33 / 49
新しく
33,初めて【かおり】
しおりを挟む
太陽がまた後でと言って私の部屋から出ていった。
私も準備するか。
体操服を脱いで私服に着替える。
あんまり焼肉の匂いは付きたくないからシンプルでいっかな。
長ズボンで上は少しフリルがついている服を着た。
よしっ。
というか少し思ったことが…。
今から焼肉に行くんだよね?!焼肉ってお金かかるよね?!私そんな持ってないよ…。
うちは母が1人で私を育ててきたから貧乏だった為お小遣い制度なんかなかった。
知らない人が落としたのを拾って渡したらあげると言われてもらったり落ちてたりしたのを拾ったお金しか持ってない。
一様確かめてみるか…。
ジャラジャラと質素な手作りの貯金箱を振ってみる。
すると少しだけチャラチャラとした音が聞こえた。
ん?ありそうだぞ。
どのくらい入っているのか確かめてみる。
…………………。36円……。
わーお。どうしよう。太陽はもう行く気満々だし。
さっきだって出ていく時鼻歌交じりに部屋を出てったからね……。
するとトントンとドアを叩く音がした。
「かおりちゃーん?終わったー?」
太陽だ…。とっとりあえず。
「う、うん。おわったよ~」
そう言って部屋を出た。
すると太陽がジーッと私を見つめてくる。
なっ、なに?!なんか変なのついてんの?!
「どったの?」
「えっ?あぁ、かわいいなぁと思って!」
「あっ、ありがとう!」
褒められて嬉しくて同時に恥ずかしくなった。
それより…。話さないと…。
「あのさ、太陽……」
「んー?どした?」
「えっと…おかね…ない………」
私はちらりと太陽を見た。
「やっ、俺がだすよ?最初っからそのつもりだよーw」
「なんか…ごめん」
「謝んならないで!大体中2に奢らせる高2がいるかよ!」
と言って頭をくしゃくしゃと撫でてくれた。
「行こっか!」
「うん!」
靴を履いて外に出て鍵を閉めて歩いて向かった。
「どこに行くの?」
「うまい焼肉屋!」
「……それ。名前…?笑」
「えっ…?さっ、さあ?」
そんなしょうもない話をしているうちにうまい焼肉屋とやらに着いた。
外装はとてもお洒落だ!
ガラガラと窓を開けて中に入った。
「らぁっしゃいませぇ!」
という、元気のいい声が聞こえてきた。
お、おお。焼肉屋って全部こうなのかな…?
私は焼肉屋に来たことが無かったのでとてもワクワクだ。
「何名様ですかぁ!」
「2名です」
「こちらの席どうぞぉ!」
太陽が受け答えして、席に案内された。
個室になっておりなかなか広い。
注文はタブレットでやるようだ。正直肉の良さとかよくわかんないので全て太陽に任せよう!
太陽は信頼できるし!
「何飲む~?」
「見せてー」
正直、どんなメニューがあるか分からない。
コーラ、ファンタのぶとう、ジンジャエール、辛口ジンジャエール、緑茶、爽健美茶があった。
辛口ジンジャエール!!!
「これ、これ飲みたい!」
そう言って辛口ジンジャエールを指した。
すると変な画面が出た。
「何これ?!えっ、壊したかも?!?!」
「あぁ、大丈夫だよ。これは注文ってとこ押したらいいんだよ」
と言いながらクスクス笑ってる。
むっ。小馬鹿にされた気がする!
「いま、小馬鹿にしたでしょ」
「いっ、いや~?ププッ。おっ、面白いなぁと思っただけ~フフッ」
「絶対小馬鹿にしてる!笑ってるもん!」
「ごめんごめん笑」
「いーよーっだ!」
不思議と笑みがこぼれた。
太陽といると楽しい!
「お待たせしましたぁ!」
と、次々お高そうなお肉が運ばれてきた。
「いただきます」
「いただきます」
私と太陽は手を合わせて言った。
太陽がお肉を焼いてくれている。
その間に私はみそとレモン汁と焼肉のタレを出した。
焼けた肉を太陽は次々とタレの中に入れていく。
「あっ、ありがとうー!」
「どんどん食べて~!」
太陽がそう言いプロのような手さばきてお肉を置いていく。
「ちゃんと自分のとこにも置かないの?」
「置くよー!」
なら良かった。私は太陽が取ってくれたお肉を口に運んだ。
おいしい……!!口の中にジワーっと美味しさが広がる!
思わず箸が進んで太陽が取ってくれたお肉が全て無くなった。
太陽もひと段落ついたのかお肉を食べ始めた。
「太陽!これすっごく美味しい!焼いてくれてありがとう!」
「かおりが喜んでくれて良かった」
「えへへ~」
そして辛口ジンジャエールもものすごく美味しかった。
癖になる味だ。
そして私たちはどんどん食べた。
「ふぅ…ごちそーさまー」
「ご馳走様でした」
タブレットっでお会計のボタンを太陽が押した。
するとタブレットにレジに行ってくださいと出たので行くことにした。
「ちょっと……御手洗いってくるー」
「はーい。お会計しとくね~」
レジまでは少し遠い。
いちよう、トイレのドアをコンコンと叩いた。
すると、はーいっと言う声が聞こえた。
入ってるのか。少し待っていよう。
すると直ぐに見覚えのある顔がでてきた。
「あれぇ~?奴隷じゃっん!こんな所に来れるのぉ~笑笑」
「あはは、」
災厄だ。まさかみくがいるとは…。
「てかさ~今日はなんなの~?みんなあんたの味方だったのウザかったんですけどぉ~」
「……あははー。」
私はあははとしか返すことが出来なかった。
「なんでみんなあんたの味方になってんの~?」
「私の兄さんが来て怒ってたからだと思う……」
「は?お前兄なんていたっけ?それに兄に言うとかマジ最悪!」
「うざ~。あーイラついてきた。」
「兄に言ってない!」
「うるせーんだよ!」
みくが手を上に構えた。
叩かれる!
私は無意識に手をクロスにして自分の顔を守って目をつぶっていた。
…………?
何も、こない。
「ちょっと!あんただれよ!」
みくの焦った声が聞こえる。
恐る恐る目を開けると目の前に太陽がいた。
「えっ…?なんでここに?」
「遅かったから様子を見に来たんだ。そしたらこんなことになってたからさ。んで、どういうこと?」
「はっ…?だれだよ……」
「あっ、はじめまして。かおりの兄です。ところで…いま、うちの妹を叩こうとしたよね?」
「えっ、えと………」
「かおり、帰るよ。」
太陽はそう言って私の手を握って焼肉屋から出た。
私も準備するか。
体操服を脱いで私服に着替える。
あんまり焼肉の匂いは付きたくないからシンプルでいっかな。
長ズボンで上は少しフリルがついている服を着た。
よしっ。
というか少し思ったことが…。
今から焼肉に行くんだよね?!焼肉ってお金かかるよね?!私そんな持ってないよ…。
うちは母が1人で私を育ててきたから貧乏だった為お小遣い制度なんかなかった。
知らない人が落としたのを拾って渡したらあげると言われてもらったり落ちてたりしたのを拾ったお金しか持ってない。
一様確かめてみるか…。
ジャラジャラと質素な手作りの貯金箱を振ってみる。
すると少しだけチャラチャラとした音が聞こえた。
ん?ありそうだぞ。
どのくらい入っているのか確かめてみる。
…………………。36円……。
わーお。どうしよう。太陽はもう行く気満々だし。
さっきだって出ていく時鼻歌交じりに部屋を出てったからね……。
するとトントンとドアを叩く音がした。
「かおりちゃーん?終わったー?」
太陽だ…。とっとりあえず。
「う、うん。おわったよ~」
そう言って部屋を出た。
すると太陽がジーッと私を見つめてくる。
なっ、なに?!なんか変なのついてんの?!
「どったの?」
「えっ?あぁ、かわいいなぁと思って!」
「あっ、ありがとう!」
褒められて嬉しくて同時に恥ずかしくなった。
それより…。話さないと…。
「あのさ、太陽……」
「んー?どした?」
「えっと…おかね…ない………」
私はちらりと太陽を見た。
「やっ、俺がだすよ?最初っからそのつもりだよーw」
「なんか…ごめん」
「謝んならないで!大体中2に奢らせる高2がいるかよ!」
と言って頭をくしゃくしゃと撫でてくれた。
「行こっか!」
「うん!」
靴を履いて外に出て鍵を閉めて歩いて向かった。
「どこに行くの?」
「うまい焼肉屋!」
「……それ。名前…?笑」
「えっ…?さっ、さあ?」
そんなしょうもない話をしているうちにうまい焼肉屋とやらに着いた。
外装はとてもお洒落だ!
ガラガラと窓を開けて中に入った。
「らぁっしゃいませぇ!」
という、元気のいい声が聞こえてきた。
お、おお。焼肉屋って全部こうなのかな…?
私は焼肉屋に来たことが無かったのでとてもワクワクだ。
「何名様ですかぁ!」
「2名です」
「こちらの席どうぞぉ!」
太陽が受け答えして、席に案内された。
個室になっておりなかなか広い。
注文はタブレットでやるようだ。正直肉の良さとかよくわかんないので全て太陽に任せよう!
太陽は信頼できるし!
「何飲む~?」
「見せてー」
正直、どんなメニューがあるか分からない。
コーラ、ファンタのぶとう、ジンジャエール、辛口ジンジャエール、緑茶、爽健美茶があった。
辛口ジンジャエール!!!
「これ、これ飲みたい!」
そう言って辛口ジンジャエールを指した。
すると変な画面が出た。
「何これ?!えっ、壊したかも?!?!」
「あぁ、大丈夫だよ。これは注文ってとこ押したらいいんだよ」
と言いながらクスクス笑ってる。
むっ。小馬鹿にされた気がする!
「いま、小馬鹿にしたでしょ」
「いっ、いや~?ププッ。おっ、面白いなぁと思っただけ~フフッ」
「絶対小馬鹿にしてる!笑ってるもん!」
「ごめんごめん笑」
「いーよーっだ!」
不思議と笑みがこぼれた。
太陽といると楽しい!
「お待たせしましたぁ!」
と、次々お高そうなお肉が運ばれてきた。
「いただきます」
「いただきます」
私と太陽は手を合わせて言った。
太陽がお肉を焼いてくれている。
その間に私はみそとレモン汁と焼肉のタレを出した。
焼けた肉を太陽は次々とタレの中に入れていく。
「あっ、ありがとうー!」
「どんどん食べて~!」
太陽がそう言いプロのような手さばきてお肉を置いていく。
「ちゃんと自分のとこにも置かないの?」
「置くよー!」
なら良かった。私は太陽が取ってくれたお肉を口に運んだ。
おいしい……!!口の中にジワーっと美味しさが広がる!
思わず箸が進んで太陽が取ってくれたお肉が全て無くなった。
太陽もひと段落ついたのかお肉を食べ始めた。
「太陽!これすっごく美味しい!焼いてくれてありがとう!」
「かおりが喜んでくれて良かった」
「えへへ~」
そして辛口ジンジャエールもものすごく美味しかった。
癖になる味だ。
そして私たちはどんどん食べた。
「ふぅ…ごちそーさまー」
「ご馳走様でした」
タブレットっでお会計のボタンを太陽が押した。
するとタブレットにレジに行ってくださいと出たので行くことにした。
「ちょっと……御手洗いってくるー」
「はーい。お会計しとくね~」
レジまでは少し遠い。
いちよう、トイレのドアをコンコンと叩いた。
すると、はーいっと言う声が聞こえた。
入ってるのか。少し待っていよう。
すると直ぐに見覚えのある顔がでてきた。
「あれぇ~?奴隷じゃっん!こんな所に来れるのぉ~笑笑」
「あはは、」
災厄だ。まさかみくがいるとは…。
「てかさ~今日はなんなの~?みんなあんたの味方だったのウザかったんですけどぉ~」
「……あははー。」
私はあははとしか返すことが出来なかった。
「なんでみんなあんたの味方になってんの~?」
「私の兄さんが来て怒ってたからだと思う……」
「は?お前兄なんていたっけ?それに兄に言うとかマジ最悪!」
「うざ~。あーイラついてきた。」
「兄に言ってない!」
「うるせーんだよ!」
みくが手を上に構えた。
叩かれる!
私は無意識に手をクロスにして自分の顔を守って目をつぶっていた。
…………?
何も、こない。
「ちょっと!あんただれよ!」
みくの焦った声が聞こえる。
恐る恐る目を開けると目の前に太陽がいた。
「えっ…?なんでここに?」
「遅かったから様子を見に来たんだ。そしたらこんなことになってたからさ。んで、どういうこと?」
「はっ…?だれだよ……」
「あっ、はじめまして。かおりの兄です。ところで…いま、うちの妹を叩こうとしたよね?」
「えっ、えと………」
「かおり、帰るよ。」
太陽はそう言って私の手を握って焼肉屋から出た。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる