R-指定ロリっ娘彼女

いまち サク

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体育祭の前日

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体育祭の合同練習日、その時、凌央は
リレーを走ることになっていた。
「...しんどい、プレッシャーもすごいし」
凌央はそう呟き、自分の元にバトン
が来るのを待った。
「後は任せた!」
そう言って渡された。
「まぁ、頑張るか!」
凌央が任されたのはアンカーだった。
凌央がバトンを渡された時は三位だった。
さらに先頭はもうすでに残り半分を
切っていた。たが、凌央は諦めずに
走った。凌央は一位はダメかと
思ったが、走った。凌央は走り終えるまでに
二人は追い越した。皆はそれを見て
凌央に拍手や声援を送った。
凌央はそれに気づいて恥ずかしくなったのか
とっととその場を去り、二位と書かれた旗の
前に座った。その間も周りから
「すごいなお前、見直したぞ」
と言われた。凌央はそれを
「あぁ、どうも」
と受け流した。

体育の授業が終わった後、
凌央はすぐに更衣室へ向かい、
教室に帰った。
「あ...もう六時間目か」 
その日は一日中外で練習していたため、
時間が過ぎることに気づかなかった。
「あ...帰る準備しないと」
凌央は鞄の準備をし始めた。
それが終わった頃にクラスの
皆が帰ってきた。 

ホームルームが終わり
凌央は美琴に声をかけて、一緒に帰ることに
した。
「それにしてもすごかったねぇ」
美琴がそう話してきた。
「何が?」
凌央は美琴にそう聞いた。
「いや、リレーの時だよ」
美琴はそう答えた。
「あぁ、あれか、そんなことないよ、
あんなの誰でも出来るよ」
凌央がそう言うと美琴は、
うつむき、
「いやいや、あれが誰でも出来たらどれだけ
いいことか...」 
美琴はそう言って、落ち込んでいた。
「...明日から一緒に体育祭まで走ろうか...」
凌央はそう言って美琴の肩を叩いた。
「...体育祭、明日だよ」
そう言った美琴のその言葉に一瞬その場が
凍りついた。
「...あぁ、そうだった」
しばらくの沈黙の後、凌央はそう呟いた。

その日の夜
凌央はベッドの上で、
「明日か...」
そう呟いた。凌央は少し考えた後、
「明日で四ヶ月」
そう言った凌央、実は凌央と美琴が
付き合って四ヶ月たったのだ。
今までは何もいいところを美琴に見せる事が
出来なかった。だから、凌央は明日の
体育祭で美琴に格好いい所を見せようと
していたのだ。
「...楽しみだな」
そう言って凌央は少し笑った。
凌央は体育祭が楽しみでにやつきが
止まらなかった。
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