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TSレベル【1】
21.疑惑と五転盟
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21.疑惑と五転盟
サーッと、背筋から血の気が引くのを感じた。
まさか……たったあれだけの違和感で怪しいと勘付いた奴がいるっていうのか? 反転者の情報網どうなっているんだよ!
「そんなに怯えなくてもいいんですよ。五転盟が反転者たちに対して権威を発揮していたのはほんの1年前そこらの話ですから。今の五転盟は当時の〝五分の一〟ほどの力しか持っていないのですから」
「そ、そうなのか?」
「はい。あくまで疑いが掛かっただけですから。最近イタズラとかよくあるんです。というか、そういう通報しかないくらい、みなさん〝大人しく〟なっているんでしょう」
鉄の中で反響している虫みたいにケラケラした笑い声。
こちらが極度に警戒しているのを察してか、どうあがいても不審者としてしか見られていないことを感じ取ったのか知らないが、黒仮面は慣れたようにフレンドリーな接触をしてくる。
だがそれで俺の胸中がどうにかなったわけでもないけど、少なくとも俺が反転者になっていると確信しているわけではないらしい。
「で、でも、もし……俺が反転者だったとしたら?」
俺は平静を装いながらも、精一杯の作り笑顔で応対する。
仮面の下の表情は窺えないけど、もしかしたら、噂ほど物騒な団体ではないのかも……
「当然、反転者としてのルールに従ってもらいます」
冗談など一切含まれない声で即答された。
「また、三年間を無転換者と偽って過ごしていたとしたならば、それ相応のペナルティを受けてもらうことになりますね」
「ぺ、ペナルティ?」
「はい。嘘を付いていた悪い子にはお仕置きが必要ですからね」
詳しく聞かなくても破滅的(バッドエンド)な結末を予感させるものだった。
「それでは木枯荒野さん。早速ですみませんが、服を脱いでいただけるでしょうか?」
「はいいいいい!?」
突然、一番目の手順として、そんなことを要求してきた。
「どうしましたか? 無転換者の男であるのでしたら、人前で服を脱ぐことにそれほど抵抗は感じないはずですよ。私もその当時は男でもありましたし、その辺の感性は覚えがあるつもりです」
た、確かに。一端の男だったら上半身が裸でも恥ずかしくなんてないもんだ。
だけど……今の俺の身体だけは、言い逃れできないほど反転者(おんなのこ)に成り果てている。
――どうする、逃げるか?
でも、それだと女になったって事実を認めてしまうようなもんだ。
五転盟(こいつら)の黒い噂は尾ヒレがついているとこあるけど、逃れられない大魔王みたいなものであることに変わりは無い。
俺が女になっても男の意思でいることを伝えたところで聞く耳持たない。即座に施設という豚箱に送られて、身も心も反転堕ちさせられるに違いない!
くそっ……どうすれば……。
「――なにをしているんですか?」
不意に聞こえた声は、黒仮面のものではなかった。
黒仮面の背後。体育館側の通路から現れたのは、もう一人の無転換者である姫園伊織だった。
険しい表情をさせた伊織は、極めて不審な黒仮面を睨みつけている。
「おっと、貴方は……〝男〟の無転換者である姫園伊織さんですね。いやいや、希少な無転換者が同じ高校に二人も集まるなんて珍しい」
わざとらしく黒仮面はおどけてみせるが、伊織は不機嫌さを隠さず警戒する。
「これはなんの真似ですか? あなたたち五転盟は無転換者に手を出すことは〝転則十戒〟に基づいて禁止されているはずでしょ」
――――【転則十戒】
それは、無転換者として反転世界を過ごしてきた自分でも、初めて聞いた言葉だった。
「確かにその通りなのですが……〝彼〟に対して、実は女の反転者なのではないかという疑惑がありまして、その調査をしていたところなのですよ」
伊織は「そういうことね……」と舌打ち。すると黒仮面の横を素通りしてこちらへと近づいて来る。
「だとしたら生憎だったね。木枯くんはあた――僕と同じ無転換者で間違いないよ。これから僕たちは同じ更衣室で、な・か・よ・く、着替えをするんだから、くだらなくて不愉快な話題は打ち切りにしてくれるかな?」
そう言って、この男装をしている〝女の無転換者〟、姫園伊織は俺の腕に手を回してきた。黒仮面に対して、まるでそういう関係性であるかのようにアピールする。
「――なっ! あ、ああ、いいのです。そうですね……無転換者がどの性別とそういう関係にになったとしても、わ、私たちには干渉負荷ですので、はい」
黒仮面は明らかな動揺を見せて、いらぬ誤解をしているようだ。
「さあ、木枯くん。行こう行こう」
「お、おう」
そのまま、伊織に強引に引っ張り出されるように、俺たちは黒仮面から立ち去っていった。
◇◆◇
……そのまま、走り歩きで数分が経ったあとのこと。
「……なにやってんのよ」
「え?」
「さっきの五転盟の下っ端とやりとりしていたでしょ! あいつらは転則十戒っていう〝縛り〟があるから無転換者に対して反転者相手みたいな強引な手段は取れないんだから『無転換者に干渉するな』って突っぱねたら何も出来ないのよ!」
叱りつけるような口調で伊織は声を荒げた。
「そ、そうは言うけどな、俺はあんな黒仮面の連中と遭遇したのなんて初めてなんだからな。対処方法なんて分かるわけないだろ」
「……まあ、確かにそうよね。〝普通〟に無転換者やってれば、あんな奴らと縁なんてまずありえないでしょうからね」
納得しつつも不機嫌そうな伊織。つまり伊織は〝普通ではない〟無転換者として過ごしてきたってことか?
「そもそも〝五転盟〟だの〝転則十戒〟だのって何なんだ? 五転盟とかはそういうのがいるっていうのはツチノコレベルで名前は知っていたけど……」
無転換者だった頃は、この手の反転者界隈の知識はファンタジーに近い扱いだったので、深く知ろうとはしなかった。
でも、身体だけは反転者の女と成り果てている現在の俺は、この先ちゃんと知っておかなければヤバイ気がした。
そんな無知な俺に呆れているのか分からないけど、伊織は溜め息交じりに口を開いた。
「【転則十戒】っていうのは反転世界において、反転者が反転者として生きていくために五転盟が創り出した〝十の掟〟のことよ。一つでも破れば即座に施設行きになって〝お利口な反転者〟にさせられてしまう。反転者なら誰もが知っている反転者を限定とした法律よ」
「十……十もあるのか? それって、具体的にどんな」
「……一つ一つ口にするのも汚らわしいわ。詳しく知りたいなら、あんたの幼馴染だっていう反転者にでも聞くことね」
苦虫をかみつぶしたように口元を歪める伊織。どうやら、無転換者の伊織にこの質問は地雷だったのかもしれない。
「な、ならさ。あの黒仮面たち【五転盟】っていうのはどんな連中なんだ?」
伊織は気持ちを落ち着けるように一呼吸おいて、
「……一言で言うなら〝派閥〟よ」
「派閥?」
「そうよ。大転変で乱れた世の中を問答無用で鎮圧し、転則十戒なんてものを作り上げて反転者を統率していった、互いに異なった理を持っている反転者の派閥。この世界を〝壊す〟のでなく、〝創る〟という狂った選択を選んだ〝五つ〟ある馬鹿どもの集団よ」
「五つ……創る……?」
「でも、今の五転盟はかつてのような力は持っていない。五転盟の内部分裂による新たな闘争【TS大戦】をきっかけに、五転盟はバラバラとなってしまった。今の五転盟はすっかり弱体化していて、その〝一角〟しかまともに活動していないわ」
フンっと、ざまあみろという感じて鼻で笑う伊織。
「それで……その一角らしき、あの黒仮面たちは?」
「ああ、あいつらはね――――」
「転変の理は此処に在りし――【変身】」
……その名称を口にしたのは、俺でも伊織でもなかった。
果たしていつからそこにいたのだろうか?
先ほど廊下で分かれたはずの、黒ずくめの黒仮面が真っ黒な影とともに俺たちのすぐ傍に立っていた。
「そして残りの四つ、
異端と偽りを纏いし――【異装】
剱と神秘の園より迷いし――【転生】
器に畏怖と未知を秘めし――【擬態】
我を捨て汝と成りし――【交差】
そして我々【変身】の五つが協定を結んだのが【五転盟】。現状、反転世界の運命を左右できる反転者最大の五大派閥になります」
サーッと、背筋から血の気が引くのを感じた。
まさか……たったあれだけの違和感で怪しいと勘付いた奴がいるっていうのか? 反転者の情報網どうなっているんだよ!
「そんなに怯えなくてもいいんですよ。五転盟が反転者たちに対して権威を発揮していたのはほんの1年前そこらの話ですから。今の五転盟は当時の〝五分の一〟ほどの力しか持っていないのですから」
「そ、そうなのか?」
「はい。あくまで疑いが掛かっただけですから。最近イタズラとかよくあるんです。というか、そういう通報しかないくらい、みなさん〝大人しく〟なっているんでしょう」
鉄の中で反響している虫みたいにケラケラした笑い声。
こちらが極度に警戒しているのを察してか、どうあがいても不審者としてしか見られていないことを感じ取ったのか知らないが、黒仮面は慣れたようにフレンドリーな接触をしてくる。
だがそれで俺の胸中がどうにかなったわけでもないけど、少なくとも俺が反転者になっていると確信しているわけではないらしい。
「で、でも、もし……俺が反転者だったとしたら?」
俺は平静を装いながらも、精一杯の作り笑顔で応対する。
仮面の下の表情は窺えないけど、もしかしたら、噂ほど物騒な団体ではないのかも……
「当然、反転者としてのルールに従ってもらいます」
冗談など一切含まれない声で即答された。
「また、三年間を無転換者と偽って過ごしていたとしたならば、それ相応のペナルティを受けてもらうことになりますね」
「ぺ、ペナルティ?」
「はい。嘘を付いていた悪い子にはお仕置きが必要ですからね」
詳しく聞かなくても破滅的(バッドエンド)な結末を予感させるものだった。
「それでは木枯荒野さん。早速ですみませんが、服を脱いでいただけるでしょうか?」
「はいいいいい!?」
突然、一番目の手順として、そんなことを要求してきた。
「どうしましたか? 無転換者の男であるのでしたら、人前で服を脱ぐことにそれほど抵抗は感じないはずですよ。私もその当時は男でもありましたし、その辺の感性は覚えがあるつもりです」
た、確かに。一端の男だったら上半身が裸でも恥ずかしくなんてないもんだ。
だけど……今の俺の身体だけは、言い逃れできないほど反転者(おんなのこ)に成り果てている。
――どうする、逃げるか?
でも、それだと女になったって事実を認めてしまうようなもんだ。
五転盟(こいつら)の黒い噂は尾ヒレがついているとこあるけど、逃れられない大魔王みたいなものであることに変わりは無い。
俺が女になっても男の意思でいることを伝えたところで聞く耳持たない。即座に施設という豚箱に送られて、身も心も反転堕ちさせられるに違いない!
くそっ……どうすれば……。
「――なにをしているんですか?」
不意に聞こえた声は、黒仮面のものではなかった。
黒仮面の背後。体育館側の通路から現れたのは、もう一人の無転換者である姫園伊織だった。
険しい表情をさせた伊織は、極めて不審な黒仮面を睨みつけている。
「おっと、貴方は……〝男〟の無転換者である姫園伊織さんですね。いやいや、希少な無転換者が同じ高校に二人も集まるなんて珍しい」
わざとらしく黒仮面はおどけてみせるが、伊織は不機嫌さを隠さず警戒する。
「これはなんの真似ですか? あなたたち五転盟は無転換者に手を出すことは〝転則十戒〟に基づいて禁止されているはずでしょ」
――――【転則十戒】
それは、無転換者として反転世界を過ごしてきた自分でも、初めて聞いた言葉だった。
「確かにその通りなのですが……〝彼〟に対して、実は女の反転者なのではないかという疑惑がありまして、その調査をしていたところなのですよ」
伊織は「そういうことね……」と舌打ち。すると黒仮面の横を素通りしてこちらへと近づいて来る。
「だとしたら生憎だったね。木枯くんはあた――僕と同じ無転換者で間違いないよ。これから僕たちは同じ更衣室で、な・か・よ・く、着替えをするんだから、くだらなくて不愉快な話題は打ち切りにしてくれるかな?」
そう言って、この男装をしている〝女の無転換者〟、姫園伊織は俺の腕に手を回してきた。黒仮面に対して、まるでそういう関係性であるかのようにアピールする。
「――なっ! あ、ああ、いいのです。そうですね……無転換者がどの性別とそういう関係にになったとしても、わ、私たちには干渉負荷ですので、はい」
黒仮面は明らかな動揺を見せて、いらぬ誤解をしているようだ。
「さあ、木枯くん。行こう行こう」
「お、おう」
そのまま、伊織に強引に引っ張り出されるように、俺たちは黒仮面から立ち去っていった。
◇◆◇
……そのまま、走り歩きで数分が経ったあとのこと。
「……なにやってんのよ」
「え?」
「さっきの五転盟の下っ端とやりとりしていたでしょ! あいつらは転則十戒っていう〝縛り〟があるから無転換者に対して反転者相手みたいな強引な手段は取れないんだから『無転換者に干渉するな』って突っぱねたら何も出来ないのよ!」
叱りつけるような口調で伊織は声を荒げた。
「そ、そうは言うけどな、俺はあんな黒仮面の連中と遭遇したのなんて初めてなんだからな。対処方法なんて分かるわけないだろ」
「……まあ、確かにそうよね。〝普通〟に無転換者やってれば、あんな奴らと縁なんてまずありえないでしょうからね」
納得しつつも不機嫌そうな伊織。つまり伊織は〝普通ではない〟無転換者として過ごしてきたってことか?
「そもそも〝五転盟〟だの〝転則十戒〟だのって何なんだ? 五転盟とかはそういうのがいるっていうのはツチノコレベルで名前は知っていたけど……」
無転換者だった頃は、この手の反転者界隈の知識はファンタジーに近い扱いだったので、深く知ろうとはしなかった。
でも、身体だけは反転者の女と成り果てている現在の俺は、この先ちゃんと知っておかなければヤバイ気がした。
そんな無知な俺に呆れているのか分からないけど、伊織は溜め息交じりに口を開いた。
「【転則十戒】っていうのは反転世界において、反転者が反転者として生きていくために五転盟が創り出した〝十の掟〟のことよ。一つでも破れば即座に施設行きになって〝お利口な反転者〟にさせられてしまう。反転者なら誰もが知っている反転者を限定とした法律よ」
「十……十もあるのか? それって、具体的にどんな」
「……一つ一つ口にするのも汚らわしいわ。詳しく知りたいなら、あんたの幼馴染だっていう反転者にでも聞くことね」
苦虫をかみつぶしたように口元を歪める伊織。どうやら、無転換者の伊織にこの質問は地雷だったのかもしれない。
「な、ならさ。あの黒仮面たち【五転盟】っていうのはどんな連中なんだ?」
伊織は気持ちを落ち着けるように一呼吸おいて、
「……一言で言うなら〝派閥〟よ」
「派閥?」
「そうよ。大転変で乱れた世の中を問答無用で鎮圧し、転則十戒なんてものを作り上げて反転者を統率していった、互いに異なった理を持っている反転者の派閥。この世界を〝壊す〟のでなく、〝創る〟という狂った選択を選んだ〝五つ〟ある馬鹿どもの集団よ」
「五つ……創る……?」
「でも、今の五転盟はかつてのような力は持っていない。五転盟の内部分裂による新たな闘争【TS大戦】をきっかけに、五転盟はバラバラとなってしまった。今の五転盟はすっかり弱体化していて、その〝一角〟しかまともに活動していないわ」
フンっと、ざまあみろという感じて鼻で笑う伊織。
「それで……その一角らしき、あの黒仮面たちは?」
「ああ、あいつらはね――――」
「転変の理は此処に在りし――【変身】」
……その名称を口にしたのは、俺でも伊織でもなかった。
果たしていつからそこにいたのだろうか?
先ほど廊下で分かれたはずの、黒ずくめの黒仮面が真っ黒な影とともに俺たちのすぐ傍に立っていた。
「そして残りの四つ、
異端と偽りを纏いし――【異装】
剱と神秘の園より迷いし――【転生】
器に畏怖と未知を秘めし――【擬態】
我を捨て汝と成りし――【交差】
そして我々【変身】の五つが協定を結んだのが【五転盟】。現状、反転世界の運命を左右できる反転者最大の五大派閥になります」
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