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5 驚きの求婚者
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「なあ、今更だけどロジーナはずっと素性を隠していた俺を怒ってないのか?」
「水臭いとは思ったけど、怒ってはないかな。最初庭師って勘違いしちゃったのは私の方だし。今考えればそれも失礼な話よね。あなたのその髪の色とか、警備上の理由とかから使用人じゃない可能性を思い付かなかった私も私よ」
決して銀髪は王家だけの特別なものじゃないけど、王宮内に限ってはそこそこ珍しい。使用人の選考基準の一つに銀髪じゃないって項目があるとか何とか聞いたっけ。
その昔使用人のカッコをして王宮の外に頻繁に抜け出していた不良な王族がいたからなんだとか。要はなりすましを避けるためね。
離宮とは言え、大きく見れば王宮敷地内にいるそんな髪色の子供をあの頃の私はどうして使用人サイドの人間と思って疑問を抱かなかったんだか。不良王族の話を知らなかったってのもあったけど。
加えて、当時はもっと子供だったとは言え私って密かに命を狙われていた時期もあったから、そう言う手合いに目を付けられて暴力で脅されて企ての片棒を担がされる懸念のある無力な子供を、不用意に離宮に入れたりなんてしないわよね。まあこれも今更思い至ったわけだけど。
「そこはまだ今より子供だったんだし、気付かなくても仕方ないと思うぞ」
「お気遣いのフォローをどうも。ま、そっちも王子だって名乗ったらこっそりここに来てたのがバレちゃうし、怒られるから言うに言えなかったんでしょ?」
リックは微苦笑した。
「そこは否定しない。でもそうか、怒ってなくてホッとした」
朝食を再開して間もなく、あまり食が進まないのかと思いきや、心につっかえていたものが取れてからのリックは早かった。彼の前の皿の中身があっという間に減っていく。
「リックってば凄い食べっぷりだけど、何だかまるで何も食べずにいた人みたいね」
「ああ、水分は摂ってたけどほとんど必要最低限にしか食ってなかったから」
「……茶化したつもりだったんだけど何かごめん」
「ははっ何でロジーナが謝るんだよ?」
「だって路銀がなかったんでしょ?」
「早く帰らないとって馬をすっ飛ばしてきたんだよ!」
そうだった。彼はこれでも王子サマサマなのよね。
リックはまだ文句を言いたそうに目を眇めたけど、その間も丸呑みするみたいにパンも玉子料理もハムも野菜もミルクも口内に消えるから、何か強力な吸引装置でもお腹に入ってるんじゃないのかしらって思っちゃったわよ。
でもやっぱり王族だけあってリックも馬に乗れるのね。外国からここまで一体何頭乗り継いで来たんだか知らないけど、彼の騎乗姿は様になりそう。
まさに白馬の王子様って感じのユージーンとはまた違った、ちょっと野生っ気のある姿に女子が沸きそうだわ。
ちらりと婚約者君を見れば、彼は黙ってナイフとフォークを動かしている。
こっちの視線に気付いたのか皿の上から目線を上げて一瞬キョトンとしたけど、すぐにジト目になった。
まだ機嫌が悪そう……。
またユージーンから注意されない程度に食事の手も動かしつつ、私は疑問を口に上らせる。
「ところでリックはどうしてそんなに急いで来たわけ? 私たちの結婚式に遅れちゃまずいと思って?」
「まあな」
きっぱり彼はそう頷いて、嵐の前のように静かに銀器を皿に置くと、存外真面目な眼差しで私とユージーンを順繰りに見つめた。
「あらやだちょっと本当に? 感激~」
特に何を察するでもなく私は友情に喜んだけど、ユージーンの方はさっきから相槌は打ってもすっかり言葉数の方は少なくなっている。
本当に久しぶりにお兄さんが帰って来てちょっと緊張して照れてるのかも。お兄さんに甘えたいわよね。
ああもしかしてその姿を私に見られるのが恥ずかしいとか?
だとしたら私はお邪魔よね。ユージーンとのお出掛けまで時間はあるし、朝食を終えたら兄弟水入らずにしてあげようかしらね。その間私は何してよっかな~。
「……感激だって?」
呑気にほのぼのと予定を立てていた私とは裏腹に、真意を探るような低い声でリックは眉をひそめた。
こんな返しは予想外なんだけど。
「ロジーナは、どういうつもりで感激だなんて言うんだよ?」
「どういうつもりって、どういう意味?」
じっと私を見据えていたリックは溜息を一つついた。
「お前たちさ、とても仲が良いのは俺も知ってるけど、国同士の取り決めで仕方なく結婚させられるんだろう? どうせ結婚の時期もロジーナが十六歳になったからって理由でさっさと決められたんだろうしな」
「まあ勝手に決められたけど、婚姻は国同士の約束事だし……。それに私たち別に仕方なくってわけじゃないわよ」
「無理するな。ユージーンはまだ十四なんだ」
「ええとまあそうね」
十四歳でなければ何歳だってのよ?
