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将軍艦隊編・序
ep291 タケゾー「俺が空色の魔女を救ってみせる」
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「本当にどうして急にこんなことが……? あのインフルエンサーカップルまで、空色の魔女に批判的な投稿をしてるぞ……? どう考えてもおかしいだろ……?」
隼のことをショーちゃんに託し、俺は一人自室で色々調べて回る。
テレビのニュースにしてもSNSにしても、どこから湧いてきたのか分からないレベルで空色の魔女への批判ばかり。
デザイアガルダの一件が事実なのもタチが悪く、他の無根拠な批判まで真実味を持たせている。
『デザイアガルダ=隼の叔父さん』であることと『空色の魔女=隼』であることはまだ公表されていないとはいえ、胸糞が悪くなるのは変わらない。
こんなものを見せつけられれば、当事者の心が折れて当然だ。いくら隼が常人離れしたヒーローだからって、人格否定は話が異なる。
「くっそ! 俺も頭に血が上ってくる……! だが、ここは落ち着いて対処しないとな……」
愛する嫁がここまで世間から批判されて黙ってられるほど、俺は大人ではない。
こうなったら意地でも元凶を炙り出したいが、無茶な深入りは禁物だ。
この騒動の裏には政府や将軍艦隊といった、一般人ではとても手出しできない相手が控えている可能性が高い。
まずやるべきは情報の精査だ。下手に焦ってしまえば、かえって隼の立場が危うくなる。
「インフルエンサーカップルについては……今はまだ接触するべきではないか。あの二人の内心も見えないし、下手に刺激すると余計に危ないな。とりあえず、SNSの他のアカウントも確認して――」
とりあえずはSNS上で空色の魔女を批判しているアカウントを辿っていき、そこから目星を付けていく。
インフルエンサーカップルが急に否定派に回ったことといい、もしかすると中学の他の同級生が絡んでいる可能性も考えられる。
だとすれば、今こちらから接触するのは悪手だ。リアルで誰かに会って問い詰めるより、先にこの情報の流れを追うのが先決だ。
「中学の同級生絡みかと思ったが、どうにも違うみたいだな……。だが、まさかこの発信元のアカウントの関係性って……?」
そうして否定派アカウントを洗い出していると、俺はあることに気がついた。
出身地域も別々だし、年代も性別もバラバラだ。だが、プロフィール欄などを見ると一つだけ共通点がある。
――空色の魔女を否定するほとんどのアカウントが、例のヒーロー養成VRゲームのプレイヤーだ。
「流れを追う限り、あのゲームのプレイヤーのSNSアカウントが発信元になってそうだな。……これはどうにも臭う。だとすれば、俺ももう一度VRワールドの中に入ってみるべきか……?」
現状の推理では、俺達一家もフルダイブしたあのVRワールドに何かあると考えるのが自然だ。
あそこで印象操作が行われ、プレイヤー達によって現実世界で空色の魔女へ批判的な意見が飛び交っていると見える。
かといって、俺が再びあのゲームの中に入るのは気が引ける。下手をすればミイラ取りがミイラになる。
そうなるつもりなど毛頭ないが、俺が隼を傷つける側になるなってまっぴら御免だ。
「……いや、待てよ。もしかしたら、あいつなら話を通せるんじゃないか……?」
ただここで、俺の脳裏にある人物の姿が思い浮かぶ。
少し前までは空色の魔女否定派の筆頭だったあいつだが、今はその考えも変わっている、
何より、あいつのおかげでこれまで隼も悩んでいた新人ヒーローの動きは制御できていると言ってもいい。
こうして空色の魔女批判が出てきても、あっちが何か急に動いている様子もない。
――頼れるならば、あいつが一番か。
「……よし。ある意味で一か八かだが、もう一度あの世界に行ってみるか」
不安はあるが、ここで動きを止めているわけにもいかない。
今のこの状況を知るためにも、俺は収納していたVRゲーム用のヘッドマウントディスプレイを取り出して頭にセットする。
――今回は俺一人だが、それでもVRワールドに潜入する価値はある。
■
「……んうぅ? ここは最初のVRワールドじゃないな。……以前最後にあいつと別れた場所か」
もう当分は来ることがないと思っていたVRワールドだが、俺は再びその中へ意識をフルダイブさせた。
ただ、最初に目に映った場所は一番最初に見た草原でも、プレイヤーが入り浸る酒場でもない。
俺達一家がログアウトした場所――本来のプレイエリアから隔絶された部屋の中だ。
「やはり、赤原君は来てくれたか。君の性格を考えれば、こうやって動くことは僕にも想像できたよ」
「……その様子だと、俺が来るのを待ってたってことか。この隔絶エリアまで用意してくれて助かった」
俺が一人部屋の中で佇んでいると、あの時と同じように扉を開けて誰かが入ってくる。
どうやら俺の行動を先読みし、俺がログインするとここへ転送されるよう、わざわざ準備してくれてたようだ。
確かにこの場所ならば、本来のプレイエリアでできない話もやりやすい。
――その様子を見る限り、こいつのことは信用してよさそうだ。
一応は政府側の人間とはいえ、こちらに味方してくれて助かる。
「急な来訪で失礼するぞ。その様子だと、俺がどうしてここに来たのかは織り込み済みなんだろうけどさ」
「赤原君は警部だった父を持つだけのことはあり、実に聡明でこちらとしても助かる。余計な前話など挟まず、僕も本題に入りたいからね」
