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第一章 「番」と「想い」
10. 俺のモノだ!(挿絵有り)**
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深い口付けをしながら少しずつ中を揺する。その度にサラの小さな喘ぎが口の中でする。俺が吸い付く度に唇が赤く腫れて唾液で濡れやらしい顔になって行く。俺の好きな顔。ちょっと見た目は幼いけどちゃんと女になって行く。それは俺がして行く事だ。たまらないな。ああ、もう限界。
俺は身体を起こして左手でサラの腰を掴んだ。
「さあ、サラ。お前の中に種を入れるぞ。始めはゆっくりする。俺に掴まれ。引っ掻いても良い。でも..........離すなよ」
「は.................っう、ん」
トロンとした瞳で俺を見上げる。可愛い。
繋がったままの自身に力を入れて半分引き抜く。圧が凄くて引っ張られる。俺の身体に熱が沸沸と湧き上がる。揺らしながらゆっくりと挿入を繰り返す。チュブッと蜜と潤滑油が音を立てる。俺はサラの顔を見ながら慎重に腰を動かした。サラのか細い喘ぎ声と震える白い腕。揺れる銀髪。次第に快感で俺ももう惚けてしまい、いつの間にか強く陰部を擦り付け、深く突き刺すように中を犯していた。理性が飛ぶ。自然に声が出る。快感が足までビリビリと通り過ぎて行く。
「あ.......サラっ........んっ......っ.....はっぁ.....」
サラの奥へ入れる度にトンッと先に当たる。それがたまらない。サラは喘ぎながらも必死に俺に掴まって背中に爪を立てている。腰を掴んでいた左手をサラの右乳房に滑らせキツく掴んだ。きゅっと中が締まる。そのまま赤くなった乳首を親指と人差し指で摘み上げ擦り合わせる。
「ああー!あっあっやぁ!」
ビクビクと身体が揺れる。もう、汗か涙か判らないくらい顔が濡れていた。張り付く髪。強く閉じた長い睫毛の中の瞳。赤くなった唇。全部もう俺のモノだ。
「サラ..........っ.......出すぞっ」
俺は最後にサラの身体を抱き寄せ首筋に吸い付き最奥に熱を放った。
................ああ.................初めて
気持ち良すぎて気をやりそうだ.................
頭がジンジンする........
身体を合わせた後に精を出せるのはサラだけ
そして、俺はサラを手に入れた。
唯一の番を
胸が熱くなり俺は
「サラ。愛してる」
そう、自然に口から出ていた。
**********
結局その後夕方まで2人でぐっすり寝てしまい、気づいたらまた夜になってた。空は満天の星空だ。風呂に入って食事をした後、折角なので夜の散歩に出た。勿論、空を飛んで。
「サラ。怖いか?」
「暗いし怖いけど。星は綺麗ねー。掴めそう!」
俺の背中に左手を巻き付かせ、横抱きにされたサラが右手を空に向けニギニギしている。
「残念ながら誰も浮かんでる星は掴めない。神でもな」
「そうなんだ。あ、そうだ。神ってお空にいるのが神でしょ?アウィンはなんで此処にいるの?」
「大元の先祖の風神はいるよ、天に。俺達は子孫なんだ。人間とのな。ただ、血は受け継いでいるからそれなりに強い。隔世で世襲して行く地上での「風神」の呼び名と共に力を手に入れ、そして役割がを与えられる。野放しにすると危険だから地上に居る俺達はある程度制約が課せられるんだ。例えば戦争に手を貸さない、とか。それを他人に話したり破ると業火で焼かれちまう」
「風神.................アウィンは風神の末裔。全然知らなかった。隠してたんだよね?それも制約?」
「別に。でも知られて良い事じゃないな。碌な目に合わないよ。ただ、俺達みたいな人間との子は地上で役目を持たされる。これは言えない。後は割と好き勝手なんだけど、伴侶の事は制約が多い。あんまり血を広め無い為か、力がある為に利用されるのを防ぐ為か。お陰で大変だった。けど....」
俺はサラの額にキスをする。さらさらの燻んだ銀髪は星の光を受けて輝く。オレンジ色の太陽の瞳は暗い夜の中でも澄んだ宝石のようだ。
「ちゃんと俺の手の中に落ちてきたから、まあ、良いや」
ふふっと笑う。
「アウィン。私で本当に大丈夫かな?役に立てるかな?何したら良い?」