「実際に今の二人を見て、俺には二人が仲良しの姉と弟にしか見えない」
「そう?」
内心理解が及ばない私は、リックの言葉の続きに耳を傾けるほかない。
「兄として弟にはもっと広い視野を持って見識を広めてもらいたい。その上で誰に強制されるでもなくこいつ自身の自由意思で選択をしてほしいんだ。将来自身の一存で自由にならない場面は多々あると思うから、せめてこいつの傍らの大事な人くらいはそうあって欲しいと俺は思ってる。それがより良いこの国の未来にも繋がるとも。でもロジーナの国との婚姻は国同士の信用問題でもあるから破談にはできないのが実情だ」
全くもう、破談だなんて何だか不吉な言葉に食欲が減退しそうになるじゃないの。
私はちょっとムッとしてみせた。
何気に私はユージーンには不相応って言われてる?
まあ私自身の評価はいいけど、リックは私の出身国に不満でもあるのかしら。
「リックは何が言いたいの? 破談にできないけど本当はしたいって事? ……うちが取るに足らない小国だから」
「まさか。出来ないって今言っただろ。それにロジーナの生まれた国を取るに足らないなんて思ってない」
「益々わからないんだけど……」
「ロジーナは、今日まで自分たちの婚姻に疑問を持った経験はあるか?」
「疑問? ……ないけど」
「だろうな」
「何よ駄目なの?」
リックは察しの悪い私に不愉快になるでも呆れるわけでもなく、むしろ今までよりも真剣な目で目を合わせてきた。
ここまで淡々と朝食を食べながら大人しく私たち会話を聞いていたユージーンが、何かを察したのかハッと目を見張って音を立てて銀器を置いた。
「兄上ちょっと待って下さい」
「互いの義務感でなし崩し的にする結婚なら、やめるべきだ」
私はこんな時期に掛けられた驚くべき言葉に絶句してしまった。
「夫婦としての愛情なしに、無理やり夫婦になったって、辛いだけだ」
ゆっくり丁寧に教え諭すみたいに、リックは私の目を見て一語一語をハッキリと発音する。
それは、身近な誰かの姿に重なるから……?
王様がユージーンの母親を寵愛しているのは周知だ。だから側室のリックの母親は公の場にほとんど出て来ない。私もそこは王宮の誰もが知る表面的な話しか知らないけど、兄弟二人の間には私の思いもしない複雑な思いだったり事情があるんだろうなって思う。
こんな台詞まで口にするなんて、リックは本気で私たちの間を気に掛けてくれてるんだってわかった。
でもねリック、そんなの心配無用なの。
「あのねリッ…」
「聞いて下さい兄う…」
「――ロジーナ、俺と結婚しよう。少なくとも俺はお前が好きだ!」
私とユージーンがそれぞれ言いかけた言葉を食うようにして、リックが堂々と言い切った。
「へ……?」
「兄上……?」
ユージーンを好きだから杞憂よって説明しようとして逆に不意打ちの求婚を食らった私は、口をポカーンと半開きにして呆気に取られた。誰が見ても間抜け面って評価を受けそうな表情のままリックをひたすらに見つめる。
ユージーンも即座に何かを言える様子じゃなかった。
私へのリックの気持ちを知ってしまったからかもしれない。
「……っ、兄う…」
「結婚したからってロジーナの気持ちを無視して夫婦関係を強要したりしないと誓う。そこは政略婚だけど安心してくれていい。気長に待つから」
ようやく反論を告げようとしていたらしいのに、ユージーンはぐっと咽の奥に力を入れて黙り込んだ。
その双眸は不安定に揺れ、自分にはない星を兄の上に見つけてその輝きに臆したかのようだった。
私たちが無理しているって強く決めつけているリックに心底困惑したのかも。
「急な話で悪かったな。まだ猶予はあるから二人で考えてみてくれ。本当にこれでいいのかってな」
私が余程途方に暮れた顔をしていたからか、リックは早々に朝食を全て平らげると一人先に席を立つ。
「ご馳走様。また明日にでも来てみるから」
朗らかに言って背を向けると、彼は颯爽と小食堂を出て行った。
まるで竜巻が通り過ぎたみたいだわ。
後に残された場所は掻き回されて酷い有様になる。
「水臭いとは思ったけど、怒ってはないかな。最初庭師って勘違いしちゃったのは私の方だし。今考えればそれも失礼な話よね。あなたのその髪の色とか、警備上の理由とかから使用人じゃない可能性を思い付かなかった私も私よ」
