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第17話 課外活動
しおりを挟む6月。梅雨。
じめじめした季節がやってきた。
教室内に入ってもまだエアコンの除湿機能が働き始めたばかりで、じめっとした空気は残ってる。そんな中ではあったが月に一度の席替えも済ませつつ、男3人は教卓前に呼ばれ第二回レクリエーションが始まる。
前回のレクは、みんなでやるものだったのに対して、今回のレクは毛色が違うようだ。
まず婚活っぽさが薄い!つぎにレクっぽくない!そんなレクリエーションの内容は、課外活動だ!
そして行うのは男のみ!一応ルールがあって、学校内の女生徒と一緒にやるってのがある。まあ、そこが一番大事っぽいね。
ここで男から個別に女子を誘って、仲を深めてもらおうってことだろう。活動内容は割となんでもいいっぽい。例を挙げるとしたら、部活のマネージャー業を一緒にやったりとかになるね。
昼過ぎはたまにゲームしに相談室行くんだけど、イケオジが言うには1年生時の体育祭がわりとメインイベントっぽいんだよね。それに繋げるために個別って設定になってるのかなと思う。
さて、クラスの男二人はどういう感じにするのかというと…。
佐久間君は、バスケ部のマネージャーを何日かやるみたいだ。一日じゃないの偉いね。あ、そうそう。まだ学校始まって二カ月ちょいではあるんだが、アホっ子と婚約したらしい。本人曰く家事に耐えれなかったって。婚約者一人目は三か月以内に見つける男多いからね。いい時期か。
一樹は、桜さんと一緒に持ち寄った古本の交換会?みたいなイベントがあるらしく、それに参加するらしい。ほう。そういったことでもいいのか。
二人は考えていたのか、朝倉先生にokを貰い、早々に席に戻って行った。
さて、俺はどうしようか…。
龍宮寺さんとは、ちょこちょこ遊んだりもしてるし龍宮寺さんに頼もうとは思っている。でも、なににすればいいかがまだ決まってない。
龍宮寺さんに聞いてみて、グループ会社で一緒にお勉強ですの!とか言わないだろうけど、仮に言われちゃったら困るからな。どうするかなあ。
う~ん…ボランティア?あ、これいけるかな…。まあ、聞くだけならタダか。聞いてみよう。そう思いまだ教卓の前でうんうん悩む俺を待っていてくれた先生に声をかける。
「朝倉先生、テーブルマナー習うとかでも大丈夫ですか?」
「っ!----はい~。だいじょうぶですよ~」
声掛けただけでビクッとしたな。さっきまでくじ引きしてたからって怯えないでいただきたい。いつも結局は怒ってないはずだぞ?
え、てか、こんなんでもいけんの!?!?朝倉先生だから、いいとかじゃなくて?確認しなくて大丈夫?
そんな感じのことを言うと…ごめんて!ぷんぷんしてらっしゃる!!!なだめつつ、落ち着いたので先生と別れて龍宮寺さんの席に向かう。
まあ、席替え後なのに運よくまた俺の隣なんだけど。
そうして自分の席につき、隣の龍宮寺さんに声をかける。
「龍宮寺さん、今度俺の課外活動手伝ってほしいんだけどいいかな?」
「はいですの。課題はなにになさったの?」
「テーブルマナーなんだけど、龍宮寺さんに教えてもらえたりしないかなって」
「もちろん、わたくしでよろしければお教えしますわ。」
順調に誘うことは出来て一安心だ。あとは、場所と時間ぐらいかな?続けて聞いていく。
「やった、ありがと!そしたら、場所はどうしよっか。俺が予約とっておくよ。どこがいいとかある?」
「いえ、わたくしがふさわしい場所を抑えておきますの。いつ頃にされますの?」
「え、いいの!?そこまでしてもらっちゃって悪いな…。日程はいつでもいいよ!ありがと!楽しみにしておくね!」
「わかりましたわ。わたくしも楽しみですの。」
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そうして迎えた課外活動の日。
迎えのリムジンに龍宮寺さんの家のメイドさんも同席して三人で向かったのは一軒の立派なお屋敷だった。
「我が家にご招待ですの!」
かなわんなぁ
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