兄×妹♥

黒猫

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学校

14,証拠

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 とりあえず周りを観察するか。
 ん?よく見てみる窓が空いている。
 そこから動画がとれそうだ。
 それにさっきも録音していた。
 あとは確定となる証拠を出さないと学校側はみとみない。
 そりゃあそうだろう。学校の評判も悪くなるし良いことなどない。
 俺はピロリンという音を確認した。
 よしっ。
 空いている窓にケータイの顔をだす。
 あいにくこちらには気づいてないようだ。
 チャンスだ。

 「おーい奴隷!もーいーよ?笑笑」
  
 奴隷っ…?
 かおりちゃんをそんな風に呼んでいるのか…?

 「はい…。」

 悲しそうな声だ。

 「というかぁ~あんなイケメンなお兄ちゃんがいるなんてきてないんだけどぉ~?どーユーこと~?」

 どうして、こんなにもバカなのだろう。
 いじめる人に教えるわけがない。
 
 「……。」

 かおりちゃんがなにも答えない。
 そんなことしたらまたいじめられるんじゃ…。

 「なんか答えろよっ!」

 バン!と机を勢いよく叩く。
 おぉ。怖い怖い。
 かおりちゃん、大丈夫かな……?

 「あ、じゃーさー?じゅり彼氏いないんでしょ?あの人彼氏にしたらぁ~?」

 さっき机叩いたやつじゅりっていうのか。
 これでもう一人は確定だ。
 あと一人か……。  
 というか、お前らが俺と付き合えるとか思ってるなんてドン引きなんだけどw

 「いいねっ!そうしよう!!」
 
   勝手に決めないでくださいますか~?
 それに俺には拒否権あるよね?
 え?なに?ないの?
 かおりちゃんをいじめてるやつって時点で喋りたくもないけどな。

 「ね~どぉおもぅ~?あんたに拒否権はないけどね🎵」

 は?お前にも俺と付き合う権利ねーよ。
 なにいってんだよ。
 やめてくれよ。
 その前にお前の腐った性格から直せよ。

 「……ゆ、ない」
 
 かおりちゃんがなんか言った。
 今まで黙ってたのにどうしたんだろう?

 「あ?何て言ったんだよ~?」

 そんな言い方はないだろ。
 お前こそなにいってんだよ。

 「そんなこと、許さないっていったんだよ!!」
 
 かおりちゃん……。
 そんなこといったらなにされるか分からないのに……。
 でもすぐ助けるからね。

 「は?ふざけんなっっ!!!」 

 いや、それは俺の台詞。
 俺を陥れようとして、かおりちゃんまでいじめて。
 まじで許さない。
 
 
 かおりちゃんがいじめっこたちにぼこぼこと殴られたり蹴られたりする。
 いつまでたってもやめない。
 とてもいたそうだ。
 早く助けたい。
 もう少し待ってね…。
 ごめんね…。
 かおりちゃんが動かなくなった。
 ぼこぼこにされていたけれど、
 「いたい、やめて!」などと叫んだり逃げようとしていたのに。 

 「……珠理奈ぁ。動かなくなったよ~?笑笑」
 
 にっこりとした笑みを浮かべそう言った。
 ……。もうユルサナイ
  
 「だね~てかさぁ奴隷裸にしてじじいたちに見せれば金もらえ──」

 バンッ!!!と勢いよくドアを開ける。
 それと同時に殺気もだした。
 
 「おい。」

 低く冷たい声。
 自分でもビックリした。
 こんな声が出るなんて。

 「え……?なんで…。帰ったんじゃ……」

 「俺の妹に何してくれんの?なぁ」

 俺は怒りを露にした。
 
 「えっえと……その…」

 チラリと女は違う女に目線を移した。
 ねぇ、助けて。というような目線。
 
 「あっ?なんだよ?」

 と俺は睨みを効かせていった。
 
 「え……っと……」

 ぺたりと床に座り今にも泣き出しそうな声で言う。
 
 「そこのお前も。何してたんだ?」

 俺はもう一人の女に向かって言った。
 そうすると女は何かか吹っ切れたように言った。

 「こ、この子が、かおりちゃんを…いじめてました…」

 なにいってんだ?こいつは。
 お前も一緒になってたくせに。
 お前も同罪だよ。
 いや、それ以上だ。
 俺を欺こうとして嘘をつき友達だけを地獄に突き落とそうとしている。
 俺がはぁ?という前にさっきまで俺に質問されていた女が言った。

 「ハァ?!あんたもいじめてたでしょーが!!??なにいってんだよっ!!!」
 
 そのとうりだ。
 俺からも言ってやろう。

 「なにいってんだよ。お前も一緒になって言ってただろ?それに傍観者、お前らも同罪だよっ!!!」

 俺は睨み、かおりちゃんを抱き抱えた。

 「俺の前からきえろっ!!!!!」
 
 周りは泣きそうになり、あの女二人はひくひくと泣いていた。

 「あぁそれと。この事は校長に言うからな。証拠もあるから。」

 「ちょっ…ちょっとまっ…」

 「なあおまえら。一度も謝ろうとしてないだろ?そこまで悪いと思ってないってことだよな」
  
 「…ひっ…」

 「じゃあな、次こんなことをしたらこれじゃすまないからな。」

 俺は家に帰った。
 早くかおりちゃんの看病しないと。
 




 
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