空色のサイエンスウィッチ

コーヒー微糖派

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星皇カンパニー編・転

ep203 【とある連絡役の通信記録Ⅵ】

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◇ ◇ ◇


 ――ボス。お疲れ様です。右舷将、ラルカ・ゼノアークです。
 こちらなのですが、少々想定外の事態となりました。

 クライアントである星皇社長が自分達将軍艦隊ジェネラルフリートを切り離してきました。
 『もはや用済み』といったところでしょうが、この件についてボスの判断を仰ぎたく思います。

 ――やはり、そうなりますか。自分もそう思い、他の五艦将と撤退準備を進めています。
 ただ、このまま本当に撤退してもよろしいものでしょうか? 星皇社長の計画に携わった痕跡を消す必要もあるのでは?
 すでに星皇カンパニーと将軍艦隊ジェネラルフリートの契約は反故にされたので、こちらが下手に出る必要もないでしょう。
 自分といたしましては、最後に星皇社長を始末することで、完全に口を封じ――

 ――艦首将から預かったもの? ええ、確かに自分の手元にあります。
 見た限り、ボスが開発した薬品のようですが、これは何でしょうか?

 ――そんなものを作っていたのですか? しかも、それを彼女に投与しろと?
 随分と先まで読んでいたようですが、それをして何の意味があるのでしょうか? 自分は理解に苦しみます。

 ――成程。言うなれば『尻拭きは同族にやらせろ』というところでしょうか。
 自分としては色々と思うところもありますが、ボスの命令ならば仕方ありません。素直に従いましょう。
 しかし、彼女がこちらの話を素直に聞いてくれるでしょうか?

 ――いえ。殿下への報告はまだです。
 確かにあの人からしてみれば、ボスの目論見通りに事が収束する方が好都合でしょう。まだあの超一流の清掃用務員にお熱のようですし。

 ――かしこまりました。確かにあのお方ぐらいしか、彼女に接触できる人間も今はいません。
 こちらから話を通し、必要ならば自分も接触を試みるとしましょう。

 ――ええ、存じております。
 万一の際を考え、ミスター牙島にも同伴してもらいます。
 ようやくダメージも回復いたしましたので、簡単な護衛ぐらいはできるでしょう。

 それでは、本作戦における最後の任務を始めるとしましょう。
 最終的に事態がどう転んでも、将軍艦隊ジェネラルフリートへの損失は出ないように動かせていただきます。


◇ ◇ ◇
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