの点数は、国語9 英語28 数学87 理科53 社会23…。」
まさかの1桁がありますよ。こりゃ大変だな。っていうか同じ年齢で次女ってことは双子?
「次…」
「緋然 紅葉(ひぜん もみじ)。年齢15歳。我栄学園普通有段
住所 栄ヶ丘湖鈴(こりん)地区ジュゼタワーマンション1209。緋然家の3女で得意科目は社会、副教科全部。
中学最後のテストの点数は、国語15 英語15 数学35 理科55 社会95。」
ここまで見て言いたいことがいくつもある。それは
「三つ子だと!?」
まず1つ目。三つ子。
2つ目、
「点数の差が激しすぎるって!何だよ国語15点で社会95点って!」
そして3つ目は
「三つ子全員得意科目違うの!?5教科3等分しちゃってるよ!」
ふぅ。言いたいこと言えたぜ(´-ω-`)
あと二人もいるよ…。
「真紀(まき) トルース ストレンジ 年齢16歳。我栄学園普通夢段
住所 栄ヶ丘湖鈴(こりん)地区ジュゼタワーマンション1201。5人中唯一の外国人。得意科目は英語。話せる言語は英語、スペイン語、ドイツ語。
中学3年の夏に転校してきた為、日本語は話せない。
中学最後のテストの点数は、国語5 英語100 数学20
理科15 社会5(尚、テストは全て日本語表記)」
そりゃ日本語読めないのに日本語表記のテスト解けるわけないよ。っていうかよく0点じゃないな。もしかしたら賢いのかもしれないな。
「最後は…」
「美来 湖麻里(みらい こまり)年齢17歳。我栄学園普通夢段
住所 栄ヶ丘湖鈴(こりん)地区ジュゼタワーマンション1203。5人の中で最年長。高校2年最後のテストの点数は国語70 英語58 数学62 理科28 社会42 」
暗記系が苦手なのかな。でも5人の中で1番教えなくてよさそうな感じだな。
「ふぅ~。」
僕は今マンションを見上げている。この最上階…12階に彼女達がいる。家庭教師の仕事は給料が高い。そして僕の夢へ繋がるかもしれない仕事だ。今の僕にはまさしく天職。僕は自分の頬を叩く。そして、
「行くぞ。」
マンションに足を踏み入れるのだった。
「…ってこの住所…!」
僕は予め渡されていた生徒の情報が書かれた紙を見て目を見開いた。なんと担当する3人の住所は一致していたのだ。しかも…
「栄ヶ丘って…。」
栄ヶ丘(えいがおか)。この地域に住む人達は金持ちばかりだ。富豪住宅街とも言われている。しかもほか2人もみんな栄ヶ丘だ。
「まぁ、家庭教師雇うくらいの金があるってことなのかな?」
あまりにも不自然な気もするけど…。まぁ、なんとかなるでしょう。
「とりあえず学校パッパと終わらせますか。」
僕は生徒の情報が書かれた紙を4つ折りにしてポケットに入れた。そして、慣れない通学路を歩くのだった。
学校は比較的に早く終わった。僕は特別進学クラスでもずば抜けていて、毎日学校に来ていれば普通の生徒より早く帰れるらしい。その分自分で頑張れってことなのかもしれない。…いやぁ~。廊下を歩く度にいろんな先生からジロジロ見られたなぁ。前代未聞だったらしい。僕は入試試験250点満点を叩き出した。成績も中学3年間オール5で生徒会長も3年連続で務めた。色々な学校の中、将来と学費免除の面、自由度の高いこの学校を選んだ。
「さて、もう1回生徒達を確認しておきますか。」
僕はポケットに入れていた紙を取り出し1人ずつ見ていった。
「1人目…。緋然 桜(ひぜん さくら)。年齢15歳。我栄学園(がえいがくえん)普通有段(ふつうゆうだん)
住所 栄ヶ丘湖鈴(こりん)地区ジュゼタワーマンション1209。緋然家の長女で、得意科目は英語と国語。中学最後のテストの点数は、国語65 英語60 数学10 理科13 社会39 …。」
我栄学園とは僕が通う高校だ。我栄学園はそれぞれ勉強の能力で段分けされる。僕は最上位の特進栄段(とくしんえいだん)だが、この生徒は最下位の有段のようだ。…まぁ中学最後のテストで10点台2つは致命的だ。入れるのかよそれで。
「ええと次は…。」
「緋然 日葵(ひぜん ひまわり)。年齢15歳。我栄学園普通有段
住所 栄ヶ丘湖鈴(こりん)地区ジュゼタワーマンション1209。緋然家の次女で得意科目は理科と数学。
中学最後のテストの点数は、国語9 英語28 数学87 理科53 社会23…。」
まさかの1桁がありますよ。こりゃ大変だな。っていうか同じ年齢で次女ってことは双子?
