7 / 95
本編
サワディー!ケチャップベースのパッタイ風
しおりを挟む
「先輩、サワディー!」
今日も後輩がやってきた。聞いたこともないあいさつと共に。
「ん、なんだって?」
「サワディー、ですよ。タイのあいさつ!」
一体、なぜ彼女は急にタイ語を使ったのだろうか。その謎はすぐに解けた。
「先輩、この前はカレーありがとうございました。大変おいしかったです。それで、これはお礼です!」
「おお、ナンプラーか」
「実家にあったんですよ。去年のお中元に入ってたけど使う機会がなかったって。先輩なら有効活用できるかなーって」
ナンプラーといえば、テレビクッキングなどで見て買ったのはいいが、それっきり持て余す調味料の代表格だ。
「先輩、ナンプラーってどう使えばいいんですか?」
「まあ、基本は魚醤だからな。醤油の代わりに使ってもいいんだぞ。炒めものとか、生卵や豆腐にかけたりとか」
普段使わない料理のために買った特別な調味料は、特別な用途しかないと思いがちであるが、材料や製法を見て考えれば使い道はいくらでもあるものである。
「でも先輩、せっかくだからもっとタイらしい使い方できませんか?パスタとかでも!」
「相変わらず無茶だなぁ。ま、ありあわせで良ければなんとかするぞ」
「ほんとですか!言ってみるものですねぇ。パッタイっぽいやつとか作れます?」
彼女は目を輝かせる。
「パッタイ、食べたことあるのか?」
「いえ、無いんですけど、この前ラジオで聞いたので一度食べてみたかったんですよね」
「そうか、俺のはあくまでパッタイ"風"だけどな。今回は材料が多いから、先に並べてみるぞ」
俺は冷蔵庫から材料を取り出す。もやし、ネギ、ニラ、干しエビ、たくあん。それにケチャップとチューブにんにくだ。
もやしとニラは日持ちしないが、安くて栄養豊富なので買い物に行くたびに補充するので、冷蔵庫にあることが多い。
「本当は豚肉でもあるといいんだけどな、ま、これでも形になるだろう」
*
「それじゃ、茹でるお湯よろしくな」
「はーい」
すっかりお湯を沸かす係が定着した。俺は今のうちに下ごしらえだ。
まずは干しエビを大さじ2杯分取り出し、ひたひたのぬるま湯に漬けて戻しておく。動物性の具は他に入らないのでやや多めだ。
「先輩、パスタの種類は?」
「いつもの細めのやつでいいぞ」
「わかりました、1.4ミリのスパゲッティーニですね!」
本来のパッタイは幅広の米粉麺なのだが、形が似ているからと言ってフェットチーネを使ったりしたら歯ごたえが強すぎるだろう。
*
続いて材料を切る。ネギはみじん切り、ニラは3センチ程度に、たくあんはイチョウ切りに。
「先輩、パッタイにたくあんなんて入れるんですか?」
「ああ、本場でも似たような漬物があるらしい。日本でレストランを開業したタイ人にも聞いたんだが、たくあんでも代用できるそうだ」
続いて合わせ調味料を作る。ケチャップとナンプラーを大さじ1杯ずつ、タバスコ数滴をふりかけてよく混ぜる。スイートチリソース風だが、砂糖はまだ入れない。
*
フライパンに油を引き、みじん切りにした長ネギを1本分、弱火でじっくり炒めていく。
「本来はエシャロットを使うみたいだが、まあ似たようなもんだろ」
おそらく詳しい人が見たら突っ込まれると思うが、ありあわせで作る料理とはこういうものである。
色がついてきたらチューブから絞り出したにんにくを加える。最近では、後輩はにんにくが駄目な日は自己申告するようになったので、俺は遠慮なく使うようにしている。
「いい匂いですねえ」
「だろ?パスタもそろそろかな。炒めるから少し早めがいいぞ」
「わかりました、茹で汁はどうします?」
「今回はいらないかな。野菜の水分とエビの戻し汁がある」
パスタを入れる前に、フライパンに油を少し足して、刻んだたくあんともやしを1袋放り込む。もちろん洗ったり尻尾を取ったりはしない。そのくらい俺は現代日本の食品衛生を信頼しているのである。
「そろそろパスタを入れてもらえるか?」
「はーい」
もやしに火が通ったあたりで茹でたパスタを投入し、さらに干しエビを戻し汁ごと入れ、先ほど作った合わせタレを加える。
「もう火は通ってるからな。あとは炒めながら味をなじませていくんだ。鍋肌にナンプラーを垂らして香り付けして、最後にニラを入れて、と。よし、こんなもんだろ!」
