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大迫夢芽②
しおりを挟む服を脱がせ、まだ子供らしい水色と白の横縞模様で揃えられたキャミソールとパンツの下着姿にしても、言いつけ通り夢芽ちゃんは抵抗することなくじっとしていた。
「今から何されるかわかる?」
優しく尋ねると夢芽ちゃんはフルフルと首を素直に横に振った。精神的な成熟に対して性に対する知識が無いことはちょっと意外だった。学校での性教育もこれからなのだろう。本当に無知のようだった。
夢芽ちゃんの身体は細身であるが、腰のくびれがあるわけでも胸の膨らみがあるわけでもなく、体型に女らしさの様なものは感じられずなかった。性的な視線を感じることもまだないだろう。
夢芽ちゃんの後ろに立ち、二の腕に触れるとピクンと反応し、身体が強張るのが伝わってくる。
気をつけの見本のように直立不動で、性的な恐怖というより未知の恐怖に縛られているようだ。
構わず全身をペタペタと触っていく。おでこ、頬、首、腕・・・、露出された肌全てに指紋をつけるようにネットリと手を滑らす。
「い、いや」
足の指の先まで感触を楽しんだ後、夢芽ちゃんのあごを掴み私の顔に近づけると夢芽ちゃんは顔を背け、か細い声ながら初めて拒絶を示した。
「なにが嫌なの?」
反応が現れたことに私の中の嗜虐心がムクムクと顔を出し意地悪に聞いてしまう。
「キ、キスは、は、だめ。は、初めてのキスだから、だ、だめ。」
涙声になりながら言葉を紡ぐ姿に小さい女の雰囲気を薄っすらと見せる。
夢芽ちゃんの震える身体を後ろからやわく抱きしめ、震える唇を親指でなぞりながら尋ねる。
「好きな子がいるの?」
夢芽ちゃんは震える瞳を私に向ける。質問の意図を私の顔から読み取ろうとしているようだった。
「うん」
少しの逡巡の後、夢芽ちゃんは首を縦に振る。
未発達の知識の中ではこんな状況でもファーストキスは守るべき大事なものにしていることに、もはや微笑ましさを感じる。
「じゃあ、ほっぺたならいい?」
聞きながら、有無を言わさず夢芽ちゃんの頬に唇を寄せる、それだけで表情が固まってしまった夢芽ちゃんに微笑みながら、逆の頬にも口付ける。
「嫌だった?」
少し語気を強めて聞くと、機嫌を損ねないように夢芽ちゃんは慌てて首を横に振る。その返事に私は再度夢芽ちゃんに微笑みかけると、顎から首筋へと舌を這わしていく。
「ヒッ」
夢芽ちゃんがも漏らす短い悲鳴を聞きながら舌の動きを止めず、鎖骨の辺りで強く吸い付いた。
「いたっ」
まっさらな肌についた鬱血したキスの痕に所有欲のようなものが満たされるのを感じる。
「服、脱ごっか」
増幅した欲が口と手をせっつき、乱暴にキャミソールを脱がせパンツも一気にズリ下げた。
「そこに寝て」
布団を指差し夢芽ちゃんを仰向けに寝かせて全身を舐めるように見回す。
乳首の周りが薄っすらとだけど膨らんでいて、プールの時間に見る同年代の男子の胸とは明らかな違いがある。閉じられた股間は彫刻のような綺麗な一本筋で、子供らしさが根強く残っている。
真っ裸だとさすがに恥ずかしさが生まれたのか、夢芽ちゃんの顔は少し赤らんでいたが胸や股間を隠そうとする動作はしなかった。
私は玩具を与えられた幼稚園児のように歯止めなく夢芽ちゃんに覆いかぶさり、薄く色づいた乳首に口づけ、逆の乳首を人差し指で捏ねる。
「気持ちいい?」
得体のしれないものを見ているような顔をしている夢芽ちゃんに聞く、夢芽ちゃんは当然首を横に振る。
わかっていたことではあるが微塵も快感を得ていない様子に、この年代の子を狙った自分のチキンハートに少しがっかりする。夢芽ちゃんの股間に手を伸ばすも、湿り気なんて一切ない。
「あの…トイレ行きたい…です。」
…しまいにはこれだ。
「はぁ~~~」
トイレに行かせた後、どうにか現状を打破しようとそのまま一緒にお風呂に向かった。
広々とした湯船に一緒に浸かり、私は夢芽ちゃんを膝に乗せて、背を私の胸に寄りかからせた。
チュッ、チュッ
浴室に、夢芽ちゃんの首筋に口付ける音を響かせながら諦め半分で、左手で夢芽ちゃんの乳首を右手で股間を弄る。
お湯で温かくなった身体は柔らかさを増していき、両手のフニフニとした感触にちょっと夢中になる。
それは私の右手の中指が滑るように柔らかくなった膣口に浅く入った時だった。
「ん、あっ」
確かな嬌声が夢芽ちゃんの口から零れた。
私が夢芽ちゃんの顔を覗くと、夢芽ちゃんも自分の声に驚いたように私を見つめ返してくる。初めての感覚に戸惑っているようだ。
確かめるように膣口の同じ箇所を何度も刺激すると、嬌声が少しずつ大きくなり、頬に赤みが刺した。自分の声に耐えられなくなったのか夢芽ちゃんは手で口を抑えるも、隠しきれないほど声は大きくなっていく。
「あっ、あっ、あっ、あ」
しだいに夢芽ちゃんの目はトロンと下がり、顔に色気が増していく。夢芽ちゃんの口を抑えていない方の手が膣口を刺激する私の腕を制するように掴むが、その力は弱々しい。
「んんっ、あぁっ」
短い悲鳴とともに、夢芽ちゃんは腰をピンと浮かし膣口が私の中指をキュッと締め、身体を痙攣させた。どうやら達したようだった。
達して儚げな顔にたまらなくなって私は夢芽の唇に口付けた。舌を絡めて口づけるもあれだけ嫌がっていた夢芽ちゃんはもはや抵抗しない。
「夢芽、お風呂でようか」
夢芽は快感に溺れた顔をコクリと動かす。あれだけ大切にしていたファーストキスを奪われたことにも気づかない程、夢芽の頭は初めての感覚に埋め尽くされ判断を停止させていた。
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