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世界の変化
討伐対象
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龍界から帰還し、数日後。
レイズ、バージル、ミーネの三人は、『ある場所』を目指して進行していた。
それは、人間界の端に位置する地域の一つ。即ち、龍界と人間界が接している(とされる)地域。
地理的には、レイズたちの住む人間界の外に、龍界が広がる形である。
だから、地図の端を目指せば、物理的には龍界に近付いていくことになる。
そこに用事があるために、彼らは進行している。
「あいつらも、今頃は行ってんのかな」
「だろうな。今更だけど、あっちの方が戦力的にはたけぇな」
「レイラとリゼルはセットだからね……仕方ないわ」
勿論、レイラ、リゼル、マリナも、別チームで進行中。
四聖龍も、割り振りは不明だが、分かれて進行しているらしい。
なぜこうなったのかは、龍界から帰還直後の招集日まで遡る。
数日前。騎士団本部。
レイズたちは、全員本部に召集された。団長クラッツ直々の呼び出しである。
そこで知らされた、不穏な情報。
「強力な魔物が近づいている?」
「あぁ」
だった。
それも、複数個所同時に。
「……どういうことだ」
『魔物の凶暴化』ではなく、『強力な魔物』と表現したからには、ミーネの時とは状況が違うだろう。
強力な魔物自体は、別段不思議ではない。が、数か所同時とは。
更に、出現しただけでなく、町に向かって確実に移動しているとのこと。
「調査中で、何とも言えない。ただ、(地図の)端の地域で、タレコミがあった。団に確認させたが、間違いなさそうだ」
「数は?」
「五か所。方角もバラバラ。全く法則性が分からん」
「……ですね」
レイラは無意識に顎を触る。
団長は原因不明な口ぶりだし、説明できないが、何となく想像はついていた。
(龍界に行ったせい……?)
魔物が現れた場所と、遺跡の場所は全くの無関係。
しかし、あくまでも『遺跡がある場所』だ。自分たちは、『鏡』を通過し、龍界へと進んだ。
だから、そのタイミングで何らかの空間転移があったとしても不思議ではない。
そして、自分たちが龍界に行った際、巫女も世界を往復している。
これらのことと、魔物の凶暴化の件を照らし合わせて考えると、何となく想像がつく。
元々そこに存在していた強力な魔物が、自分たちの移動に寄せられ、人間界へと進み始めた。と……
境界に位置する魔物は、強力だと巫女も言っていた。
ドラゴンと戦えるレベルの魔物だ。龍力を察知する能力は長けている。
物珍しい力が行ったり来たりしたから、興味を持たれてしまったのかもしれない。
『数が合わない』のは気掛かりだが、魔物のセンサーに引っかからなかっただけなのだろう。
何にしても、自分たちが影響している可能性は高い。
難しそうな顔をしているレイラを尻目に、リゼルは口を開く。
「……で、僕らに行け、と」
「あぁ。『あの力』が扱える者はまだ少ない。それに、不安定要素が多すぎる。これは、四聖龍に頼るレベルだ」
「五か所……」
マリナは地図に目を落とす。
流石に一人で向かわせてはいないだろう。四聖龍がどう割り振られたかは不明だが、自分たちも分かれることになりそうだ。
彼女の心を読んだわけではないだろうが、クラッツはチーム分けに話を変えた。
「察しがついていると思うが、君たちの中でも分かれてもらう。回復が使える者は、確実に分ける」
「使えなくはないけど……俺、燃費悪いスよ」
「……あたしも、得意じゃないけど、使えなくはないです」
「となれば、君たちは固定だ。自然と、レイラとは別グループになる」
「「はい」」
残ったのは、レイズ、リゼル、マリナ。
(リゼルの戦闘力は高い。が、壁役には向かない。しかし……)
リゼルとレイラは固定枠だろう。バージルとミーネが不器用ながらにヒーラー兼任するなら、リゼルが前衛となる。
彼の戦闘力は申し分ないが、レイラをカバーするレベルで、二人をカバーできるかは疑問である。
