38 / 95
本編
秋の味覚!さつまいものクリームソース
しおりを挟む
「おはようございます! 先輩、これどうぞ」
「おはよう……さつまいもかぁ」
今朝もやってきた後輩は、大きな紙袋を持ってきた。中には土の付いたさつまいもがぎっしり詰まっている。
「家庭菜園やってる友達からもらったんですよ」
「そうか、もう芋の季節だものなぁ」
小学校の頃の総合学習だったかで、さつまいもの植え付けから収穫まで体験をしたのを思い出す。普段は農家の人に世話をしてもらっていたので、農作業の疑似体験でしかないのだが、自分で掘った芋はおいしく感じたものだ。
「見た目は不格好でも味は……と言いたいんですが、やっぱり売っているやつみたいに甘くはないですね」
「ま、俺はあんまり甘すぎないほうが好みかもな」
イモ類は単純なようでいて、栽培法や土壌の影響を強く受けると聞いたことがある。素人でも育てることはできるが、なかなか売り物のようにはならない。
「そう言うと思いました! そのまま焼き芋にするには向きませんけど、煮物とか大学芋にはちょうどいいと思います」
「確かにな。ちょうどいい、今からこれでパスタを作ってみるか」
ちょうど、今日作ろうとしていたパスタの具にちょうどいいと思ったのだ。
「え、さつまいものパスタですか?!」
「この前はジャーマンポテトを作っただろ。きっとさつまいもでも合うはずだ」
*
さっそく、調理開始だ。だいたい200グラム弱だろうか、手頃な大きさの芋を手にとってよく洗う。
「皮はむかないんですね」
「ああ、土を落とすくらいで充分だ。汚いところは多少包丁で削いだりするくらいで」
包丁の刃をピーラーのように横に滑らせて、土を皮ごと落としていく。皮はなるべく残しておいたほうが彩りもいいし胸焼けもしないのだ。気にならない程度に汚れが落ちたら、今度はさいの目に刻んでいく。
「輪切りにしてからダイスカット、まあ1センチ程度ってとこか」
「そうだ、お湯わかしましょうか?」
「いや、今日はワンパン調理だからまだいいかな」
ジャーマンポテトのときもそうだったが、パスタと芋を同時に茹でる作戦だ。しかも今度はワンパンである。
「丸ごと使っちゃうんですか? ちょっと具にしては多いような」
「具というより、半分はソースみたいなもんだな。その代わりパスタは少なめにするつもりだ。あとはにんにくも刻んで一緒にっと」
「あ、フライパン用意します! オリーブオイルでいいですか?」
「ああ、頼んだ。バターでも美味そうだけど、今は切らしてるからな」
火にかけたフライパンに、まな板から刻んださつまいもとにんにくを入れる。
「ちょっとフライパン任せた」
「はーい」
後輩にフライ返しを渡し、今のうちにパスタを取り分けておく。2人分で150グラム程度だ。さらに冷蔵庫から必要なものを取り出す。牛乳、ウィンナー、封を切ったコンソメキューブ。ウィンナーは6本、だいたい100グラム程度を取り出し、1センチほどの輪切りにしていく。
「そろそろ表面が黄色くなってきましたね」
「よし、そしたらこれだ」
コンロの下からみりんの瓶を引っ張り出し、大さじ1杯ほどをまぶす。
「なくてもいいけど、これがあれば甘みに深みが出るんだ」
「大学芋でもみりんの風味、大事ですからね」
「ここでウィンナーも入れて一緒に炒めていく。ベーコンとかでもいいけどな」
だいたい、うちに常備してある加工肉といえばウィンナーである。お徳用を買って冷凍しながら使うことが多い。
「私なら先にベーコンを先に炒めてカリカリにしてみようかなって」
「それもいいなぁ。さて、そろそろパスタを入れよう」
牛乳を1カップ半、お湯を3カップ入れ、コンソメキューブを放り込む。
「とりあえず生芋と乾麺の合計重量を基準にして、牛乳1、水2ってとこだな」
「なるほど、パスタもお芋も150グラムずつくらい、合わせて300グラムだから、牛乳300mlなんですね」
「一人分だけ作る場合は水は少し多めの方がいいかな。ま、足りなければ後からお湯を足せばいいし、多ければ煮詰めればいい」
パスタが増えると吸水量は増えるが、蒸発する水分の量は変わらない。分量が増えるほど、必要な水の量は相対的に少なくなる。このあたりは調理環境や材料、パスタの種類でも変わるので、体で覚えていくしかない。
沸騰したら、先ほど取り分けたパスタ(1.4ミリのスパゲッティ)を半分に折ってフライパンに投入する。
「透明なお湯と違って、牛乳だと見えにくいから慎重にほぐさないと駄目ですね」
俺は彼女からフライ返しを受け取り、菜箸との二刀流でパスタと格闘している。乾麺がくっついたままだとうまく火が通らないので、しっかりほぐしていくのだ。
*
「そろそろお芋は煮えましたかね……うん、ほっくほく!」
5分くらい経ったところで味見をしてみた。芋の甘味と、ウィンナーやコンソメの塩味とのメリハリがなかなか美味しい。
「このくらい煮えてきたら、芋を少し崩していくんだ。全部崩さなくてもいいけどな」
すっかり柔らかくなった芋を、フライ返しの先で潰していく。
「なるほど、ソースと一体化させるんですね」
「そうそう。小麦粉や生クリームを入れなくてもとろみが出るんだ。全部潰す必要はないぞ」
「確かに、芋の食感も楽しみたいですからね」
さらに煮詰めていく。すでに標準の茹で時間は過ぎたが、スープによるワンパン調理なので火の通りは遅く、なおかつ二人とも柔らかめが好きなのである。
「そろそろ完成ですね?」
「だな。仕上げにこれを入れよう」
冷蔵庫からピザ用チーズを取り出し、大さじ2杯分をフライパンに入れ、よく溶かして混ぜ合わせる。
「とろっとろですね! 美味しそう!」
「お皿に盛り付けて、黒胡椒をかけて……完成! チーズが冷めて固まらないうちに食ってくれ。黒胡椒もたっぷりかけてな」
「もちろん、いただきます!」
**
「ごちそうさまでした! 一気に食べちゃいました」
まさに「ぺろりと食べた」という形容がぴったりの食いっぷりである。
「ほくほくのとろとろ! ダブル炭水化物にチーズまで入った、なかなか罪な味ですね」
「芋を入れたのは思いつきだったけど、想像以上に美味くできたからな」
「味変のタバスコもいいですね。クリームが辛酸っぱい味で引き締まるというか」
「そう、シチューやグラタンなんかにかけても美味いんだ」
タバスコといえばトマト系の印象が強いが、実はクリーム系との相性も抜群なのだ。
「ところで、例の友達がさつまいも穫れすぎて持て余してるんですけど、他にもおすすめの料理法とかあります?」
「そうだなあ、カレーとかシチューに入れてもいいぞ」
「なるほど、じゃがいもの代わりですか」
「ああ。例えばベトナムカレーだと、さつまいもを使うのはごく一般的みたいだな」
まだ食べたことはないが、エスニック料理に強い友達から聞いたことがある。
「へえ、ベトナムカレーってどういうのですか?」
「ココナッツミルクベースらしい。レモングラスも入るみたいだから、タイのイエローカレーに近いかもな」
「イエローカレーならちょうどペーストを買ったところなんで、試してみますか!」
俺のおすすめした業務スーパーのカレーペーストを買ったようだ。あれは安くて美味いのだが、開けたら30皿分を作らなければならない、一人暮らしにとっては魔のアイテムである。
*
「しかし食欲の秋だから、食い過ぎには気をつけないとな」
かく言う俺も腹がややたるんできた。運動を始めるにはいい機会かも知れない。
「そうだ先輩、隣町の公園にアスレチック広場があるみたいなんですけど」
「アスレチックか、子供の頃はよく行ったなぁ」
「それも、大人も楽しめる本格派なんですって。午後からご一緒にどうですか?」
「いいな、行ってみるか」
そういう彼女の服装は、薄手のジャンパーの下は動きやすそうな長袖のTシャツ姿だった。最初から誘うつもりだったのだろう。
「それじゃ、さっさと片付けしたら出発しましょう!」
「おいおい、気が早いな」
「秋は日が落ちるのが早いですから! ほら先輩も早く!」
後輩に急かされ、支度をする。秋の日は短く、そして秋という季節も短い。実りの秋、食欲の秋、スポーツの秋。それぞれの秋を心ゆくまで堪能してやるつもりだ。
「おはよう……さつまいもかぁ」
今朝もやってきた後輩は、大きな紙袋を持ってきた。中には土の付いたさつまいもがぎっしり詰まっている。
「家庭菜園やってる友達からもらったんですよ」
「そうか、もう芋の季節だものなぁ」
小学校の頃の総合学習だったかで、さつまいもの植え付けから収穫まで体験をしたのを思い出す。普段は農家の人に世話をしてもらっていたので、農作業の疑似体験でしかないのだが、自分で掘った芋はおいしく感じたものだ。
「見た目は不格好でも味は……と言いたいんですが、やっぱり売っているやつみたいに甘くはないですね」
「ま、俺はあんまり甘すぎないほうが好みかもな」
イモ類は単純なようでいて、栽培法や土壌の影響を強く受けると聞いたことがある。素人でも育てることはできるが、なかなか売り物のようにはならない。
「そう言うと思いました! そのまま焼き芋にするには向きませんけど、煮物とか大学芋にはちょうどいいと思います」
「確かにな。ちょうどいい、今からこれでパスタを作ってみるか」
ちょうど、今日作ろうとしていたパスタの具にちょうどいいと思ったのだ。
「え、さつまいものパスタですか?!」
「この前はジャーマンポテトを作っただろ。きっとさつまいもでも合うはずだ」
*
さっそく、調理開始だ。だいたい200グラム弱だろうか、手頃な大きさの芋を手にとってよく洗う。
「皮はむかないんですね」
「ああ、土を落とすくらいで充分だ。汚いところは多少包丁で削いだりするくらいで」
包丁の刃をピーラーのように横に滑らせて、土を皮ごと落としていく。皮はなるべく残しておいたほうが彩りもいいし胸焼けもしないのだ。気にならない程度に汚れが落ちたら、今度はさいの目に刻んでいく。
「輪切りにしてからダイスカット、まあ1センチ程度ってとこか」
「そうだ、お湯わかしましょうか?」
「いや、今日はワンパン調理だからまだいいかな」
ジャーマンポテトのときもそうだったが、パスタと芋を同時に茹でる作戦だ。しかも今度はワンパンである。
「丸ごと使っちゃうんですか? ちょっと具にしては多いような」
「具というより、半分はソースみたいなもんだな。その代わりパスタは少なめにするつもりだ。あとはにんにくも刻んで一緒にっと」
「あ、フライパン用意します! オリーブオイルでいいですか?」
「ああ、頼んだ。バターでも美味そうだけど、今は切らしてるからな」
火にかけたフライパンに、まな板から刻んださつまいもとにんにくを入れる。
「ちょっとフライパン任せた」
「はーい」
後輩にフライ返しを渡し、今のうちにパスタを取り分けておく。2人分で150グラム程度だ。さらに冷蔵庫から必要なものを取り出す。牛乳、ウィンナー、封を切ったコンソメキューブ。ウィンナーは6本、だいたい100グラム程度を取り出し、1センチほどの輪切りにしていく。
「そろそろ表面が黄色くなってきましたね」
「よし、そしたらこれだ」
コンロの下からみりんの瓶を引っ張り出し、大さじ1杯ほどをまぶす。
「なくてもいいけど、これがあれば甘みに深みが出るんだ」
「大学芋でもみりんの風味、大事ですからね」
「ここでウィンナーも入れて一緒に炒めていく。ベーコンとかでもいいけどな」
だいたい、うちに常備してある加工肉といえばウィンナーである。お徳用を買って冷凍しながら使うことが多い。
「私なら先にベーコンを先に炒めてカリカリにしてみようかなって」
「それもいいなぁ。さて、そろそろパスタを入れよう」
牛乳を1カップ半、お湯を3カップ入れ、コンソメキューブを放り込む。
「とりあえず生芋と乾麺の合計重量を基準にして、牛乳1、水2ってとこだな」
「なるほど、パスタもお芋も150グラムずつくらい、合わせて300グラムだから、牛乳300mlなんですね」
「一人分だけ作る場合は水は少し多めの方がいいかな。ま、足りなければ後からお湯を足せばいいし、多ければ煮詰めればいい」
パスタが増えると吸水量は増えるが、蒸発する水分の量は変わらない。分量が増えるほど、必要な水の量は相対的に少なくなる。このあたりは調理環境や材料、パスタの種類でも変わるので、体で覚えていくしかない。
沸騰したら、先ほど取り分けたパスタ(1.4ミリのスパゲッティ)を半分に折ってフライパンに投入する。
「透明なお湯と違って、牛乳だと見えにくいから慎重にほぐさないと駄目ですね」
俺は彼女からフライ返しを受け取り、菜箸との二刀流でパスタと格闘している。乾麺がくっついたままだとうまく火が通らないので、しっかりほぐしていくのだ。
*
「そろそろお芋は煮えましたかね……うん、ほっくほく!」
5分くらい経ったところで味見をしてみた。芋の甘味と、ウィンナーやコンソメの塩味とのメリハリがなかなか美味しい。
「このくらい煮えてきたら、芋を少し崩していくんだ。全部崩さなくてもいいけどな」
すっかり柔らかくなった芋を、フライ返しの先で潰していく。
「なるほど、ソースと一体化させるんですね」
「そうそう。小麦粉や生クリームを入れなくてもとろみが出るんだ。全部潰す必要はないぞ」
「確かに、芋の食感も楽しみたいですからね」
