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魔女の誕生編
ep31 黄昏てたんだけど、マズいことになってない!?
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「フゥー……。羽根も抜き終えたし、帰るとしますか」
少しの間ビルの上で黄昏ていたが、巨大怪鳥にやられた傷の手当ても一通りはできた。
と言っても、体に刺さった羽根を抜き取っただけ。後はアタシ自身の回復能力でどうにかなる。
色々と思うことはあるが、結局はアタシもこれまで通りにやるしかない。
『相談相手を作る』という洗居さんの提案を無下にしてしまうが、今日はもう帰って酒でも飲んでから――
「キャ、キャァアア!? だ、誰か助けてぇえ!?」
――ゆっくり寝ようと思った矢先、丁度ビルの下あたりから女性の悲鳴が聞こえてきた。
覗き見てみると、若い女性がガタイのいいコートの男に、路地裏で追い詰められているのが見える。
巨大怪鳥がいなくなったと思ったら、今度は暴漢が出現したようだ。本当にこの街はトラブルに事欠かない。
「アタシも疲れてるけど、あれぐらいならなんとかなるっしょ。適当にパパッとやっつけちゃいますか」
巨大怪鳥の時は相手が相手だけに加減ができず、かなり派手に大暴れする羽目になってしまった。
でも、あんな普通の暴漢相手ならば、アタシなら一瞬で撃退できる。『普通の暴漢』ってのが何かは、アタシにも分かんないけど。
それにこの程度の高さなら、わざわざロッドを使う必要もない。
飛行せずともそのまま飛び降り、暴漢の後ろへと着地して――
スタンッ! バキンッ!
「ぬぐぅ!?」
――そのまま後ろから首への手刀で撃退。暴漢は一瞬でダウン。
この手刀って映画とかでよく見るけど、本当に効果があるんだね。
なんとも味気ないが、こうやって目立たなくした方が都合がいい。
「あ、あなたは空色の魔女さん!? ほ、本当にいたのですね!? ありがとうございます!」
「いいって、いいって。そんなに気にすることでもないよ」
暴漢に襲われていた女性はアタシを見て、感謝しながら手を握ってくる。
それはそれでありがたいんだけど、こっちもあんまり長居はしたくないんだよね。
この人が落ち着いたら、早々にいつものごとくアディオって――
カシャンッ! カシャンッ!
「……すみませんが、少々失礼いたします」
「……はへ?」
――などと考えていたのだが、突如アタシの両手に何かがはめられた。
金属の輪っかが二つ。それぞれアタシの両手にはめられ、おまけに鎖で繋がれている。
これって、もしかしてあれですか? 社会との繋がりを断ち切る鎖ですか?
――どう見ても手錠だよね?
「え? ちょ? え? お、お姉さん? これ、どゆこと?」
「警部。指示の通り、空色の魔女を確保しました」
「うむ、ご苦労だった。俺もわざわざ殴られた甲斐があった。まあ、あんな手刀で相手を気絶させるなんて、映画の中だけの話だからな」
もうなんでこんなことになってるのか意味不明で、アタシは疑問形連発言語しか話せない。
しかも暴漢に襲われていたお姉さんは、さっきまで襲っていた暴漢に対して『警部』と声をかけている。
これ、本当にどういうこと? このお姉さん、暴漢に襲われてたんだよね?
さらには暴漢も起き上がり、コートを脱ぎながら話に加わってくる――
「ようやく尻尾を掴ませてもらったよ。空色の魔女さん」
「あ……ああぁ!? あ……赤原警部ぅう!?」
――その姿を見て、アタシは全てを理解した。
暴漢の正体は、空色の魔女のことをつけ狙っていたタケゾー父。
そして、このお姉さんはおそらくタケゾー父の部下である婦警さん。
――完全に嵌められた。
これらは全部、空色の魔女を捕まえるための芝居だ。
「先程、怪鳥が現金輸送車を狙っていた時、君もその場で戦っていたと聞いたのでね。それならば、この近くでちょっとした騒動でも起こせば、また君が現れるんじゃないかと睨んでいたのだが、まさにその通りだったよ」
「あ、ああぁ……!? か、完全に嵌められた……!?」
アタシを捕まえたことで、タケゾー父はご満悦といった様子だ。
その気になればこのぐらいの手錠、アタシの力で引きちぎることもできる。
だけど、それをすればタケゾーにも迷惑がかかりそうだ。
空色の魔女に余計な悪評がついてしまえば、周囲の人々にもいずれ迷惑がかかりそうで怖い。
――もうダメだ。おしまいだ。
空色の魔女は警察に逮捕され、その活動に幕を閉じる。
「君も協力してくれて助かった。後は俺の方で何とかする」
「はい。お疲れ様です、赤原警部」
タケゾー父は部下の婦警さんを帰らせ、アタシの肩を抱きながら一台の車へと連れて行く。
もう、余計なことも考えられない。タケゾー達に正体を明かす明かさないの話も、もう関係ない話だ。
――でも、これでよかったのかもしれない。
アタシがこうして逮捕されれば、タケゾー達に迷惑をかけることもなくなる。
色々と心残りはあるが、アタシも所詮は世間知らずな小娘に過ぎなかった。
哀れな結末ではあるが、もう受け入れるしかない。
――アタシは頭を下げ、薄っすらと涙を流しながらタケゾー父に連行される。
テレビで見た連行される犯人の姿を、自分がやることになるとは思わなかった。
「よし。そっちに乗ってくれ」
「……あれ? こっちって、助手席だよ? こういう時って、犯人は後部座席に乗せない?」
「いいから乗れ。話はその後だ」
そうやって一台の車まで連行されたのだが、どうにも様子がおかしい。
用意された車はパトカーじゃない。覆面パトカーかもしれないが、他の警官が待っていたわけでもない。
しかも、アタシを乗せようとするのは助手席の方だ。こういう時って、犯人が逃げ出さないように、後部座席で両サイドに警官を座らせるんじゃないの?