「ああ、教えてくれ。どうして急に世論が『空色の魔女を排他する動きを見せているのか』について、お前が知っている限りのことをな。……宇神」
隼のことをショーちゃんに託し、俺は一人自室で色々調べて回る。
テレビのニュースにしてもSNSにしても、どこから湧いてきたのか分からないレベルで空色の魔女への批判ばかり。
デザイアガルダの一件が事実なのもタチが悪く、他の無根拠な批判まで真実味を持たせている。
『デザイアガルダ=隼の叔父さん』であることと『空色の魔女=隼』であることはまだ公表されていないとはいえ、胸糞が悪くなるのは変わらない。
こんなものを見せつけられれば、当事者の心が折れて当然だ。いくら隼が常人離れしたヒーローだからって、人格否定は話が異なる。
「くっそ! 俺も頭に血が上ってくる……! だが、ここは落ち着いて対処しないとな……」
愛する嫁がここまで世間から批判されて黙ってられるほど、俺は大人ではない。
こうなったら意地でも元凶を炙り出したいが、無茶な深入りは禁物だ。
この騒動の裏には政府や将軍艦隊といった、一般人ではとても手出しできない相手が控えている可能性が高い。
まずやるべきは情報の精査だ。下手に焦ってしまえば、かえって隼の立場が危うくなる。
「インフルエンサーカップルについては……今はまだ接触するべきではないか。あの二人の内心も見えないし、下手に刺激すると余計に危ないな。とりあえず、SNSの他のアカウントも確認して――」
とりあえずはSNS上で空色の魔女を批判しているアカウントを辿っていき、そこから目星を付けていく。
インフルエンサーカップルが急に否定派に回ったことといい、もしかすると中学の他の同級生が絡んでいる可能性も考えられる。
だとすれば、今こちらから接触するのは悪手だ。リアルで誰かに会って問い詰めるより、先にこの情報の流れを追うのが先決だ。
「中学の同級生絡みかと思ったが、どうにも違うみたいだな……。だが、まさかこの発信元のアカウントの関係性って……?」
そうして否定派アカウントを洗い出していると、俺はあることに気がついた。
出身地域も別々だし、年代も性別もバラバラだ。だが、プロフィール欄などを見ると一つだけ共通点がある。
――空色の魔女を否定するほとんどのアカウントが、例のヒーロー養成VRゲームのプレイヤーだ。
「流れを追う限り、あのゲームのプレイヤーのSNSアカウントが発信元になってそうだな。……これはどうにも臭う。だとすれば、俺ももう一度VRワールドの中に入ってみるべきか……?」
現状の推理では、俺達一家もフルダイブしたあのVRワールドに何かあると考えるのが自然だ。
あそこで印象操作が行われ、プレイヤー達によって現実世界で空色の魔女へ批判的な意見が飛び交っていると見える。
かといって、俺が再びあのゲームの中に入るのは気が引ける。下手をすればミイラ取りがミイラになる。
そうなるつもりなど毛頭ないが、俺が隼を傷つける側になるなってまっぴら御免だ。
「……いや、待てよ。もしかしたら、あいつなら話を通せるんじゃないか……?」
ただここで、俺の脳裏にある人物の姿が思い浮かぶ。
少し前までは空色の魔女否定派の筆頭だったあいつだが、今はその考えも変わっている、
何より、あいつのおかげでこれまで隼も悩んでいた新人ヒーローの動きは制御できていると言ってもいい。
こうして空色の魔女批判が出てきても、あっちが何か急に動いている様子もない。
――頼れるならば、あいつが一番か。
「……よし。ある意味で一か八かだが、もう一度あの世界に行ってみるか」
不安はあるが、ここで動きを止めているわけにもいかない。
今のこの状況を知るためにも、俺は収納していたVRゲーム用のヘッドマウントディスプレイを取り出して頭にセットする。
――今回は俺一人だが、それでもVRワールドに潜入する価値はある。
■
「……んうぅ? ここは最初のVRワールドじゃないな。……以前最後にあいつと別れた場所か」
もう当分は来ることがないと思っていたVRワールドだが、俺は再びその中へ意識をフルダイブさせた。
ただ、最初に目に映った場所は一番最初に見た草原でも、プレイヤーが入り浸る酒場でもない。
俺達一家がログアウトした場所――本来のプレイエリアから隔絶された部屋の中だ。
「やはり、赤原君は来てくれたか。君の性格を考えれば、こうやって動くことは僕にも想像できたよ」
「……その様子だと、俺が来るのを待ってたってことか。この隔絶エリアまで用意してくれて助かった」
俺が一人部屋の中で佇んでいると、あの時と同じように扉を開けて誰かが入ってくる。
どうやら俺の行動を先読みし、俺がログインするとここへ転送されるよう、わざわざ準備してくれてたようだ。
確かにこの場所ならば、本来のプレイエリアでできない話もやりやすい。
――その様子を見る限り、こいつのことは信用してよさそうだ。
一応は政府側の人間とはいえ、こちらに味方してくれて助かる。
「急な来訪で失礼するぞ。その様子だと、俺がどうしてここに来たのかは織り込み済みなんだろうけどさ」
「赤原君は警部だった父を持つだけのことはあり、実に聡明でこちらとしても助かる。余計な前話など挟まず、僕も本題に入りたいからね」
「ああ、教えてくれ。どうして急に世論が『空色の魔女を排他する動きを見せているのか』について、お前が知っている限りのことをな。……宇神」
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