それに、戦力があっても、身体は華奢。打たれ強さはないだろう。
(パフォーマンスが発揮できる方が良いだろうな……)
まぁ、色々思うところはあるが、パフォーマンス維持のためにも、レイラとリゼルは同じチームの方が良いだろう。
となると……
「レイズ。君だ」
「……はい」
自然と、レイラ、リゼル、マリナのチームが出来上がる。
レイラとリゼルが固まっていれば、戦闘力も高いし、マリナのフォローもしやすい。
戦闘力過多かもしれないが、各々のパフォーマンスを考慮すると、こうなってしまう。
「君たちには、こことここを任せたい。残りは、四聖龍に行ってもらう。というか、既に出ている」
「!」
ということは、揃っていたのか。何かと王都を空けがちなのに。
「珍しく集結していてね。皆……強い龍力者だ。何かを感じたから、王都に戻っていたのかもな」
これは、彼らも『魔物の気配』とやらを察知したが故か。
「そうなんですね……承知しました」
「準備が出来次第、飛んでくれ。最寄りの基地にも、到着前に連絡は入れるようにする」
「お願いします。では」
慌ただしく出て行く足音。
一人残されたクラッツ。本当に深く息をつき、虚空を見上げる。
(一番発見が遅かったポイント……四聖龍が間に合えばいいが……)
四聖龍も、二チームに分けてある。
だから、必然的に一か所フリーとなっている。発見された順に送り込んでいるため、距離は保たれているが、四聖龍の状況次第では、厳しい位置だ。
幸い、魔物の移動速度は速くない。一直線に向かっているというよりは、寄り道しながらだが、確実に近づいているという感じ。
流石に、レイラたちを三チームに分ける判断は下せなかった。だから、ある意味での「賭け」である。
四聖龍が魔物を倒すのが先か。魔物が生活領域に来てしまうのが先か。
そして、冒頭に戻る。
進行しているレイズは、不満を爆発させていた。
緊張感を紛らわすためもあるが、当然本音も混じっている。
「つ~かさ。い~~っつも俺たちだよな?いいように使われてないか?全く……」
「……まぁ、言いたいことは分かるわ」
騎士団員の仕事とはいえ、かなり損な立ち位置にいる気がする。
待遇面も、普通の団員よりは優遇してもらっているが、任務の危険度を考えると、割に合わないと思う。
ただ、レイズが言いたいのは、もう少し別の所にある。
「……百歩譲って、行くのは良いけど。スレイの様子だって気になるって」
魔物は待ってくれない。だから、急ぐのは理解している。
しかし、兄の様子を確認したい気持ちもあった。要は、こっちの用事を後回しにせざるを得ない状況が多い。
「(病院に)行っちまったら、帰ってこないだろ」
「……いや。部屋には入らねぇ。俺が進んでないと、あいつは怒ると思うから」
「ほん?」
嘘つけよ、と言いそうになったが、止めた。彼の横顔は、本気のそれだった。
「追いついて来い!って煽ってやるさ」
「……良いんじゃねぇか」
「なんか、通じ合ってる感じね」
兄弟がいない二人にとって、不思議な感覚だ。
シンプルに、競い合う関係。一時期それが原因で関係が危うくなっていたが、真正面からその関係に戻っているらしい。
しかも、レイズも兄の想いを受け取っている様子。
と、突然、レイズが足を止めた。
「おい、これ……」
「!」
「これって……」
真っ先に目に入ったのは、巨大な爪の跡。ついさっき付けられたかのように、くっきりと。
それだけでなく、応戦したであろう魔物の痕跡もある。そして、血痕も。
こんな場所にいる魔物だ。
危険視されていなかった側も、かなりの強者。一撃では沈まない。
ここら一帯、戦闘の激しさが刻み込まれている。
「「「…………」」」
あまりの傷跡に、言葉を失う三人。
ドラゴンを見た後だろ?と言われそうだが、明らかに敵わない(文字通り雲の上の)存在と、これから確実に戦うであろう存在とではプレッシャーが異なる。
これは、結果論だが、ドラゴンとは異なり、言葉も通じないのだ。
「……覚悟、決めろよ」
ちら、とバージルはレイズとミーネを見る。
二人共、顔面蒼白だ。が、撤退はない。自分たちがやらなければ、この魔物が人間の生活領域を荒らしまわることになる。
