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四章 雪闇ブラッド
負のスパイラル
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凪の不老不死はそうそう奪い取れるような代物ではないから。
奪い取ることはないだろう。
命を賭けているからだろうか。
だから、許したのだろうか。
それとも…。
「覚悟の違いを僕に見せつけたかったんか…?僕に諦めさせる為に…」
理久が僕を危険視しているなら、それも当然だろう。
それくらいするに違いない。
だって理久だから。
多分、僕は凪の為に命を賭けられない。
そこまでではないから。
僕の中の理性が辞めろと言えば辞める程度の恋なのだから。
雪みたいに自分の命を賭けてまでみてもらいたいとは思わないから。
その瞳に入れてもらって。
そして、恋して欲しいなんて微塵も思わないから。
「本当に?実は少しくらい思っているんじゃない?隠しているだけで」
最近、よく知らない女の声が聞こえる。
その女はこうやって頭の中に時々語りかけてくる。
最初は慣れなくて、この幻聴によく悩まされた。
実際に人が聞いてきたと思って、返したところで相手はいなくて。
その癖幻聴はしっかりとした輪郭を帯びていて。
まるで生きているみたいなのだ。
「思ってへんよ。それに、僕なんかに好かれたところで凪も迷惑なだけやろ」
そう返した。
声は途端に無言になって。
何も言わなくなった。
黙ったかと思ったら、途端に笑い始める。
「ふふふ…、あははははっ!!何それ?吸血鬼は欲張るべきよ!自分の欲封印して見て見ぬふりするとか笑えるんだけど!!」
そう笑い始める。
それに凄く馬鹿にされた感じがして。
嫌な気持ちになる。
理久だって、僕のことを馬鹿にしているのかもしれない。
理久は人の心を簡単に読む事ができる。
別に魔法ってわけではない。
ただの理久の特技だ。
僕のこういう狡いところも全部丸見えだったんだろうな。
丸見えだったからこそ、滑稽だったんじゃないかな。
そこまで考えて。
どんどんぐるぐる負のスパイラルに巻き込まれていくような気がする。
苦しくて苦しくて。
そう思っていると、閉会の鐘が鳴った。
閉会の鐘がリンゴン音を奏でている。
音がどんどん僕の体の中に浸透していく。
冷静にならなきゃ。
理久がそんな風に思うわけがないし。
そんなことあるわけないし。
奪い取ることはないだろう。
命を賭けているからだろうか。
だから、許したのだろうか。
それとも…。
「覚悟の違いを僕に見せつけたかったんか…?僕に諦めさせる為に…」
理久が僕を危険視しているなら、それも当然だろう。
それくらいするに違いない。
だって理久だから。
多分、僕は凪の為に命を賭けられない。
そこまでではないから。
僕の中の理性が辞めろと言えば辞める程度の恋なのだから。
雪みたいに自分の命を賭けてまでみてもらいたいとは思わないから。
その瞳に入れてもらって。
そして、恋して欲しいなんて微塵も思わないから。
「本当に?実は少しくらい思っているんじゃない?隠しているだけで」
最近、よく知らない女の声が聞こえる。
その女はこうやって頭の中に時々語りかけてくる。
最初は慣れなくて、この幻聴によく悩まされた。
実際に人が聞いてきたと思って、返したところで相手はいなくて。
その癖幻聴はしっかりとした輪郭を帯びていて。
まるで生きているみたいなのだ。
「思ってへんよ。それに、僕なんかに好かれたところで凪も迷惑なだけやろ」
そう返した。
声は途端に無言になって。
何も言わなくなった。
黙ったかと思ったら、途端に笑い始める。
「ふふふ…、あははははっ!!何それ?吸血鬼は欲張るべきよ!自分の欲封印して見て見ぬふりするとか笑えるんだけど!!」
そう笑い始める。
それに凄く馬鹿にされた感じがして。
嫌な気持ちになる。
理久だって、僕のことを馬鹿にしているのかもしれない。
理久は人の心を簡単に読む事ができる。
別に魔法ってわけではない。
ただの理久の特技だ。
僕のこういう狡いところも全部丸見えだったんだろうな。
丸見えだったからこそ、滑稽だったんじゃないかな。
そこまで考えて。
どんどんぐるぐる負のスパイラルに巻き込まれていくような気がする。
苦しくて苦しくて。
そう思っていると、閉会の鐘が鳴った。
閉会の鐘がリンゴン音を奏でている。
音がどんどん僕の体の中に浸透していく。
冷静にならなきゃ。
理久がそんな風に思うわけがないし。
そんなことあるわけないし。
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