「え、えーっと……? ア、アタシはこれからどうなるのかね? まずは警察署で事情聴取?」
とはいえ、アタシが逮捕されている現状は変わらない。
こういうのは詳しくないが、まずは事情聴取なのだろうか? それとも、拘留場が先?
いずれにせよ、アタシは流されるままに従うしかない。
――てか、アタシって車が苦手なのよ。できれば動かないで。怖いから。
「……ここなら迂闊には逃げられないだろう。空色の魔女さんだね? 手荒な真似をして悪かったが、少しここで話を聞きたい」
「……はへ? この車の中で?」
そうやって流されていたのだが、やはり様子がおかしい。
タケゾー父自身は運転席に座り、その横でアタシを助手席に座らせたまま話を聞き出そうとしてくる。
普通がどうなのか知らないけど、車の中でする話? しかも、タケゾー父一人だけだよ?
しかも何と言うか、アタシに対して申し訳なさそうな様子も見て取れる。
「あ、あの……赤原警部? アタシには、今のこの状況がさっぱり分かんないんだけど?」
「ああ、すまないね。俺も手錠をかけはしたが、別に君をこのまま警察で拘束するつもりはない。俺はただ、君と話をしたかっただけだ」
それってどういうこと? 前に夕飯を一緒にした時も少し話してたけど、本当にアタシをこのまま留置所送りにする気はないってこと?
となると、アタシにしたい話ってのは例の巨大怪鳥の件だけってことかな?
それこそ、アタシにも分かんないんだけど――
「これは俺個人としての依頼になるが、君には例の巨大怪鳥を逮捕するために協力して欲しい」
少しの間ビルの上で黄昏ていたが、巨大怪鳥にやられた傷の手当ても一通りはできた。
と言っても、体に刺さった羽根を抜き取っただけ。後はアタシ自身の回復能力でどうにかなる。
色々と思うことはあるが、結局はアタシもこれまで通りにやるしかない。
『相談相手を作る』という洗居さんの提案を無下にしてしまうが、今日はもう帰って酒でも飲んでから――
「キャ、キャァアア!? だ、誰か助けてぇえ!?」
――ゆっくり寝ようと思った矢先、丁度ビルの下あたりから女性の悲鳴が聞こえてきた。
覗き見てみると、若い女性がガタイのいいコートの男に、路地裏で追い詰められているのが見える。
巨大怪鳥がいなくなったと思ったら、今度は暴漢が出現したようだ。本当にこの街はトラブルに事欠かない。
「アタシも疲れてるけど、あれぐらいならなんとかなるっしょ。適当にパパッとやっつけちゃいますか」
巨大怪鳥の時は相手が相手だけに加減ができず、かなり派手に大暴れする羽目になってしまった。
でも、あんな普通の暴漢相手ならば、アタシなら一瞬で撃退できる。『普通の暴漢』ってのが何かは、アタシにも分かんないけど。
それにこの程度の高さなら、わざわざロッドを使う必要もない。
飛行せずともそのまま飛び降り、暴漢の後ろへと着地して――
スタンッ! バキンッ!
「ぬぐぅ!?」
――そのまま後ろから首への手刀で撃退。暴漢は一瞬でダウン。
この手刀って映画とかでよく見るけど、本当に効果があるんだね。
なんとも味気ないが、こうやって目立たなくした方が都合がいい。
「あ、あなたは空色の魔女さん!? ほ、本当にいたのですね!? ありがとうございます!」
「いいって、いいって。そんなに気にすることでもないよ」
暴漢に襲われていた女性はアタシを見て、感謝しながら手を握ってくる。
それはそれでありがたいんだけど、こっちもあんまり長居はしたくないんだよね。
この人が落ち着いたら、早々にいつものごとくアディオって――
カシャンッ! カシャンッ!