「サラは、そうだな。言っても一応令嬢だからな。パーティーや公式な場で伴侶として最低限立ち振る舞えれば良い。わざわざお茶会なんてする必要は無いが、したければすれば良いし、パイやお菓子なんか作って振る舞っても良い。お前のパイは美味いから店を出してみても良いかもな。うちには商会の奴らや眷族もいて、ひしめいてるから。無理に何かする必要は無いぞ」
「.............それ、役に立てるかな?」
「サラの最大の役目は俺の「妻」でいる事。身体を使って俺を気持ち良くさせて、俺を求める事。身も心も俺に差し出す事。そして.................子孫を残す事。それ以外はあまり重要じゃない」
「えーーー!」
「何か問題が?」
「.......何かもっと無い?私だけ出来る事」
「だから言ってるだろ?お前しか出来ないよ。お前としか子孫は残せないんだ」
「そうなの?なんで?」
「それも言えない」
「制約?」
「ああ」
「ちぇっ」
「ふふ。だからサラ。俺から離れるなよ?お前の役目は俺の「一生の伴侶でいる事」だ」
「....うん。アウィン。.....愛してる」
「サラ...ああ。愛してるよ。ただ1人お前だけだ」
「ふふふふ。こんな日が来るなんて思わなかった。お腹は痛いけど、今凄く幸せ。ありがとうアウィン」
「あ、あ。まあ、すまん。なんか途中で理性が飛んだ。酷くしちまったな。でも、嬉しかった。ちゃんと俺のモノに出来たから」
自然に笑う。
「アウィン.....私もね、アウィンの笑った顔大好きよ。嬉しくて涙が出ちゃう」
サラも笑う。
「.......っ。全く。俺の奥さんは可愛いな」
そう言って鼻にキスをする。くすぐったいとまた笑った。
サラ。俺の方が幸せだよ。
「さあ、そろそろ帰ろうか。チェスかオセロでもするか?負けたらご奉仕な。裸でヒラヒラエプロン着けて過ごしてもらう」
ニヤニヤしながら船に向かって飛ぶ。
「アウィン.......やらしい。じゃあ、私が勝ったら何してくれるの?」
「そうだな.................『愛してる』って一日中ベッドの中で囁いてやろうか?」
「..........それ、微妙に私の得にならないじゃない......でも、良いわ。それにする」
「良いんだ?」
「だって......嬉しいから。ふふっ」
「.....じゃあ、負けてやろうか?やめてくれって言うまで耳元で言い続けてやる」
「ふふふふっ!もうっアウィンったら。勝負する気ある?」
「ははははっ。あるよ。どっちも捨てがたい!」
「やらしい........」
「なんとでも!ははははははっ!」
満天の星下、妻になった愛しい女を連れ、俺は風を纏い空の散歩を楽しんだ。
1人で飛ぶよりも何倍も楽しくて、自分の胸に収まる者の存在に胸が熱くなる。
そして、やっと手に入れた安堵感で俺はまた1人ふふふと気が抜けた顔でニヤけていた。
俺は身体を起こして左手でサラの腰を掴んだ。
「さあ、サラ。お前の中に種を入れるぞ。始めはゆっくりする。俺に掴まれ。引っ掻いても良い。でも..........離すなよ」
「は.................っう、ん」
トロンとした瞳で俺を見上げる。可愛い。
繋がったままの自身に力を入れて半分引き抜く。圧が凄くて引っ張られる。俺の身体に熱が沸沸と湧き上がる。揺らしながらゆっくりと挿入を繰り返す。チュブッと蜜と潤滑油が音を立てる。俺はサラの顔を見ながら慎重に腰を動かした。サラのか細い喘ぎ声と震える白い腕。揺れる銀髪。次第に快感で俺ももう惚けてしまい、いつの間にか強く陰部を擦り付け、深く突き刺すように中を犯していた。理性が飛ぶ。自然に声が出る。快感が足までビリビリと通り過ぎて行く。
「あ.......サラっ........んっ......っ.....はっぁ.....」
サラの奥へ入れる度にトンッと先に当たる。それがたまらない。サラは喘ぎながらも必死に俺に掴まって背中に爪を立てている。腰を掴んでいた左手をサラの右乳房に滑らせキツく掴んだ。きゅっと中が締まる。そのまま赤くなった乳首を親指と人差し指で摘み上げ擦り合わせる。
「ああー!あっあっやぁ!」
ビクビクと身体が揺れる。もう、汗か涙か判らないくらい顔が濡れていた。張り付く髪。強く閉じた長い睫毛の中の瞳。赤くなった唇。全部もう俺のモノだ。
「サラ..........っ.......出すぞっ」
俺は最後にサラの身体を抱き寄せ首筋に吸い付き最奥に熱を放った。
................ああ.................初めて
気持ち良すぎて気をやりそうだ.................
頭がジンジンする........
