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二章 美空ミカエル
美空との対面
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僕の服に顔を押し当てながら、涙をとめどなく流す。
まるで、今まで止めていたものが溢れ出すように。
美空は語り始めていた。
「どうして忘れたのってずっと思ってた。でも、会って実際に忘れたなんて言われるのが怖くて、ずっと会えなかった。だって、嫌なんだよ。俺にとっては大切なのに、凪先輩にとってそうじゃなかったらって思ったら...」
ぎゅ、と握る力が強くなる。
美空が顔を上げる。
その瞳には強い光が灯る。
潤んだ瞳が揺れる。
頬に涙の跡が付いていたから拭った。
そうすると、にこりと微笑んで、
「俺、あれから成長知らんです。強くもなったし、色々学んだし。身長だって伸びました。あの頃とは違うんです」
そう自信を持って美空は語る。
未来への希望を深く込めながら。
あの頃の母親と自身の呪いに怯えていた美空はそこにいなかった。
王に成り得る資質を持つようになった。
凄く、成長していた。
あの頃の弱いままではなくて、強くなって。
それに比べて僕は。
あの頃と何も変わっていない。
何一つ変わっていない。
「美空、君は凄いよ」
心の底から尊敬するよ。
だって僕には出来なかった事だから。
腕の中の美空の頭を撫でながら、称賛の言葉を送った。
変われなかった。
変わろうとしなかった。
僕は変わるのが怖かったんだ。
ただでさえ化け物の僕が変わってしまったら、完全に人との繋がりが絶たれてしまいそうで。
凄いよ、美空。
でも、なんだか悲しいな。
僕だけが置いていかれたような、そんな気持ちになった。
本当はそんな気持ちになっちゃいけないのに。
どんどん自分が汚れていく気がして。
少し怖くて。
それでも当然のように受け入れてしまえる自分の異常性を他人事のように受け入れていた。
きっと、美空はこんな僕を知ってしまえば離れてしまうんだろうな。
「ねぇ、美空。僕は美空の傍に居ても良いの?」
不安になって、そう問いかけた。
こんな僕が美空と一緒に居ても良いの?
ミカエルは良いって言ってくれたけど。
美空にも良いって言ってほしい。
面倒くさいやつだなって思ってる?
まるで、今まで止めていたものが溢れ出すように。
美空は語り始めていた。
「どうして忘れたのってずっと思ってた。でも、会って実際に忘れたなんて言われるのが怖くて、ずっと会えなかった。だって、嫌なんだよ。俺にとっては大切なのに、凪先輩にとってそうじゃなかったらって思ったら...」
ぎゅ、と握る力が強くなる。
美空が顔を上げる。
その瞳には強い光が灯る。
潤んだ瞳が揺れる。
頬に涙の跡が付いていたから拭った。
そうすると、にこりと微笑んで、
「俺、あれから成長知らんです。強くもなったし、色々学んだし。身長だって伸びました。あの頃とは違うんです」
そう自信を持って美空は語る。
未来への希望を深く込めながら。
あの頃の母親と自身の呪いに怯えていた美空はそこにいなかった。
王に成り得る資質を持つようになった。
凄く、成長していた。
あの頃の弱いままではなくて、強くなって。
それに比べて僕は。
あの頃と何も変わっていない。
何一つ変わっていない。
「美空、君は凄いよ」
心の底から尊敬するよ。
だって僕には出来なかった事だから。
腕の中の美空の頭を撫でながら、称賛の言葉を送った。
変われなかった。
変わろうとしなかった。
僕は変わるのが怖かったんだ。
ただでさえ化け物の僕が変わってしまったら、完全に人との繋がりが絶たれてしまいそうで。
凄いよ、美空。
でも、なんだか悲しいな。
僕だけが置いていかれたような、そんな気持ちになった。
本当はそんな気持ちになっちゃいけないのに。
どんどん自分が汚れていく気がして。
少し怖くて。
それでも当然のように受け入れてしまえる自分の異常性を他人事のように受け入れていた。
きっと、美空はこんな僕を知ってしまえば離れてしまうんだろうな。
「ねぇ、美空。僕は美空の傍に居ても良いの?」
不安になって、そう問いかけた。
こんな僕が美空と一緒に居ても良いの?
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美空にも良いって言ってほしい。
面倒くさいやつだなって思ってる?
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