当たり前で異世界最強?

落頼ゆうすけ

文字の大きさ
6 / 6

第六話

しおりを挟む
「ごめんなさい。ごめんなさい」
…こりゃだめだ。
彼女の手を引いて人気のない場所まで移動して話をすることにした。
「君の名前は?」
「すいません。名前はありません。皆さんからは亜人とかキツネと呼ばれています」
「そうか、歳は何歳?」
「今年で18になります」
…ハッ?!
年上だ…てか手っ取り早く見ればよかった。"見たい"

名前 無し
年齢 18歳
職業 無し
レベル 7
次のレベルまであと□□必要
体力  29
攻撃力□□□
防御力□□□
素早さ□□□
 運 □□□

!!NEW!!
ユニークスキルがレベルアップしました
体力が見えるようになりました。

…本当だ。体力が見える。
…ユニークスキルは使うほど強くなっていくのか。これから会う人は見るようにしていくか。

「今は何をしていたんだい?」
「妹にあげる食べ物を買いに行っていました」
「そうか。落としてごめんな。さ、買い直しに行こう」
「でも、私はもう買い直すほどのお金はありませんし落ちたぐらいなので大丈夫ですよ」
「良いってこれも何かの縁だし。買わせてよ」

二人は来た道を戻り果物を買いに行った
「おばちゃん。これ5つ頂戴」
「それは5つで25キナよ」
「はい。25キナっと」
…宿をとるときにも思ったがこの世界の物価はとにかく安い
「まいどあり」

買った果物を彼女に手渡した
「はいこれ。さっきはごめんな」
「本当にありが…とうございま…す」ポロッ
…また泣いている
しんみりしてきた空気を払うため
「俺も君の妹に会っても良いかな?」
「……は……す」ボソ
「ん?ごめん聞こえなかった」
「妹は奴隷なんです」
かすれた声で彼女は言った
…この世界にも奴隷制度はあるのか、確かに彼女はモンスターと人間のハーフのようなものだ。でも今の俺は結構なお金を持っている。なんとかならないだろうか
「そっか。まぁ行くだけ行ってみようかな。会えなかったらそれでも良いよ」
「すいません。迷惑をおかけして」
狭い路地を抜けて隠し通路のようなところお通り目的地についた
「奴隷商の裏に来ました。もう少しで妹がいるはずです」
そう言って彼女は俺の先を歩く
「ねぇ。いる?果物持ってきたよ」
「おねーちゃん、いるよ。いつもの所において」
「うん。あと今日はね。あなたに会いたいって人が来たのちょっと話せるかな?」
「こんにちわ。さっき君のお姉さんと知り会った。ショウマだよろしくね」
「…よろしくお願いします」
怯えた声が聞こえてきた
その後姉と妹が果物を食べながら話していたのをなんだか懐かしく眺めていた。
…そうだ俺にも姉と妹がいたなぁ
そんな事を思っているともう話は終わりに近づいていた
「じゃあまた今度来るからね」
「うん。おねーちゃん元気でね…」
そして来た道を戻り彼女と別れた。
「本当に今日はありがとうございます」
「うん。じゃあまた今度」
その後俺はさっき行った奴隷商に戻った
「こんにちわ。今日はどんな奴隷をお探しで?」
「今日は見て回ろうと思って」
「かしこまりました。何かあったらお呼びくださいまし」
と言って小太りの小さなおじさんはどこかへ行ってしまった。
…さっきはこの店の裏から話せたから奥のほうかな?
「すいませーん。こっちって行っても良いんですか?」
「はい。そちらは獣コーナーです」
中に入ると人の形をしているのは少なくほとんど凶暴そうな動物ばかりだった。
奥に進むと一つの檻に入った女の子がいた。檻の中にはさっき買った果物が置いてあった。彼女だ。
「すいませーん。この子にします」
「こいつですか?これは亜人で店にも使えないし貧弱なので強いSMには耐えられず使い捨てになってしまうと思いますよ」
…こいつ。この子を物としか見ていない
「良いんだよ」
「お客さん。物好きですねぇ」
…殺すぞ
「こいつは2500キナですが、買い手もいなかったので2000キナでいいですよ」
「はい。2000キナ」
「まいどあり。手錠と首輪袋に入れときますね。どうぞこの檻の鍵です」
「ありがとう」
彼女を檻から出し手錠と首輪は付けずにとりあえず宿に戻ることにした」
宿に戻った時にマリーダさんに驚かれた
「あんた。その子どうしたんだい?」
…奴隷商で買ってきたと言うとまずい気がしたので森に行ったら居たと言うファンタジーな回答をしておいた。
部屋に入り彼女をベットに座らせ見る事にした
彼女は終始俺のことを警戒しビクビク怯えている。

名前 無し
年齢 16歳
職業 無し
レベル  5

以下略


…やはり名前は無しかぁ
奴隷商のおっちゃんに奴隷の取扱説明書もらっていた事を思い出し見てみることにした。

1奴隷に名前を与えてください
2あとは自由!奴隷はあなたのものです。働かせるも良し、殺すも良し、犯すも良し。何をやっても良い!

…ふざけたことが書いてある。
とりあえず説明書に書いてあった"名前を与える"をやって見ようかな
「君の名前を決めてもいいかい?」
「っはい…」
「君はどんな名前が良いかな?」
「何でもいいです。でも…やっぱり何でもいいです。ご主人様が決めてください…」
…なんかありそうだな。この子にも親がいてきっと名前を貰ったのだろう。きっと奴隷になってしまったらその名前は剥奪され新しいふざけた名前でも付けて自由をうばうためだろう。
「君の親にはなんと言う名前を貰ったんだい?」
「…リズと言う名前を貰いました…」
…名前は決定だ。
「じゃあ君の名前は"リズ"にしよう!」
彼女はポカーんとした顔でこちらを見ていた。
「あ、あり…がとうございます」ポロッ
…この姉妹は良くなくなぁ。
「でも、良いんですか?そんな名前を貰ってしまって」
「あぁ。もちろん、名前は一生付いてくるからね」
「ありがとうございます…ありがとうございます」
…それはそうとこの娘を買った理由は性処理をしたいだなんてクソみたいな理由では無い。確かに髪の毛や耳、尻尾は見るだけで分かるほどフワフワである。顔も綺麗に整っているし何なら胸だって年相応の大きさに成長している。だが本当の理由はリズとリズのお姉さんを救うべきだと思った。ただそれだけだ。
「そういえば服装があれだな。買いに行くか」
リズの服はボロボロの布切れだけだ。
あと俺も服を買いたいしなぁ
「そうと決まればさっそく行くか~」
「でも私、お金を持っていませんのでこの服で良いです…」
「お金の心配はするな俺が払うよ。服屋どこにあるか分かるか?」
「はい。わかります。案内しますので」
「ありがt」
トントン
ドアが鳴った。
「入っても良いかい?」
アリーさんの声だ。
「どうぞ」
入ってきたアリーさんはアリーさんには似合わない可愛らしげな服を持っていた
「サイズが合っているかわからないんだけど結構前にその子見たいな子を連れてきた客が忘れていったんだよ。良ければ使っておくれ」
「ありがとう。リズこれ着れそうかな?」
「ありがとうございます。今着てみます」
「了解ちょっと俺部屋から出てるから着替え終わったら教えてくれ」
「分かりました」
俺とアリーさんは部屋を出た。するとアリーさんは
「合わなかったら教えてね」
そう言って戻って行った。
「あの~着れました」
そう中から聞こえてきた。
中に入ると現代で言うメイドさんが居たしかも獣耳付きだ。
単純に言おう。
超かわいい!!
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

処理中です...