いきなり魔女になるなんて無理ですってば!!!

黒猫

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 「マジで何処に行ったんだよ?!リアナっ!リアナ!」

 ローム様が叫びます。
 他人のためにこんな、叫べるなんてスゴいです!
 尊厳しますね~。
 ここですよ~とローム様の前で手をフリフリとする。

 ボンッ!

 「お?」
 
 んえ?

 「あ、ああ……い、リアナさ──」

 「リアナぁ!!!マジで心配したんだぞ~!!?いきなり呪文なんか唱えるからー」

 ……。ど、どうしましょう!!

 「リアナ様を離せよっ!!」

 と言い可愛い女の子がローム様を蹴ろうとした。
 その瞬間ローム様が女の子をひょいっと持ち上げ地面に投げつけた。
  
 「……いっ……たぁ…」

 女の子が呻き声をあげる。
 いっ、いたそうです……。
 何とかしないと…!!
 何をすればいいのでしょうか……?
 
 「さっきからなんなんだよっ!ふざけるのも大概にしろよ!!」

 そう言いまた殴ろうとした。
 そんなのよくありません。
 止めないと。

 「やめてくださいっ!!!!!」

 気づいたら声が出てた。
 ……。いやぁ、やっちゃった。

 「リアナ…ごめん。」

 お?気づかれなかったっ!
 女の子がはあはあと息を吐いている。
 これで一件落ちゃ──。

 「ところで……お前誰だ?リアナじゃないだろ?」

 !!!!
 気づかれてたー!! 
 
 「え、えと、そのぉ……」

 だらだらと汗をかく。
 どう言い訳しましょう……。
 
 「……私から言わせてくださいっ……」

 「なんでお前なんだよ」

 こわいこわいこわい。
 彼の声色は刺々している。

 「私はすべて知っています。いま、彼女は恐怖で動けないようですし」

 うんうんうんうん。
 そうしてください。お願いします。
 女の子の言うとうり私は恐怖で動けなかった。
  
 「……わかった」

 何とか許してくれたようです。

 「なら……いいですか?」

 と私の方を見て言う。
 いいです。いいです。
 むしろお願いしたいです。
 私はこくりとうなずいた。
  
 「単刀直入に言います。この人はリアナ様じゃありません。」

 「リアナじゃ…ない……?」

 ポツリと呟くように言う。

 「はい。別の世界からきたようです。」

 それを聞いたローム様は神妙な顔で考え込んでいる。

 「この言葉の意味、ローム様なら理解いただけますよね?」

 「あぁ、勿論。」

 「この事をいろんな人に知れわたったら──」

 「「この世界はなくなる」」

 二人が息ピッタリでいいました。
 仲が良いんですね~。
 揃った単語は物騒ですけどね。

 「これを言わなかったのはロームならす──ローム様ならすぐにいろんな人に言って回りそうですから」

 「どうして今わざわざ言い直したんですか?」

 ほんとにどーーでも良いことですが気になっちゃいました。
 そうすると、それに便乗するようにローズ様が
 
 「そーだぞ!!なんでだー!!」

 「……ローズ様は知ってるだろ。」

 「まあいいです。お話ししましょう。この間、階級があると言ったのは覚えてますか?」
 
 「はい。覚えてますよ。たしか強い順に『天使➡魔女➡悪魔➡ドラゴン➡その他諸々➡妖精』でしたよね?」

 「はい。で、一番階級が低いものはなんですか?」

 「妖精……ですか?」

 「花丸です。私は妖精です。ならローズ様はなんだと思いますか?」

 「……悪魔……?ですか?」

 「そうです。悪魔と妖精どちらが階級が上ですか?」

 「悪魔…?」

 「そうなんですよ。下のものが上のものに呼び捨てにするなど無礼なんです。」

 「なるほど!!」

 「俺はいいんだぜ?むしろ読んでほしいな」

 ローズ様がそう言い女の子の頭をぽんぽんと撫でた。

 「っ~~~」

 女の子が頬を赤らめている。
 いや~!!かわいすぎますっ!


 「どうしたんだ?アーニャ。そんなに頬を赤らめて。」
 
 ひゃぁぁ!!
 ラブラブじゃないですかぁ~!!!
 羨ましいですよ。
 
 「…んもう!!!わかったよ!ローズって呼ぶからぁ!!」

 「かわいいなぁ」

 思わず声に出してしまいました。
 でも可愛いから仕方ないですよね😁 
 
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