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しおりを挟む室内履きを脱ぎ、レオンと手を繋いだままベッドの上に座る。レオンも靴を脱ぎながら、ベッドの端に膝を乗せる。ぎしっと軋む様な音がして、レオンの腕で、背中を引き寄せられた。
「ララさん」
繋いでた手が離れる。背中に手を添えられながら、そっと押し倒される。レオンの逞しい腕が目に入り、真っ直ぐに見上げると、余裕のない表情のレオンの顔が近くにあった。服の上から、そっと胸に触れられ、レオンの大きな手でやわやわと揉まれてしまう。む、胸を、触られてる! という衝撃で、ララは思わず目を瞑った。どきどきしていたら、レオンの手が止まる。そっと目を開くと、呆けた様なレオンの顔が目に入った。
「……レオンさん?」
レオンがびくりと身じろぐ。
「っ、いえ、すみません、あまりに柔らか過ぎて、どんな風に触っていいのか分からなくて……痛く、ないでしょうか?」
「……痛く、ないです……けど、あの、発情を抑えるために、自分で触ってしまってて、その、胸の先だけ、少し痛くて。だから、優しく触ってくれたら、嬉しいです」
言いながら恥ずかし過ぎて、思わず手で顔を覆う。自分から何を言ってるんだと思いながら、レオンになら伝えても大丈夫と思い、言ってしまった。
「……分かりました。ララさん、服を脱がせても?」
「っ、はい」
レオンが、ララの部屋着のボタンを一つずつ外していく。中は薄いスリップドレスを着ていた。顔を覆っていた手を外し、レオンの顔を見ると、真剣な顔でララの身体を眺めている。部屋着の襟ぐりと、スリップドレスの肩紐を一緒に下ろされ、上半身が露わになった。レオンが、目を見張り、やはり真剣な表情で眺められ、ララは羞恥心から、また手で顔を覆ってしまう。
「レオンさん、あんまり見ないで」
「…………あまりにも、綺麗で、言葉も出ませんでした」
レオンの酷く甘い声に、ますます恥ずかしくなり、顔が真っ赤になる。
「できるだけ、痛くないようにします」
レオンが、真剣な声で言い、ララの素肌にそっと触れる。レオンの温かく大きな手で、包まれる様に優しく胸を揉まれる。レオンが、胸の先に舌を這わせた。
「っ」
身体がふるりと震える。
レオンの熱い舌で、ゆっくりと飴玉を転がす様に舐められる。
「っ、……んっ」
口に含み軽く吸われ、ぴくんと身体が勝手に揺れてしまう。
「痛く、ないですか?」
覆っていた手の間から、自分の胸に顔を寄せているレオンが見える。その光景が、いやらしくて、恥ずかしくて、目を瞑り必死にコクコクと頷く。舐めていた方の胸を、やわやわと触りながら、反対の胸の先に舌を這わせる。同じ様にされているはずなのに、身体がびくびくと震える。
「ンッ、ふ……やぁ、ンッ」
身体全体がむずむずして、身を捩るように揺らす。レオンが執拗に舐め続け、快感がどんどん膨らんでいく。
「んっ、や、レオンさんっ、それ、やぁ」
下腹が熱くなり、蜜が溢れ下着を濡らしてしまっている。ちゅっと軽く吸われ、ララの身体がびくんと跳ねた。レオンが身体を起こし、顔を隠していたララの腕を優しくのける。恥ずかしくて顔を背けようとすると、ララの耳ごと手で包み込んで、目を覗き込まれてしまう。ぎゅっと目を瞑ると、唇に柔らかいものを押しつけられた。啄むように、顔中に口づけられる。
「レ、レオンさん?」
「っ、ララさんが、可愛い過ぎて、すみません」
レオンが真っ赤な顔をして、ララの額にレオンの額をこつんとくっつける。
「愛しくて、おかしくなりそうです」
そんなことを言われ、ララの顔も真っ赤になる。
「…………レオンさん、大好きです」
「私もです。ララさんが、大切で、大好きです」
レオンと目が合い、再びキスをする。お互いに求め合う様に、唇を重ねる。ララは、夢中でレオンの舌に自分の舌を絡めた。ララは、太腿のあたりに、レオンの硬くなったものを感じていた。足の間に、それを押しつけられ、ララの敏感な部分にあたった。
「あ」
勝手に甘い息が漏れてしまう。
「ララさん」
レオンと触れ合い、捲れてしまっていた部屋着の裾から、レオンがするりと手を入れる。太腿を撫で上げ、下着の上から、敏感な部分をなぞられる。
「ん、……レオンさん、そこも、自分で触ると痛みがあって」
「……分かりました。優しく触りますね」
甘く優しい声で、そう言われ、ララは、顔を真っ赤に染めながらコクコクと頷いた。部屋着とスリップを一緒に脱がされ、ショーツ一枚になってしまう。ララは、尻尾が出てもキツくない様に、ショートパンツタイプの下着を履いていた。尻尾の部分にはスリットが入っていて、今日は、一番お気に入りの、繊細なレースがついたものを履いている。自分の気持ちを上げるために買ったものの、扱いが面倒で、あまり履くことはなかったものだ。レオンが、そっと下着にも手をかける。尻尾にあたらない様に、ゆっくりと下ろされる。
「……少しでも、痛みを感じたら、言って下さいね」
「ふぁ、はいっ」
何も身につけていない状態で、心許なくて声が上擦ってしまう。レオンが、ララのお臍にチュッと口づける。口づけながら、下腹から足の間へと下りていく。下生えの上からも口づけられ、くすぐったいのと、羞恥心とで、
「ひゃ」
と、変な声が出てしまった。
「ま、待って、レオンさん」
ララの膝を割り、足を広げ、頭を埋めようとしているレオンの頭に触れた。短くて、思っていたよりも柔らかな髪に、一瞬手が止まる。レオンがチラリとこちらを見て、ララの敏感なところに、チュッと口づけた。
「っ、あっ、や、だ、だめ」
舌でくすぐる様に弄られる。
「ふぁっ、あっ、んんっ」
な、何これ?! 自分で触ってたのと、お、同じところ?!
レオンの唾液を含ませた、口で優しく吸われ、ビクンッとララの身体が揺れる。口に含みながら、舌先で弄られ、ビクビクと身体が勝手に反応してしまう。
「ンッ、は、ぁんっ、やぁ、レオンさんっ、それ、だめっ」
ララは、息も絶え絶えになり、ようやくレオンが口を離した。
「……痛くは、ないですか?」
レオンが、心配そうに聞いてくる。
痛くはない。でも、気持ちが良すぎて頭がおかしくなりそうです。
「……はい」
レオンがほっとした顔をして、また、顔を埋める。
「ま、待ってっ、あっ」
同じところを、やわやわと舐められながら、中にレオンの指先が挿入ってくる。自分の指とは違う、太くて少しゴツゴツとした指が。
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