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三章 雫ポイズン
強化の為の魔の方法
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そんな風に過ごして、夜も深くなった頃、雫に呼び出された。
やだよ?
野郎からの愛の告白とかはさ。
凪からだったらいいけど。
というよりも、僕は凪以外の人間は好きじゃない。
そもそも人間の所為で僕は苦しむ事になったんだ。
「で?なぁに?話って。早く終わるんだよね?」
「理久も体内に持っているんだよね?処刑道具を。それも相当強力なやつ」
「持っているけどそれがどうしたの?なに?僕を殺して奪おうってやつ?それは無理だからやめたら?」
雫は指先を弄びながら言う。
そんなの興味ないよ、とでも言いたげに。
処刑道具を複数持っていても強くなるわけじゃないし、逆に弱体化するってのを知っているからかな?
「強化してあげようか?君の処刑道具」
「…、何を交換条件に強化するつもりなの?」
甘い話には毒がある。
こんな話、僕にはメリットしかない。
だから怖い。
「凪を守りたいから。その為ならどんな手も惜しまないつもりだよ」
今後も処刑道具持ちが現れないという保証はないからね、と雫は言う。
その通りだ。
仮に現れたとして、襲って来た時、返り討ちに出来るレベルの力が無いと。
凪を守るとか言ってる場合じゃない。
自分の身すら守れないで何を守る気なんだよって話になる。
「それでする?それともしない?どっちか決めて。あぁ、なるべく早くして。どうせ明日も早いんだから」
「…、する。するよ。方法教えて」
そう言った僕に雫は頷き、結晶を渡して来た。
黒く輝く妖しい結晶。
これをどうすれば良いのだろう。
「ローズを維持する為に毒を飲むんだけど、その時、副産物として魔力が生成されるんだ。その時に、僕の容量以上の魔力はこうして結晶化するんだ。これを食べれば魔力は増加する。処刑道具由来の魔力だから、君の鉄の処女にも魔力はいくと思う。あぁ、なんで処刑道具を知っているのかって言うと、ローズから聞いたから」
火力がアップできるかもしれない。
そう考えたら、しないという選択肢は消えた。
例え、どんなデメリットがあっても全部食べてしまおうじゃないか。
火力を上げない限り、相手に確実にダメージを与えられない。
蛇責めの時と同じになってしまう。
そしたらまた、月は凪に処刑道具を使わせるのだろう。
それは何としても塞がなくてはいけない。
そう考えたら。
それなら上げるしかないじゃないか。
あげる以外方法なんて存在しないのだから。
そうして、僕は結晶を喰った。
無味無臭の固体は、口の中で飴のように溶けていった。
やだよ?
野郎からの愛の告白とかはさ。
凪からだったらいいけど。
というよりも、僕は凪以外の人間は好きじゃない。
そもそも人間の所為で僕は苦しむ事になったんだ。
「で?なぁに?話って。早く終わるんだよね?」
「理久も体内に持っているんだよね?処刑道具を。それも相当強力なやつ」
「持っているけどそれがどうしたの?なに?僕を殺して奪おうってやつ?それは無理だからやめたら?」
雫は指先を弄びながら言う。
そんなの興味ないよ、とでも言いたげに。
処刑道具を複数持っていても強くなるわけじゃないし、逆に弱体化するってのを知っているからかな?
「強化してあげようか?君の処刑道具」
「…、何を交換条件に強化するつもりなの?」
甘い話には毒がある。
こんな話、僕にはメリットしかない。
だから怖い。
「凪を守りたいから。その為ならどんな手も惜しまないつもりだよ」
今後も処刑道具持ちが現れないという保証はないからね、と雫は言う。
その通りだ。
仮に現れたとして、襲って来た時、返り討ちに出来るレベルの力が無いと。
凪を守るとか言ってる場合じゃない。
自分の身すら守れないで何を守る気なんだよって話になる。
「それでする?それともしない?どっちか決めて。あぁ、なるべく早くして。どうせ明日も早いんだから」
「…、する。するよ。方法教えて」
そう言った僕に雫は頷き、結晶を渡して来た。
黒く輝く妖しい結晶。
これをどうすれば良いのだろう。
「ローズを維持する為に毒を飲むんだけど、その時、副産物として魔力が生成されるんだ。その時に、僕の容量以上の魔力はこうして結晶化するんだ。これを食べれば魔力は増加する。処刑道具由来の魔力だから、君の鉄の処女にも魔力はいくと思う。あぁ、なんで処刑道具を知っているのかって言うと、ローズから聞いたから」
火力がアップできるかもしれない。
そう考えたら、しないという選択肢は消えた。
例え、どんなデメリットがあっても全部食べてしまおうじゃないか。
火力を上げない限り、相手に確実にダメージを与えられない。
蛇責めの時と同じになってしまう。
そしたらまた、月は凪に処刑道具を使わせるのだろう。
それは何としても塞がなくてはいけない。
そう考えたら。
それなら上げるしかないじゃないか。
あげる以外方法なんて存在しないのだから。
そうして、僕は結晶を喰った。
無味無臭の固体は、口の中で飴のように溶けていった。
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