決して銀髪は王家だけの特別なものじゃないけど、王宮内に限ってはそこそこ珍しい。使用人の選考基準の一つに銀髪じゃないって項目があるとか何とか聞いたっけ。
その昔使用人のカッコをして王宮の外に頻繁に抜け出していた不良な王族がいたからなんだとか。要はなりすましを避けるためね。
離宮とは言え、大きく見れば王宮敷地内にいるそんな髪色の子供をあの頃の私はどうして使用人サイドの人間と思って疑問を抱かなかったんだか。不良王族の話を知らなかったってのもあったけど。
加えて、当時はもっと子供だったとは言え私って密かに命を狙われていた時期もあったから、そう言う手合いに目を付けられて暴力で脅されて企ての片棒を担がされる懸念のある無力な子供を、不用意に離宮に入れたりなんてしないわよね。まあこれも今更思い至ったわけだけど。
「そこはまだ今より子供だったんだし、気付かなくても仕方ないと思うぞ」
「お気遣いのフォローをどうも。ま、そっちも王子だって名乗ったらこっそりここに来てたのがバレちゃうし、怒られるから言うに言えなかったんでしょ?」
リックは微苦笑した。
「そこは否定しない。でもそうか、怒ってなくてホッとした」
朝食を再開して間もなく、あまり食が進まないのかと思いきや、心につっかえていたものが取れてからのリックは早かった。彼の前の皿の中身があっという間に減っていく。
「リックってば凄い食べっぷりだけど、何だかまるで何も食べずにいた人みたいね」
「ああ、水分は摂ってたけどほとんど必要最低限にしか食ってなかったから」
「……茶化したつもりだったんだけど何かごめん」
「ははっ何でロジーナが謝るんだよ?」
「だって路銀がなかったんでしょ?」
「早く帰らないとって馬をすっ飛ばしてきたんだよ!」
そうだった。彼はこれでも王子サマサマなのよね。
リックはまだ文句を言いたそうに目を眇めたけど、その間も丸呑みするみたいにパンも玉子料理もハムも野菜もミルクも口内に消えるから、何か強力な吸引装置でもお腹に入ってるんじゃないのかしらって思っちゃったわよ。
でもやっぱり王族だけあってリックも馬に乗れるのね。外国からここまで一体何頭乗り継いで来たんだか知らないけど、彼の騎乗姿は様になりそう。
まさに白馬の王子様って感じのユージーンとはまた違った、ちょっと野生っ気のある姿に女子が沸きそうだわ。
ちらりと婚約者君を見れば、彼は黙ってナイフとフォークを動かしている。
こっちの視線に気付いたのか皿の上から目線を上げて一瞬キョトンとしたけど、すぐにジト目になった。
まだ機嫌が悪そう……。
またユージーンから注意されない程度に食事の手も動かしつつ、私は疑問を口に上らせる。
「ところでリックはどうしてそんなに急いで来たわけ? 私たちの結婚式に遅れちゃまずいと思って?」
「まあな」
きっぱり彼はそう頷いて、嵐の前のように静かに銀器を皿に置くと、存外真面目な眼差しで私とユージーンを順繰りに見つめた。
「あらやだちょっと本当に? 感激~」
特に何を察するでもなく私は友情に喜んだけど、ユージーンの方はさっきから相槌は打ってもすっかり言葉数の方は少なくなっている。
本当に久しぶりにお兄さんが帰って来てちょっと緊張して照れてるのかも。お兄さんに甘えたいわよね。
ああもしかしてその姿を私に見られるのが恥ずかしいとか?
だとしたら私はお邪魔よね。ユージーンとのお出掛けまで時間はあるし、朝食を終えたら兄弟水入らずにしてあげようかしらね。その間私は何してよっかな~。
「……感激だって?」
呑気にほのぼのと予定を立てていた私とは裏腹に、真意を探るような低い声でリックは眉をひそめた。
こんな返しは予想外なんだけど。
「ロジーナは、どういうつもりで感激だなんて言うんだよ?」
「どういうつもりって、どういう意味?」
じっと私を見据えていたリックは溜息を一つついた。
「お前たちさ、とても仲が良いのは俺も知ってるけど、国同士の取り決めで仕方なく結婚させられるんだろう? どうせ結婚の時期もロジーナが十六歳になったからって理由でさっさと決められたんだろうしな」
「まあ勝手に決められたけど、婚姻は国同士の約束事だし……。それに私たち別に仕方なくってわけじゃないわよ」
「無理するな。ユージーンはまだ十四なんだ」
「ええとまあそうね」
十四歳でなければ何歳だってのよ?
「実際に今の二人を見て、俺には二人が仲良しの姉と弟にしか見えない」
「そう?」
内心理解が及ばない私は、リックの言葉の続きに耳を傾けるほかない。
「兄として弟にはもっと広い視野を持って見識を広めてもらいたい。その上で誰に強制されるでもなくこいつ自身の自由意思で選択をしてほしいんだ。将来自身の一存で自由にならない場面は多々あると思うから、せめてこいつの傍らの大事な人くらいはそうあって欲しいと俺は思ってる。それがより良いこの国の未来にも繋がるとも。でもロジーナの国との婚姻は国同士の信用問題でもあるから破談にはできないのが実情だ」
全くもう、破談だなんて何だか不吉な言葉に食欲が減退しそうになるじゃないの。
私はちょっとムッとしてみせた。
何気に私はユージーンには不相応って言われてる?
まあ私自身の評価はいいけど、リックは私の出身国に不満でもあるのかしら。
「リックは何が言いたいの? 破談にできないけど本当はしたいって事? ……うちが取るに足らない小国だから」
「まさか。出来ないって今言っただろ。それにロジーナの生まれた国を取るに足らないなんて思ってない」
「益々わからないんだけど……」
「ロジーナは、今日まで自分たちの婚姻に疑問を持った経験はあるか?」
「疑問? ……ないけど」
「だろうな」
「何よ駄目なの?」
リックは察しの悪い私に不愉快になるでも呆れるわけでもなく、むしろ今までよりも真剣な目で目を合わせてきた。
ここまで淡々と朝食を食べながら大人しく私たち会話を聞いていたユージーンが、何かを察したのかハッと目を見張って音を立てて銀器を置いた。
「兄上ちょっと待って下さい」
「互いの義務感でなし崩し的にする結婚なら、やめるべきだ」
私はこんな時期に掛けられた驚くべき言葉に絶句してしまった。
「夫婦としての愛情なしに、無理やり夫婦になったって、辛いだけだ」
ゆっくり丁寧に教え諭すみたいに、リックは私の目を見て一語一語をハッキリと発音する。
それは、身近な誰かの姿に重なるから……?
王様がユージーンの母親を寵愛しているのは周知だ。だから側室のリックの母親は公の場にほとんど出て来ない。私もそこは王宮の誰もが知る表面的な話しか知らないけど、兄弟二人の間には私の思いもしない複雑な思いだったり事情があるんだろうなって思う。
こんな台詞まで口にするなんて、リックは本気で私たちの間を気に掛けてくれてるんだってわかった。
でもねリック、そんなの心配無用なの。
「あのねリッ…」
「聞いて下さい兄う…」
「――ロジーナ、俺と結婚しよう。少なくとも俺はお前が好きだ!」
私とユージーンがそれぞれ言いかけた言葉を食うようにして、リックが堂々と言い切った。
「へ……?」
「兄上……?」
ユージーンを好きだから杞憂よって説明しようとして逆に不意打ちの求婚を食らった私は、口をポカーンと半開きにして呆気に取られた。誰が見ても間抜け面って評価を受けそうな表情のままリックをひたすらに見つめる。
ユージーンも即座に何かを言える様子じゃなかった。
私へのリックの気持ちを知ってしまったからかもしれない。
「……っ、兄う…」
「結婚したからってロジーナの気持ちを無視して夫婦関係を強要したりしないと誓う。そこは政略婚だけど安心してくれていい。気長に待つから」
ようやく反論を告げようとしていたらしいのに、ユージーンはぐっと咽の奥に力を入れて黙り込んだ。
その双眸は不安定に揺れ、自分にはない星を兄の上に見つけてその輝きに臆したかのようだった。
私たちが無理しているって強く決めつけているリックに心底困惑したのかも。
「急な話で悪かったな。まだ猶予はあるから二人で考えてみてくれ。本当にこれでいいのかってな」
私が余程途方に暮れた顔をしていたからか、リックは早々に朝食を全て平らげると一人先に席を立つ。
「ご馳走様。また明日にでも来てみるから」
朗らかに言って背を向けると、彼は颯爽と小食堂を出て行った。
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