381 / 465
ウォリアール新婚旅行編
ep381 タケゾー「狂人の腹の内を探ってみたい」
しおりを挟む
「ここならええやろ。人も通らへん裏路地やし、誰かの目を気にする必要もあらへん」
「随分と怪しげな場所に俺を招くんだな。……まさかとは思うが、本当に俺に何かする気か?」
「アホか。来賓の夫を傷つけるわけないやろ。ここなら人目も気にせずにタバコも吸えるしな。お前ならワイの素顔も知っとるからマスクも外せる」
「……こっちとしては本当にどうでもいい理由だな」
一度隼と別れ、俺は牙島と一緒に人のいない路地裏へと場所を移す。
周囲に誰もいないことを確認した牙島は、顔を隠していたフードやグラサンやマスクを外し、素顔で紙タバコを口に咥える。
確かに俺も牙島の素顔は知ってるが、こうやって近くでハッキリ見るのは初めてだ。今までだとウィッチキャットのカメラ越しにしか見たことがなかった。
顔を覆う緑の鱗は不気味だし、赤くギラつく瞳も完全に人のものではない。それでも敵意がないのは俺にも分かる。
――つうか、中身に関しては一応人間のままなんだな。タバコに火をつけ味わい、普通に煙を吐き出している。
「フゥー……。こないな素顔やから、日本におった時も禁煙条例関係なしにタバコを吸える場所なんてあらへんかったんや。まあ、こういう場所の方が坊主もワイに話をしやすいんとちゃうか?」
「あんたもあんたで苦労はしてんだな。……確かに俺の方もあまり人に聞かれたい話じゃない。特に隼にはな」
牙島は一服入れながらも、俺に話を振ってくる。知っているとはいえ慣れない怪物顔にビビりそうになるが、こっちも聞いておきたい話はある。
俺だって隼と一緒に新婚旅行気分に浸りたいが、あいつが後々苦労することを避けるためにも必要なことだ。
「今回の俺達夫婦の新婚旅行だが、そもそもはフロスト博士を始めとしたウォリアールの上層部が『隼個人を呼び出すこと』が発端だ。あんたなら何か知ってるんじゃないか?」
「ほーう、やっぱ気になるんかいな。せやけど、その話はワイができることやないで。ラルカやフェリア様かて、迂闊に口は開かへんやろ?」
「確かにな。だが、俺が見る限りどうにもこちらへの扱いが厚遇すぎる気がするんだ。さっきだってカジノでお前と同じ五艦将のベレゴマがディーラーをしてたしな」
「それは別にベレゴマはんの個人的な副業やろ? 別に偶然五艦将がディーラーしてたかて、この国ではあり得る話やで?」
「まあ、俺もこっちの国の常識には疎いからな。断定できな部分もある」
さっきまではフクロウさんもいたから俺も迂闊に踏み込めなかったが、隼にも少し離れてもらえれば深い話もできる。
隼はそこまで気にしていなかったし、何より気にするような人間でもない。それはそれで隼のカラッとした人間性の魅力でもあるが、俺はそこまで簡単に切り替えられない。
何より、ウォリアールに来てからの俺達への厚遇がどうしても気になる。
わざわざ旅費を負担してくれたこと然り、ラルカさんがカジノのためにクレジットを用意してくれたこと然り。
俺達夫婦が来賓と言ってしまえばそれまでだが、そもそも新婚旅行という名目を受け入れてまで隼をウォリアールにやって来させた理由が、奥歯の間に何か詰まったように引っかかって仕方ない。
――何より、俺の推測が正しければ『来賓だから』なんて理由で片付けられない出来事が一つある。
「カジノのルーレットで、隼はジャックポットを当てたんだが……あれはもしかして、ベレゴマの仕込みじゃなかいか? ディーラーのあいつなら、それぐらいのことはできるだろう?」
「……ほーう」
その出来事について俺が語ると、牙島は特に反論もせずにタバコを吸いながら適当な返事を返してくる。
どことなく認めてこそいれど、公に口にはできないといったところか。少なくとも否定しない時点で、俺の推察が的外れだとは思えない。
「ベレゴマはディーラーをしてる時『俺の目は誤魔化せない』みたいなことを言って、こっちを牽制していた。確かにあいつにはイカサマを見破れるだけの能力はあるのだろう。だがそれは裏を返せば『自分も周囲にバレずにイカサマできる』ということの暗示にもならないか? その能力を使い、周囲にもバレないように隼にジャックポットを当てさせた。事実あの時、ベレゴマは支払うディーラーの側でありながら、どこか反応が薄かったからな」
「……キハハハ! 呑気な魔女ヒーローと違うて、旦那の方は周囲に目を配らせとるもんや。まあ、仮にそうやったとしても、ワイの口から『はい。その通りです』なんてセリフは出せへんな」
俺が続けて推察した内容を述べても、牙島は適当にはぐらかすだけだ。立場もあって断定こそしないが、半ば認めていると言ってもいい。
ベレゴマにしたって、少し前に他国の視察に動いていたぐらいだ。そんな忙しい人間が『家庭のため』とはいえ、そうそう別の立場で姿を見せるとは考えづらい。
要するにウォリアールにとって、隼はそこまでして機嫌を取らないといけない相手という可能性が高い。
だが、それならば理由の方は何だ? どうしてそこまでして隼を厚遇する?
肝心な部分が見えてこないし、牙島もこれ以上は語りそうにない。
俺としてはそこを知っておかないと安心できない。
――ここに至る理由が不明のままでは、また隼が危険に晒されてしまう。
「……安心せいや。ワイの口から話されへんだけで、いずれ事実はしかるべき人の口から話される。……その時のためにお前ができることなんざ、覚悟を決めとくぐらいやろ」
「それは『覚悟を決めないといけない事実が存在する』ってことじゃないか? 俺はただ、隼が被害に巻き込まれたくないだけだ……!」
「おうおう、健気な夫なこっちゃ。せやけど、もう時計の針は止まらへんで。お前らがウォリアールに来た――いや、そもそも空色の魔女が将軍艦隊と関わってもうた時点からな」
こっちとしては気が気でないのに、牙島は飄々とした態度を崩さない。
吸い終えたタバコを携帯灰皿にしまうと、話を終わらせて立ち去ろうとする。
「とりあえず、坊主も気になる『ウォリアールに関わる事実』っちゅうのは、決して悪い話やない。それ自体は遅かれ早かれ、あの魔女も知っとかなアカンことやからな」
「……本当に焦らしてくれるな。あんた達の隠し事は隼を傷つけない内容だと言い切れるのか?」
「傷つくかどうかは本人次第や。まあ、今は新婚旅行を楽しんどれや。深く考えてもしゃーないっちゃ、しゃーない」
再び顔を隠して立ち去る牙島の背中を見送ることしかできず、俺は一人路地裏で立ち尽くしてしまう。
ここまで焦らされても答えが出てこないとなると、ウォリアールや将軍艦隊は裏に想像以上の事実を隠しているとしか思えない。
それが悪意のないものと言われても、この胸の不安は収まらない。
一体、隼とウォリアールにどういう関係があるというのだろうか?
――いずれにせよ、今の俺にできることは傍にいて支えることだけか。
「随分と怪しげな場所に俺を招くんだな。……まさかとは思うが、本当に俺に何かする気か?」
「アホか。来賓の夫を傷つけるわけないやろ。ここなら人目も気にせずにタバコも吸えるしな。お前ならワイの素顔も知っとるからマスクも外せる」
「……こっちとしては本当にどうでもいい理由だな」
一度隼と別れ、俺は牙島と一緒に人のいない路地裏へと場所を移す。
周囲に誰もいないことを確認した牙島は、顔を隠していたフードやグラサンやマスクを外し、素顔で紙タバコを口に咥える。
確かに俺も牙島の素顔は知ってるが、こうやって近くでハッキリ見るのは初めてだ。今までだとウィッチキャットのカメラ越しにしか見たことがなかった。
顔を覆う緑の鱗は不気味だし、赤くギラつく瞳も完全に人のものではない。それでも敵意がないのは俺にも分かる。
――つうか、中身に関しては一応人間のままなんだな。タバコに火をつけ味わい、普通に煙を吐き出している。
「フゥー……。こないな素顔やから、日本におった時も禁煙条例関係なしにタバコを吸える場所なんてあらへんかったんや。まあ、こういう場所の方が坊主もワイに話をしやすいんとちゃうか?」
「あんたもあんたで苦労はしてんだな。……確かに俺の方もあまり人に聞かれたい話じゃない。特に隼にはな」
牙島は一服入れながらも、俺に話を振ってくる。知っているとはいえ慣れない怪物顔にビビりそうになるが、こっちも聞いておきたい話はある。
俺だって隼と一緒に新婚旅行気分に浸りたいが、あいつが後々苦労することを避けるためにも必要なことだ。
「今回の俺達夫婦の新婚旅行だが、そもそもはフロスト博士を始めとしたウォリアールの上層部が『隼個人を呼び出すこと』が発端だ。あんたなら何か知ってるんじゃないか?」
「ほーう、やっぱ気になるんかいな。せやけど、その話はワイができることやないで。ラルカやフェリア様かて、迂闊に口は開かへんやろ?」
「確かにな。だが、俺が見る限りどうにもこちらへの扱いが厚遇すぎる気がするんだ。さっきだってカジノでお前と同じ五艦将のベレゴマがディーラーをしてたしな」
「それは別にベレゴマはんの個人的な副業やろ? 別に偶然五艦将がディーラーしてたかて、この国ではあり得る話やで?」
「まあ、俺もこっちの国の常識には疎いからな。断定できな部分もある」
さっきまではフクロウさんもいたから俺も迂闊に踏み込めなかったが、隼にも少し離れてもらえれば深い話もできる。
隼はそこまで気にしていなかったし、何より気にするような人間でもない。それはそれで隼のカラッとした人間性の魅力でもあるが、俺はそこまで簡単に切り替えられない。
何より、ウォリアールに来てからの俺達への厚遇がどうしても気になる。
わざわざ旅費を負担してくれたこと然り、ラルカさんがカジノのためにクレジットを用意してくれたこと然り。
俺達夫婦が来賓と言ってしまえばそれまでだが、そもそも新婚旅行という名目を受け入れてまで隼をウォリアールにやって来させた理由が、奥歯の間に何か詰まったように引っかかって仕方ない。
――何より、俺の推測が正しければ『来賓だから』なんて理由で片付けられない出来事が一つある。
「カジノのルーレットで、隼はジャックポットを当てたんだが……あれはもしかして、ベレゴマの仕込みじゃなかいか? ディーラーのあいつなら、それぐらいのことはできるだろう?」
「……ほーう」
その出来事について俺が語ると、牙島は特に反論もせずにタバコを吸いながら適当な返事を返してくる。
どことなく認めてこそいれど、公に口にはできないといったところか。少なくとも否定しない時点で、俺の推察が的外れだとは思えない。
「ベレゴマはディーラーをしてる時『俺の目は誤魔化せない』みたいなことを言って、こっちを牽制していた。確かにあいつにはイカサマを見破れるだけの能力はあるのだろう。だがそれは裏を返せば『自分も周囲にバレずにイカサマできる』ということの暗示にもならないか? その能力を使い、周囲にもバレないように隼にジャックポットを当てさせた。事実あの時、ベレゴマは支払うディーラーの側でありながら、どこか反応が薄かったからな」
「……キハハハ! 呑気な魔女ヒーローと違うて、旦那の方は周囲に目を配らせとるもんや。まあ、仮にそうやったとしても、ワイの口から『はい。その通りです』なんてセリフは出せへんな」
俺が続けて推察した内容を述べても、牙島は適当にはぐらかすだけだ。立場もあって断定こそしないが、半ば認めていると言ってもいい。
ベレゴマにしたって、少し前に他国の視察に動いていたぐらいだ。そんな忙しい人間が『家庭のため』とはいえ、そうそう別の立場で姿を見せるとは考えづらい。
要するにウォリアールにとって、隼はそこまでして機嫌を取らないといけない相手という可能性が高い。
だが、それならば理由の方は何だ? どうしてそこまでして隼を厚遇する?
肝心な部分が見えてこないし、牙島もこれ以上は語りそうにない。
俺としてはそこを知っておかないと安心できない。
――ここに至る理由が不明のままでは、また隼が危険に晒されてしまう。
「……安心せいや。ワイの口から話されへんだけで、いずれ事実はしかるべき人の口から話される。……その時のためにお前ができることなんざ、覚悟を決めとくぐらいやろ」
「それは『覚悟を決めないといけない事実が存在する』ってことじゃないか? 俺はただ、隼が被害に巻き込まれたくないだけだ……!」
「おうおう、健気な夫なこっちゃ。せやけど、もう時計の針は止まらへんで。お前らがウォリアールに来た――いや、そもそも空色の魔女が将軍艦隊と関わってもうた時点からな」
こっちとしては気が気でないのに、牙島は飄々とした態度を崩さない。
吸い終えたタバコを携帯灰皿にしまうと、話を終わらせて立ち去ろうとする。
「とりあえず、坊主も気になる『ウォリアールに関わる事実』っちゅうのは、決して悪い話やない。それ自体は遅かれ早かれ、あの魔女も知っとかなアカンことやからな」
「……本当に焦らしてくれるな。あんた達の隠し事は隼を傷つけない内容だと言い切れるのか?」
「傷つくかどうかは本人次第や。まあ、今は新婚旅行を楽しんどれや。深く考えてもしゃーないっちゃ、しゃーない」
再び顔を隠して立ち去る牙島の背中を見送ることしかできず、俺は一人路地裏で立ち尽くしてしまう。
ここまで焦らされても答えが出てこないとなると、ウォリアールや将軍艦隊は裏に想像以上の事実を隠しているとしか思えない。
それが悪意のないものと言われても、この胸の不安は収まらない。
一体、隼とウォリアールにどういう関係があるというのだろうか?
――いずれにせよ、今の俺にできることは傍にいて支えることだけか。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユキ・シオン
那月
BL
人間の姿をした、人間ではないもの。
成長過程で動物から人間に変わってしまう”擬人化種”の白猫青年と、16歳年上のオッサンとのお話。
出会ったのは猫カフェ。白猫従業員としての青年と客としてやってきたオッサン。
次に再会したのは青年が人間として通う大学。オッサンは保健室の先生だった。
青年が金のためにヤバいことをしていて、あるトラブルが起こる。
そこへ見計らったかのようにオッサンが飛び込んで救出したのをきっかけに2人の距離は縮まり……
※表紙絵は自作。本編は進むにつれてどんどん動物園と化します(笑)
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる