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ウォリアール新婚旅行編
ep379 お金が多すぎて使い道に困る!
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ベレゴマや(無理矢理連れ出した)フクロウさんとも別れ、カジノを後にしたアタシとタケゾー。
話に聞いたウォリアールの商店街目指し、多額のクレジットが入ったカードを財布に入れながら歩みを進める。
「アタシ達って現ナマじゃないとはいえ、多額のお金を持ち歩いてるんだよね。ウォリアール換算だったりいきなり大当たり引いたりで、イマイチ実感が湧かないや」
「そっちの方がいいんじゃないか? 下手に意識しすぎても、隼だと困惑してまともに扱えないだろ?」
「何さ? アタシがお金に弱い女みたいないい口だねぇ?」
「実際、俺と結婚する少し前までは借金に悩んでただろ」
「ソーナンデスヨネー」
一応、今のアタシ達は『慣れない異国でお金だけは大量に持った観光客』ってことで、ある意味泥棒とかの格好の餌食だ。
でも、そんな実感がまるでない。問題かもしれないけど、慣れないことの連続過ぎて思考が追いついてない。
――だってアタシ、普段は家計に難儀する一家の母親よ? 貧乏生活からは脱出できても、金銭感覚は超一般人レベルよ?
どこかの国のお姫様でもないんだから、多すぎるお金の使い道の方が困っちゃう。
「それにしても、こうやって街中を歩いてみるとやっぱ異国って感じだね。中世ヨーロッパ風の街並みだけど、どことなく近代的な香りもするね」
「フクロウさんも言ってた通り、日本人が考える『ゲームのファンタジー世界』って感じだな。以前にプレイしたフルダイブVRゲームの世界も探索を進めれば、こんな街並みが広がってたのかもな」
「あー、あり得そうだね。あのゲームの開発者にしたって、ウォリアールの重鎮たるフロスト博士だもんねぇ」
商店街に入って適当にタケゾーと練り歩いていると、目にする街並みはやはり普段見るものと大きく違う。
レンガ造りだけどしっかりとした建築物の数々。看板はどこか古さを感じつつも、中に入っている店には現代的な日用品が置かれている。
商品にしたって、一般的に日本で売られているものと質は変わらなかったり、むしろ上のものだってある。
これって何て言えばいいのかな? 『前後時代融合』とか? 本当に不思議な国だよ、ウォリアール。
こんな国がメガフロートの上に存在してるなんて、実際に来なければ考えもしなかった。
「日本語が通用する場面も多いし、日本人からしたら本当に隠れた観光名所だよね」
「とはいえ、裏では戦争代行屋とも呼ばれる軍事国家だからな。表向きにはできない場面も多いんだろうよ」
「なんだかもったいない話だよね。なんで軍事国家なんてしてんだろ――ん?」
夫婦で思い思いにウォリアールについて語りながら歩いていると、前方に人だかりが見えてくる。
中央には何かリングっぽいものが見えるし、これまた日本ではそうそうお目にかかれない光景だ。
格闘技のショーか何かかな?
「さあさあ! 挑戦者はいないのか!? このストリートチャンピオンに勝てば、賞金として百万クレジットだよ!」
「どんな奴でも挑んできやがれ! 俺こそがこのストリート最強だぞぉぉお!!」
気になって近づいてみると、どうやらショーではないらしい。むしろ、ガチな格闘技の野外試合をやっている。
おまけに賞金なんて出ており、さらにさらにと日本では見れない光景だ。
周囲の観客も乗り気で賑わってるし、これもまたウォリアールの日常なのだろう。街並みも合わせて、ゲームの世界にでも迷い込んだ気分だ。
「あの大男、最近ずっと幅を利かせてるよな」
「ああ。賞金の百万クレジットは魅力だが、参加費用として五千クレジット必要だからな。勝てなきゃ意味ない話さ」
ただ、参加者の方は集まっていない様子。近くにいる観客の声を耳にすると、どこか及び腰な話し声が聞こえてくる。
確かにリングに上がっている大男は身の丈が二メートルはありそうで、筋骨隆々ないかにもなマッスルマンだ。
とはいえ、アタシからしてみればただのデカブツってところだね。よく知るところだとムキムキタンクトップと同じで、あれぐらいなら勝てそうだ。
固厳首相のようにナノマシン内蔵なら話は別だけど、流石にそれはないと願いたい。
もしそうだったらウォリアールは軍事国家なんかじゃなくて、新世代超人国家と認識を改めるとしよう。
そんなのは将軍艦隊の五艦将クラスで十分だ。
「お? そこの若い夫婦、見ない顔だな? どこから来たのかは知らんが、よかったら記念に俺と一戦交えないか?」
「え? アタシ達? うーん。そうは言ってもねぇ……」
なんとなく様子を眺めていたら、思わずリングの上にいるお男と目が合ってしまった。しかもこちらにリングに上がるように催促してくる。
確かに参加費用の五千クレジットぐらいなら、今のアタシには問題なく払える。とはいえ、賞金の百万クレジットには興味が湧かない。
こっちは思わず手にした一千万クレジット以上の始末に困ってるのに、これ以上増やしてどうするのよ。ここは穏便にお断りするのが一番か。
「なんだ? 怖気づいてるのか? なんとも腑抜けた連中だな」
「腑抜けでも何でも構わないさ。アタシはリングに上がらないよ」
「……え? なんで嫁さんの方がリングに上がる話で進んでんだよ? 普通、そこは旦那の方じゃないか?」
「あっ、そっか。普通はそうなるのか。いやー、腕っぷしはアタシの方が自信あるからさ」
「ほーう。それはそれで気になるもんだ。何だったら金なんか絡めずに、エキシビションマッチなんてどうだい?」
「エキシビジョンかー……」
ちょいと挑発されつつもアタシが断りを入れると、なんだか話は違う方向に逸れていく。
確かにこういう場面だと、普通はタケゾーがリングに上がって漢を見せるよね。どうにもそこの常識はウォリアールでも変わらないらしい。
そんな食い違いの修正から、大男はアタシの実力に興味を示してくる。
まあ、お金が絡まないなら多少は遊び感覚で相手しても構わないかな。そっちの方が気分も楽だ。
「……よし! タケゾー、アタシはリングに上がってくるね!」
「お、おい。大丈夫なのか? 別に実力は疑ってないが、こんなところで空色の魔女の能力を使ったら面倒に――」
「そこはセーブして使うさ。変身も髪色変化もなしで、軽く流す感じにね」
思わぬ機会に遭遇したけど、アタシもなんだか乗り気になって来た。ヒーローとしてヴィランと戦うのと違い、軽い運動と思えば悪くはない。
ずっとガンシップで移動したり、洗居さんの暴走を目の当たりにしたり、カジノでフィーバーしたりで、ちょいと体も動かしたくなってきたところだ。
タケゾーは心配そうに眺めてるけど、アタシだって加減はわきまえてる。
別に勝敗にもこだわらないし、これもウォリアールでの新婚旅行記念に――
「ちょい待てや。そこの若い女とやり合う前に、ワイと一戦交えへんか? このストリートのチャンピオンさんよぉ?」
――などと意気込んでリングに上がろうとすると、アタシよりも先に誰かが割り込んで来た。
軽い身のこなしでリングへと上がったのは、全身を迷彩柄コート&グラサン&マスクで隠した不気味な男。その口から零れるは聞き慣れた関西弁。
――もうこの段階で誰だか分かっちゃうよね。まあ、ここはあいつにとってもホームになるわけだ。
元大凍亜連合の用心棒にして、その正体は将軍艦隊五艦将の一人。バーサクリザードとも呼ばれる、アタシにとっても因縁深い怪物だ。
「強い奴との勝負がご所望なんやろ? せやったら、ワイが相手したるわ」
「あ、あんたは……!? ジェ、将軍艦隊の牙島左舷将……!?」
話に聞いたウォリアールの商店街目指し、多額のクレジットが入ったカードを財布に入れながら歩みを進める。
「アタシ達って現ナマじゃないとはいえ、多額のお金を持ち歩いてるんだよね。ウォリアール換算だったりいきなり大当たり引いたりで、イマイチ実感が湧かないや」
「そっちの方がいいんじゃないか? 下手に意識しすぎても、隼だと困惑してまともに扱えないだろ?」
「何さ? アタシがお金に弱い女みたいないい口だねぇ?」
「実際、俺と結婚する少し前までは借金に悩んでただろ」
「ソーナンデスヨネー」
一応、今のアタシ達は『慣れない異国でお金だけは大量に持った観光客』ってことで、ある意味泥棒とかの格好の餌食だ。
でも、そんな実感がまるでない。問題かもしれないけど、慣れないことの連続過ぎて思考が追いついてない。
――だってアタシ、普段は家計に難儀する一家の母親よ? 貧乏生活からは脱出できても、金銭感覚は超一般人レベルよ?
どこかの国のお姫様でもないんだから、多すぎるお金の使い道の方が困っちゃう。
「それにしても、こうやって街中を歩いてみるとやっぱ異国って感じだね。中世ヨーロッパ風の街並みだけど、どことなく近代的な香りもするね」
「フクロウさんも言ってた通り、日本人が考える『ゲームのファンタジー世界』って感じだな。以前にプレイしたフルダイブVRゲームの世界も探索を進めれば、こんな街並みが広がってたのかもな」
「あー、あり得そうだね。あのゲームの開発者にしたって、ウォリアールの重鎮たるフロスト博士だもんねぇ」
商店街に入って適当にタケゾーと練り歩いていると、目にする街並みはやはり普段見るものと大きく違う。
レンガ造りだけどしっかりとした建築物の数々。看板はどこか古さを感じつつも、中に入っている店には現代的な日用品が置かれている。
商品にしたって、一般的に日本で売られているものと質は変わらなかったり、むしろ上のものだってある。
これって何て言えばいいのかな? 『前後時代融合』とか? 本当に不思議な国だよ、ウォリアール。
こんな国がメガフロートの上に存在してるなんて、実際に来なければ考えもしなかった。
「日本語が通用する場面も多いし、日本人からしたら本当に隠れた観光名所だよね」
「とはいえ、裏では戦争代行屋とも呼ばれる軍事国家だからな。表向きにはできない場面も多いんだろうよ」
「なんだかもったいない話だよね。なんで軍事国家なんてしてんだろ――ん?」
夫婦で思い思いにウォリアールについて語りながら歩いていると、前方に人だかりが見えてくる。
中央には何かリングっぽいものが見えるし、これまた日本ではそうそうお目にかかれない光景だ。
格闘技のショーか何かかな?
「さあさあ! 挑戦者はいないのか!? このストリートチャンピオンに勝てば、賞金として百万クレジットだよ!」
「どんな奴でも挑んできやがれ! 俺こそがこのストリート最強だぞぉぉお!!」
気になって近づいてみると、どうやらショーではないらしい。むしろ、ガチな格闘技の野外試合をやっている。
おまけに賞金なんて出ており、さらにさらにと日本では見れない光景だ。
周囲の観客も乗り気で賑わってるし、これもまたウォリアールの日常なのだろう。街並みも合わせて、ゲームの世界にでも迷い込んだ気分だ。
「あの大男、最近ずっと幅を利かせてるよな」
「ああ。賞金の百万クレジットは魅力だが、参加費用として五千クレジット必要だからな。勝てなきゃ意味ない話さ」
ただ、参加者の方は集まっていない様子。近くにいる観客の声を耳にすると、どこか及び腰な話し声が聞こえてくる。
確かにリングに上がっている大男は身の丈が二メートルはありそうで、筋骨隆々ないかにもなマッスルマンだ。
とはいえ、アタシからしてみればただのデカブツってところだね。よく知るところだとムキムキタンクトップと同じで、あれぐらいなら勝てそうだ。
固厳首相のようにナノマシン内蔵なら話は別だけど、流石にそれはないと願いたい。
もしそうだったらウォリアールは軍事国家なんかじゃなくて、新世代超人国家と認識を改めるとしよう。
そんなのは将軍艦隊の五艦将クラスで十分だ。
「お? そこの若い夫婦、見ない顔だな? どこから来たのかは知らんが、よかったら記念に俺と一戦交えないか?」
「え? アタシ達? うーん。そうは言ってもねぇ……」
なんとなく様子を眺めていたら、思わずリングの上にいるお男と目が合ってしまった。しかもこちらにリングに上がるように催促してくる。
確かに参加費用の五千クレジットぐらいなら、今のアタシには問題なく払える。とはいえ、賞金の百万クレジットには興味が湧かない。
こっちは思わず手にした一千万クレジット以上の始末に困ってるのに、これ以上増やしてどうするのよ。ここは穏便にお断りするのが一番か。
「なんだ? 怖気づいてるのか? なんとも腑抜けた連中だな」
「腑抜けでも何でも構わないさ。アタシはリングに上がらないよ」
「……え? なんで嫁さんの方がリングに上がる話で進んでんだよ? 普通、そこは旦那の方じゃないか?」
「あっ、そっか。普通はそうなるのか。いやー、腕っぷしはアタシの方が自信あるからさ」
「ほーう。それはそれで気になるもんだ。何だったら金なんか絡めずに、エキシビションマッチなんてどうだい?」
「エキシビジョンかー……」
ちょいと挑発されつつもアタシが断りを入れると、なんだか話は違う方向に逸れていく。
確かにこういう場面だと、普通はタケゾーがリングに上がって漢を見せるよね。どうにもそこの常識はウォリアールでも変わらないらしい。
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まあ、お金が絡まないなら多少は遊び感覚で相手しても構わないかな。そっちの方が気分も楽だ。
「……よし! タケゾー、アタシはリングに上がってくるね!」
「お、おい。大丈夫なのか? 別に実力は疑ってないが、こんなところで空色の魔女の能力を使ったら面倒に――」
「そこはセーブして使うさ。変身も髪色変化もなしで、軽く流す感じにね」
思わぬ機会に遭遇したけど、アタシもなんだか乗り気になって来た。ヒーローとしてヴィランと戦うのと違い、軽い運動と思えば悪くはない。
ずっとガンシップで移動したり、洗居さんの暴走を目の当たりにしたり、カジノでフィーバーしたりで、ちょいと体も動かしたくなってきたところだ。
タケゾーは心配そうに眺めてるけど、アタシだって加減はわきまえてる。
別に勝敗にもこだわらないし、これもウォリアールでの新婚旅行記念に――
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――などと意気込んでリングに上がろうとすると、アタシよりも先に誰かが割り込んで来た。
軽い身のこなしでリングへと上がったのは、全身を迷彩柄コート&グラサン&マスクで隠した不気味な男。その口から零れるは聞き慣れた関西弁。
――もうこの段階で誰だか分かっちゃうよね。まあ、ここはあいつにとってもホームになるわけだ。
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