単なるセフレだったはずの王宮騎士団のイケメンエースが、なぜか身分違いの俺に激しく執着しはじめて、周囲をドン引きさせているって本当ですか!?

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34.追及

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 ――嘘だらけで始まった俺たちの関係。

 だから今の俺が何を弁明しても、きっとシヴァにはもう届かないのだ。



「イーサン、教えてくれ。
お前は俺をからかって楽しんでいるだけなのか……?」

 宝石のような瞳で見つめられると、なにもかもお見通しなのではないかという気がしてくる。

「俺、からかってなんていません。俺は本当に、あなたのこと……」

 言いかけるが、俺の脳裏には、あの劇場でのマヤ王女とシヴァの姿が浮かぶ。


 ――俺なんかが、シヴァに釣り合うはずがない!
 自分の気持ちを正直に打ち明けたところで、いったい何になるというのだろう?

 俺はただ一時の、シヴァの遊び相手に過ぎないというのに……。


「今日劇場で一緒にいた、あの男は何だ?
ずいぶん、親しそうだったじゃないか……」

 責めるように言うと、シヴァはゆっくりと俺の裸の身体を愛撫し始める。

「あっ、あ、あ……、そんなんじゃ、ありません!
彼とはただの、友達……で、んっ……」

「ほう、ただの友達が、あんな風な目を俺に向けてくるのか?
ずいぶんじゃないか、イーサン。俺の前で見せつけるようにして……、やはりお前は悪い男だ……」

 シヴァの人差し指が、俺の鎖骨から臍まで下りてくる。

 何かを期待した俺の身体は、ピクリピクリとはしたなく反応している。


「でも、本当に、ラムは……」

「ラムというのか、あの白魔導士は……、お前にひどく執着している様子だったな……。
あの男にも、こうしてお前の身体を与えたのか?」

「そんな、はずは……っ」

 シヴァのベルベットの袖口が、俺の下腹部をくすぐる。

「イーサン、俺はお前を信じすぎていたのかもしれない。
俺はただ、お前に騙されていて、都合よく扱われているだけなのに、そのまっすぐな瞳についうっかり期待してしまった……」

 シヴァは俺の太ももをさすると、ゆっくりを足を開かせた。


「あっ、シヴァ……っ!」

 シヴァから俺の陰部が丸見えになっている。

 どうしようもなく恥ずかしいのに、俺の淫らな身体はこんな状況にもすっかり反応してしまっている。


 シヴァは俺の口の中に、その長い指を突っ込んできた。


「んっ……!!」

「そうだ、そうやって唾液を良く絡ませて……、そう、上手だ」

 まるで出来の悪い生徒を励ますように俺に言うと、シヴァは俺の口の中で指を回転させる。

「んはっ……」

「怖くない、力を抜いて……」


 シヴァは俺の口から指を引き抜くと、俺になだめるようなキスをしながら、俺の後ろの窄まりに指をあてた。


「あ、ダメ……、そこっ……」

 言いながらも、俺の身体はシヴァの指をどんどん飲みこんでいった。


「んあ、あ、あ、中っ、はいって……!!」

「ああ、入っていくぞ。お前の中は、熱いな……」

 耳元で囁かれると、俺の中心部が疼く。


「シヴァ、駄目っ……」

 甘い声で言っても、まるでねだっているようにしか聞こえない。


「こんなにきつくては、俺のものはとても飲みこめないぞ、イーサン。ほら、もっと足を開いて」

 トン、トン、と探るように内部を押されると、何か信じがたい快感が俺を襲った。


「あ、あ、あ! やだっ、そこっ、変……っ」

 俺はシヴァの背中にしがみつく。

「変じゃない、イーサン。感じてるんだ……。
ああ、まだここは誰も知らないんだったな。それだけはどうやら本当のようだ。ということは、ここは……俺だけの秘密の場所だ」

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