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第24章 常なる陰が夢見た未来
第345話 魔王城走馬灯①
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それは数年前の話。
まだ勇者レイキースが【伝説の魔王】ジョウインと戦うよりも前。
一人の勇者を筆頭とした、四人のパーティーが魔王城へと訪れていた――
「ハッハッハッ。無謀無謀。諸君らが束になったところで、この【伝説の魔王】ジョウイン公直属の、"魔王軍四天王"が一人。【欲望の劫火】と呼ばれる小生を――このダンジェロを倒すことなど、できぬの……だ!」
自らの名をダンジェロと名乗る男は宝玉のついた杖を片手に、周囲に大量の炎を巻き起こしていた。
そして、そんなダンジェロの目の前には、三人の人間がいた――
「くそ! このダンジェロとかいう四天王……。これまでの四天王とは別格じゃないか!」
一人は先代勇者パーティー、武闘家のジフウ。
フロストが隊長を務めていた二番隊解体の後、チャン老師の推薦もあって勇者パーティーの一員となった。
「これほどの炎の使い手……! 拙者の剣が届かぬとは……!」
もう一人は先代勇者パーティー、戦士のバルカウス。
後に当代勇者パーティの一員にもなるが、この時は魔法も使えない純粋な戦士であった。
「ヒィイ~! も、もう無理じゃ! わしらだけでも逃げるのじゃ!」
そしてもう一人は先代勇者パーティー、魔術師のジャコウ。
推薦元となっていた貴族に媚を売り、名を上げるために先代勇者パーティーの一員となった。
「ジャコウ! てめぇだけ逃げるとか、何言ってやがるんだ!? あぁ!?」
「ま、待つのじゃ! ジフウ! ここでわしらまでやられてしまっては――」
「ユメ様は先へ向かって【伝説の魔王】と戦っているのだぞ! 後を任された拙者らは、その思いに応える義務がある!」
ジャコウはその小心さ故に逃げ出そうとするが、ジフウとバルカウスはそれを許さなかった。
すでに先代勇者――【慈愛の勇者】ユメは【伝説の魔王】ジョウインとの戦いを始めている。
"魔王軍四天王"最後の一人、【欲望の劫火】ダンジェロの相手を任された三人は、なんとしても目の前の敵を倒して先へ進もうとしていた。
「……バルカウス。お前はジャコウのように怖気づいたりはしねえよな?」
「無論だ、ジフウ。なんとしても目の前の敵を倒し、ユメ様に追いついてみようぞ!」
「フン……。俺より弱いくせに、いっぱしの口を聞いてくれるぜ」
当時から二人の実力はジフウの方が上だったが、それでもバルカウスのことをジフウは信用していた。
後にレイキース達と行動を共にするようになり、バルカウスは道を踏み外すことになるが、それでもこの時は気高き精神を誇っていた。
「苛烈苛烈! ならば来るがいい。小生の焔をもって、諸君らの身を焼き焦がしてくれよう……ぞ!」
そんな三人へ、ダンジェロは左手から黒い靄のようなものを投げつける――
「<詠唱の黒霧>……!」
ダンジェロが<詠唱の黒霧>と呼んだ黒い靄を右手の杖に纏わせ、地面に擦り付けることで炎の道を作り出す――
「グゥ!? またこの技か!? こんな魔法……見たことも聞いたこともないぞ!?」
ジフウ達三人はダンジェロが作り出す膨大な炎により、完全に押されていた。
それでも勇者ユメの元へ向かおうと、なんとか奮戦を続けた――
■
「流石は【伝説の魔王】と呼ばれるだけのことはありますね……」
「その方こそ、我とここまで対等に戦える人間がいるとは思わなかったぞ。【慈愛の勇者】よ」
ジフウ達三人が四天王ダンジェロと戦っている場所の先――魔王城、玉座の間。
そこで二つのオーラを纏う影が戦っていた。
一人は<白色のオーラ>を纏う、【慈愛の勇者】ユメ。
一人は<黒色のオーラ>を纏う、【伝説の魔王】ジョウイン。
二人の戦いは歴史上類を見ない激戦となっており、その戦いの衝撃は玉座の間の空気を大きく震わせていた。
部屋中のものが壊れるだけでなく、壊れた破片が重力を無視して宙に漂い、空間そのものに亀裂が入る程の力の衝突――
それは人間や魔族という種族さえも超えた激戦の様子が、一目で分かるほどに――
二つのオーラが衝突する戦いは、その後も続いた。
「ハァアアア!!」
「刀と光魔法の二刀流か。面白いが……我には届かぬ!」
ユメは師匠であるイトー理刀斎から教わった<理刀流>の剣術と、<勇者の光>を駆使してジョウインへと挑む。
対するジョウインも徒手空拳と<魔王の闇>を混ぜ合わせた武術で、ユメを迎撃する。
全てを包み込む、<勇者の光>。
全てを奪う、<魔王の闇>。
相反する二つの魔法は互いの決定打を潰し合い、その激戦を長引かせていた――
■
「ハァ……ハァ……!」
「フゥ……フゥ……!」
長引く激戦に、双方に疲れが見え始める。
四天王ダンジェロがジフウ達を完全に足止めしているため、救援が訪れることもなかった。
「……そろそろ、終わりにしましょうか」
そう言ってユメは持っていた刀を鞘へと収める。
傍から見れば『ユメが降伏した』ようにも見える光景。
だが、ジョウインはそうは思っていなかった。
「<居合>か。人の世にあるという剣技において、最速と謳われる技だな……!」
ジョウインはユメが<居合>の構えに入ったものと読んだ。
ユメが使う<居合>は、まさに神速――
【伝説の魔王】と呼ばれるジョウインであれど、その身に緊張が走る――
「【伝説の魔王】――いえ、ジョウインさん。一度私と話しませんか?」
――だが、ユメが次にとった行動は<居合>ではなく、話の申し出であった。
ユメは両手を広げ、<白色のオーラ>も鎮め、これ以上の戦意がないことをジョウインに示す。
「どういうことだ? 我と話がしたいなどと――」
「こうして実際にあなたと戦って分かりました。あなたは"悪"と断言できる人ではありません」
「……なぜ、そうだと思う?」
疑問を呈するジョウインに、ユメは答える――
「数年前、ルクガイア王国の辺境にある領地が魔王軍に襲われました。ですが、あの襲撃はあなたの指示ではありませんでした。現にその後、あなた自身がその場所へとおもむき、どういう訳か評判の悪かったそこの領主を殺めました……」
「……何が言いたい?」
「あなたは独善的に戦いを起こしていません。私もここに来るまでに魔王軍と戦うことはありましたが、そのどれもがあなたの意思を汲んだ戦いでした――」
ユメは己が胸中をジョウインに語る。
ユメから見たジョウインは"魔王"と呼ばれていても、ただ暴力を振るうだけでなく、何かの意志を感じ取れる存在だった。
「我はただ、人間によって攻め入られる同胞を守りたいだけだ。そのためにこれまで敵意を向けてきた歴代の勇者さえも、駆逐し続けてきたのだ」
「それはあなた達魔族にとっては当然の行為でしょう。私達人間が自分達の身を守ることと同じ――」
「そうだ。人間と魔族。相容れぬ二つの魔族だからこそ、こうして戦う必要が生じているのだ。そのために、我は同胞達に策を用意し、本来我らよりも知に優れた人間と戦えるようにしてきたのだ」
ジョウインの言葉を聞いて、ユメは理解した。
知性と理性を持ち合わせ、力だけで屈服させるのではなく、人間のようなやり方で自らの仲間を守る【伝説の魔王】――
この人とならば、終わりの見えない"勇者と魔王の戦い"も終わらせられると、ユメは思った。
「では、ジョウインさん。しばらく私と一緒に暮らしませんか?」
「何? そんなことをして、何の意味があるというのだ?」
そしてユメはジョウインに対し、一つの提案をした――
「私とあなたが一緒に暮らす中で、"人と魔が共存"できる世界を、一緒に考えていきたいのです」
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そして、そんなダンジェロの目の前には、三人の人間がいた――
「くそ! このダンジェロとかいう四天王……。これまでの四天王とは別格じゃないか!」
一人は先代勇者パーティー、武闘家のジフウ。
フロストが隊長を務めていた二番隊解体の後、チャン老師の推薦もあって勇者パーティーの一員となった。
「これほどの炎の使い手……! 拙者の剣が届かぬとは……!」
もう一人は先代勇者パーティー、戦士のバルカウス。
後に当代勇者パーティの一員にもなるが、この時は魔法も使えない純粋な戦士であった。
「ヒィイ~! も、もう無理じゃ! わしらだけでも逃げるのじゃ!」
そしてもう一人は先代勇者パーティー、魔術師のジャコウ。
推薦元となっていた貴族に媚を売り、名を上げるために先代勇者パーティーの一員となった。
「ジャコウ! てめぇだけ逃げるとか、何言ってやがるんだ!? あぁ!?」
「ま、待つのじゃ! ジフウ! ここでわしらまでやられてしまっては――」
「ユメ様は先へ向かって【伝説の魔王】と戦っているのだぞ! 後を任された拙者らは、その思いに応える義務がある!」
ジャコウはその小心さ故に逃げ出そうとするが、ジフウとバルカウスはそれを許さなかった。
すでに先代勇者――【慈愛の勇者】ユメは【伝説の魔王】ジョウインとの戦いを始めている。
"魔王軍四天王"最後の一人、【欲望の劫火】ダンジェロの相手を任された三人は、なんとしても目の前の敵を倒して先へ進もうとしていた。
「……バルカウス。お前はジャコウのように怖気づいたりはしねえよな?」
「無論だ、ジフウ。なんとしても目の前の敵を倒し、ユメ様に追いついてみようぞ!」
「フン……。俺より弱いくせに、いっぱしの口を聞いてくれるぜ」
当時から二人の実力はジフウの方が上だったが、それでもバルカウスのことをジフウは信用していた。
後にレイキース達と行動を共にするようになり、バルカウスは道を踏み外すことになるが、それでもこの時は気高き精神を誇っていた。
「苛烈苛烈! ならば来るがいい。小生の焔をもって、諸君らの身を焼き焦がしてくれよう……ぞ!」
そんな三人へ、ダンジェロは左手から黒い靄のようなものを投げつける――
「<詠唱の黒霧>……!」
ダンジェロが<詠唱の黒霧>と呼んだ黒い靄を右手の杖に纏わせ、地面に擦り付けることで炎の道を作り出す――
「グゥ!? またこの技か!? こんな魔法……見たことも聞いたこともないぞ!?」
ジフウ達三人はダンジェロが作り出す膨大な炎により、完全に押されていた。
それでも勇者ユメの元へ向かおうと、なんとか奮戦を続けた――
■
「流石は【伝説の魔王】と呼ばれるだけのことはありますね……」
「その方こそ、我とここまで対等に戦える人間がいるとは思わなかったぞ。【慈愛の勇者】よ」
ジフウ達三人が四天王ダンジェロと戦っている場所の先――魔王城、玉座の間。
そこで二つのオーラを纏う影が戦っていた。
一人は<白色のオーラ>を纏う、【慈愛の勇者】ユメ。
一人は<黒色のオーラ>を纏う、【伝説の魔王】ジョウイン。
二人の戦いは歴史上類を見ない激戦となっており、その戦いの衝撃は玉座の間の空気を大きく震わせていた。
部屋中のものが壊れるだけでなく、壊れた破片が重力を無視して宙に漂い、空間そのものに亀裂が入る程の力の衝突――
それは人間や魔族という種族さえも超えた激戦の様子が、一目で分かるほどに――
二つのオーラが衝突する戦いは、その後も続いた。
「ハァアアア!!」
「刀と光魔法の二刀流か。面白いが……我には届かぬ!」
ユメは師匠であるイトー理刀斎から教わった<理刀流>の剣術と、<勇者の光>を駆使してジョウインへと挑む。
対するジョウインも徒手空拳と<魔王の闇>を混ぜ合わせた武術で、ユメを迎撃する。
全てを包み込む、<勇者の光>。
全てを奪う、<魔王の闇>。
相反する二つの魔法は互いの決定打を潰し合い、その激戦を長引かせていた――
■
「ハァ……ハァ……!」
「フゥ……フゥ……!」
長引く激戦に、双方に疲れが見え始める。
四天王ダンジェロがジフウ達を完全に足止めしているため、救援が訪れることもなかった。
「……そろそろ、終わりにしましょうか」
そう言ってユメは持っていた刀を鞘へと収める。
傍から見れば『ユメが降伏した』ようにも見える光景。
だが、ジョウインはそうは思っていなかった。
「<居合>か。人の世にあるという剣技において、最速と謳われる技だな……!」
ジョウインはユメが<居合>の構えに入ったものと読んだ。
ユメが使う<居合>は、まさに神速――
【伝説の魔王】と呼ばれるジョウインであれど、その身に緊張が走る――
「【伝説の魔王】――いえ、ジョウインさん。一度私と話しませんか?」
――だが、ユメが次にとった行動は<居合>ではなく、話の申し出であった。
ユメは両手を広げ、<白色のオーラ>も鎮め、これ以上の戦意がないことをジョウインに示す。
「どういうことだ? 我と話がしたいなどと――」
「こうして実際にあなたと戦って分かりました。あなたは"悪"と断言できる人ではありません」
「……なぜ、そうだと思う?」
疑問を呈するジョウインに、ユメは答える――
「数年前、ルクガイア王国の辺境にある領地が魔王軍に襲われました。ですが、あの襲撃はあなたの指示ではありませんでした。現にその後、あなた自身がその場所へとおもむき、どういう訳か評判の悪かったそこの領主を殺めました……」
「……何が言いたい?」
「あなたは独善的に戦いを起こしていません。私もここに来るまでに魔王軍と戦うことはありましたが、そのどれもがあなたの意思を汲んだ戦いでした――」
ユメは己が胸中をジョウインに語る。
ユメから見たジョウインは"魔王"と呼ばれていても、ただ暴力を振るうだけでなく、何かの意志を感じ取れる存在だった。
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「それはあなた達魔族にとっては当然の行為でしょう。私達人間が自分達の身を守ることと同じ――」
「そうだ。人間と魔族。相容れぬ二つの魔族だからこそ、こうして戦う必要が生じているのだ。そのために、我は同胞達に策を用意し、本来我らよりも知に優れた人間と戦えるようにしてきたのだ」
ジョウインの言葉を聞いて、ユメは理解した。
知性と理性を持ち合わせ、力だけで屈服させるのではなく、人間のようなやり方で自らの仲間を守る【伝説の魔王】――
この人とならば、終わりの見えない"勇者と魔王の戦い"も終わらせられると、ユメは思った。
「では、ジョウインさん。しばらく私と一緒に暮らしませんか?」
「何? そんなことをして、何の意味があるというのだ?」
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