完成したパッタイ風スパゲッティを、2枚の皿に盛り付けた。
*
「それじゃ、いただきます!……うーん、ケチャップベースだけどナポリタンとは全然違いますねぇ」
「俺なりに再現したパッタイソースだからな。味変にはいつものタバスコと……これに粉チーズは合わないな。代わりにこれを試してみてくれ」
俺はレモン汁とナンプラー、一味唐辛子、そしてスティックシュガーをテーブルに並べた。
「先輩、砂糖買ったんですか?」
「いや、コーヒーをテイクアウトした時にもらったやつだ。たまに使うくらいならそれで十分だからな」
「意外とセコいというか、しっかりしてるというか……」
一人暮らしだと使う機会のない調味料は持て余しがちである。利用できるものはなんでも利用するのだ。
「それはいいとして、タイ料理、店で食べたことはあるか?」
「うーん、キッチンカーでグリーンカレーを買ったくらいですかね。本格的なお店は無いかも」
「タイ料理屋ではな、テーブルの上に4つの調味料があるんだ。ナンプラー、酢、粉唐辛子、そして砂糖!」
ここまで口にして、初めてタイ料理屋に行ったときに白い粉を塩と間違えたのを思い出した。
「それにしても砂糖ってちょっと意外ですね。タイ料理って辛くて酸っぱいイメージですけど」
「確かにそれもそうだけれど、唐辛子の辛味と酢の酸味、ナンプラーの塩味に加えて、砂糖の甘味も重要になる」
「例えばお酢や唐辛子で味変するみたいに、砂糖も料理に入れたりするんですか?」
「そう!中華でも酢や辛味は使うが、食卓で砂糖を使うのはタイ料理以外では珍しいかもな」
タイ料理屋で砂糖を使うことを覚えてから、喫茶店のテーブルにあるコーヒー用の砂糖を、ナポリタンやミートソースにかけてみたことがある。
マスターに見られたら怒られそうだが、甘味がコクを引き立ててひと味変わるというのは不思議な体験だった。それ以来、自分で作るときも甘味を重視するようになったのだ。
「ちなみにタバスコの原料はキダチトウガラシという分類で、タイで使うプリッキーヌに近い品種なんだ。だからタイ料理にも合うんだな」
「へえ、考えたこともなかったです」
「ついでに沖縄の島唐辛子も同じ仲間だから、覚えておくと役立つかも知れないぞ」
島唐辛子を泡盛に漬けたものが「高麗胡椒(コーレーグース)」である。文字を見れば想像できるように、本来は唐辛子そのものの名称のようだが。
「というわけで、色んな味付けを試してみてくれよな。はっきり言ってそのままだと未完成の味だと思うから」
「はーい!」
**
「ごちそうさまでした!結構ボリュームあったんですけど、ぺろっと食べちゃいましたね」
「ああ、パスタの量はいつもどおりだけど、もやしを多めに入れたからな。腹には溜まらないだろう」
「それにしてもナンプラーって、もっとクセがあるイメージでしたけど、意外とそうでもないんですね」
「そうだな。パスタにこだわらず、普通の野菜炒めにしてもいけるぞ」
「ナンプラー、もう1瓶あるので私も色々試してみますね。それじゃまた明日!」
*
彼女を見送ってふと思う。今はどうだか知らないが、親たちの世代ではタイ料理というのは男性受けが悪かったと聞く。思うに、「食べながらのアレンジ」というのは、普段料理をしない人にとっては苦手なんだと思う。胡椒を振る程度ならまだしも、本格的なタイ料理では砂糖やナンプラーすらも食べる側が加減する前提となっているのだ。
手料理でも外食でも、タイ料理を一緒に美味しいと言って食べてくれる、つまり食に対する意識や好みが合う人というのは貴重であると、改めて実感する。これからも彼女の喜ぶ顔を見るために、色んな料理を作ってやるとしよう。
今日も後輩がやってきた。聞いたこともないあいさつと共に。
「ん、なんだって?」
「サワディー、ですよ。タイのあいさつ!」
一体、なぜ彼女は急にタイ語を使ったのだろうか。その謎はすぐに解けた。
「先輩、この前はカレーありがとうございました。大変おいしかったです。それで、これはお礼です!」
「おお、ナンプラーか」
「実家にあったんですよ。去年のお中元に入ってたけど使う機会がなかったって。先輩なら有効活用できるかなーって」
ナンプラーといえば、テレビクッキングなどで見て買ったのはいいが、それっきり持て余す調味料の代表格だ。
「先輩、ナンプラーってどう使えばいいんですか?」