「……すみませんが、少々失礼いたします」
「……はへ?」
――などと考えていたのだが、突如アタシの両手に何かがはめられた。
金属の輪っかが二つ。それぞれアタシの両手にはめられ、おまけに鎖で繋がれている。
これって、もしかしてあれですか? 社会との繋がりを断ち切る鎖ですか?
――どう見ても手錠だよね?
「え? ちょ? え? お、お姉さん? これ、どゆこと?」
「警部。指示の通り、空色の魔女を確保しました」
「うむ、ご苦労だった。俺もわざわざ殴られた甲斐があった。まあ、あんな手刀で相手を気絶させるなんて、映画の中だけの話だからな」
もうなんでこんなことになってるのか意味不明で、アタシは疑問形連発言語しか話せない。
しかも暴漢に襲われていたお姉さんは、さっきまで襲っていた暴漢に対して『警部』と声をかけている。
これ、本当にどういうこと? このお姉さん、暴漢に襲われてたんだよね?
さらには暴漢も起き上がり、コートを脱ぎながら話に加わってくる――
「ようやく尻尾を掴ませてもらったよ。空色の魔女さん」
「あ……ああぁ!? あ……赤原警部ぅう!?」
――その姿を見て、アタシは全てを理解した。
暴漢の正体は、空色の魔女のことをつけ狙っていたタケゾー父。
そして、このお姉さんはおそらくタケゾー父の部下である婦警さん。
――完全に嵌められた。
これらは全部、空色の魔女を捕まえるための芝居だ。
「先程、怪鳥が現金輸送車を狙っていた時、君もその場で戦っていたと聞いたのでね。それならば、この近くでちょっとした騒動でも起こせば、また君が現れるんじゃないかと睨んでいたのだが、まさにその通りだったよ」
「あ、ああぁ……!? か、完全に嵌められた……!?」
アタシを捕まえたことで、タケゾー父はご満悦といった様子だ。
その気になればこのぐらいの手錠、アタシの力で引きちぎることもできる。
だけど、それをすればタケゾーにも迷惑がかかりそうだ。
空色の魔女に余計な悪評がついてしまえば、周囲の人々にもいずれ迷惑がかかりそうで怖い。
――もうダメだ。おしまいだ。
空色の魔女は警察に逮捕され、その活動に幕を閉じる。
「君も協力してくれて助かった。後は俺の方で何とかする」
「はい。お疲れ様です、赤原警部」
タケゾー父は部下の婦警さんを帰らせ、アタシの肩を抱きながら一台の車へと連れて行く。
もう、余計なことも考えられない。タケゾー達に正体を明かす明かさないの話も、もう関係ない話だ。
――でも、これでよかったのかもしれない。
アタシがこうして逮捕されれば、タケゾー達に迷惑をかけることもなくなる。
色々と心残りはあるが、アタシも所詮は世間知らずな小娘に過ぎなかった。
哀れな結末ではあるが、もう受け入れるしかない。
――アタシは頭を下げ、薄っすらと涙を流しながらタケゾー父に連行される。
テレビで見た連行される犯人の姿を、自分がやることになるとは思わなかった。
「よし。そっちに乗ってくれ」
「……あれ? こっちって、助手席だよ? こういう時って、犯人は後部座席に乗せない?」
「いいから乗れ。話はその後だ」
そうやって一台の車まで連行されたのだが、どうにも様子がおかしい。
用意された車はパトカーじゃない。覆面パトカーかもしれないが、他の警官が待っていたわけでもない。
しかも、アタシを乗せようとするのは助手席の方だ。こういう時って、犯人が逃げ出さないように、後部座席で両サイドに警官を座らせるんじゃないの?
「え、えーっと……? ア、アタシはこれからどうなるのかね? まずは警察署で事情聴取?」
とはいえ、アタシが逮捕されている現状は変わらない。
こういうのは詳しくないが、まずは事情聴取なのだろうか? それとも、拘留場が先?
いずれにせよ、アタシは流されるままに従うしかない。
――てか、アタシって車が苦手なのよ。できれば動かないで。怖いから。
「……ここなら迂闊には逃げられないだろう。空色の魔女さんだね? 手荒な真似をして悪かったが、少しここで話を聞きたい」
「……はへ? この車の中で?」
そうやって流されていたのだが、やはり様子がおかしい。
タケゾー父自身は運転席に座り、その横でアタシを助手席に座らせたまま話を聞き出そうとしてくる。
普通がどうなのか知らないけど、車の中でする話? しかも、タケゾー父一人だけだよ?
しかも何と言うか、アタシに対して申し訳なさそうな様子も見て取れる。
「あ、あの……赤原警部? アタシには、今のこの状況がさっぱり分かんないんだけど?」
「ああ、すまないね。俺も手錠をかけはしたが、別に君をこのまま警察で拘束するつもりはない。俺はただ、君と話をしたかっただけだ」
それってどういうこと? 前に夕飯を一緒にした時も少し話してたけど、本当にアタシをこのまま留置所送りにする気はないってこと?
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