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四章 雪闇ブラッド
一緒にいれれば良いのにな
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僕は、
「よかった。ずっと一緒にいたいの。だから一緒にいようね」
そう言って、美空を抱きしめた。
僕らはある意味ついていなかった。
不運だった。
もしも、僕か美空、もしくは両方が。
世の中で言うところの普通の家庭で育っていたのであれば。
こんな会話にならなかったのであろう。
きっともう少しまともな会話になっていたはずだから。
もう少しまともな結末になっていただろうから。
いくら才能やら呪いやらがあった所で僕らは要らなかったのに。
無い方が幸せになれていたかもしれないのに。
僕と美空が結ばれるなら。
美空を抱きしめて。
その体温を噛み締めて。
僕らは今の関係以上に進んだら壊れてしまうから。
美空を抱きしめながら頭を撫でる。
「ねぇ、凪。もしも聞いてきたのが颯太だったら?なんて答えてた?美空と同じように答えてた?」
月が僕にそう聞く。
「きっと同じかもね。でも…。颯太は、きっとそれでも」
颯太はどうするんだろう。
わかんないや。
でもさ、一つだけわかることはある。
もしも普通の家庭で。
今と全く状況が違くなっても出会って恋に落ちるなら。
それはきっと運命なんだろうなって。
正直運命なんてクソ喰らえって言ってしまいたくなるけれど。
僕らは呪いというものに縛られて。
離れられないから。
運命なんてものも信じてしまうのだ。
ごめんね、ずるくて。
自分でも相当ずるい人間だと思う。
だって、美空は僕に頼まれたら断れないってこと知ってるのに。
なのに頼んで。
本当に美空に酷い事をしている自覚はある。
「ねぇ、美空。もしもさ、すっごく遠い所に行きたいって言ったら叶えてくれる?」
馬鹿みたいな事を想像した。
遠い国に行って二人で暮らすのだ。
そしたらきっと誰も邪魔しないだろう。
すごく遠いところ。
誰も知らない所。
そこへ二人で行って暮らして。
食料なんかは度々取りにいけば良い。
最悪現地で自給自足だって構わない。
そしたら余計なものを気にしないで生きられるでしょ?
一緒になったって問題ないでしょ。
でも、美空は困ったような顔をする。
「凪先輩が行くのは叶えられると思います。でも俺は…。俺が一緒に行ったら、確実に捕まりますよ。だから俺は行けないと思います」
そう悲しそうに言う。
知ってたよ。
美空ならそう返すだろうなって。
国を捨てるなんて選択をするのは多分構わないのかな。
それを言わないってことは。
つまりさ。
僕の迷惑になるから行かないって事でしょう?
それに少しだけ悲しくなってしまった。
「よかった。ずっと一緒にいたいの。だから一緒にいようね」
そう言って、美空を抱きしめた。
僕らはある意味ついていなかった。
不運だった。
もしも、僕か美空、もしくは両方が。
世の中で言うところの普通の家庭で育っていたのであれば。
こんな会話にならなかったのであろう。
きっともう少しまともな会話になっていたはずだから。
もう少しまともな結末になっていただろうから。
いくら才能やら呪いやらがあった所で僕らは要らなかったのに。
無い方が幸せになれていたかもしれないのに。
僕と美空が結ばれるなら。
美空を抱きしめて。
その体温を噛み締めて。
僕らは今の関係以上に進んだら壊れてしまうから。
美空を抱きしめながら頭を撫でる。
「ねぇ、凪。もしも聞いてきたのが颯太だったら?なんて答えてた?美空と同じように答えてた?」
月が僕にそう聞く。
「きっと同じかもね。でも…。颯太は、きっとそれでも」
颯太はどうするんだろう。
わかんないや。
でもさ、一つだけわかることはある。
もしも普通の家庭で。
今と全く状況が違くなっても出会って恋に落ちるなら。
それはきっと運命なんだろうなって。
正直運命なんてクソ喰らえって言ってしまいたくなるけれど。
僕らは呪いというものに縛られて。
離れられないから。
運命なんてものも信じてしまうのだ。
ごめんね、ずるくて。
自分でも相当ずるい人間だと思う。
だって、美空は僕に頼まれたら断れないってこと知ってるのに。
なのに頼んで。
本当に美空に酷い事をしている自覚はある。
「ねぇ、美空。もしもさ、すっごく遠い所に行きたいって言ったら叶えてくれる?」
馬鹿みたいな事を想像した。
遠い国に行って二人で暮らすのだ。
そしたらきっと誰も邪魔しないだろう。
すごく遠いところ。
誰も知らない所。
そこへ二人で行って暮らして。
食料なんかは度々取りにいけば良い。
最悪現地で自給自足だって構わない。
そしたら余計なものを気にしないで生きられるでしょ?
一緒になったって問題ないでしょ。
でも、美空は困ったような顔をする。
「凪先輩が行くのは叶えられると思います。でも俺は…。俺が一緒に行ったら、確実に捕まりますよ。だから俺は行けないと思います」
そう悲しそうに言う。
知ってたよ。
美空ならそう返すだろうなって。
国を捨てるなんて選択をするのは多分構わないのかな。
それを言わないってことは。
つまりさ。
僕の迷惑になるから行かないって事でしょう?
それに少しだけ悲しくなってしまった。
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