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第25話 バーベキュー
しおりを挟む「ただいまー!朱莉もつれてきたよー」
「おじゃましますっ!」
玄関に入ってすぐに沙耶が気付き迎え入れてくれる。
「おかえりー急でごめんね!朱莉さんもいらっしゃい!入って入って!」
「はいっ!」
「全然大丈夫だよ。美麗とテストお疲れ様会だったり?」
「うんうん!テストお疲れ様の意味も込めて美麗ちゃんとパーっとやりたいなって思ってね!」
やっぱそういう感じだったんだ。テスト期間学校行ってなかったし、美麗に会うのも一週間ぶりくらいかー。うれしいねえ。
そうして、リビングにいた美麗と朱莉はお互いに自己紹介もしつつ、沙耶が飲み物を用意してくれたので、お茶にする。
沙耶がすっかり嫁さん姿が板についてきた。ほっこりするね。
沙耶はもうある程度話したことがあるからか、朱莉とも普通に喋ってるな。
初対面の二人はというと、朱莉は別に緊張してなさそうだったけど、美麗の様子がちょっと緊張…なのか?
俺を見る時にちょっと赤くなるし、なんかそわそわしてるというか。なんだろうか?まあ、朱莉と話してる感じ相性最悪って感じでもなさそうだし今はいいか。
そうして予約の時間まで、雑談しつつ交流を深めていった。
それじゃ、そろそろいい時間だし屋上に行ってバーベキュー食べにいくか!
みんなで手分けして食材を持ち運び屋上に到着!早速炭に火をつけ肉やら野菜を焼いていく。炭火いいよね。紙皿に割りばしなのも風情が出て好きだ。
みんなで火を囲って、焼けた物をどんどん俺の皿に置いていく。おいまて、こんな一気に食えないわ!冷めちまうぞ!
そう思っていると横から箸が伸びてきて、肉ばっかり持って行かれる。朱莉?まあ、みんなが置くから食いきれなかったと思うし、いいんだけどさ。肉だけ持ってくの??まあ、食うか。うん。うまい!!
「達也、朱莉さんも婚約者になるんだよね?」
「ぐふっ…」
沙耶の急なパス。いやシュートに思わずせきこむ。
それわざとだよね?前にもあったぞこんなこと。口に含んだの見てから言ってないかい?
朱莉も朱莉で、照れてる。こっちまで恥ずかしくなるんだが?
「すぐじゃないけど、そうなったらいいなとは思ってるよ」
まあ、すぐでもいいんだけど世間体がね。この世界特有のやつだ。
それに、もう朱莉には何回もお世話になってるからな…。下の進み具合で言っちゃあ美麗以上だもんなあ。
「わかった!その方向で考えておくね!ところで、美麗ちゃんは達也のどこが好きになったの?」
おいやめろ。ここに本人いるんだぞ?あれ、俺のこと見えてない?今の今まで喋ってましたよね?
「顔ですの…。」
おぉう…あーでもそうか。初対面の時からアプローチしてきてたもんな。
「でも、あとから性格も知ってどんどん惹かれていきましたの。」
「あー達也かっこいいもんね、細かい気遣いとか出来るし昔からそうだったから気持ち凄いわかるよ!」
今日ここで俺を殺す気なのかな?恥ずかしすぎるんだが?てか、ずいぶんと赤裸々に語りますね?俺のことやっぱ見えてないのかな?
「朱莉さんは?」
沙耶さんや今日止まりませんね?嫌なことでもあった?
「チョロそ、えっとなんだろ…。雰囲気?」
チョロそうって言おうとしたな???おい、こっち見ろ。姉と同じ技覚えてんじゃねえ!
「誰がチョロいだこのやろー」
「言ってないよっ!」
それは無理があると思います!
「沙耶ちゃんはどうですの?」
「う~ん。。いつからだったんだろ…。出会ったきっかけとかは覚えてるんだけど、いつ好きになったのかはわかんないかも。気付いた時にはもうずっと達也と一緒にいる!って気持ちだったからなぁ。」
「羨ましいですの。私にはそういう幼馴染のような関係性の子はいなかったんですの。」
「美麗ちゃんも小さい頃に会ってたら達也を好きになったと思うよ?」
「私もそう思いますの。」
俺は何を聞かされてるの?ここに居ていいのかな???
なんか俺いなくても、大丈夫そうだな。俺が会話振ったりして仲を取り持つんだろうな、頑張んないとって思ってたけど、全然そんなことなかったわ。
連携の力で俺を恥ずか死させようとしてきてるしな。チームワーク抜群だと思う。朱莉は途中から肉に目がいって聞いてるのか聞いてないのかわかんなかったけど。
「朱莉、野菜は食わないの…?」
「バーベキューは肉を焼いて食べるんだよ?」
なんて澄んだ目してんだ…。食いしん坊だったのか。あ、そういえば喫茶店の時もパフェ頼んだりしてたな。
てか、ちゃんと俺のことは見えてるのね。よかった、死んでなかった。
「あ、そうだ!朱莉さんもグループに誘っておくね!達也の癖とか共有してるチャットがあるから、そこで新しくわかったこととか教え合おう?」
「ありがとう!たすかるぅ~。あ、達也たぶんメイド服好きだと思うよっ!今日の買い物でも目線そっちにいってたから!」
「それは知ってる。」
!?!?
ああ、体育祭の時か…。うん。
テストで沙耶のライフは0になってたのかもしれない。沙耶はそのまま恋バナ全開で突っ走り俺のライフが0になったよ。
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