身体を合わせた後に精を出せるのはサラだけ
そして、俺はサラを手に入れた。
唯一の番を
胸が熱くなり俺は
「サラ。愛してる」
そう、自然に口から出ていた。
**********
結局その後夕方まで2人でぐっすり寝てしまい、気づいたらまた夜になってた。空は満天の星空だ。風呂に入って食事をした後、折角なので夜の散歩に出た。勿論、空を飛んで。
「サラ。怖いか?」
「暗いし怖いけど。星は綺麗ねー。掴めそう!」
俺の背中に左手を巻き付かせ、横抱きにされたサラが右手を空に向けニギニギしている。
「残念ながら誰も浮かんでる星は掴めない。神でもな」
「そうなんだ。あ、そうだ。神ってお空にいるのが神でしょ?アウィンはなんで此処にいるの?」
「大元の先祖の風神はいるよ、天に。俺達は子孫なんだ。人間とのな。ただ、血は受け継いでいるからそれなりに強い。隔世で世襲して行く地上での「風神」の呼び名と共に力を手に入れ、そして役割がを与えられる。野放しにすると危険だから地上に居る俺達はある程度制約が課せられるんだ。例えば戦争に手を貸さない、とか。それを他人に話したり破ると業火で焼かれちまう」
「風神.................アウィンは風神の末裔。全然知らなかった。隠してたんだよね?それも制約?」
「別に。でも知られて良い事じゃないな。碌な目に合わないよ。ただ、俺達みたいな人間との子は地上で役目を持たされる。これは言えない。後は割と好き勝手なんだけど、伴侶の事は制約が多い。あんまり血を広め無い為か、力がある為に利用されるのを防ぐ為か。お陰で大変だった。けど....」
俺はサラの額にキスをする。さらさらの燻んだ銀髪は星の光を受けて輝く。オレンジ色の太陽の瞳は暗い夜の中でも澄んだ宝石のようだ。
「ちゃんと俺の手の中に落ちてきたから、まあ、良いや」
ふふっと笑う。
「アウィン。私で本当に大丈夫かな?役に立てるかな?何したら良い?」
「サラは、そうだな。言っても一応令嬢だからな。パーティーや公式な場で伴侶として最低限立ち振る舞えれば良い。わざわざお茶会なんてする必要は無いが、したければすれば良いし、パイやお菓子なんか作って振る舞っても良い。お前のパイは美味いから店を出してみても良いかもな。うちには商会の奴らや眷族もいて、ひしめいてるから。無理に何かする必要は無いぞ」
「.............それ、役に立てるかな?」
「サラの最大の役目は俺の「妻」でいる事。身体を使って俺を気持ち良くさせて、俺を求める事。身も心も俺に差し出す事。そして.................子孫を残す事。それ以外はあまり重要じゃない」
「えーーー!」
「何か問題が?」
「.......何かもっと無い?私だけ出来る事」
「だから言ってるだろ?お前しか出来ないよ。お前としか子孫は残せないんだ」
「そうなの?なんで?」
「それも言えない」
「制約?」
「ああ」
「ちぇっ」
「ふふ。だからサラ。俺から離れるなよ?お前の役目は俺の「一生の伴侶でいる事」だ」
「....うん。アウィン。.....愛してる」
「サラ...ああ。愛してるよ。ただ1人お前だけだ」
「ふふふふ。こんな日が来るなんて思わなかった。お腹は痛いけど、今凄く幸せ。ありがとうアウィン」
「あ、あ。まあ、すまん。なんか途中で理性が飛んだ。酷くしちまったな。でも、嬉しかった。ちゃんと俺のモノに出来たから」
自然に笑う。
「アウィン.....私もね、アウィンの笑った顔大好きよ。嬉しくて涙が出ちゃう」
サラも笑う。
「.......っ。全く。俺の奥さんは可愛いな」
そう言って鼻にキスをする。くすぐったいとまた笑った。
サラ。俺の方が幸せだよ。
「さあ、そろそろ帰ろうか。チェスかオセロでもするか?負けたらご奉仕な。裸でヒラヒラエプロン着けて過ごしてもらう」
ニヤニヤしながら船に向かって飛ぶ。
「アウィン.......やらしい。じゃあ、私が勝ったら何してくれるの?」
「そうだな.................『愛してる』って一日中ベッドの中で囁いてやろうか?」
「..........それ、微妙に私の得にならないじゃない......でも、良いわ。それにする」
「良いんだ?」
「だって......嬉しいから。ふふっ」
「.....じゃあ、負けてやろうか?やめてくれって言うまで耳元で言い続けてやる」
「ふふふふっ!もうっアウィンったら。勝負する気ある?」
「ははははっ。あるよ。どっちも捨てがたい!」
「やらしい........」
「なんとでも!ははははははっ!」
満天の星下、妻になった愛しい女を連れ、俺は風を纏い空の散歩を楽しんだ。
1人で飛ぶよりも何倍も楽しくて、自分の胸に収まる者の存在に胸が熱くなる。
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