「あぁ。マジ最悪だけどな」
「……ほんと。帰りたいけど。やるわね」
魔物との距離は、きっと近い。
レイズ、バージル、ミーネの三人は、『ある場所』を目指して進行していた。
それは、人間界の端に位置する地域の一つ。即ち、龍界と人間界が接している(とされる)地域。
地理的には、レイズたちの住む人間界の外に、龍界が広がる形である。
だから、地図の端を目指せば、物理的には龍界に近付いていくことになる。
そこに用事があるために、彼らは進行している。
「あいつらも、今頃は行ってんのかな」
「だろうな。今更だけど、あっちの方が戦力的にはたけぇな」
「レイラとリゼルはセットだからね……仕方ないわ」
勿論、レイラ、リゼル、マリナも、別チームで進行中。
四聖龍も、割り振りは不明だが、分かれて進行しているらしい。
なぜこうなったのかは、龍界から帰還直後の招集日まで遡る。
数日前。騎士団本部。
レイズたちは、全員本部に召集された。団長クラッツ直々の呼び出しである。
そこで知らされた、不穏な情報。
「強力な魔物が近づいている?」
「あぁ」
だった。
それも、複数個所同時に。
「……どういうことだ」
『魔物の凶暴化』ではなく、『強力な魔物』と表現したからには、ミーネの時とは状況が違うだろう。
強力な魔物自体は、別段不思議ではない。が、数か所同時とは。
更に、出現しただけでなく、町に向かって確実に移動しているとのこと。
「調査中で、何とも言えない。ただ、(地図の)端の地域で、タレコミがあった。団に確認させたが、間違いなさそうだ」
「数は?」
「五か所。方角もバラバラ。全く法則性が分からん」
「……ですね」
レイラは無意識に顎を触る。
団長は原因不明な口ぶりだし、説明できないが、何となく想像はついていた。
(龍界に行ったせい……?)
魔物が現れた場所と、遺跡の場所は全くの無関係。
しかし、あくまでも『遺跡がある場所』だ。自分たちは、『鏡』を通過し、龍界へと進んだ。
だから、そのタイミングで何らかの空間転移があったとしても不思議ではない。
そして、自分たちが龍界に行った際、巫女も世界を往復している。
これらのことと、魔物の凶暴化の件を照らし合わせて考えると、何となく想像がつく。
元々そこに存在していた強力な魔物が、自分たちの移動に寄せられ、人間界へと進み始めた。と……
境界に位置する魔物は、強力だと巫女も言っていた。
ドラゴンと戦えるレベルの魔物だ。龍力を察知する能力は長けている。
物珍しい力が行ったり来たりしたから、興味を持たれてしまったのかもしれない。
『数が合わない』のは気掛かりだが、魔物のセンサーに引っかからなかっただけなのだろう。
何にしても、自分たちが影響している可能性は高い。
難しそうな顔をしているレイラを尻目に、リゼルは口を開く。
「……で、僕らに行け、と」
「あぁ。『あの力』が扱える者はまだ少ない。それに、不安定要素が多すぎる。これは、四聖龍に頼るレベルだ」
「五か所……」
マリナは地図に目を落とす。
流石に一人で向かわせてはいないだろう。四聖龍がどう割り振られたかは不明だが、自分たちも分かれることになりそうだ。
彼女の心を読んだわけではないだろうが、クラッツはチーム分けに話を変えた。
「察しがついていると思うが、君たちの中でも分かれてもらう。回復が使える者は、確実に分ける」
「使えなくはないけど……俺、燃費悪いスよ」
「……あたしも、得意じゃないけど、使えなくはないです」
「となれば、君たちは固定だ。自然と、レイラとは別グループになる」
「「はい」」
残ったのは、レイズ、リゼル、マリナ。
(リゼルの戦闘力は高い。が、壁役には向かない。しかし……)
リゼルとレイラは固定枠だろう。バージルとミーネが不器用ながらにヒーラー兼任するなら、リゼルが前衛となる。
彼の戦闘力は申し分ないが、レイラをカバーするレベルで、二人をカバーできるかは疑問である。
それに、戦力があっても、身体は華奢。打たれ強さはないだろう。
(パフォーマンスが発揮できる方が良いだろうな……)
