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魔女と街のさらなる日常編
ep362 超一流の清掃用務員が壊れた!?
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「……ちょっと待って、フェリアさん。告白した結果、洗居さんがどうなったって?」
【大絶叫で発狂して、軽く記憶喪失になった】
「……うん、意味分かんない。なんでそんなことになったのよ?」
思わずアタシも聞き直す、告白された側である洗居さんの反応。
大絶叫? 発狂? 記憶喪失? いや、本当になんでそんなことになるの?
フェリアさんの正体はすんなり受け入れたのに、どうして告白の方はそんな異常な受け入れ方をしちゃうのよ?
第一、洗居さんってクールビューティー……もとい、シュールだけどクールな感じじゃんか。
発狂からの記憶喪失とか、本当に何の話ですか?
「……俺も完全に事情は飲み込めねえが、とりあえずは洗居の奴が告白されて、それで絶叫だの発狂だの記憶喪失だのしたってことだよな?」
「まあ、そういうことなんだろうけど……」
「だったら、俺には心当たりがあるぞ」
「え? 玉杉さんに?」
アタシ達は揃って首を傾げていたけど、玉杉さんだけは少し考えると何かを察したように口を開いてくる。
この人、今回の話においては一番蚊帳の外にいるんだけどね。フェリアさんが男だったことも知らなかったし。
それでも何か知っているというのは、流石は洗居さんの上司といったところか。
でも、こんな素っ頓狂な話で何を知ってるんだろうか?
「洗居の奴、生まれてこの方二十八年間、色恋沙汰が全くねえって言ってたな。『告白された』ことで起こった騒動なら、原因はそれだろうな……」
「……え? マジで?」
アタシも一瞬硬直しちゃったけど、玉杉さんの言いたいことは見えた。
要するに洗居さんはこれまで『恋愛も何もしてこなかった』から、急に告白されたことでパニクってしまったってことか。
――いやいや、もうどこからツッコめばいいのよ? 恋愛に慣れてなかったからって、普通告白されて記憶が吹き飛ぶことなんてあるの?
「まあ、フェリッチャンは普通にしてれば中性的な容姿の美少年っしょ。そんな美少年にマジな告白なんてされたら、恋愛経験ゼロの女にゃ刺激が強すぎるか……」
「仮にそうだったとしてもというか……もういいや。アタシもそれで納得しよう。むしろ納得したい」
フクロウさん的にもなんとか理由を探ってくれるし、その理由にも筋は通る。でも、なんだか行き過ぎてる感が強いのよ。
とはいえ、アタシももうそれで納得しておこう。これ以上深く考えたくない。
「しっかし、洗居さんが二十八年間も恋愛経験がなかったのは、意外というかそうでもないというか……。普通にしてれば美人だから、声ぐらいかけられるよね?」
「『普通にしてれば』……な。ウチの店でも洗居目当ての客は多かったが、あいつの奇天烈思考と奇抜行動があると、たとえ好意の目で見られても気付かれねえんだよ……」
「……うん、そこはなんとなく分かる。流石は洗居さん……って言っていいのかな?」
洗居さんの恋愛経験のなさについてもアタシなりに納得しておこう。玉杉さんのコメントにも同意できるし。
それにしても、洗居さんはこれまでどんだけもったいない人生を送ってきたのだろうか?
選ぼうと思えば相手を選べたのに、よく二十八年間も恋人なしを貫いたもんだ。洗居さんの鈍感さってありえないレベルだね。
「……なあ、隼。お前は今『洗居さんの鈍感さがありえない』みたいに思ってるだろうが、人のことを言えた義理か?」
「な、なんでアタシの考えが読めるのさ!? そ、それにその言い方だと、アタシも洗居さんみたいに鈍感だって言いたいわけ!?」
「……ボクもそう思う。ボクの内なる『佐々吹 正司』もそう訴えてくる」
「う、ううぅ……!? た、確かにアタシも言い返せない……」
とはいえ、アタシも人のことは言えなかった。だってタケゾーと付き合うまで、タケゾーどころかショーちゃん(転生前)の想いにすら気付かなかったもん。
そういえば、アタシ自身も中学時代はなんだかモテてたんだっけ。周囲の好意ってのには、アタシも鈍感だったもんだ。
【あー……そっちで盛り上がってるみてえだが、話を戻していいか?】
「あっ、ごめんごめん。それで今はどんな感じ?」
【最初こそ先に述べた通りに動揺しちまった栗阿だが、今はまあ……大丈夫だ。俺の告白も受け入れてくれて……その……今は婚約状態だ】
「おお! 凄いじゃんか! おめでとさん! ……洗居さんの現在に不安が残るけど」
【今でも結婚や婚約の話になると、ありえねえレベルの行動に出ちまう。その場の空気が震えるほど全身を振動させたり、とんでもない誤認識を起こしたり……】
「……それが洗居さんの怪文書メールの真相ってことね」
洗居さんの奇天烈ぶりの意識がいっちゃったけど、フェリアさんからその後の話も聞かせてもらう。
あまりに理解の追い付かない恋模様ではあったようだが、それでも無事二人は婚約まで辿り着いたようだ。
――いや『無事』とは言いづらいか。今でも『それって大丈夫なの?』って状態だし。
それにしても、これで洗居さんはウォリアール王家に嫁入りってことか。あの国とは将軍艦隊絡みで色々あるけど、それ自体は素直に祝いたいよね。
「とりあえず、フェリアさんも洗居さんもおめでとさん。洗居さんの方にもフェリアさんから伝えといてもらえるかな? 今電話を代わってもらえても、まともな受け答えができそうにないし」
【それは俺も同意だ。ありがとよ。……それと話は変わるんだが、俺から空鳥に伝えなきゃならねえことがある】
「へ? アタシに?」
お祝いの言葉はさておき、フェリアさんはまた別の話を持ち出してくる。しかもどうやら、アタシ個人への話のようだ。
このタイミングで何の話だろうか? さっきまでの話とは関係ない感じだよね?
アタシとしては婚約のお祝いムードを崩したくないんだけど、大事な話なら聞いておかないとね。
【実は……空鳥にウォリアールへ来てほしいんだ。ちょっと立て込んだ事情があってな】
【大絶叫で発狂して、軽く記憶喪失になった】
「……うん、意味分かんない。なんでそんなことになったのよ?」
思わずアタシも聞き直す、告白された側である洗居さんの反応。
大絶叫? 発狂? 記憶喪失? いや、本当になんでそんなことになるの?
フェリアさんの正体はすんなり受け入れたのに、どうして告白の方はそんな異常な受け入れ方をしちゃうのよ?
第一、洗居さんってクールビューティー……もとい、シュールだけどクールな感じじゃんか。
発狂からの記憶喪失とか、本当に何の話ですか?
「……俺も完全に事情は飲み込めねえが、とりあえずは洗居の奴が告白されて、それで絶叫だの発狂だの記憶喪失だのしたってことだよな?」
「まあ、そういうことなんだろうけど……」
「だったら、俺には心当たりがあるぞ」
「え? 玉杉さんに?」
アタシ達は揃って首を傾げていたけど、玉杉さんだけは少し考えると何かを察したように口を開いてくる。
この人、今回の話においては一番蚊帳の外にいるんだけどね。フェリアさんが男だったことも知らなかったし。
それでも何か知っているというのは、流石は洗居さんの上司といったところか。
でも、こんな素っ頓狂な話で何を知ってるんだろうか?
「洗居の奴、生まれてこの方二十八年間、色恋沙汰が全くねえって言ってたな。『告白された』ことで起こった騒動なら、原因はそれだろうな……」
「……え? マジで?」
アタシも一瞬硬直しちゃったけど、玉杉さんの言いたいことは見えた。
要するに洗居さんはこれまで『恋愛も何もしてこなかった』から、急に告白されたことでパニクってしまったってことか。
――いやいや、もうどこからツッコめばいいのよ? 恋愛に慣れてなかったからって、普通告白されて記憶が吹き飛ぶことなんてあるの?
「まあ、フェリッチャンは普通にしてれば中性的な容姿の美少年っしょ。そんな美少年にマジな告白なんてされたら、恋愛経験ゼロの女にゃ刺激が強すぎるか……」
「仮にそうだったとしてもというか……もういいや。アタシもそれで納得しよう。むしろ納得したい」
フクロウさん的にもなんとか理由を探ってくれるし、その理由にも筋は通る。でも、なんだか行き過ぎてる感が強いのよ。
とはいえ、アタシももうそれで納得しておこう。これ以上深く考えたくない。
「しっかし、洗居さんが二十八年間も恋愛経験がなかったのは、意外というかそうでもないというか……。普通にしてれば美人だから、声ぐらいかけられるよね?」
「『普通にしてれば』……な。ウチの店でも洗居目当ての客は多かったが、あいつの奇天烈思考と奇抜行動があると、たとえ好意の目で見られても気付かれねえんだよ……」
「……うん、そこはなんとなく分かる。流石は洗居さん……って言っていいのかな?」
洗居さんの恋愛経験のなさについてもアタシなりに納得しておこう。玉杉さんのコメントにも同意できるし。
それにしても、洗居さんはこれまでどんだけもったいない人生を送ってきたのだろうか?
選ぼうと思えば相手を選べたのに、よく二十八年間も恋人なしを貫いたもんだ。洗居さんの鈍感さってありえないレベルだね。
「……なあ、隼。お前は今『洗居さんの鈍感さがありえない』みたいに思ってるだろうが、人のことを言えた義理か?」
「な、なんでアタシの考えが読めるのさ!? そ、それにその言い方だと、アタシも洗居さんみたいに鈍感だって言いたいわけ!?」
「……ボクもそう思う。ボクの内なる『佐々吹 正司』もそう訴えてくる」
「う、ううぅ……!? た、確かにアタシも言い返せない……」
とはいえ、アタシも人のことは言えなかった。だってタケゾーと付き合うまで、タケゾーどころかショーちゃん(転生前)の想いにすら気付かなかったもん。
そういえば、アタシ自身も中学時代はなんだかモテてたんだっけ。周囲の好意ってのには、アタシも鈍感だったもんだ。
【あー……そっちで盛り上がってるみてえだが、話を戻していいか?】
「あっ、ごめんごめん。それで今はどんな感じ?」
【最初こそ先に述べた通りに動揺しちまった栗阿だが、今はまあ……大丈夫だ。俺の告白も受け入れてくれて……その……今は婚約状態だ】
「おお! 凄いじゃんか! おめでとさん! ……洗居さんの現在に不安が残るけど」
【今でも結婚や婚約の話になると、ありえねえレベルの行動に出ちまう。その場の空気が震えるほど全身を振動させたり、とんでもない誤認識を起こしたり……】
「……それが洗居さんの怪文書メールの真相ってことね」
洗居さんの奇天烈ぶりの意識がいっちゃったけど、フェリアさんからその後の話も聞かせてもらう。
あまりに理解の追い付かない恋模様ではあったようだが、それでも無事二人は婚約まで辿り着いたようだ。
――いや『無事』とは言いづらいか。今でも『それって大丈夫なの?』って状態だし。
それにしても、これで洗居さんはウォリアール王家に嫁入りってことか。あの国とは将軍艦隊絡みで色々あるけど、それ自体は素直に祝いたいよね。
「とりあえず、フェリアさんも洗居さんもおめでとさん。洗居さんの方にもフェリアさんから伝えといてもらえるかな? 今電話を代わってもらえても、まともな受け答えができそうにないし」
【それは俺も同意だ。ありがとよ。……それと話は変わるんだが、俺から空鳥に伝えなきゃならねえことがある】
「へ? アタシに?」
お祝いの言葉はさておき、フェリアさんはまた別の話を持ち出してくる。しかもどうやら、アタシ個人への話のようだ。
このタイミングで何の話だろうか? さっきまでの話とは関係ない感じだよね?
アタシとしては婚約のお祝いムードを崩したくないんだけど、大事な話なら聞いておかないとね。
【実は……空鳥にウォリアールへ来てほしいんだ。ちょっと立て込んだ事情があってな】
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