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第19話 喫茶店
しおりを挟む今日は午前中に精子バンクにいってきた。
施設の最寄り駅までは沙耶が送ってくれて、それからは最寄り駅に朱莉が迎えにきて
一緒に向かう。というのが普通になってきた。
初回の時にギャルに絡まれたからね…。それで来てくれるようになった。
その後は、精子バンクで用事を済ませてから朱莉と共に喫茶店にむかうことにした。
何度かお世話になってるけど、その後も予定があったりとなかなか朱莉と一緒にゆっくりしたことがなかったからな。精子バンクには3回ほど来てたけどなかなかね。
喫茶店につき、今日も案内されるがままテラス席についた。
「そういえば朱莉さんっていくつなの?」
「いくつにみえるかな?」
めんどくせぇ。それ一番やっちゃだめなやつだろ!まあ、答えてやるが…。
「24歳」
「せ、せいかいです。--------姉さんに聞きました?」
適当だったんだけど、あたってたのか。疑いの目向けるのやめてね?ほんとに適当だったから。
「いや、聞いてないぞ?ジト目やめなさい」
「ほんとかなあ。あっ!達也君に問題です!」
ああ…今日はないなと思ってたのに…。これほんと毎回やられるんだが、むずすぎるんだよな…。前回は前髪2mm切っただっけ?まあ、かわいいからノリノリでやっちゃうんだけどね!さぁこいっ!!
「おっけー、まかせろ!どんとこい!」
「今日の私は一味違います!どこでしょう!?」
いつも通りのざっくり問題か。パッと見はわかんないな…。
「制限時間は一分です!」
「おい、前はそんなんなかったろ!いつも当てられて悔しいのか!?」
「そんなんじゃないですぅー!はやく当ててくださーい」
こいつほんとに24歳か!?
いつもは、もっと構ってちゃん全開なのに…前回の前髪の時は、しきりに髪を触ってアピったりしてたのに、今日は違うモードになったようだ。成長したね?
ん-…じっと見つめて探すが、いつも通りに見える。さっぱりわからん…。そもそも問題やめようぜ!わかりやすいのだったら気まずいじゃんよ…。
「ぶっぶー!時間切れでーす!」
「答えられなかったのにずいぶん嬉しそうじゃん…。ごめんね、気付けなかったよ。それで?正解はなんだったの?」
「足のネイルかえたんだー!えへへ」
見えてねーじゃねえか!!!!言われたら見せた?あとからそんなもんはいくらでも言えるんだよ!!
出会いが出会いだったからか、最初は探り探りでおどおどしてたんだけど、いまじゃすっかり慣れてこの調子だ。まあ、遠慮せず話せてこっちも楽しいからいいんだけどね。素が出てていいと思う。
それにしても、会うたびに問題出してるのって【年下男子をリードする!魅惑のお姉さんになる方法100選。】に載ってたのかな?
あ、この本読んでるの知ったのは精子バンクの送り迎えは朱莉がしてくれてるんだけど、その時に普通に持ってた。なんなら、話しながら確認してた。ちゃんと朝倉家って感じがしていいと思います。
そうやって話しながら、ふと思った。
「そういえば、会う時いつも制服だよね。」
「お仕事帰りだからねー。それはそうでしょ。でも、なんで?」
「あー、いや。私服も見てみたいなって思ってさ。」
おっと?カバンごそごそしてる。本開いて確認しはじめちゃったよ。とまんねえなこの子。
「ちょ、ちょっとまってね!えーっと…えーっと。」
ゆっくり考えていいよ、魅惑のお姉さん。それにしても、この時期のテラス席はいいな。最近はちょっと暑くなってきたし、今日もカラっとしてて過ごしやすいや。なんて考えながらコーヒーに口をつける。うん。うまい。
途中サンタコス…?いや、ここはビキニかな?とか不穏な声も聞こえつつ、やっとまとまったのか返事がかえってきた。
「大人の余裕を見せつつ、今度一緒に買いに行きましょう!」
相手の好みに合わせる為にとか、デートの口実作りかな?わりとまともな本なのかもしれないな。あ、大人の余裕を見せつつは言わないでいいんだよ?
「おっけ、それじゃ今度一緒に買い物にいこうか。」
「お姉さんに任せて!」
「うん。朱莉はかわいいなぁ」
そうして魅惑のお姉さんとデートの約束をしつつ、喫茶店で楽しく雑談をして過ごした。
今まではタイミングが悪かったけど、今度からはちゃんと午後も時間取れるようにして、朱莉と過ごそうと思う。
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