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仮面バンド
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後を着いていくということで、ストーカーのプロの颯太に指導して貰いながら進んだ。
いやぁ、私ってこんなふうにストーカーされてたんだなぁと勉強になる反面、そんなことまでしてるのと聡太に軽く引いたり...
そうこうしながら、たどり着いたのは立派なライブハウスだった。
しかもこの辺りで有名な。
ステージを上がるのにも知名度だったり、そういうのが必要になるらしいくらいかなりの大御所と言っても差し支えないほどの場所。
颯太も少し驚いていたけど、
「あいつは音楽に関してはずば抜けてますからね...」
と言って納得していた。
颯太が最初に堂々と中に入って行って、しばらくしたら戻ってきた。
「予約がいっぱいと言っていたので美空を脅す...いや頼んでチケットを貰いました!」
一瞬物騒な言葉が聞こえた気がしたけど、気のせいだって思うことにしよう!
こうして手に入れられたチケットを片手に、私たちはライブハウスの中へと入って行ったのだった...
「えぇ!あいつらにチケット渡しちゃったの!?何やってんのさ美空ー!!」
むぅ、とほっぺを膨らませながら美空をぽかぽか叩く雫。
せめてドラムを叩いて欲しいなぁなんて思いながら今日の声の調子をチェックする。
よし、いい感じ。
「別に、良いじゃないか。凪先輩は確実にバレない」
そう言って美空は僕の事をみる。
そりゃあバレないだろうね。
仮面をつけて、アリスのような格好をしているのだから。
今の僕の姿を見たら誰もが女の子だと思うだろう。
雫はマッドハッターの格好に。
美空は三月うさぎの格好に。
「別にあいつらが来ても良いよ。僕は今日も最高のパフォーマンスをするだけだ」
ステージ上の僕は神月 凪ではないのだから。
ただのアリスなのだから。
何も恐れることはない。
それに今日のステージは相当広いからきっと彼らの姿なんて見えないから。
だから傷つくこともない。
自分にそう言い聞かせて、扉を開けた。
本当は、気づいてくれる事を何処かで期待しながら。
会場が急に暗くなる。
颯太と蓮は何事とか騒ごうとしたけれど、禅がしっ、といった。
周りのお客さんは全くと言っても良いほど動揺していない。
きっと演出の一つなのだろう。
そう思って私の期待値が少し上がった。
暫く経つとカーテンコールのブザーが鳴る。
誰かステージ上に立ったようだった。
「皆さんようこそ。なんでもない日のティーパーティーへ」
客席から歓声が上がる。
皆が待ち望んでいたとでも言いたげに。
いやぁ、私ってこんなふうにストーカーされてたんだなぁと勉強になる反面、そんなことまでしてるのと聡太に軽く引いたり...
そうこうしながら、たどり着いたのは立派なライブハウスだった。
しかもこの辺りで有名な。
ステージを上がるのにも知名度だったり、そういうのが必要になるらしいくらいかなりの大御所と言っても差し支えないほどの場所。
颯太も少し驚いていたけど、
「あいつは音楽に関してはずば抜けてますからね...」
と言って納得していた。
颯太が最初に堂々と中に入って行って、しばらくしたら戻ってきた。
「予約がいっぱいと言っていたので美空を脅す...いや頼んでチケットを貰いました!」
一瞬物騒な言葉が聞こえた気がしたけど、気のせいだって思うことにしよう!
こうして手に入れられたチケットを片手に、私たちはライブハウスの中へと入って行ったのだった...
「えぇ!あいつらにチケット渡しちゃったの!?何やってんのさ美空ー!!」
むぅ、とほっぺを膨らませながら美空をぽかぽか叩く雫。
せめてドラムを叩いて欲しいなぁなんて思いながら今日の声の調子をチェックする。
よし、いい感じ。
「別に、良いじゃないか。凪先輩は確実にバレない」
そう言って美空は僕の事をみる。
そりゃあバレないだろうね。
仮面をつけて、アリスのような格好をしているのだから。
今の僕の姿を見たら誰もが女の子だと思うだろう。
雫はマッドハッターの格好に。
美空は三月うさぎの格好に。
「別にあいつらが来ても良いよ。僕は今日も最高のパフォーマンスをするだけだ」
ステージ上の僕は神月 凪ではないのだから。
ただのアリスなのだから。
何も恐れることはない。
それに今日のステージは相当広いからきっと彼らの姿なんて見えないから。
だから傷つくこともない。
自分にそう言い聞かせて、扉を開けた。
本当は、気づいてくれる事を何処かで期待しながら。
会場が急に暗くなる。
颯太と蓮は何事とか騒ごうとしたけれど、禅がしっ、といった。
周りのお客さんは全くと言っても良いほど動揺していない。
きっと演出の一つなのだろう。
そう思って私の期待値が少し上がった。
暫く経つとカーテンコールのブザーが鳴る。
誰かステージ上に立ったようだった。
「皆さんようこそ。なんでもない日のティーパーティーへ」
客席から歓声が上がる。
皆が待ち望んでいたとでも言いたげに。
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