私のまわりには残念なイケメンしかいない

月夜

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私のまわりの男子はなにかおかしい

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私の名前は月影月(つきかげルナ)。15歳。今日から高校1年生になる。私の通う学校は大学までエスカレーター式で、入れた人は人生の勝ち組と呼ばれている。その名も『ホワイトスクール』まだ何色にも染まっていない生徒が集まり、卒業するときに自分色に染まってくれるようにという意味らしい。
さて、いきなり話が変わるけど、学校には8時30分までにつけばいい。そして、今の時刻は7時半。別に学校まで30分でつく。別に私は早く学校に行きたいわけではない。元々学校は大嫌いだし。扉を開けて、学校までの道を歩く。交差点に差し掛かったとき、その声は聞こえた。
「せんぱぁーい!どうして今日は早かったんですか?小学校と中学校ではギリギリまで家から出てこなかったですしぃ。」
あぁ、ついに来てしまった。
「別に知ってたんでしょ颯太。私の部屋盗撮して盗聴してたの知ってるし。理由だってわかるでしょ?」
「えぇー、何で知ってたんですかぁ?……、確かに知ってましたよぉ。けど、先輩は僕の事好きなはずだし、そんなの嘘だよね?」
クスクスわらっているけれど、目が全然笑ってない。この子は神風颯太(かみかぜそうた)。私のひとつしたの後輩。けれど、私に対してストーカー行為が激しすぎる。多分世でいう『ヤンデレ』というやつなのだろう。颯太のクラスメイトに聞いてみれば、クラスの女子に対してはとても冷たいらしい。何でこんなに私に執着するのかは全くわからないけれど、私としてはあまり近づかないでいただきたい。それは颯太の顔が主な原因なのだ。綺麗な金髪。一本一本絹糸のような手触りで、触りこごちがいい。くりっとした青い瞳。とても綺麗でサファイアを連想してしまう。透き通るような白い肌に、華奢な体を持っている。まぁ、はっきり言ってイケメンだ。だから私は目立つ。そして、女子にいじめられる。颯太はそいつらを圧倒的にボコす。という狂った構図が出来上がってしまう。殺し屋も一時期来たときもあった。けど、そんなのも颯太は簡単に倒してしまうのだ。というか、颯太がここにいるってことは……。
「るなぁ……、朝一緒にいくって約束したじゃん。だから僕、リスカとか、ちゃんと止めたよ?いなくなっちゃいやだよ……?」
「はいはい、居なくならないから安心してね?蓮。」
そういって颯太と共に新しく発生した問題である蓮の頭を軽く撫でる。途端に颯太がずるいと抗議の声をあげるため、仕方なく、颯太の頭も撫でてやる。蓮は『メンヘラ』だ。私が小学生の頃、まだその頃は颯太も蓮もこんなではなくて。告白されて、男子と付き合った。1週間で別れたけど。理由は付き合った、と颯太と蓮に報告したそのつぎの日から、その男子に嫌がらせが続いた。早く別れろ。等といったもので、それは後から颯太だってわかったけど、一番ひどかったのは蓮だ。腕に何度も切り傷を着けた。深くなかったから、あまり痕が残っていない。毎回私の前で、「月に愛してもらえないなら僕もう生きたくない!」といって腕を切るのだ。それからもうだれともつきあっていない。付き合うことが怖いのだ。蓮は真っ黒の髪に、赤い、ルビーを連想させる瞳。白い肌に颯太と同じくらいの身長。私と同い年だ。
高校はいったいどんなことになるのだろう?
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