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二章 美空ミカエル
だから女は嫌いなんだ
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「私はそんな事やっておりません。颯太さまの自作自演です。私に罪を被せようとしたのです」
そう言った。
家族も他の使用人も全員そいつの言葉を信じた。
僕の味方がいない事も、その女の事を信じるのも。
全てがいやになった。
だから女は嫌いだ。
結局、犯人はその女だった。
そのあと、部屋に手紙が入ってきたのだ。
「次、私を犯人だと追求したら、この王宮で暮らせないと思え。さっさと死ねよ怪物」
僕は一応王子なのに。
どうして唯一の居場所からも追い出されないといけないのだろう。
皆に醜いと蔑まれるこの容姿でどうやって暮らせると言うのだろう。
だからどうにか耐えた。
呪いが解けるまで。
呪いが解けた瞬間、僕には沢山の味方が出来た。
美しいと言うだけで近づいてくるこいつらはまるで虫みたいだと思った。
だからあの女の断罪を頼んだ。
城に働いているんだから、ある程度情報を入手するのは簡単だった。
何処に住んでいるのか、だとか。
恋人はいるのか、とか。
その召使いは今は城から姿を消している。
女は嫌いだ。
目の前の女も嫌いだ。
「少しお話がございます。お時間よろしいでしょうか」
「...、あちらのカフェで話しましょうか」
そう言って歩きだすと、後を着いてきた。
周囲の人々は僕らを見て声をあげる。
恋人同士だとか思われているのかな。
困るけど。
それはとても困るけど。
いくら先輩の耳に入らないからってそう思われるのは嫌だ。
それにしてもどうして人魚の姫が急にやってきたのだろう。
来なくても良いのに。
「それで、用件というのは」
「...、婚約を解消して欲しいのです。私、好きな人がおりまして」
「あ、僕もいるので。元々解消するつもりでしたよ」
なんだ、婚約の件か。
一応想像はしていたけど。
まさか断りだとは思っていなかった。
僕も断りたかったから丁度良かった。
きっと人魚側から断ったとなると、評判が悪くなるから、直接僕に言って解消してもらうようにしようとしたのだろう。
そういう所は頭が回るんだな、なんて思った。
けど、婚約が決まった瞬間に断りにくるなんて、相当僕との結婚が嫌だったんだな。
僕も嫌だったから丁度良いけれど。
「話はそれだけですか?あぁ、でも早速断りの手紙を。帰りに出そうと思っていましたが、丁度良いのであなたからお父様へお渡しください」
「は...、はい。あの...、颯太様の好きな人は...どんな方なんですか?」
そんな事聞かれると思っていなかったから少し驚いたけど。
そう言った。
家族も他の使用人も全員そいつの言葉を信じた。
僕の味方がいない事も、その女の事を信じるのも。
全てがいやになった。
だから女は嫌いだ。
結局、犯人はその女だった。
そのあと、部屋に手紙が入ってきたのだ。
「次、私を犯人だと追求したら、この王宮で暮らせないと思え。さっさと死ねよ怪物」
僕は一応王子なのに。
どうして唯一の居場所からも追い出されないといけないのだろう。
皆に醜いと蔑まれるこの容姿でどうやって暮らせると言うのだろう。
だからどうにか耐えた。
呪いが解けるまで。
呪いが解けた瞬間、僕には沢山の味方が出来た。
美しいと言うだけで近づいてくるこいつらはまるで虫みたいだと思った。
だからあの女の断罪を頼んだ。
城に働いているんだから、ある程度情報を入手するのは簡単だった。
何処に住んでいるのか、だとか。
恋人はいるのか、とか。
その召使いは今は城から姿を消している。
女は嫌いだ。
目の前の女も嫌いだ。
「少しお話がございます。お時間よろしいでしょうか」
「...、あちらのカフェで話しましょうか」
そう言って歩きだすと、後を着いてきた。
周囲の人々は僕らを見て声をあげる。
恋人同士だとか思われているのかな。
困るけど。
それはとても困るけど。
いくら先輩の耳に入らないからってそう思われるのは嫌だ。
それにしてもどうして人魚の姫が急にやってきたのだろう。
来なくても良いのに。
「それで、用件というのは」
「...、婚約を解消して欲しいのです。私、好きな人がおりまして」
「あ、僕もいるので。元々解消するつもりでしたよ」
なんだ、婚約の件か。
一応想像はしていたけど。
まさか断りだとは思っていなかった。
僕も断りたかったから丁度良かった。
きっと人魚側から断ったとなると、評判が悪くなるから、直接僕に言って解消してもらうようにしようとしたのだろう。
そういう所は頭が回るんだな、なんて思った。
けど、婚約が決まった瞬間に断りにくるなんて、相当僕との結婚が嫌だったんだな。
僕も嫌だったから丁度良いけれど。
「話はそれだけですか?あぁ、でも早速断りの手紙を。帰りに出そうと思っていましたが、丁度良いのであなたからお父様へお渡しください」
「は...、はい。あの...、颯太様の好きな人は...どんな方なんですか?」
そんな事聞かれると思っていなかったから少し驚いたけど。
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