まぁ、色々思うところはあるが、パフォーマンス維持のためにも、レイラとリゼルは同じチームの方が良いだろう。
となると……
「レイズ。君だ」
「……はい」
自然と、レイラ、リゼル、マリナのチームが出来上がる。
レイラとリゼルが固まっていれば、戦闘力も高いし、マリナのフォローもしやすい。
戦闘力過多かもしれないが、各々のパフォーマンスを考慮すると、こうなってしまう。
「君たちには、こことここを任せたい。残りは、四聖龍に行ってもらう。というか、既に出ている」
「!」
ということは、揃っていたのか。何かと王都を空けがちなのに。
「珍しく集結していてね。皆……強い龍力者だ。何かを感じたから、王都に戻っていたのかもな」
これは、彼らも『魔物の気配』とやらを察知したが故か。
「そうなんですね……承知しました」
「準備が出来次第、飛んでくれ。最寄りの基地にも、到着前に連絡は入れるようにする」
「お願いします。では」
慌ただしく出て行く足音。
一人残されたクラッツ。本当に深く息をつき、虚空を見上げる。
(一番発見が遅かったポイント……四聖龍が間に合えばいいが……)
四聖龍も、二チームに分けてある。
だから、必然的に一か所フリーとなっている。発見された順に送り込んでいるため、距離は保たれているが、四聖龍の状況次第では、厳しい位置だ。
幸い、魔物の移動速度は速くない。一直線に向かっているというよりは、寄り道しながらだが、確実に近づいているという感じ。
流石に、レイラたちを三チームに分ける判断は下せなかった。だから、ある意味での「賭け」である。
四聖龍が魔物を倒すのが先か。魔物が生活領域に来てしまうのが先か。
そして、冒頭に戻る。
進行しているレイズは、不満を爆発させていた。
緊張感を紛らわすためもあるが、当然本音も混じっている。
「つ~かさ。い~~っつも俺たちだよな?いいように使われてないか?全く……」
「……まぁ、言いたいことは分かるわ」
騎士団員の仕事とはいえ、かなり損な立ち位置にいる気がする。
待遇面も、普通の団員よりは優遇してもらっているが、任務の危険度を考えると、割に合わないと思う。
ただ、レイズが言いたいのは、もう少し別の所にある。
「……百歩譲って、行くのは良いけど。スレイの様子だって気になるって」
魔物は待ってくれない。だから、急ぐのは理解している。
しかし、兄の様子を確認したい気持ちもあった。要は、こっちの用事を後回しにせざるを得ない状況が多い。
「(病院に)行っちまったら、帰ってこないだろ」
「……いや。部屋には入らねぇ。俺が進んでないと、あいつは怒ると思うから」
「ほん?」
嘘つけよ、と言いそうになったが、止めた。彼の横顔は、本気のそれだった。
「追いついて来い!って煽ってやるさ」
「……良いんじゃねぇか」
「なんか、通じ合ってる感じね」
兄弟がいない二人にとって、不思議な感覚だ。
シンプルに、競い合う関係。一時期それが原因で関係が危うくなっていたが、真正面からその関係に戻っているらしい。
しかも、レイズも兄の想いを受け取っている様子。
と、突然、レイズが足を止めた。
「おい、これ……」
「!」
「これって……」
真っ先に目に入ったのは、巨大な爪の跡。ついさっき付けられたかのように、くっきりと。
それだけでなく、応戦したであろう魔物の痕跡もある。そして、血痕も。
こんな場所にいる魔物だ。
危険視されていなかった側も、かなりの強者。一撃では沈まない。
ここら一帯、戦闘の激しさが刻み込まれている。
「「「…………」」」
あまりの傷跡に、言葉を失う三人。
ドラゴンを見た後だろ?と言われそうだが、明らかに敵わない(文字通り雲の上の)存在と、これから確実に戦うであろう存在とではプレッシャーが異なる。
これは、結果論だが、ドラゴンとは異なり、言葉も通じないのだ。
「……覚悟、決めろよ」
ちら、とバージルはレイズとミーネを見る。
二人共、顔面蒼白だ。が、撤退はない。自分たちがやらなければ、この魔物が人間の生活領域を荒らしまわることになる。
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