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第10話 デートですの?
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短め。
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「龍宮寺さん、少し話さない?」
「わかりましたわ。少々お待ちになって。」
龍宮寺さんはそう言い、どこかに電話をかけていた。
待っているあいだに思う。龍宮寺さんめっちゃスタイルいいな。167,3cmの高身長で、出るとこ出て締まるとこは締まっている。
「お待たせしましたわ」
おぉう、早い。まだ思考の波に乗ってたから、ビクっとしちゃったよ。
「いや、俺は全然大丈夫だよ。電話大丈夫だった?経営を学ぶんだったよね。手短のがいいかな?」
「迎えの電話ですわ、時間は大丈夫ですの。お気遣い感謝しますわ。それにグループ会社に行くのも学校生活が落ち着いてからになりますの。」
「あ、そうだったんだ。てっきりもう始めてるのかと。」
そしたら、時間あるのか。ちょっと踏み込んでみるか。
「よかったらでいいんだけどさ、今から買い物行かない?本買いたいんだよね。」
「デートですの?」
「デートですの。」
「是非ご一緒しますわ。迎えはいりますの?」
「あー…割と近いはずだし、歩きでも大丈夫かな?」
たぶんだけど、リムジンとかだろうなあ…。
本人にその気が今は無くてもこれは罠だ。
さすがにこの世界の常識を15年も学んできている身としては、“まだ”乗れないな。
密室に男女2人なにも起きないはずもなく…。いや、冗談じゃなくて。
今は平気でも二人になったら絶対食われちゃう。俺がね。
「はいですの。」
ただの返事なのに可愛く感じる。なんだこれ。
最初は聞き馴染みのない語尾だったけど、これがいい!になってきたですの。
とりあえず帰り支度をして問題が起きた。
お互いに本屋の場所を知らないことが判明し、なぜか俺のスマホ一個で一緒になって近くの本屋を検索した。
急に隣から覗き込んできて、ドキドキさせられた。いい匂いもするし!
自然にこういうことするのって上流階級では必修科目だったりします?
「わざと?」
龍宮寺さんは首をコテンッと傾げた。
頭上に?マークが浮かび上がったのを幻視した。
ああ、天然ね。
「なにがですの?」
「いや、忘れてくれ。そのままでいいよ」
「??-----はいですの。」
例え演技だったとしても、騙されてもいいや。かわいいし。
そうして調べたところによると学校から自宅とは真逆な方向にあるショッピングモールに本屋も入っているようだ。
さすがに引っ越した時に母親に連れられて買い物に行っていたから、ショッピングモールがあることは知ってはいた。
車で行ってたしちょっと距離あるだろうなあって思ってたんだけど、そうか。学校からってなると歩きでも15分かからないぐらいで行けるのか。
はたして彼女を15分も歩かせていいのだろうか?とチラっと龍宮寺さんの様子を確認する。
心配なかったわ。まだスマホを見ていて、目がキラッキラしてらっしゃる。
あ、こっち見た。またスマホ見て、すぐまたこっち見てうなずいてる。
行ったことなくてワクワクでもしてんのかな?
「よしっ、それじゃ行くか!」
道中、雑談しながらショッピングモールに向かう。
ただ歩いてるだけなのに様になるなとか思ってたら到着した。
ゆっくり歩いていたようで、入ってすぐよく見える位置に設置された電光掲示板の時計は学校から出た20分後を指し示していた。
「本屋は2階だね。行こっか。」
・・・・。
あれ、反応がないぞ?後ろを見る。
どうやらお嬢様にはこの光景すら物珍しかったようだ。
立ち止まってきょろきょろしちゃってる。
「気になるとこ見て回ろうか。」
そう言って龍宮寺さんの手を取り、繋いでゆっくりと歩き出す。
短め。
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「龍宮寺さん、少し話さない?」
「わかりましたわ。少々お待ちになって。」
龍宮寺さんはそう言い、どこかに電話をかけていた。
待っているあいだに思う。龍宮寺さんめっちゃスタイルいいな。167,3cmの高身長で、出るとこ出て締まるとこは締まっている。
「お待たせしましたわ」
おぉう、早い。まだ思考の波に乗ってたから、ビクっとしちゃったよ。
「いや、俺は全然大丈夫だよ。電話大丈夫だった?経営を学ぶんだったよね。手短のがいいかな?」
「迎えの電話ですわ、時間は大丈夫ですの。お気遣い感謝しますわ。それにグループ会社に行くのも学校生活が落ち着いてからになりますの。」
「あ、そうだったんだ。てっきりもう始めてるのかと。」
そしたら、時間あるのか。ちょっと踏み込んでみるか。
「よかったらでいいんだけどさ、今から買い物行かない?本買いたいんだよね。」
「デートですの?」
「デートですの。」
「是非ご一緒しますわ。迎えはいりますの?」
「あー…割と近いはずだし、歩きでも大丈夫かな?」
たぶんだけど、リムジンとかだろうなあ…。
本人にその気が今は無くてもこれは罠だ。
さすがにこの世界の常識を15年も学んできている身としては、“まだ”乗れないな。
密室に男女2人なにも起きないはずもなく…。いや、冗談じゃなくて。
今は平気でも二人になったら絶対食われちゃう。俺がね。
「はいですの。」
ただの返事なのに可愛く感じる。なんだこれ。
最初は聞き馴染みのない語尾だったけど、これがいい!になってきたですの。
とりあえず帰り支度をして問題が起きた。
お互いに本屋の場所を知らないことが判明し、なぜか俺のスマホ一個で一緒になって近くの本屋を検索した。
急に隣から覗き込んできて、ドキドキさせられた。いい匂いもするし!
自然にこういうことするのって上流階級では必修科目だったりします?
「わざと?」
龍宮寺さんは首をコテンッと傾げた。
頭上に?マークが浮かび上がったのを幻視した。
ああ、天然ね。
「なにがですの?」
「いや、忘れてくれ。そのままでいいよ」
「??-----はいですの。」
例え演技だったとしても、騙されてもいいや。かわいいし。
そうして調べたところによると学校から自宅とは真逆な方向にあるショッピングモールに本屋も入っているようだ。
さすがに引っ越した時に母親に連れられて買い物に行っていたから、ショッピングモールがあることは知ってはいた。
車で行ってたしちょっと距離あるだろうなあって思ってたんだけど、そうか。学校からってなると歩きでも15分かからないぐらいで行けるのか。
はたして彼女を15分も歩かせていいのだろうか?とチラっと龍宮寺さんの様子を確認する。
心配なかったわ。まだスマホを見ていて、目がキラッキラしてらっしゃる。
あ、こっち見た。またスマホ見て、すぐまたこっち見てうなずいてる。
行ったことなくてワクワクでもしてんのかな?
「よしっ、それじゃ行くか!」
道中、雑談しながらショッピングモールに向かう。
ただ歩いてるだけなのに様になるなとか思ってたら到着した。
ゆっくり歩いていたようで、入ってすぐよく見える位置に設置された電光掲示板の時計は学校から出た20分後を指し示していた。
「本屋は2階だね。行こっか。」
・・・・。
あれ、反応がないぞ?後ろを見る。
どうやらお嬢様にはこの光景すら物珍しかったようだ。
立ち止まってきょろきょろしちゃってる。
「気になるとこ見て回ろうか。」
そう言って龍宮寺さんの手を取り、繋いでゆっくりと歩き出す。
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