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第31話 プライベートビーチ
しおりを挟む夏休みに入り沙耶がウキウキでどこに行くか書いたメモ帳を美麗と共有してた。なにそれかわいい。すき。
「海に行きたい!」
「海か…。う~ん…。てか、もう海開きしてるの?」
「してる!!」
「まじかあ…」
なぜ海を渋るのかって?
むかーーし、小学生ぐらいの時に普通の海に行ったんだけど、知らん女性たちに囲まれてもみくちゃにされた思い出があってな…。
精通してたら100%食われてた。あれは言い切れるレベルの出来事だった。元の世界の記憶がある俺でも恐怖したレベルだからな。
ちょっと開放的な子がいるんだろうなあぐらいの気持ちで行ったら帰り全裸の出来上がりだ。当時は海パンが海に流されたんだと思おうと努力した。まあ、海に入れもしなかったんだがな。
母親の呆れ顔がいまでも鮮明に思い出せる。まあ、近くに母親がいなければ家に帰れもしなかったか。
なんでも経験させてくれる親には感謝だけど、これはわかりきってたろ。このレベルだったら言ってくれればさすがの俺もやめてたぞ。
そんな過去の経験から、海はちょっとな…って諦めてる。
「珍しく達也がノリ気じゃないね。どうしたんだろ?」
「わからないですの。達也さん海が苦手ですの?」
「あ~苦手っていうかちょっと苦い思い出がな…。」
「!!------嫌じゃなければ話せないかな?無理には聞かないけど…。」
やべ、心配かけちゃったか。慌てて弁明する。
「ごめんごめん、もう大丈夫だよ!ただ昔行った時に知らない女性達に脱がされてな。全裸になったトラウマがあって…」
「そうだったんだ…。知らなかった。あっ!美麗ちゃん!!」
「なんですの?」
「プライベートビーチ!あったりしないかな!?」
「ありますの。」
「30秒で支度しな!いくぞ!!!」
この世界じゃもう無理じゃね?って思って諦めていた海だったが、こうなってくると話が変わってくるよなあ!?
こりゃ是が非でも行くっきゃねぇ!!!
沙耶の水着姿も美麗の水着姿もどっちもみてえもん!!俺?ああ、そうか。うん。海パン持ってねえや!
さすがにその日に出発ってわけにもいかなかった。水着も買いに行かないといけないし、プライベートビーチも使えるかわかんなかったからな。
話し合いの末、無事に美麗が親に電話してビーチ近くの別荘をおさえてくれた!遠いので泊まりらしい!わくわくするな!
そんなわけでやってきました!プライベートビーチ!
非常に残念ながら朱莉は今回呼ばなかった。一応泊まりな訳で…。日帰りだったらいいんだけど、泊まりになっちゃうと流石にね。
これまた龍宮寺家のご協力の元で、貸切プールに今度行こうって感じで手は打った!朱莉の水着姿も見たいもん。
やってきたプライベートビーチは意外にも砂浜が長く続いていた。こういうとこもあるんだな。周りから見えないような狭いイメージがあったんだが。
俺が一番早く着替え終わったので浜辺に一番乗りだ。そして、俺の傍には着いてきてくれたメイドさんが控えている。
まあ、控えてるメイドさんが非常に頭の悪い恰好をしているというか…なんていうんだろうか。元の世界のメイド物のAVの恰好というか…。
水着は着用してるんだが、メイドの要素も残した感じだ。肩付近のフリフリも付いててカチューシャも着用、下はビキニなのにガーターベルト付けたりしてる…。勘弁してください。非常に股間に悪いです。
そんなエロメイドと二人を待っていると揃ってやってきた。
沙耶はパーカーを着ていてまだ見せてくれないようだ!はよ脱げ!脱げよ!!もう一方の美麗は黒色のクロッシュレースモノキニで堂々と出てきた。
レースがエロい…。それってほんとに泳ぐ目的で作られてるの?
「おまたせー!」
「おまたせしましたの!」
「ぜんぜんだよ。美麗すごくセクシーだね。似合ってる!沙耶はどうした?脱がないのか?」
「うぅ…。」
「え、なんかあった?」
「いえ…大丈夫なはずですの。」
「やぁ!」
どうした!いきなり中〇きんにくんみたいに!?
「おお!似合ってるじゃん!」
沙耶は淡い赤色のビキニだった。照れてる。かわいい。
なんでも美麗のスタイルが凄すぎて気が引けてたらしい。うん。わからんでもないな…。
その後は、まずは浅瀬で3人で水をかけあったりして遊ぶ。青春してんなってやってて思った。こんなんやってて面白いの?と思ってたが面白いわ。それに昔行った海じゃ水すら触れられなかったからな。
しばらくイチャイチャ遊んでからは、二人はちょっと泳ぐと言って深めのところまで行ってしまった。
俺は海では深くても胸の辺りまでのところしかいかない!いや、だってこわくね?俺だけ?自然だぞ?なにがいるかわかんないし…。
沙耶と美麗がいるから大丈夫だとは思うけど怖いもんは怖いんだ。プールなら全然泳ぐんだけどね。
ひとしきり泳いで満足したようなので海からあがり休憩することにした。
ビーチパラソルにリクライニングチェアが用意されているので、そこで休憩することにする。
美麗は早速サングラスを付けてリクライニングチェアに横になってた。様になってんなぁ。
みんなが座ったところでエロメイドさんが、なんかよくわからんオシャレな飲み物を人数分用意してくれたので頂くことにした。夏場だからな、水分補給大事!うまいなこれアセロラ?
「まさかまた海に来れるなんて…。美麗ありがとう。ほんとうに嬉しいよ。」
「喜んでいただけて何よりですの。これぐらいお安い御用ですの!」
「いや、ほんと美麗様様だよ!」
すごく嬉しそうだ。いつも通り口元緩んでるの気付いてないね。
その後は、エロメイドさんの持ってきてくれたスイカでスイカ割り等も楽しんだ。
そうして一通り遊び尽くしたあとは一度別荘に戻り、海鮮メインの夕食を取り食休み後に持ってきた市販の花火をしにまた浜辺に戻った。
夏といえど夜の浜辺はさすがにちょっと肌寒いな。薄手のパーカーを羽織ってちょうどいい。
市販の花火を終え、三人で夜の海を眺める。ちなみによくやる線香花火対決は全部負けた。
「メインですの!!!」
「うおっ。なになに!?いてっ」
いたいっ!急に大声出してどうした!?
ドンッ!パラパラパラッ。
!?
お嬢…。でっけぇ花火あげたのか!!
流石に俺らだけの為のものだし少なかったけど、花火大会で見るような花火をあげるとは…。やりおる。得意気な顔も可愛いね。
沙耶はというと美麗の大声のタイミングで咄嗟に俺を抱きしめていた。地面に頭ぶつけて痛かったが、覆いかぶさるように守ってくれたようだ。キュンです。
その後は、美麗が沙耶に平謝りしたりといったことはあったが無事別荘に戻り一日を終えた。海はやっぱりいいな!また来よう!!今度は朱莉も連れてきたいね。
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