どうしようもない僕は報われない恋をする

月夜

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四章 雪闇ブラッド

明るい場所

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だからこの国から出て行こうとするだろう。
でもそれは一体いつになる事だろう。
そもそも出て行ったところで凪に居場所なんてないだろう。
そんなの凪もなんとなくわかっているような発言をしていたし。
けど、考えたところで分からない。
少なくとも明日はいるだろう。
だって、またねって言った時。
明日来るからって言った時。
まるでOKしてくれたかのようだったから。
明日いないならそういうふうに言わない。
少なくとも、俺と会話した感じなら。
あいつはちゃんと言うはずだ。
そう俺が勝手に信じているだけかもしれないけど。
だから明日はまだいる。
だからまだ時間がある。
まだあいつと会える。
どこか惹かれている自分自身が嫌になる。
俺が楽をする為なんだから。
あいつに恋なんてしていないんだから。
理久みたくなってはいけない。
俺だけはまともでいなきゃ。
だって将来俺が長になるんだから。
俺以外俺を守れないんだから。
そう言い訳をした。
そうでもしなきゃ俺が壊れてしまう気がして。

雪と闇奈と集合して、歩き始めた。
みんな集まったから行こうって。
闇奈は少しだけ気まずそうな表情を一瞬浮かべた気がしたけど。
でも、すぐ元の表情に戻った。
「それじゃあ行きましょうか」
街中へと向かう道。
ワープしたって良いけれど。
たまには歩いてみたいと僕が言ったから。
みんなで歩いて向かうことにした。
たまには魔力を使わなくたって良いかなと思ったから。
この世界には魔力を持たない人だってちゃんといる。
魔力を持ってたって僕らみたくたくさん持っているわけじゃなくて。
少ない人だって。
そう言う人達の為にちゃんと街は整備されている。
夜になったら灯す用の電灯が所々に立って。
道は綺麗に平らに整備されている。
この街に住む人達の家が沢山立っている。
プリズンのある島はとても広い土地を持つ。
学校一つだけポツンと立っているわけではなく。
多くの施設も一緒に立っている。
そしてこの島に住む人たちも家を建てて住んでいる。
だからか。
プリズンから離れたところからはとても活気のあるところだった。
みな笑顔で歩く場所。
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