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始まり
1,仲がよかった家族
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俺は目の前にある家に驚きを隠せないでいた。
何よりでかい!とにかくでかい!
「早く準備しなさい」
「はい」
俺が、この家に新しく住むことになったのは俺の父が離婚して再婚したからだ。
三年前───
その時俺は中二だった。
中のいい家族だと思っていた。
だけど実際には違った──。
俺は父親といろんなことに行くのが楽しみだった。
ボウリングにいったり映画に行ったり、今回は釣りに行くことになっていた。
だがあいにく釣り堀が休みだった。
「残念だったなぁ~」
「またこようよ!父さん!」
「あぁもちろんだ!太陽と出掛けるのは楽しいからなぁ」
「太陽は誰に似たんだろうなぁ。父さんの顔でもないしなぁ。母さんの顔にもあんまりにてないもんなぁ」
「なにいってるんだよ父さん。似てようが似てまいが俺は父さんと母さんの子だろ?」
「はは!そうだな!」
その笑顔が数十分後には、消え去ることを俺はまだ知らなかった─。
「ただいまァ~」
あの話をして一時間後家に帰ってきた。家はさほど小さくなくだからと言って大きいというわけでもない。
「あっあぁっ!もっとぉもっとぉ、んんー」
………。耳を疑った。空耳だろうと。だがそうではなかった。
俺は気づかないふりをして自分の部屋に入った。
父はすぐさま寝室に向かった。喘ぎ声のする場所だ。
「おい。帰ってきたぞ」
父の声音は熱を帯びていた。
「ちーす」
知らない男の声。胸騒ぎがする。寝室にいった方がいいかもしれない。
「か、帰ってきてたの?!?!」
「ふざけるなよっっ!!!!!!!」
まずいまずいまずい。父を止めないと。
「あなた落ち着いて!」
「落ち着いておられるかっ!」
俺は寝室についた。
「父さん落ち着こ!お願いだから!」
あぁもうやだ。母さんなんでこんなことを…。
俺がそんなことを思っていると─。
「これが俺の息子?!ちょーかっけーじゃん」
「えっ?………は?…。」
こいつの息子…?俺が??
その場の皆が固まって息をのんだのが分かった。
「どういうことだ!!説明しろ!」
数分間間が空いた。
「………………………………」
「あははっ!そうよ!あの人と私の子よ!?バカねぇ。私があんたみたいなやつとの子を作るわけないでしょ?あぁ、太陽。この人はあなたのお父さんよ挨拶して。」
母さん──。いや、この人は何を言ってるんだ?
状況が理解できない。
「俺息子なんていらねーよ?笑笑」
「とおさ──」
いままで優しく俺を見つめていた目は絶望と哀しみと怒りの目で見ていた。
「どーゆことなんだ…?」
思わず声に出してしまう。
「えー?ゆーくんいらないのお?なら、あいつにあげよっ!」
こうして俺は父に引き取られた。
言うまでもなく離婚だ。
父は、俺をまるで居ないもののように扱った。
だけど、殴ったり蹴ったり暴言などは言わなかった。
ただただ無視され続けた。
無視されるのが何よりの苦痛だ。
こうした時を過ごし今現在でかい家の目の前にいる。
再婚相手の人と出会ってからは父はもとに戻った。
あの優しかった頃の父に。
何よりでかい!とにかくでかい!
「早く準備しなさい」
「はい」
俺が、この家に新しく住むことになったのは俺の父が離婚して再婚したからだ。
三年前───
その時俺は中二だった。
中のいい家族だと思っていた。
だけど実際には違った──。
俺は父親といろんなことに行くのが楽しみだった。
ボウリングにいったり映画に行ったり、今回は釣りに行くことになっていた。
だがあいにく釣り堀が休みだった。
「残念だったなぁ~」
「またこようよ!父さん!」
「あぁもちろんだ!太陽と出掛けるのは楽しいからなぁ」
「太陽は誰に似たんだろうなぁ。父さんの顔でもないしなぁ。母さんの顔にもあんまりにてないもんなぁ」
「なにいってるんだよ父さん。似てようが似てまいが俺は父さんと母さんの子だろ?」
「はは!そうだな!」
その笑顔が数十分後には、消え去ることを俺はまだ知らなかった─。
「ただいまァ~」
あの話をして一時間後家に帰ってきた。家はさほど小さくなくだからと言って大きいというわけでもない。
「あっあぁっ!もっとぉもっとぉ、んんー」
………。耳を疑った。空耳だろうと。だがそうではなかった。
俺は気づかないふりをして自分の部屋に入った。
父はすぐさま寝室に向かった。喘ぎ声のする場所だ。
「おい。帰ってきたぞ」
父の声音は熱を帯びていた。
「ちーす」
知らない男の声。胸騒ぎがする。寝室にいった方がいいかもしれない。
「か、帰ってきてたの?!?!」
「ふざけるなよっっ!!!!!!!」
まずいまずいまずい。父を止めないと。
「あなた落ち着いて!」
「落ち着いておられるかっ!」
俺は寝室についた。
「父さん落ち着こ!お願いだから!」
あぁもうやだ。母さんなんでこんなことを…。
俺がそんなことを思っていると─。
「これが俺の息子?!ちょーかっけーじゃん」
「えっ?………は?…。」
こいつの息子…?俺が??
その場の皆が固まって息をのんだのが分かった。
「どういうことだ!!説明しろ!」
数分間間が空いた。
「………………………………」
「あははっ!そうよ!あの人と私の子よ!?バカねぇ。私があんたみたいなやつとの子を作るわけないでしょ?あぁ、太陽。この人はあなたのお父さんよ挨拶して。」
母さん──。いや、この人は何を言ってるんだ?
状況が理解できない。
「俺息子なんていらねーよ?笑笑」
「とおさ──」
いままで優しく俺を見つめていた目は絶望と哀しみと怒りの目で見ていた。
「どーゆことなんだ…?」
思わず声に出してしまう。
「えー?ゆーくんいらないのお?なら、あいつにあげよっ!」
こうして俺は父に引き取られた。
言うまでもなく離婚だ。
父は、俺をまるで居ないもののように扱った。
だけど、殴ったり蹴ったり暴言などは言わなかった。
ただただ無視され続けた。
無視されるのが何よりの苦痛だ。
こうした時を過ごし今現在でかい家の目の前にいる。
再婚相手の人と出会ってからは父はもとに戻った。
あの優しかった頃の父に。
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