「まあ、基本は魚醤だからな。醤油の代わりに使ってもいいんだぞ。炒めものとか、生卵や豆腐にかけたりとか」
普段使わない料理のために買った特別な調味料は、特別な用途しかないと思いがちであるが、材料や製法を見て考えれば使い道はいくらでもあるものである。
「でも先輩、せっかくだからもっとタイらしい使い方できませんか?パスタとかでも!」
「相変わらず無茶だなぁ。ま、ありあわせで良ければなんとかするぞ」
「ほんとですか!言ってみるものですねぇ。パッタイっぽいやつとか作れます?」
彼女は目を輝かせる。
「パッタイ、食べたことあるのか?」
「いえ、無いんですけど、この前ラジオで聞いたので一度食べてみたかったんですよね」
「そうか、俺のはあくまでパッタイ"風"だけどな。今回は材料が多いから、先に並べてみるぞ」
俺は冷蔵庫から材料を取り出す。もやし、ネギ、ニラ、干しエビ、たくあん。それにケチャップとチューブにんにくだ。
もやしとニラは日持ちしないが、安くて栄養豊富なので買い物に行くたびに補充するので、冷蔵庫にあることが多い。
「本当は豚肉でもあるといいんだけどな、ま、これでも形になるだろう」
*
「それじゃ、茹でるお湯よろしくな」
「はーい」
すっかりお湯を沸かす係が定着した。俺は今のうちに下ごしらえだ。
まずは干しエビを大さじ2杯分取り出し、ひたひたのぬるま湯に漬けて戻しておく。動物性の具は他に入らないのでやや多めだ。
「先輩、パスタの種類は?」
「いつもの細めのやつでいいぞ」
「わかりました、1.4ミリのスパゲッティーニですね!」
本来のパッタイは幅広の米粉麺なのだが、形が似ているからと言ってフェットチーネを使ったりしたら歯ごたえが強すぎるだろう。
*
続いて材料を切る。ネギはみじん切り、ニラは3センチ程度に、たくあんはイチョウ切りに。
「先輩、パッタイにたくあんなんて入れるんですか?」
「ああ、本場でも似たような漬物があるらしい。日本でレストランを開業したタイ人にも聞いたんだが、たくあんでも代用できるそうだ」
続いて合わせ調味料を作る。ケチャップとナンプラーを大さじ1杯ずつ、タバスコ数滴をふりかけてよく混ぜる。スイートチリソース風だが、砂糖はまだ入れない。
*
フライパンに油を引き、みじん切りにした長ネギを1本分、弱火でじっくり炒めていく。
「本来はエシャロットを使うみたいだが、まあ似たようなもんだろ」
おそらく詳しい人が見たら突っ込まれると思うが、ありあわせで作る料理とはこういうものである。
色がついてきたらチューブから絞り出したにんにくを加える。最近では、後輩はにんにくが駄目な日は自己申告するようになったので、俺は遠慮なく使うようにしている。
「いい匂いですねえ」
「だろ?パスタもそろそろかな。炒めるから少し早めがいいぞ」
「わかりました、茹で汁はどうします?」
「今回はいらないかな。野菜の水分とエビの戻し汁がある」
パスタを入れる前に、フライパンに油を少し足して、刻んだたくあんともやしを1袋放り込む。もちろん洗ったり尻尾を取ったりはしない。そのくらい俺は現代日本の食品衛生を信頼しているのである。
「そろそろパスタを入れてもらえるか?」
「はーい」
もやしに火が通ったあたりで茹でたパスタを投入し、さらに干しエビを戻し汁ごと入れ、先ほど作った合わせタレを加える。
「もう火は通ってるからな。あとは炒めながら味をなじませていくんだ。鍋肌にナンプラーを垂らして香り付けして、最後にニラを入れて、と。よし、こんなもんだろ!」
完成したパッタイ風スパゲッティを、2枚の皿に盛り付けた。
*
「それじゃ、いただきます!……うーん、ケチャップベースだけどナポリタンとは全然違いますねぇ」
「俺なりに再現したパッタイソースだからな。味変にはいつものタバスコと……これに粉チーズは合わないな。代わりにこれを試してみてくれ」
俺はレモン汁とナンプラー、一味唐辛子、そしてスティックシュガーをテーブルに並べた。
「先輩、砂糖買ったんですか?」
「いや、コーヒーをテイクアウトした時にもらったやつだ。たまに使うくらいならそれで十分だからな」
「意外とセコいというか、しっかりしてるというか……」
一人暮らしだと使う機会のない調味料は持て余しがちである。利用できるものはなんでも利用するのだ。
「それはいいとして、タイ料理、店で食べたことはあるか?」