「次…」
「緋然 紅葉(ひぜん もみじ)。年齢15歳。我栄学園普通有段
住所 栄ヶ丘湖鈴(こりん)地区ジュゼタワーマンション1209。緋然家の3女で得意科目は社会、副教科全部。
中学最後のテストの点数は、国語15 英語15 数学35 理科55 社会95。」
ここまで見て言いたいことがいくつもある。それは
「三つ子だと!?」
まず1つ目。三つ子。
2つ目、
「点数の差が激しすぎるって!何だよ国語15点で社会95点って!」
そして3つ目は
「三つ子全員得意科目違うの!?5教科3等分しちゃってるよ!」
ふぅ。言いたいこと言えたぜ(´-ω-`)
あと二人もいるよ…。
「真紀(まき) トルース ストレンジ 年齢16歳。我栄学園普通夢段
住所 栄ヶ丘湖鈴(こりん)地区ジュゼタワーマンション1201。5人中唯一の外国人。得意科目は英語。話せる言語は英語、スペイン語、ドイツ語。
中学3年の夏に転校してきた為、日本語は話せない。
中学最後のテストの点数は、国語5 英語100 数学20
理科15 社会5(尚、テストは全て日本語表記)」
そりゃ日本語読めないのに日本語表記のテスト解けるわけないよ。っていうかよく0点じゃないな。もしかしたら賢いのかもしれないな。
「最後は…」
「美来 湖麻里(みらい こまり)年齢17歳。我栄学園普通夢段
住所 栄ヶ丘湖鈴(こりん)地区ジュゼタワーマンション1203。5人の中で最年長。高校2年最後のテストの点数は国語70 英語58 数学62 理科28 社会42 」
暗記系が苦手なのかな。でも5人の中で1番教えなくてよさそうな感じだな。
「ふぅ~。」
僕は今マンションを見上げている。この最上階…12階に彼女達がいる。家庭教師の仕事は給料が高い。そして僕の夢へ繋がるかもしれない仕事だ。今の僕にはまさしく天職。僕は自分の頬を叩く。そして、
「行くぞ。」
マンションに足を踏み入れるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
幽縁ノ季楼守
儚方ノ堂
キャラ文芸
「季楼庵当主の代理を務めてもらう」
幼少期、神隠しにあった過去を待つ青年ユメビシ。
迷い込んだ先で、事件に巻き込まれ両手を失い、生死を彷徨うことに。
ただ「死にたくない」と望んだ願いは、ある故人の手を移植することで実現した。
これを境に不死の体質へと変貌したユメビシは、約70年の時を経て、因縁の土地『瞑之島(みんのとう)』へ帰還する。
しかし、どうして今自分がここにいるのか、その理由となる記憶がすっぽり抜け落ちた状態で……。
奇妙な忘却に焦りを抱えながら、手がかりを求め探索するさなか、島の中枢を担う組織『季楼庵(きろうあん)』の面々と関わりを持ち、次々と巻き起こる騒動に身を投じていくのだった。
現代において、人と人ならざる者が共存する瞑之島を舞台に、半ば強制的に当主代理に据えられたユメビシの非日常。
異色の現代ファンタジー✖️和風奇譚✖️ミステリー
様々な思惑が交錯する中、彼の帰還を以て、物語は一つの結末へ動き出す。
その約束は、何十年何百年経ち、たとえ本人達が覚えていなくとも。
幽かな縁で繋がり続け、決して解けない糸となる。
それを人は、因縁――またの名を『呪い』と呼ぶのだった。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる