私のまわりには残念なイケメンしかいない

月夜

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私のパーティーは常に命を大切にの設定

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「蓮君は文武共にとても優れている!よって赤組か白組のどちらかに入っていただきたい!」

「は?僕は半端組にはいるんだよ?」

「ちなみに君の名は?」

よく知らないけど勇気のある勇者の名が知りたくて、私は二人の会話に横やりをいれた。

「うむ、よく聞いてくれた!俺の名は熱血ヒロシだ!」

「ちなみになんて書くの?」

「熱い血と書いて熱血、ヒロシはカタカナで書くぞ!ところできみはなんて名前だい?」

「ふっ……よくぞ聞いてくれた!私の名は月影月!なんの変哲もない女子高校生さ!」

「威張っていうことじゃないと思うが……まぁ元気があるのはいいことだ!」

ガシッ!

握手をした……

なんだか彼とはいいライバルになれそうな気がするなぁ………

………というか名字単純過ぎやしませんか?

「さぁ蓮くん、赤と白どっちがいいんだ!ちなみに俺は赤組だぞ!」

「どっちもやだ。」

なんで


「いや、即答かよ!悩めよ。」

「僕は月がいれば良いけど。」

「そうなんかい!」

やっぱこいつめんどくさい。

あ、そうだ。

いいこと考えたかも。

「ねぇねぇ蓮。」

「なに?」

「赤組と白組で勝った方に所属している奴と数日後にデートしようと思うんだけど。」

「うん!僕赤組に入るよ!」

よし!

後は私の身の安全だ…

颯太は多分白組に入る。

あいつら結託したら相当強い…というか多分勝てなくなるけど、絶対結託しないからなぁ………

そう考えると、やっぱり……

「ねぇ禅君。」

「どうしました?」

「蓮や颯太に勝つ自信ってある?」

「直接じゃなくても良いなら……た、多分あります。」

「やっぱチームメイトのレベル上げ?」

「そう…ですね。さ、さすがに相手全員が蓮さんや颯太さんレベルなわけがないですし……」

仮にそうだったとしたら私は退学届け貰いに行ってくるわ………

普通にこえーもん。

「僕は取り敢えず…相談してきますね。」

禅はそう言うとそそくさと何処かへとでかけた。

「頑張れよぉーーーーー!」

精一杯のエールを送ろう。

というか、禅も運動苦手だよね????

どうやって勝つの?

というか少し頑張って解決するような問題でしたっけ?



ー校舎裏にてー

「………エル、ゼレフ、聞こえますか?」

携帯片手に僕はそう呟く。

携帯の画面には通話中の文字が浮かんでいる。

その事に安堵した。

「そんなこと聞かなくたって聞こえていますが?寧ろ煩いくらいなんですが。」

「俺様たちに何か用なのか?『出来損ないの禅』」

昔からよく聞いた皮肉が飛ぶ。

………やっぱりこいつらと話すのは嫌だ。

こいつらと話してると………

でも、今は月さんの為だ。

そうじゃなければ自分からコンタクトをとろうなんて考えない。

「………えっと、よ、用件は一つです。あ、あの……」

「チッ………本当に要領を得ない喋り方だ。本当にあなたは出来損ないですねぇ。」

「聞いててイライラするし、切っていいよな?」

あぁ、もう。

頭のなかで何かが変わる。

電流が流れる。

あぁ、抑えてたのに。

ちゃんと変われたのに。

やっぱこいつらの前じゃあ

「てめぇら少しは黙れよ!今から用件を話してやるからよく聞けよ!いいか?僕の組の奴らを育成しろよ?少しでも手、抜いたら許さないから。」

「やっぱ、それでこそ禅、ですよねぇ。本当に。」

「ハッ、言ってくれるじゃねぇか。仕方ねぇ俺様が協力してやんよ!」

ピッ

通話を切る。

さて、これで準備は終了。

「勝てると、いいんですけどね……」
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