「うーん、キッチンカーでグリーンカレーを買ったくらいですかね。本格的なお店は無いかも」
「タイ料理屋ではな、テーブルの上に4つの調味料があるんだ。ナンプラー、酢、粉唐辛子、そして砂糖!」
ここまで口にして、初めてタイ料理屋に行ったときに白い粉を塩と間違えたのを思い出した。
「それにしても砂糖ってちょっと意外ですね。タイ料理って辛くて酸っぱいイメージですけど」
「確かにそれもそうだけれど、唐辛子の辛味と酢の酸味、ナンプラーの塩味に加えて、砂糖の甘味も重要になる」
「例えばお酢や唐辛子で味変するみたいに、砂糖も料理に入れたりするんですか?」
「そう!中華でも酢や辛味は使うが、食卓で砂糖を使うのはタイ料理以外では珍しいかもな」
タイ料理屋で砂糖を使うことを覚えてから、喫茶店のテーブルにあるコーヒー用の砂糖を、ナポリタンやミートソースにかけてみたことがある。
マスターに見られたら怒られそうだが、甘味がコクを引き立ててひと味変わるというのは不思議な体験だった。それ以来、自分で作るときも甘味を重視するようになったのだ。
「ちなみにタバスコの原料はキダチトウガラシという分類で、タイで使うプリッキーヌに近い品種なんだ。だからタイ料理にも合うんだな」
「へえ、考えたこともなかったです」
「ついでに沖縄の島唐辛子も同じ仲間だから、覚えておくと役立つかも知れないぞ」
島唐辛子を泡盛に漬けたものが「高麗胡椒(コーレーグース)」である。文字を見れば想像できるように、本来は唐辛子そのものの名称のようだが。
「というわけで、色んな味付けを試してみてくれよな。はっきり言ってそのままだと未完成の味だと思うから」
「はーい!」
**
「ごちそうさまでした!結構ボリュームあったんですけど、ぺろっと食べちゃいましたね」
「ああ、パスタの量はいつもどおりだけど、もやしを多めに入れたからな。腹には溜まらないだろう」
「それにしてもナンプラーって、もっとクセがあるイメージでしたけど、意外とそうでもないんですね」
「そうだな。パスタにこだわらず、普通の野菜炒めにしてもいけるぞ」
「ナンプラー、もう1瓶あるので私も色々試してみますね。それじゃまた明日!」
*
彼女を見送ってふと思う。今はどうだか知らないが、親たちの世代ではタイ料理というのは男性受けが悪かったと聞く。思うに、「食べながらのアレンジ」というのは、普段料理をしない人にとっては苦手なんだと思う。胡椒を振る程度ならまだしも、本格的なタイ料理では砂糖やナンプラーすらも食べる側が加減する前提となっているのだ。
手料理でも外食でも、タイ料理を一緒に美味しいと言って食べてくれる、つまり食に対する意識や好みが合う人というのは貴重であると、改めて実感する。これからも彼女の喜ぶ顔を見るために、色んな料理を作ってやるとしよう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
美人生徒会長は、俺の料理の虜です!~二人きりで過ごす美味しい時間~
root-M
青春
高校一年生の三ツ瀬豪は、入学早々ぼっちになってしまい、昼休みは空き教室で一人寂しく弁当を食べる日々を過ごしていた。
そんなある日、豪の前に目を見張るほどの美人生徒が現れる。彼女は、生徒会長の巴あきら。豪のぼっちを察したあきらは、「一緒に昼食を食べよう」と豪を生徒会室へ誘う。
すると、あきらは豪の手作り弁当に強い興味を示し、卵焼きを食べたことで豪の料理にハマってしまう。一方の豪も、自分の料理を絶賛してもらえたことが嬉しくて仕方ない。
それから二人は、毎日生徒会室でお昼ご飯を食べながら、互いのことを語り合い、ゆっくり親交を深めていく。家庭の味に飢えているあきらは、豪の作るおかずを実に幸せそうに食べてくれるのだった。
やがて、あきらの要求はどんどん過激(?)になっていく。「わたしにもお弁当を作って欲しい」「お弁当以外の料理も食べてみたい」「ゴウくんのおうちに行ってもいい?」
美人生徒会長の頼み、断れるわけがない!
でも、この生徒会、なにかちょっとおかしいような……。
※時代設定は2018年頃。お米も卵も今よりずっと安価です。
※他のサイトにも投稿しています。
イラスト:siroma様
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる