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魔女と街のさらなる日常編
ep365 内閣総理大臣に相談しよう!
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「テメェ、自分が何を言ってるか分かってんのかァ?」
「二度も同じこと言わないでよ。アタシだってちょっと変なことをお願いしてるとは思ってるけど……」
アタシが要望を口にすると、固厳首相はさらに渋い顔をしながらこちらを睨みつけてくる。相変わらずテレビの営業スマイルと違い、厳つい表情だ。
うんまあ、アタシ自身も凄いお願いをしてるとは思ってる。ついこの間までヒーローVSヴィランで戦ってた相手に『ヒーローをやってほしい』だなんて、普通は頼まないよね。
まあ、ヒーローとヴィランの関係が普通じゃないけど。
「アタシ的にもかつてのヴィランにこんなこと頼むのはどうかとも思うけど、知る限りだと固厳首相が一番適任なんだよね。……どうにか頼めないかな?」
「ヒーローだヴィランだ関係なく、どうしてついこの間殺し合った相手にそんなことを頼むんだァ?」
「だって、固厳首相強いし」
「器が広いのか、頭が緩いのか……。テメェというヒーローに可能性を見たオレが馬鹿らしくもなってくるなァ……」
実力もあるし、固厳首相とは先の一件で和解はしている。だからこそ、アタシの代理には適任だと思ったんだよね。
能力も『外部から電力を供給することで、空色の魔女の強化版とも言えるナノマシンを起動させる』だし、なんだかそこでもマッチングしてる気がする。
――『気がする』だけだけどね。実際に頼まれた固厳首相は凄く頭が痛そうな顔をしてる。
「あのなァ。そもそもオレは内閣総理大臣なんだぞォ? 公務の合間にどうやって、テメェの住んでる街一つの面倒を見ろってんだァ?」
「あっ……ごめん。そこまで考えてなかった」
「……思い付き一つで行動を起こして、実際に人々を惹きつけた前例があるとはいえ、見境なさすぎねェかァ?」
思い返せばかなりの無茶ぶりをしてるけど、それでも固厳首相は話を続けてくれる。
確かに内閣総理大臣って忙しいもんね。どんな仕事をしてるか知らないけど、政治の世界は大変そうだ。
流石のアタシも思い付きでの行動が過ぎたか。『やるが早し』の前に相手のことも考えないとね。ちょいと反省。
「……まァ、何かあったらオレが手を回せるように気を配ってはやるよォ。テメェが不在でも、国として必要な人材は派遣してやらァ」
「マジで!? 本当に面倒見てくれんの!?」
「面倒を見ると言っても、ちょいと警戒を強める程度だァ。一応はこっちもテメェに一度は負けてる身だし、この程度のことなら造作もねぇしなァ」
とはいえ、固厳首相の方で一定の妥協案は提案してくれた。やっぱ、なんでもまずは話してみるもんだね。
この人も根底には『国民の声が如実に反映される政治』を目指してはいるし、なんだかんだで面倒見がいいのだろう。
その方法が暴力主義なのは勘弁だけど、約束を違える人ではない。一応はこれでショーちゃん一人が窮地に陥る心配も減ったかな。
「それにしても新婚旅行って、どこに行くつもりだァ?」
「ウォリアール。ちょいとお呼ばれしたついででね」
「よりにもよってウォリアールにだとォ? オレもテメェの都合に口出しはしねェが、また随分と素っ頓狂な新婚旅行だなァ……」
ここでの用事は終わったけど、固厳首相も世間話程度に話を続けてくる。
流石にアタシも内閣総理大臣に新婚旅行を祝ってもらうおうとは思わないけど、行き先がウォリアールであることにはどこかいぶかし気な様子だ。
それもそうか。ついこの間までウォリアール直属である将軍艦隊とは一悶着も二悶着もあったからね。
利用したりされたりで、とてもいい印象なんて持ってないか。自業自得とも思うけど。
「テメェはウォリアールについて、どの程度のことを知ってんだァ?」
「うーん……将軍艦隊を従える軍事王国国家?」
「それじゃァほとんど知らねェってことじゃねェかァ。テメェ自身もウォリアールとは浅からぬ因縁があるってェのに、呑気な奴だぜェ」
「その様子だと、固厳首相はもっと詳しいことを知ってる感じ?」
「当たり前だァ。この国の首相として、対外交渉に必要な情報ぐらいは抑えてらァ」
そんな話の中で出てくるのは、アタシとタケゾーが新婚旅行で向かうウォリアールという国の詳細。
思えばアタシも直接的には将軍艦隊やフェリアさんとの関りしかなく、国そのものがどういうところかは知らない。
世界的にも『裏』で動いてる軍事国家とは聞いてるけど、フェリアさんと洗居さんの様子を見聞きする限りは『悪の国家』とかまでは行かない感じだよね。
「ウォリアールを裏じゃ『戦争代行屋』として利用する国もいるそうだが、オレに言わせりゃ最大の真価はそこじゃァねェ。高い科学技術を持ちながら、他国ともパイプを持てる国家としての力。下手な先進国では及びもつかねェほどの文明と、それを活用できる優秀な人材の確保。戦うことを生業としているが、それはひとえに『戦いの中でしか生きられない人間』にとっての楽園とも言えるからだろうなァ」
「戦いの中でしか生きられない人間の楽園か……。なんだか、アタシには想像もつかないや」
「テメェも戦いの中で生きてるくせに、そういう平和主義は相変わらずかァ。ただウォリアールの『力で国を動かす』って姿には、オレが目指す国政の参考にもしてらァ」
「……あくまで参考レベルだよね? 本当に軍事国家にする気はないよね?」
「当たり前だァ。テメェはオレを誰だと思ってんだァ? 仮にも日本の総理大臣だぞォ?」
思わず『暴力的民主主義者だけどね』って返しそうになったけど、これ以上は話がこじれそうなので止めておこう。
でも話を聞く限り、ウォリアールは国家としての体裁は整っていそうではある。
まあ、ラルカさんやフェリアさんみたいな人達を見てると、そこまで歪んだ思想を持った国家ってわけでもないよね。むしろ王族のフェリアさんやクジャクさんが割と自由なあたり、結構フリーダムなのかもしれない。
――その分、牙島やフロスト博士といったクレイジー思考者もいるにはいるけど。
後、ベレゴマやフレイムみたいな『中身はまともっぽいのに、外身がどこかおかしい』連中とか。
「まあ、とりあえずは酷く身構えるほどの国ってことではないみたいだね。それだけ分かれば十分さ」
「どこまでも呑気な魔女だぜェ……。まァ、ウォリアールも星皇カンパニーなんて世界的大企業と提携してるぐらいだァ。安心しても大丈夫だろうよォ」
「だよね。洗居さんも観光自体は楽しんでるって聞いてるし」
とはいえ、旅行に行く分には問題ないだろう。そもそも洗居さんの前例があるからね。
軍事国家って点を除けば太平洋のど真ん中にある未知なる島国で興味も湧いてくる。
フクロウさんもついてきてくれるなら安心して――
「……おいィ、ちょっと待てェ。今さっきテメェが口にした『洗居』ってェのは、まさか『超一流の清掃用務員』と呼ばれてる『洗居 栗阿』のことかァ?」
「……へ? こ、固厳首相まで洗居さんのことを知ってるの?」
――大丈夫そうなんだけど、なんだか別件で不安になりそうな言葉が耳に入って来た。
アタシが話題に出した洗居さんの件について、固厳首相が眉をひそめながら反応してくる。
ヤバい。この人にこんな反応をされると、洗居さんの身に危機が迫るんじゃないかと不安になっちゃう。
まさか例の暴力的民主主義が関わって来ないよね?
「あの女はかつて、この首相官邸も掃除していったからなァ……」
「……もしかして、ただの思い出話?」
「二度も同じこと言わないでよ。アタシだってちょっと変なことをお願いしてるとは思ってるけど……」
アタシが要望を口にすると、固厳首相はさらに渋い顔をしながらこちらを睨みつけてくる。相変わらずテレビの営業スマイルと違い、厳つい表情だ。
うんまあ、アタシ自身も凄いお願いをしてるとは思ってる。ついこの間までヒーローVSヴィランで戦ってた相手に『ヒーローをやってほしい』だなんて、普通は頼まないよね。
まあ、ヒーローとヴィランの関係が普通じゃないけど。
「アタシ的にもかつてのヴィランにこんなこと頼むのはどうかとも思うけど、知る限りだと固厳首相が一番適任なんだよね。……どうにか頼めないかな?」
「ヒーローだヴィランだ関係なく、どうしてついこの間殺し合った相手にそんなことを頼むんだァ?」
「だって、固厳首相強いし」
「器が広いのか、頭が緩いのか……。テメェというヒーローに可能性を見たオレが馬鹿らしくもなってくるなァ……」
実力もあるし、固厳首相とは先の一件で和解はしている。だからこそ、アタシの代理には適任だと思ったんだよね。
能力も『外部から電力を供給することで、空色の魔女の強化版とも言えるナノマシンを起動させる』だし、なんだかそこでもマッチングしてる気がする。
――『気がする』だけだけどね。実際に頼まれた固厳首相は凄く頭が痛そうな顔をしてる。
「あのなァ。そもそもオレは内閣総理大臣なんだぞォ? 公務の合間にどうやって、テメェの住んでる街一つの面倒を見ろってんだァ?」
「あっ……ごめん。そこまで考えてなかった」
「……思い付き一つで行動を起こして、実際に人々を惹きつけた前例があるとはいえ、見境なさすぎねェかァ?」
思い返せばかなりの無茶ぶりをしてるけど、それでも固厳首相は話を続けてくれる。
確かに内閣総理大臣って忙しいもんね。どんな仕事をしてるか知らないけど、政治の世界は大変そうだ。
流石のアタシも思い付きでの行動が過ぎたか。『やるが早し』の前に相手のことも考えないとね。ちょいと反省。
「……まァ、何かあったらオレが手を回せるように気を配ってはやるよォ。テメェが不在でも、国として必要な人材は派遣してやらァ」
「マジで!? 本当に面倒見てくれんの!?」
「面倒を見ると言っても、ちょいと警戒を強める程度だァ。一応はこっちもテメェに一度は負けてる身だし、この程度のことなら造作もねぇしなァ」
とはいえ、固厳首相の方で一定の妥協案は提案してくれた。やっぱ、なんでもまずは話してみるもんだね。
この人も根底には『国民の声が如実に反映される政治』を目指してはいるし、なんだかんだで面倒見がいいのだろう。
その方法が暴力主義なのは勘弁だけど、約束を違える人ではない。一応はこれでショーちゃん一人が窮地に陥る心配も減ったかな。
「それにしても新婚旅行って、どこに行くつもりだァ?」
「ウォリアール。ちょいとお呼ばれしたついででね」
「よりにもよってウォリアールにだとォ? オレもテメェの都合に口出しはしねェが、また随分と素っ頓狂な新婚旅行だなァ……」
ここでの用事は終わったけど、固厳首相も世間話程度に話を続けてくる。
流石にアタシも内閣総理大臣に新婚旅行を祝ってもらうおうとは思わないけど、行き先がウォリアールであることにはどこかいぶかし気な様子だ。
それもそうか。ついこの間までウォリアール直属である将軍艦隊とは一悶着も二悶着もあったからね。
利用したりされたりで、とてもいい印象なんて持ってないか。自業自得とも思うけど。
「テメェはウォリアールについて、どの程度のことを知ってんだァ?」
「うーん……将軍艦隊を従える軍事王国国家?」
「それじゃァほとんど知らねェってことじゃねェかァ。テメェ自身もウォリアールとは浅からぬ因縁があるってェのに、呑気な奴だぜェ」
「その様子だと、固厳首相はもっと詳しいことを知ってる感じ?」
「当たり前だァ。この国の首相として、対外交渉に必要な情報ぐらいは抑えてらァ」
そんな話の中で出てくるのは、アタシとタケゾーが新婚旅行で向かうウォリアールという国の詳細。
思えばアタシも直接的には将軍艦隊やフェリアさんとの関りしかなく、国そのものがどういうところかは知らない。
世界的にも『裏』で動いてる軍事国家とは聞いてるけど、フェリアさんと洗居さんの様子を見聞きする限りは『悪の国家』とかまでは行かない感じだよね。
「ウォリアールを裏じゃ『戦争代行屋』として利用する国もいるそうだが、オレに言わせりゃ最大の真価はそこじゃァねェ。高い科学技術を持ちながら、他国ともパイプを持てる国家としての力。下手な先進国では及びもつかねェほどの文明と、それを活用できる優秀な人材の確保。戦うことを生業としているが、それはひとえに『戦いの中でしか生きられない人間』にとっての楽園とも言えるからだろうなァ」
「戦いの中でしか生きられない人間の楽園か……。なんだか、アタシには想像もつかないや」
「テメェも戦いの中で生きてるくせに、そういう平和主義は相変わらずかァ。ただウォリアールの『力で国を動かす』って姿には、オレが目指す国政の参考にもしてらァ」
「……あくまで参考レベルだよね? 本当に軍事国家にする気はないよね?」
「当たり前だァ。テメェはオレを誰だと思ってんだァ? 仮にも日本の総理大臣だぞォ?」
思わず『暴力的民主主義者だけどね』って返しそうになったけど、これ以上は話がこじれそうなので止めておこう。
でも話を聞く限り、ウォリアールは国家としての体裁は整っていそうではある。
まあ、ラルカさんやフェリアさんみたいな人達を見てると、そこまで歪んだ思想を持った国家ってわけでもないよね。むしろ王族のフェリアさんやクジャクさんが割と自由なあたり、結構フリーダムなのかもしれない。
――その分、牙島やフロスト博士といったクレイジー思考者もいるにはいるけど。
後、ベレゴマやフレイムみたいな『中身はまともっぽいのに、外身がどこかおかしい』連中とか。
「まあ、とりあえずは酷く身構えるほどの国ってことではないみたいだね。それだけ分かれば十分さ」
「どこまでも呑気な魔女だぜェ……。まァ、ウォリアールも星皇カンパニーなんて世界的大企業と提携してるぐらいだァ。安心しても大丈夫だろうよォ」
「だよね。洗居さんも観光自体は楽しんでるって聞いてるし」
とはいえ、旅行に行く分には問題ないだろう。そもそも洗居さんの前例があるからね。
軍事国家って点を除けば太平洋のど真ん中にある未知なる島国で興味も湧いてくる。
フクロウさんもついてきてくれるなら安心して――
「……おいィ、ちょっと待てェ。今さっきテメェが口にした『洗居』ってェのは、まさか『超一流の清掃用務員』と呼ばれてる『洗居 栗阿』のことかァ?」
「……へ? こ、固厳首相まで洗居さんのことを知ってるの?」
――大丈夫そうなんだけど、なんだか別件で不安になりそうな言葉が耳に入って来た。
アタシが話題に出した洗居さんの件について、固厳首相が眉をひそめながら反応してくる。
ヤバい。この人にこんな反応をされると、洗居さんの身に危機が迫るんじゃないかと不安になっちゃう。
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