さらに煮詰めていく。すでに標準の茹で時間は過ぎたが、スープによるワンパン調理なので火の通りは遅く、なおかつ二人とも柔らかめが好きなのである。
「そろそろ完成ですね?」
「だな。仕上げにこれを入れよう」
冷蔵庫からピザ用チーズを取り出し、大さじ2杯分をフライパンに入れ、よく溶かして混ぜ合わせる。
「とろっとろですね! 美味しそう!」
「お皿に盛り付けて、黒胡椒をかけて……完成! チーズが冷めて固まらないうちに食ってくれ。黒胡椒もたっぷりかけてな」
「もちろん、いただきます!」
**
「ごちそうさまでした! 一気に食べちゃいました」
まさに「ぺろりと食べた」という形容がぴったりの食いっぷりである。
「ほくほくのとろとろ! ダブル炭水化物にチーズまで入った、なかなか罪な味ですね」
「芋を入れたのは思いつきだったけど、想像以上に美味くできたからな」
「味変のタバスコもいいですね。クリームが辛酸っぱい味で引き締まるというか」
「そう、シチューやグラタンなんかにかけても美味いんだ」
タバスコといえばトマト系の印象が強いが、実はクリーム系との相性も抜群なのだ。
「ところで、例の友達がさつまいも穫れすぎて持て余してるんですけど、他にもおすすめの料理法とかあります?」
「そうだなあ、カレーとかシチューに入れてもいいぞ」
「なるほど、じゃがいもの代わりですか」
「ああ。例えばベトナムカレーだと、さつまいもを使うのはごく一般的みたいだな」
まだ食べたことはないが、エスニック料理に強い友達から聞いたことがある。
「へえ、ベトナムカレーってどういうのですか?」
「ココナッツミルクベースらしい。レモングラスも入るみたいだから、タイのイエローカレーに近いかもな」
「イエローカレーならちょうどペーストを買ったところなんで、試してみますか!」
俺のおすすめした業務スーパーのカレーペーストを買ったようだ。あれは安くて美味いのだが、開けたら30皿分を作らなければならない、一人暮らしにとっては魔のアイテムである。
*
「しかし食欲の秋だから、食い過ぎには気をつけないとな」
かく言う俺も腹がややたるんできた。運動を始めるにはいい機会かも知れない。
「そうだ先輩、隣町の公園にアスレチック広場があるみたいなんですけど」
「アスレチックか、子供の頃はよく行ったなぁ」
「それも、大人も楽しめる本格派なんですって。午後からご一緒にどうですか?」
「いいな、行ってみるか」
そういう彼女の服装は、薄手のジャンパーの下は動きやすそうな長袖のTシャツ姿だった。最初から誘うつもりだったのだろう。
「それじゃ、さっさと片付けしたら出発しましょう!」
「おいおい、気が早いな」
「秋は日が落ちるのが早いですから! ほら先輩も早く!」
後輩に急かされ、支度をする。秋の日は短く、そして秋という季節も短い。実りの秋、食欲の秋、スポーツの秋。それぞれの秋を心ゆくまで堪能してやるつもりだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
美人生徒会長は、俺の料理の虜です!~二人きりで過ごす美味しい時間~
root-M
青春
高校一年生の三ツ瀬豪は、入学早々ぼっちになってしまい、昼休みは空き教室で一人寂しく弁当を食べる日々を過ごしていた。
そんなある日、豪の前に目を見張るほどの美人生徒が現れる。彼女は、生徒会長の巴あきら。豪のぼっちを察したあきらは、「一緒に昼食を食べよう」と豪を生徒会室へ誘う。
すると、あきらは豪の手作り弁当に強い興味を示し、卵焼きを食べたことで豪の料理にハマってしまう。一方の豪も、自分の料理を絶賛してもらえたことが嬉しくて仕方ない。
それから二人は、毎日生徒会室でお昼ご飯を食べながら、互いのことを語り合い、ゆっくり親交を深めていく。家庭の味に飢えているあきらは、豪の作るおかずを実に幸せそうに食べてくれるのだった。
やがて、あきらの要求はどんどん過激(?)になっていく。「わたしにもお弁当を作って欲しい」「お弁当以外の料理も食べてみたい」「ゴウくんのおうちに行ってもいい?」
美人生徒会長の頼み、断れるわけがない!
でも、この生徒会、なにかちょっとおかしいような……。
※時代設定は2018年頃。お米も卵も今よりずっと安価です。
※他のサイトにも投稿しています。
イラスト:siroma様
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる