1 / 11
プロローグ
しおりを挟む
チュンチュン、と小鳥の囀りが聴こえてくる朝、こじんまりとしたベッドの上で俺は目を覚ます。
ゆらゆらと部屋の脇に漂う真っ白なカーテンからは僅かに太陽の光が差し込んでいて、丁度いい二度寝日和である、、
「ねぇアリーってばまだ寝てるの?もう朝だよ!」
と考えていた末、低めのイケメンボイスが二度寝寸前だった俺の耳に響く。
その声はなぜか酷く聞き慣れていて、びっくりした所為か眠気がパッと一気に覚めた。段々とクリアになって行った視界からは何一つ日々見慣れていた風景が見当たらなくて。自身の周りの異変に気付いた俺はガバッとベッドから勢いよく起き上がり辺りを見渡した。
「、、へ?」
「? どうしたの? アリー?」
見慣れない部屋に俺の目の前で首を傾げながら佇んでいる見慣れない人物。、、いや正確には見覚えのある人物なのだが俺が本来いる世界には存在する筈が無い人物だ。
だって、、、
「ちょっと今日はいつもに増して寝ぼけてない、アリー? おーい、、アリエス・シェスタークく~ん、、」
「アリエス・シェスタークだって!? 俺が!?」
「うぉ、びっくりしたぁ、、はは、もしかして自分の名前を忘れるほど寝ぼけちゃってるの?もうそれ重症だよ。」
ケラケラと笑う目の前の人物を他所に俺は混乱した頭を整理していた。目の前には見慣れた人物、普段から聞き慣れた声、それに聞き覚えがあり過ぎる俺の名前、アリエス・シェスターク。
「、、一つ聞きたいんだけど、、君の名前って、、」
「、、え?まさかアリーってばルームメイトの名前まで忘れちゃった?え、流石に大丈夫?
えっとトーラス・チェルナー、だけど、、」
バラバラに散りばめられたピースがゆっくりとまたゆっくりと繋がっていく。
間違いない、此処は、、
「星ネガの世界!?」
。。。。
「、、、、急にどうしたの?アリー頭大丈夫?」
ゆらゆらと部屋の脇に漂う真っ白なカーテンからは僅かに太陽の光が差し込んでいて、丁度いい二度寝日和である、、
「ねぇアリーってばまだ寝てるの?もう朝だよ!」
と考えていた末、低めのイケメンボイスが二度寝寸前だった俺の耳に響く。
その声はなぜか酷く聞き慣れていて、びっくりした所為か眠気がパッと一気に覚めた。段々とクリアになって行った視界からは何一つ日々見慣れていた風景が見当たらなくて。自身の周りの異変に気付いた俺はガバッとベッドから勢いよく起き上がり辺りを見渡した。
「、、へ?」
「? どうしたの? アリー?」
見慣れない部屋に俺の目の前で首を傾げながら佇んでいる見慣れない人物。、、いや正確には見覚えのある人物なのだが俺が本来いる世界には存在する筈が無い人物だ。
だって、、、
「ちょっと今日はいつもに増して寝ぼけてない、アリー? おーい、、アリエス・シェスタークく~ん、、」
「アリエス・シェスタークだって!? 俺が!?」
「うぉ、びっくりしたぁ、、はは、もしかして自分の名前を忘れるほど寝ぼけちゃってるの?もうそれ重症だよ。」
ケラケラと笑う目の前の人物を他所に俺は混乱した頭を整理していた。目の前には見慣れた人物、普段から聞き慣れた声、それに聞き覚えがあり過ぎる俺の名前、アリエス・シェスターク。
「、、一つ聞きたいんだけど、、君の名前って、、」
「、、え?まさかアリーってばルームメイトの名前まで忘れちゃった?え、流石に大丈夫?
えっとトーラス・チェルナー、だけど、、」
バラバラに散りばめられたピースがゆっくりとまたゆっくりと繋がっていく。
間違いない、此処は、、
「星ネガの世界!?」
。。。。
「、、、、急にどうしたの?アリー頭大丈夫?」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
158
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる